栄養士のつぶやき2
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年2月1日更新
栄養士のつぶやき2
担当 : 管理栄養士 小野 知恵
「和食」が2013年12月、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
この「和食」とは、料理そのものだけでなく、行事食や地域にあった食材、調理法、多彩な器など日本人の伝統的な食文化を指しています。料理の基本形としては、
「主食+汁物+おかず+漬物」 |
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の組み合わせで、味付けは食材の持ち味を活かす「だし」と、みそやしょうゆなどの「発酵調味料」です。
だしの代表は、「昆布だし」「かつおだし」などですが、うま味の素は昆布の「グルタミン酸」とかつお節の「イノシン酸」です。かつお節の1番だしは澄んだうま味が特徴で、汁物やうどん、そばなどのつゆ、2番だしはうま味が濃く、鍋物や煮物に適しています。
また、「かつお昆布だし」にすると、うま味は7~8倍になると言われています。冷凍保存すると1週間はおいしく食べられますし、おいしいだしは減塩効果も期待できます。
毎日の献立においしいだしを活用して、「和食の文化」を次の世代に継承していきたいものです。