ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 広報課 > 点字広報ふくしま第269号

点字広報ふくしま第269号

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月27日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

県政の窓

地産地消を進めよう!

県では、県政のさまざまな分野での地産地消の取り組みを推進するため「地産地消推進アクションプログラム」を策定しています。福島ブランドを回復させ、産業復興・風評払拭を目指して取り組んでいます。

今回は、県産食材の消費拡大を推進している皆さんの取り組みをご紹介します。

鮫川村学校給食センター(鮫川村) 所長 舟木 正博さん

【地域全体で支える学校給食】鮫川村の学校給食で使用する米や野菜などは、できるだけ地元の生産者が作ったものを優先して使用しています。鮫川村の農産物加工・直売所「手・まめ・館」と連携していて、地元の新鮮な野菜が届けられます。「手・まめ・館」には、かぼちゃのカットや里芋の皮むきなどの下処理をお願いしていて、とても助かっています。

【「食」と「農」を結びつける】学校給食で使用するには、まとまった量を安定的に確保することが必要ですので、地元の生産者に協力してもらっています。こうして地産地消を進めることで、村の基幹産業である農業の振興にもつながっています。小学校では生産者と会食する「食と農の交流会」を実施していて、生産者から安全な作物であることや収穫の喜びについて話を聞き、給食と農業がつながっていることを学んでいます。

ホテル華の湯(郡山市) 総料理長 齋藤 正大さん

【福島県を地産地消のモデルに】震災後、食材を集めるために生産者の家に直接行き、実際に食べてみたらものすごくおいしい野菜ばかりでした。これをホテルの食事に出したいと思い、平成23年の9月から地元の野菜を中心にした料理を始めました。季節にもよりますが、多いときには8割ぐらいの食材を地元の食材で賄っていて、オリジナルレシピの数は100を超えました。

【安全で新鮮な地元産を食べてもらいたい】料理教室では、地産地消の魅力として、地元で作った新鮮で旬の農作物を食べることができる、生産者の顔が見えて安全で安心な食材が手に入る、流通コストがかからないといったメリットを子どもたちに説明しています。地元の安全でおいしいものを食べて長生きする。震災があったからこそ、福島県が地産地消のモデルとなるべきなのではないでしょうか。

有限会社とまとランドいわき(いわき市) 代表取締役 鯨岡 千春さん

【実際に見て、食べて、感じてください】震災後、いわき市が主催するキャラバンに参加し、東京などで農産物の安全性をPRしてきました。やっぱり、安全・安心であることを分かってもらうには、生産現場を実際に見て、その場で食べてもらうことが一番ですね。県内外の多くの方々に見学に来ていただいていますが、少しでも風評の払拭や消費拡大につながればと思っています。

【地域と共に】いわき市内の小学生が見に来てくれて、トマトは夏が旬だけどハウス栽培をしているから一年中食べられるよ、と説明しています。大人になって買い物に来てくれるとうれしいですね。2月に新しい施設、ワンダーファームをオープンさせました。生産、加工、直売、飲食が体験でき、加工品のブランド化や農業体験学習の受け入れなど地域の皆さんや企業と連携して地産地消をより強化していきたいですね。

 株式会社山際食彩工房(会津若松市) 代表取締役 山際 博美さん

【食文化をつなぐ】他の旅館やホテルとの差別化を図るために、いわゆる旅館料理から脱却したい、他のホテルでは出せない料理を出したい、という気持ちがありました。そこで、地元の食材を活用した料理を作って出せないかと考えました。まずは、役場に行き、地元ならではの食材や郷土料理を聞いて回る中でたくさんの生産者の方々と出会い、つながりができたのが今の活動に生きています。

【食で地域を盛り上げる】「会津食の陣」などのイベントや六次化で地域を活性化させていきたいです。また、レシピ集の作成や料理セミナーを開催して、地元食材を活用する技を多くの人に知ってもらうことで、古くから伝わる食文化をしっかり受け継いで次の世代に伝えていくことが大事です。誰が調理してもいい味が出せるようにしたいですね。

 

▲このページのトップへ

わかる県政

ふくしまの「食育」について学ぼう!

近年、子どもの肥満、朝食欠食などの健康に関する課題があり、「食育」への関心が高まっています。皆さんも食育について学んでみましょう。

食育って何?

食育とは、「食」について学びながら「健康な心と身体」「豊かな心」「強く生きる力」を習得し、健全な食生活を実践できる人を育てることです。

県食育応援企業団

行政・企業・地域が一体となって食育を推進しています。

県では、食育を通して“元気な福島”を実現するため、県食育応援企業団や関係団体とともに、県内の各地域でイベントや食育教室などを展開して食育の大切さを伝えています。食育応援企業団には、現在35社の企業が登録されています。

具体的な活動として、栄養士による栄養・食生活指導、子ども向けの食育教室、協力企業の店舗などで減塩や野菜摂取を促す「減塩&野菜を食べようキャンペーン」などが行われています。

ふくしま健民カード

健康長寿には「運動」「食事」「社会参加」が大切です。県では、県民の皆様の健康づくりを応援するため、「ふくしま【健】民パスポート事業」をスタートしました。対象市町村の健康づくりメニューに参加することでカードを入手することができます。

情報ボックス

チャレンジふくしま ごみダイエット!

資源を大切にし、ごみを減らすことにチャレンジしてみませんか。抽選で100名の方にQUOカードとごみの重さを量るためのはかり(希望者のみ)をプレゼントします。

対象   県内にお住まいの一般家庭(1人でも応募可)

応募方法 8~9月に出すごみの重さをホームページに掲載された取組報告書に記入の上、下記までご応募ください。

応募期限 10月31日(月曜日) ※当日消印有効

応募先  〒960-8670 福島市杉妻町2-16 県庁一般廃棄物課内「ごみダイエット」担当

問い合わせ先 県庁一般廃棄物課 電話 024(521)7172

 県住宅復興資金(二重ローン)利子補給事業

震災により半壊以上の被害を受けた住宅にローンが500万円以上残っている方が、県内で住宅を購入・建設または修繕のために新たに500万円以上借り入れた(借り増しした)場合、既存の住宅ローン5年分の利子相当額(最大140万円)を一括補助します。

■申込先  
新たな資金を借り入れる金融機関などを通じてお申し込みください。まずは住宅ローンを取り扱う金融機関などにご相談ください。

■申込期限 平成29年2月末まで

◆問い合わせ先 県庁建築指導課 電話 024(521)5764

原子力損害の賠償等に関する問い合わせ窓口

県では、原子力損害賠償の円滑な請求・支払いを支援するため、電話による問い合わせ窓口を開設しています。弁護士による電話法律相談、県内各地で実施する巡回法律相談の予約も受け付けています。賠償請求手続の不明な点やお困りの点など、気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先 電話 024(521)8216 または 024(523)1501

午前8時30分~午後5時15分 (土日祝休日を除く)

※毎週水曜(午後1時~午後5時)は、上記の番号で弁護士による電話法律相談を受け付けています。

高齢者総合相談センター

高齢者やその家族の日常生活における悩み事相談、専門家による法律についての専門相談(要事前予約)を行っています。県内を巡回して相談を受け付けています。相談は無料です。秘密は厳守しますので、気軽にご相談ください。

■相談時間

○一般相談 平日(祝休日を除く) 午前9時~午後5時

○専門相談 事前予約制

相談ダイヤル 高齢者総合相談センター(024(524)2225

問い合わせ先 県庁高齢福祉課 (024(521)7197

▲このページのトップへ

点字図書館だより

1 福島県点字図書館のつどいについて

「第51回福島県点字図書館のつどい」を開催します。参加を希望する人は9月21日(水曜日)まで当館へお申し込みください。

※当日、当館は臨時休館日となります。

開催日 10月16日(日曜日)

会場  コラッセふくしま (福島市三河南町)

内容1(4階 多目的ホール)

午前10時~10時20分 式典

午前10時30分~正午   澤村祐司 箏の調べ 
(全国邦楽コンクールで優秀賞を受賞するなど、数々の賞を受賞。ラジオやステージなど幅広く活躍している生田流筝曲家 澤村祐司 氏の美しい演奏をお楽しみください。)

正午~午後2時    交流・体験の時間

午後2時~2時15分  抽選会、閉会 

内容2(4階 会議室) 

 午前10時~午後3時 福祉用具の展示・体験 

・日本点字図書館…日常生活用具

・小原眼鏡…拡大読書器、デイジー再生機、偏光眼鏡など

・KOSUGE…白杖MyCane2・歩行スタイルに合わせた

グリップなど

・錦城護謨…屋内用視覚障がい者歩行用誘導マット

  ・アイネット…よみあげ拡大読書器「よみあげ名人」

・エクシオテック…音声誘導装置など

・欧文印刷…点字カレンダー、触図など

※その他、出展業者を交渉中です。

2 点字雑誌の紹介

当館では、下記の点字雑誌を定期購入し、貸し出しをしています。ご希望の方はご連絡ください。

点字雑誌は1冊を回覧方式で貸し出していますので、読み終えたら速やかに返却をお願いします。

・情報誌  「点字ジャーナル」「ライト&ライフ」「点字毎日」「点字の友」「点字日本」「やまびこ」

・鍼灸情報誌「鍼灸の世界 豊櫻」「経絡治療」

・旅行情報誌「旅」

・児童対象誌「テルミ」「月刊Newsがわかる」  

3 プレクストークの貸し出しについて

点字図書館では、デイジー図書再生機「プレクストーク」を無料で貸し出しています。貸し出し期間は、障害等級により異なりますので当館へお問い合わせください。使い方が分からない方には、ご自宅へ図書館の職員を派遣します。気軽にお申込みください。

 ◆県点字図書館 024(531)4950

▲このページのトップへ

みんなの広場

ヨガを始めて 高野 次男(福島市)

 

最初に、少し自分のことを書かせてもらいたいと思います。

「見えるものが、何かが少し足りない」と感じ始めたのは、40歳少し前でした。自分では加齢によるものと思い、近視のレンズで補正していましたが、実は「網膜色素変性症」で、視野が少しずつ欠損していたのです。症状が進み、だんだん車での軽微な事故も増え、仕事を辞めざるを得なくなった次第です。

「平成26年10月に開催した点字図書館のつどいで、ヨガが好評だったので定期的にやることにしましたがいかがですか?」私の携帯に連絡が入りました。もちろん、即OKの返事をしました。月に1回から2回、早いもので1年半も続いています。元来、体が硬いが体を動かすのが好きで、毎日ラジオ体操で動いているのですが、ヨガとなると勝手が違います。呼吸一つにしてもたくさん種類があります。ヨガの時間は「自分」を見つめ「心」を知る時間です。講師の中山先生は、「ヨガは体の内面から鍛えるもの」だと話されました。奥が深く、ついていくのが大変ですが、それでも、多くの仲間や奉仕員さん、ヘルパーさん達の手を借りながら続けていければと思っています。中山先生、今後もよろしくお願いします。

協力会だより

1 平成28年度定時総会開催

4月22日、福島市の「グランパ-クホテルエクセル福島恵比寿」で定時総会を開催し、平成27年度事業報告・決算および平成28年度事業計画と予算が審議され、いずれの議案も原案のとおり承認または可決されました。

また、岩下哲雄理事および会長(代表理事)の辞任に伴い、同日開催された理事会において、会長(代表理事)に古川雅之理事が選定され、定時総会において岩下哲雄理事の後任理事に福島県社会福祉協議会常勤副会長の鈴木千賀子氏が選任されました。

・会 長(代表理事) 古川 雅之  (新任)

・理 事       鈴木 千賀子 (新任)

2 平成27年度顕彰受賞者に感謝状を贈呈

長年にわたり点訳の奉仕活動にご尽力された方に、会長から感謝状と記念品が贈られました。
受賞された方は、次のとおりです。(敬称略:五十音順)

点 訳  薗田 供子 (福島市)

      中路 恵子 (郡山市)

      松本  薫 (福島市)

3 あなたの名刺にも点字印刷いかがですか?

本会では、名刺に点字の印刷を行っています。詳しくは、事務局までお問い合わせください。

◆県視覚障がい者協力会 024(533)4085(ファクス兼用)

▲このページのトップへ

生活支援センターだより

1 後期高齢者医療被保険者の皆さんへ

~8月1日から被保険者証が新しくなります~

新しい被保険者証(ピンク色)は7月中にお送りしています。

8月1日以降に医療機関で受診をする際には、必ず新しい被保険者証(ピンク色)を窓口にお出しください。

今までお持ちの被保険者証(オレンジ色)については、なるべくお早めに、お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課まで返却するようお願いします。

◆問い合わせ先 お住まいの市町村の後期高齢者医療担当課

           または福島県後期高齢者医療広域連合 (024-528-9025(代表)

 

2 地デジ放送が聞けるラジオについて

地上デジタル放送のテレビ音声を聴取できるラジオです。機種によっては、電源を切っていても、緊急地震放送を受信すれば自動的に電源が入りNHK-FMの速報を放送します。大きなボタン、点字表記、音声ガイド付きの機種もあります。福島市や伊達市でも今年度から日常生活用具給付対象になりました。福島市の基準額は29,000円ですが、市町村によって基準額が異なります。居住の市町村にご確認ください。

 

3 調理教室を生活支援センターで開催します

開催日 9月28日(水曜日)

※ 受付は9月1日(木曜日)からです。詳しくはお問い合わせください。

 ◆県視覚障がい者生活支援センター 024(535)5275

▲このページのトップへ

福祉協会だより

1 第69回全国盲人福祉大会(青森大会)に参加

5月20日から22日まで、青森県青森市のリンクステ-ションホール青森において、第69回全国盲人福祉大会青森大会が開催され、本会からは阿曽会長をはじめ37名が参加しました。

大会には全国から約1,500名が参加し、20日は日盲連評議員会、あはきとスポーツの全国代表者会議、21日は全国盲人代表者会議と分科会(生活・バリアフリー・職業)が開催されました。22日には多数のご来賓を迎えて、第69回全国盲人福祉大会が開催され、大会宣言と12項目にわたる大会決議が満場一致で採択されました。

全国盲人福祉大会の検討内容は、本県の視覚障がい者の福祉向上にも役立てていきたいと考えています。

 

2 「厚生労働大臣免許保有証」の発行について

「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の免許保有者に対する「厚生労働大臣免許保有証」の発行に関する事務手続が、7月1日(金曜日)から8月31日(水曜日)まで行われます。

事務手続きがやや煩雑なため、「免許保有証」の発行を希望される視覚障がい者の方は、早めに本福祉協会にお問い合わせください。

 ◆県視覚障がい者福祉協会 024(535)5275

▲このページのトップへ