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中通り41(福島市):未来(あした)への道(ハマナカアイヅ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年8月3日更新

タイトル

未来(あした)への道

 みなさん、「未来(あした)への道」はご存知ですか?

 「未来への道」とは、青森県~岩手県~宮城県~福島県~茨城県~千葉県~東京都の全長約1,280kmをランニングと自転車により、リレー形式でつなぐリレーのことです。
参加者記念グッズ

 2013年にスタートした大会は、今回で4回目の開催を迎えました。

 2013年といえば、ちょうど自分が交流員として福島に赴任した年数と同じですね。

 これは単なる偶然かもしれないが、やはり運命的な巡りあいだと信じたいと思います。

 

 今年も、ランナーたちが福島市にやってきました。

 8月2日の早朝、福島県庁前に、日本全国から駆けつけてきたランナーたちが続々と集めました。

 ここで、大会10日目のスタート式を行うわけです。
続々と集まるランナーたち

 スタート式は、一般ランナーのほかに、ゲストランナーで、バルセロナ五輪女子競泳金メダリストの岩崎恭子さんと、ロンドン五輪フェンシング銀メダリストの三宅諒さん、元駐日ギニア大使館員でタレントのオスマン・サンコンさんらが参加しました。
ゲストランナー01 ゲストランナー02

 スタート直前に、参加者全員による記念撮影が行われました。
集合写真01 集合写真02

 写真ではわかりづらいと思うが、なんと今回、私もランナーを務めました!
私がランナーに!

 これまで、会場でランナーたちの雄姿を眺めることしかできませんでした。

 こうして、自分がその一員に加える日が来るとは、実に感慨深いものです。

 

 私が担当する区間は、「福島河川国道事務所福島国道維持出張所(福島市)~松陵中学校」までの9.2キロでした。
同区間を走る5人のランナーたち 区間紹介

 最長にして最大勾配のある区間でしたが、走りごたえも十分です。

 こまめに給水を取っているとはいえ、炎天下のもとの走行はかなり厳しかったのです。

 カメラに向けて笑顔でピースをするだけで精いっぱいでした。
余裕無き笑顔

 正直、途中でリタイアしようとも考えていました。

 その時、

 「自分が福島に対する思いは、こんな中途半端なものでいいですか!」

 と、自分の情けなさに怒りが爆発し、力と変えて最後まで支えてくれました。

 

 やがて、目的地の福島市松陵中学校に到着しました。

 そこで迎えてくれたのは、夏休み中わざわざ応援で駆けつけてくれた生徒たちです。
迎えてくれた松陵中学校の生徒たち

 そして、五人のランナーが手をつないで、ゴール!
せーの!ゴール!

 やりました!完走できて、本当に良かったです!
万感の想いを

 リレーに参加して初めて気付いたことがあります。

 タイムを競うレースと違って、タスキを次のランナーを渡すべく、独善的走りは不要です。その代わりに、常に自分や一緒に走るランナーたちの体調に気を配る必要があります。

 そして、リレーを通じてつないだものはタスキですが、そのタスキに宿るのはランナーたちの気合であり、東北の復興を願う人々の思いでもあります。

 次のランナー、そしてさらに次のランナーへ――
次のランナーたち

 同じ思い、そして同じ誇りを共有した一員になれて、本当に良かったです。

 福島県、そして東北の復興は、長い道のりのリレーとも言えます。

 今日も数百万人、いや数千万人が一生懸命復興に取り込んでいます。

 ゴールはまだまだ遠いかもしれないが、一日一日、確実に近づいてきています。

(投稿者:徐)

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