第3章 福島県のくらし
1 外国との交流
福島県には多くの外国の人が住んでいます。
県内の大学で勉強したり、中学校や小学校で英語(えいご)を教えたりするためなど、いろいろな目的(もくてき)で福島県に来ています。
2020年(令和2年)の県内に住む外国人の数は、1万(まん)4,067人となっています。
2 住みよいくらしをささえる
(1)くらしをささえる水
水は、毎日いろいろなところで使われています。
県内の給水量(きゅうすいりょう)は人口の減少(げんしょう)や水を大切にする意識(いしき)が高まり減(へ)ってきています。
(2)ごみと住みよいくらし
わたしたちの出すごみの量(りょう)(排出量(はいしゅつりょう))はとても多く、2020年度(令和2年度)では、県全体で約(やく) 71万(まん)トンとなっています。
また、これを県民(けんみん)1人1日当たりのごみの排出量(はいしゅつりょう)になおすと、2020年度(令和2年度)では1,033グラムとなっています。
また、ごみを処理(しょり)するために、毎年、たくさんのお金が使われています。
集めたり、燃(も)やしたり、埋(う)め立てたりするのに、2020年度(令和2年度)では県民(けんみん)1人当たり年間約(やく) 1万(まん)4,000円の費用(ひよう)がかかっています。
3 安全なくらしを守る
(1)交通事故(じこ)からくらしを守る
県内では、2021年(令和3年)に2,997件(けん)の交通事故(じこ)が発生し、49人の命が失(うしな)われました。
交通事故(じこ)は、交差点(こうさてん)やその付近(ふきん)でよく起こっています。交通事故(じこ)の多くは、わき見をしながらの運転やスピードの出しすぎのために起こっています。
学校での交通安全教室や自動車教習所などで学んだ交通ルールをみんなで守ることが大切です。
(2)火災(かさい)からくらしを守る
2021年(令和3年)には、599件(けん)の火災(かさい)が発生し、その損害額(そんがいがく)は、合わせて約13億円(おくえん)にものぼっています。
また火災(かさい)により、40人が死亡(しぼう)しています。
火災(かさい)の原因(げんいん)は、放火・放火の疑(うたが)い、たき火、たばこが上位(じょうい)を占(し)めています。
火災(かさい)が起きた時に十分な消火活動ができるよう福島市にある消防学校では、県内の消防署(しょうぼうしょ)や消防団(しょうぼうだん)の人がさまざまな訓練(くんれん)を行っています。