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01:エマ・ウィルソン(イギリス)

 福島のJETと話す時、自分が福島県に配置されるを知った時に感じた恐怖について話を聞くことは、珍しいことではありません。これは、2011年に原子力災害で荒廃した土地をカバーした外国のメディア報道に原因があることは、疑いありません。メディアが、扇情的であることは、分かっていましたが、3年過ぎているにも関わらず、自分が被害の痕跡を探さなかったとは言えません。でも、少しずつですが、来日後、(嬉しいことに)自分の認識が間違っていることに気が付きました。それで、JETツアーに参加しようと思ったのです。微力であっても、福島県に対しての間違った認識を吹き払う一助になりたいと思います。
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 秋の紅葉のおかげで、ツアーにとって美しい時期になり、私達は、ラッキーでした。会津の美しい紅葉は、有名ですので、二倍ラッキーでした。最初の視察では、米の放射能レベルを猪苗代で検査している状況を見ました。米袋にあるQRコードから、米の情報を知ることができるので、素晴らしいと思いました。この検査によって、消費者に安心を届け、福島の米の安全を保証しています。検査員が、誠心誠意、製品の安全を保証しているだけではなく、人々に安心も与えていることに感動しました。

 週末を通して他の視察地についても、同じように感じました。会津地方は、災害や事故の影響は、ほとんど受けなかったものの、訪問者の激減のため、産業に悪影響がありました。人々は、単純に福島という名前を恐れているのです。原発が双葉原子力発電所(立地場所)と呼ばれていれば福島県は、プレスの悪いニュースの多くを避けることができたと言われています。原発が、福島と名付けられていたために、北アイルランドと同じ大きさの県全体が事故の同義語になってしまったのです。

 これは、非常に残念なことです。福島には、美しいものが沢山あります。円蔵寺で、秋の木漏れ日を見た午後に、特にそう感じました。それは、穏やかで美しいものでした。私は、訪問客が震災以前のレベルに戻ることを願っています。ここは、事故現場から140kmも離れているのです。福島県は、永遠に福島第一と関わっていかなければなりませんが、人々が違いを知ることが大切だと思います。福島は、多くの物を提供していますので、他の人たちに福島に来るように説得して、その素晴らしさを見つけてもらうことができると思います。
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