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たむら地域の農業概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月6日更新

 当地域は、中通りの中東部に位置し、田村市、三春町、小野町からなります。
 
阿武隈山地に属する中山間地域で、耕地は標高250~600m程度の間に存在します。
 総面積65,617haのうち耕地面積は8,630haで、水田4,475ha(51.9%)、普通畑4,152ha(43.1%)となっており、県平均に比べ畑の占める割合が大きいのが特徴です。高冷地も含まれ気温は平坦部よりやや低いものの、冬期間の日照条件には恵まれており、積雪も少ない地域です。
 交通面では、管内の東西に磐越自動車道や国道288号線、JR磐越東線が、また南北に国道349号線が通り交通の便は比較的良好です。県内の主要都市である郡山市、いわき市へも1時間前後の距離にあります。
 田村地域は、畑作物栽培の長い歴史があり、その技術力は高く、中山間地の特性を生かして、近年、夏秋野菜や畜産の振興が図られ、高齢化の中にあっても、県内でも優れた産地として進展しています。主な農産物としては、水稲、野菜、葉たばこ、畜産、園芸品目の
中では
、ピーマン、トマト、なす、さやいんげんなどがあります。

管内図

(1)農家数

 総農家数は6,751戸で、県全体の約7%を占め、うち販売農家は5,001戸(74.1%)となっています。
 そのうち、専業農家は751戸(15.0%)、兼業農家のうち、第1種兼業農家は531戸(10.6%)、第2種兼業農家は3,719戸(74.4%)となっています。(平成22年農林業センサス)

 農家数

 

(2)経営耕地面積等

 経営耕地総面積(自給的農家、土地持ち非農家を除く)は、5,859haで、水田3,350ha、普通畑2,449ha(うち牧草専用地541ha)、樹園地59haとなっており、畑の占める割合が大きくなっています。 耕作放棄地面積は、2,166haで、平成17年より増加しています。
 また、乳用牛1,506頭、肉用牛10,257頭が飼養されています。(平成25年農業センサス)

 耕地面積

 

(3)農業生産の動き

 平成17年農林業センサスでは、農業産出額は144.5億円で、主な作物等の内訳は、米31.9億円(22.1%)、畜産59.5億円(41.2%)、工芸作物25.4 億円(17.6%)、野菜23.6 億円(16.3%)等となっています。 さらに、中山間の立地を生かしたりんどうの産地化やブルーベリをはじめとした果樹栽培の動きも見られます。
 

 生産額


<連絡先>県中農林事務所 田村農業普及所
       〒963-7704 福島県田村郡三春町大字熊耳字下荒井176-5
                  電話:0247-62-3113
               Fax :0247-62-6069
               E-mail:tamura.af02@pref.fukushima.lg.jp