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診療日記(内科 佐藤 悠)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月28日更新

診療日記

~閉塞性動脈硬化症~ 

宮下病院 内科医 佐藤 悠

 歩いていると足が痛む。そう感じることはありませんか?その症状、血管の病気かもしれません。今回は「閉塞性動脈硬化症」という病気のお話です。動脈硬化は全身の血管で進みます。脳の動脈硬化は脳卒中、心臓の動脈硬化は心筋梗塞や狭心症の原因となります。足の動脈硬化が進むと、足先へ血流が不足します。血流が悪いと、足に冷たい感じ、しびれ、歩行時の痛みなどが出現します。これが「閉塞性動脈硬化症」です。

 閉塞性動脈硬化症は適切に治療しないと、5年以内に30%が心血管疾患で亡くなるとも言われています。閉塞性動脈硬化症の診断は、痛みもなく数分で終わります。当院でも年に数人の患者さんが、新たに閉塞性動脈硬化症と診断されています。

 閉塞性動脈硬化症の治療は、生活習慣を改める、薬物治療、カテーテル治療、手術などを組み合わせて行います。また、脳や心臓の血管の検査・治療が必要となる場合もあります。足が痛いのは年のせい、そう決めつける前にお気軽にご相談ください。

  お医者さんのイラスト(全身)

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