平成27年度 「水との共生」出前講座開催状況
平成27年度 「水との共生」出前講座開催状況
平成27年度に実施した「水との共生」出前講座の開催状況を紹介します。
◆地形から見る日本文明
講師:NPO法人日本水フォーラム 竹村公太郎 氏
平成28年3月26日(土曜日)南相馬市ニューさいとうにおいて出前講座を開催しました。
これは「国際ロータリー第2530地区相双分区」が主催したもので、約60名が参加し、講演会が行われました。
講演会では、NPO法人日本水フォーラムの竹村公太郎事務局長から、水と森林と地形によって文明が発達したお話しや、治水、水のエネルギーなどについて大変興味深いお話しがありました。
参加者からは「日本が水に恵まれた国であることがわかった」、「水と歴史の関係が面白かった」、「水のエネルギーの重要性がわかった」等の感想が寄せられました。
◆水環境に関する講演会 在来種があぶない!-山でも!川でも!-
講師:農業総合センター浜地域研究所 三田村敏正 氏
平成27年10月3日(土曜日)伊達市梁川小学校の講堂において出前講座を開催しました。
これは「広瀬川の自然環境を考える会」が主催したもので、約70名が参加し、講演会が行われました。
講演会では、農業総合センター浜地域研究所の三田村主任研究員から、外来種(もともとその地域にいなかったのに、他の地域から入り込んできた生物)について、お話しがありました。
参加者からは「身近なところに外来種が多く存在していることに驚いた」「地域に密着した話で、勉強になった」等の感想が寄せられました。
◆ステップアップ講座 「水生生物による水質調査 ~水生生物の同定~」
講師:福島大学共生システム理工学類 塘忠顕 教授
平成27年9月5日(土曜日)西郷村役場、堀川において、出前講座を開催しました。
これは、水生生物による水質調査方法を学ぶために、「西郷くらしの会」が主催したもので、約20名が参加しました。
講座は堀川ダムの上流で水生生物の採取を行い、西郷村役場の会議室に戻って、顕微鏡を用いながら種類を調べました。
顕微鏡で拡大した水生生物の映像をスクリーンで見ながらの解説に、参加された皆さんは引き込まれる様に聞き入っていました。
参加者からは「種類を見分けるポイントを教えてもらい勉強になった」「せせらぎを聞きながら川に入っての活動をもっとしたい」「環境問題に興味がさらにわいた」等の感想が寄せられました。
◆夏井川の水生生物について
講師:夏井川流域の会 橋本孝一氏 江尻勝紀氏
平成27年8月26日(水曜日)小野町立夏井第一小学校において、出前講座を開催しました。
これは夏井第一小学校の環境学習として開催されたもので、5、6学年の生徒たちが参加しました。
講座では「夏井川流域の会」のみなさんが採取した水生生物を観察しながら、その生態等について解説がありました。
生徒たちは、学校の目の前にある夏井川にたくさんの生物がいることに驚いた様子でした。
教科書や図鑑だけでなく、実物を見ての学習は良い機会となったようです。
◆川の水生生物
講師:アクアマリンいなわしろカワセミ水族館 倉石信 氏
平成27年8月2日(日曜日)喜多方市田付川において、出前講座を開催しました。
これは「上岩崎環境保全委員会」が主催したもので、約30名が参加し、水生生物を採取しながら川に親しみました。
講座では アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の倉石先生と一緒に水生生物を採取し、その生態等について解説がありました。
参加者からは「いろいろな魚を知ることが出来た」「川に入って水生生物を捕る機会がなかったので貴重な経験になった」「昔みられた生物が今も確認できて良かった」等の感想が寄せられました。
◆川に入って生き物を調べよう
講師:福島大学共生システム理工学類 塘忠顕 教授
平成27年5月10日(日曜日)いわき市小川公民館において、出前講座を開催しました。
これは「夏井川流域住民による川づくり連絡会」が主催したもので、約30名が参加し、水生生物の調査方法や子供たちへの指導方法などについて学びました。
講座では、福島大学共生システム理工学類の塘先生から、子供たちと川に入って調査をする際の注意事項などについて講義があった後、実際に川に入って水生生物の採取を行いました。
また、採取した水生生物の見分け方などについても解説がありました。
参加者からは「子供たちに楽しみをもっともっと味あわせたい」「川のある環境を大切にしたい」「指導者としての観点での講義は貴重だった」等の感想が寄せられました。
◆水との共生(水と生物)
講師:会津生物同好会 五十嵐義 氏
平成27年5月3日(日曜日)会津坂下町の勝方集会所及び宮田川において、出前講座を開催しました。
これは、「勝方地域農地・水・環境を守る会」が、自然環境保護の意識づくりを図るために開催したもので、約50名が参加しました。
講座では、会津生物会同好会の五十嵐先生から環境の変化や水質と水生生物との関係についてお話しがあった後、実際に川に入って水生生物の採取と分類を行いました。
天気にも恵まれ、子供たちは楽しそうに川に入っていました。
参加者からは、「これからも川を守っていきたい。」、「限りある資源を大切にしたい」等の感想が寄せられました。
平成27年度「水との共生」出前講座の結果報告(地下水を活用した復興支援)
◆水生生物調査と水質調査
講師:NPOいわき環境研究室 江尻勝紀 氏
平成27年8月9日(日曜日)いわき市赤沼構造改善センターにおいて出前講座を開催しました。
これは「赤沼環境保全会」が主催したもので、約30名が参加し、水質調査を行いました。
講座では、NPOいわき環境研究室の江尻先生、橋本先生、平川先生らの指導で水質調査や、水生生物の調査が行われました。
参加者からは「地域の水生生物を知ることが出来て勉強になった」「水をきれいにしなくてはいけない」「子供と一緒に水生生物を採取できて楽しかった」等の感想が寄せられました。
◆川と日本人のアイデンティティー
講師:NPO法人日本水フォーラム 竹村公太郎 氏
平成27年6月27日(土曜日)伊達市梁川公民館において、出前講座を開催しました。
これは水環境活動団体交流会の一環として開催されたもので、約60名が参加しました。
講座では日本水フォーラムの竹村先生より、治水について、浮世絵などの資料を用いた大変興味深いお話しがありました。
参加者からは「歴史と地形の観点からの考察がおもしろかった」「日本の近代化を河川の視線で見るきっかけになった」「もっとお話を聞きたかった」等の感想が寄せられました。