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平成21年度版福島県男女共同参画高校生副読本から「みんなで築こう 男女共同参画社会」のページです

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新

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福島県男女共同参画高校生副読本 Be yourself 自分らしく生きるために

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みんなで築こう 男女共同参画社会

男女共同参画社会とは

 これまでの女性と男性の関係は、必ずしも対等とは言えず、社会的に女性の地位は低い状況に置かれてきました。一方、男性も仕事に追われ、家族や地域との関わりが希薄になるなど人間らしい生活ができにくい状況が生じています。また、女だから男だからという理由だけで、自分がしたいことができなかったり、選択が狭められたりして個人が持てる力を十分に発揮できないこともあり、結果として社会の豊かさや活力を失わせることにもつながります。 
 そこで、「女はこうあるべき」「男はこうあるべき」などのように性別による固定観念にとらわれず、男女が社会の対等な構成員として自分らしく生きることができ、あらゆる分野で共に考え、共に行動し、共に責任を担う社会、「男女共同参画社会」の実現が必要とされているのです。 男女がお互いに対等なパートナーとして尊敬し共に生きる社会、男女が共に自らの可能性を伸ばし、共に力を発揮して喜びも責任も分かち合う社会(男女共同参画社会)を皆さんと一緒に築いていきましょう。

世界や日本の取組み

 1975年(国連)国際婦人年世界会議(「男女共同参画と人権にかかわる用語集」参照) 1979年(国連)女子差別撤廃条約(「男女共同参画と人権にかかわる法律等」参照) 1985年(日本)男女雇用機会均等法制定(「なぜ違うの? 男女の賃金」参照)、女子差別撤廃条約批准 1994年(日本)高等学校での家庭科の男女必修実施 1999年(日本)男女共同参画社会基本法制定(「男女共同参画と人権にかかわる法律等」参照)

福島県の取組み

 福島県では、男女共同参画社会の実現を21世紀の最重点課題として位置づけ、その実現に向け積極的に取り組んでいます。 2001年1月「福島県男女共生センター」(女と男の未来館)開館 2001年2月「ふくしま男女共同参画プラン」を策定 2002年3月「福島県男女平等を実現し男女が個人として尊重される社会を形成するための男女共同参画の推進に関する条例」を制定(「条例の体系」参照) 2006年3月「ふくしま男女共同参画プラン」を改訂(「計画の体系・市町村の取組み」参照)

未来館に行ってみよう!

 福島県男女共生センター「女と男の未来館」は、講座やイベントなどを開催し、県民の皆さんが主体的に男女共同参画社会の実現について取組む拠点施設です。 高校生の皆さんを対象とした講座やイベントも行っております。また、男女共同参画について学べる図書室や宿泊室、レストランはどなたでもご利用になれます。

女と男の未来館写真

〒964-0904福島県二本松市郭内一丁目196-1
電話:0243-23-8301(代)FAX:0243-23-8312
URL:http://www.f-miraikan.or.jp
E-mail:mirai@f-miraikan.or.jp

市町村の取組み

 県内の市町村でも男女共同参画に関する条例の制定や計画の策定が進んでいます。 皆さんが住んでいる市町村はどうかな。(「計画の体系・市町村の取組み」参照)

梁川高校の取組み「一人ひとりの個性と希望に応えるカリキュラム」

梁川高等学校写真

福島県立梁川高等学校では、多様な選択科目を設置し、生徒一人ひとりの進路、適正、興味・関心に応じて選択できる教育課程を編成しています。加えて、地元企業や福祉施設等での体験学習やボランティア活動を積極的に行い、 地域の方々とのふれあいを通じて、多くのことを学んでいます。  また、ホームルームや総合的な学習の時間、各教科(主に家庭科、公民科)などの時間には男女共同参画社会の実現について考え、生徒一人ひとりが自分らしく生きること、男女が共に協力し合い、 家庭生活や社会生活を送っていくことの大切さについて考えを深める機会を設けています。  さらには、「生と性について」考える機会を学年ごとに設け、地域の方も参加できる講演会を開催し、地域の方と共に、男女共同参画への理解を深める取り組みを進めています。

 体験学習の一例

 保育士や介護福祉士を目指す生徒が、明確な進路目標の下に、実践的な学習を進めるために、梁川町を中心とした保育所や幼稚園、老人福祉施設等での体験実習を実施しています。 保育所や老人福祉施設は、従来女性が中心の職場というイメージがありますが、保育士や介護福祉士を目指す男子生徒も多く、女子生徒と共に、積極的に学んでいます。

Term 男女混合名簿

 学校では、これまでは一般に「男女別名簿」が用いられていた。男女別名簿では、常に男子が先、女子が後になっている。しかし、このような名簿は「男は先・主・優」「女は後・従・劣」という意識を生み出す原因のひとつになるのではないかといわれるようになった。このため、最近では、五十音順や生年月日順などで、男女混合の名簿を導入する学校が増えている。

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安齋果樹園写真

 私たちは今、福島市飯坂町で果樹・水稲の経営を夫と私、長男で行っています。経営主は夫ですが、女性でも経営に参画したいと思い、夫と取り決めをし家族経営協定を結びました。初めて専従者として口座にお給料が振り込まれるようになり、また、老後を考えて、農業者年金加入者になりました。昔のお嫁さんの労働報酬はおこづかいでしたが、毎月お給料をもらうことで計画的な人生が送れると思います。 そんな我が家のモットーは「個を大切にし、農業を通じて社会に奉仕する」こと。協定を結ぶことで、個々の役割分担や労働時間をきちんと管理できるようになりましたし、何より夫婦間、家族間でよく話し合うようになりました。また個人の時間をお互い、尊重しあえるようにもなりましたね。 農家という言葉の通り、昔は、「家」のために個人があるという時代でした。でも今は、個人の時代。男女に関わらず一人ひとりが自分を磨いていくことが大切なんです。「真理」「真摯」の気持ちを失わず、これからも自分磨きをしながら楽しく生きていきたいと思っています。

家族経営協定の取組み

 家族経営協定とは、経営主と農業を一緒にしている家族が、お互いの意思を尊重しあい、共同経営者として、共通の目標(今後の農業経営の方向や生活運営等)を明確にし、その同じ目標に向かって家族間で取り決めしていくことです。 県内の農家では、農業における女性の労働の正当な評価だけでなく、経営の効率化や後継者育成のため、家族経営協定を締結する農家が増えています。

「真理・真摯」の気持ちで 自分を磨いていきます。

安齋さと子・安齋忠作さん さと子さん 1949年生 忠作さん 1948年生 福島市在住。 1996年2人で家族経営協定を締結。現在、飯坂町で果樹と水稲を組み合わせた専業農家として3人で桃、さくらんぼ、リンゴ等を栽培している。


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