栄養ひと口メモ
栄養ひと口メモ
健康寿命を延ばそう!!
H29.1.31 Vol.5
◆ 健康寿命とは?
病気や認知症、衰弱などで要介護状態となった期間を、平均寿命から差し引いた寿命のことで、日常生活を自立して元気に過ごせる期間のことを言います。わが国では、平均寿命と健康寿命の差が男性では9.1年、女性では12.7年あります。
そこで、健康寿命を左右する3つの「年齢」
1.血管年齢 2.骨年齢 3.腸年齢
を若く保つために、食生活を見直して健康寿命を延ばしましょう。
◆ 健康寿命を延ばす食生活5つのポイント
1.塩分を控える
食塩は血管の老化を早める元凶です。日本人の食事摂取基準2015年版では食塩摂取量の目標を1日男性8.0g未満、女性7.0g未満としています。
2.動物性脂肪のとりすぎに注意
丈夫な血管を保つためには良質のたんぱく質が必要ですが、肉等に含まれる動物性脂肪を減らして食べる工夫をしましょう。
3.野菜たっぷり、果物どっさり
野菜と果物は、ビタミンC、E、ポリフェノールなどの抗酸化物質やカリウムの宝庫。血管を痛めつける活性酸素を消去し、血圧を下げてくれます。
4.牛乳・乳製品を積極的にとる
牛乳・乳製品は、良質のたんぱく質とカルシウムの重要な摂取原。血管と骨を若く保つのに欠かせません。ヨーグルトは(発酵乳)には、腸年齢の若返り効果も期待できます。
5.大豆製品、魚、海藻きちんととる
大豆は良質のたんぱく質、カルシウム、イソフラボンの摂取原。魚はETPやタウリンが豊富です。海藻が含む水溶性食物繊維は余分なコレステロールの吸収を妨げるほか、腸内でビフィズス菌の増殖を助け、腸の若さを保ちます。
<栄養ひと口メモバックナンバーはこちら>
24.4.18 Vol.1 「適正体重の維持に努めよう!」
24.7.2 Vol.2 「野菜をもっと食べて、健康生活へ」
27.8.13 Vol.3 「ビタミンB群で夏の疲れを解消しよう!!!」
28.3.3 Vol.4 「豆の健康パワー」