浜通り14(いわき市):思い出はいつの日もサンシャイン(ハマナカアイヅ)
平成28年4月1日。
新年度、おめでとうございます!
初来日の日から、ちょうど13年が経ちました。
10代から20代へ、そしていつの間にか30代になりました。
気が付けば、日本での生活も11年目になりました。
マンネリ気味の生活から脱出するには、気持ちを新たにすることです。
つまり、何かに挑戦すればいいと思います。
自分の場合は、去年の夏頃からランニングを始めました。
当初はダイエットのつもりだったが、いつの間にか趣味になりました。
まあ、体が健康的になりましたけどね。
一番の思い出のレースは、やはりフルマラソンに初挑戦した「いわきサンシャインマラソン」でしたね。
当日は、最後尾のブロックからのスタートでした。
文字通りの「出遅れ」で、最終的にタイムが目標時間の「サブ4」(4時間を切ること)を達成することができませんでした。
それでも、悔いはありません。
レース中、至るところで応援に駆けつけてきた市民たちと触れ合いました。
例えば、一生懸命ソーラン節を踊っている子供たち。
例えば、大声で応援してくれる高校生たち。
例えば、沿路で旗を降り続ける漁師たち。
例えば、お手製のメッセージボードを掲げる女の子。
いわき市の復興を応援するために開催した大会ですが、逆にいわき市のみなさんから勇気を付けられました。
無論、雨の中で走り続けるランナーたちは素晴らしかったです。
一方、沿路で応援する市民の方々も負けていません。
13キロ地点…30キロ地点…
これまでハーフマラソンしか走ったことのない自分が、気が付けば、距離的「未体験ゾーン」に突入しました。
だんだん息が上がってきて、走りながら写真を撮る余裕もなくなりました。
リタイアすることも含めて、いろんな雑念が頭に浮かびました。
そんなネガティブな自分を救ったのは、無数の「頑張れ!」の声でした。
「応援で力が湧いた。」
「声援で乗り切った。」
――よくインタビューで聞いた感想ですが、所詮他人事で、よくわかりませんでした。でも今なら、この気持がわかります!
再びペースを取り戻して、完走することだけに専念して、走り出しました。
一歩一歩、ゴールが近付いてきました。
そして、念願のゴーーーーーーール!
――あの瞬間、脳内が真っ白になりました。
その後すぐ、数え切れない感情が止めどなく湧き上がりました。
見知らぬランナーとハイタッチしたり、フラガールからレイをもらったりしました。
何より、沿路で励ましてくれたみなさんに応えることができました。
「最高」!この二文字に尽きます。
あれから、2ヶ月が経とうとしています。
もちろん、自分の挑戦はこれで終わるわけではありません。
大好きなランニングは続けています。
雨の日も、雪の日も、体調の許す限り走ります。
これからも、走る喜びをじっくり吟味したいと思います。
フルマラソンの挑戦で自分が気づきました。
・努力すれば、きっと報われること。
・人は繋がりの中で支えられて生きていること。
・出会いに、感謝すること。
さあ、今日からも、張り切って頑張りましょう!
(投稿者:徐)