診療日記(内科 牧 匠)
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月25日更新
~ピロリ菌について~ 内科 牧 匠 |
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「ピロリ菌」をご存知ですか?名前は聞いたことがある、という人は多いかもしれません。ピロリ菌は胃の中に住みつく細菌です。ピロリ菌がいると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんになりやすくなります。そのほかにも、悪性リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、慢性じんましんなどの病気の原因となります。ピロリ菌の原因は、はっきりとは分かっていませんが、井戸水からの感染や、食べ物の口移しでの感染などが考えられています。 ピロリ菌がいるかどうかは、呼気テスト(息をバックに吹き込む検査)、採血、尿・便検査、胃カメラなどで検査できます。ピロリ菌がいると分かれば、飲み薬で治療できます。3種類の飲み薬を1週間飲み続けます。ピロリ菌を除菌できたかどうかは、1、2カ月後に再び検査を行い判定します。除菌の成功率は90%を超えています。 ピロリ菌がいるのかどうか気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。 |