熱中症について
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年8月26日更新
熱中症について (院長 浅野 宏)
春から夏の季節、気温が急に上がったときに運動や仕事をしていて意識障害を起こし、救急搬送されたというニュースが流れることがあります。
一般に、人が高温の環境に置かれたときに発症する病的状態を総称して「熱中症」といい、重症例は死亡することがあります。
熱中症の発症は、予想気温により予測が可能で、暑さを避け、水分を摂ることで予防が可能です。室温が高ければ屋内でも発症しますので、窓を開けて風通しを良くすることや、エアコンを使用して室温を適切な温度に調整することが必要です。
また、水分の補給も重要で、30分ごとに定期的に摂る強制飲水と、のどが乾いたら飲む自由飲水の両方を行ってください。例えば、屋外で農作業を行う際に、100ccの水やお茶に0.1g~0.2gの食塩を入れたもの、または市販のスポーツドリンクを飲むと良いでしょう。ただし、糖尿病の方は、市販の飲料水に含まれる糖類の摂り過ぎに十分注意してください。