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2017年02月JETスタディツアー参加者レポート21

2017年02月ツアー参加者21

名前:  ノア・オスカー(アメリカ)

  この3年間福島県に住んでみて、県内の地域社会と交流したり、福島で新しい経験をすることができて、いつもわくわくしていました。3年間で、私はたくさんの様々な地元特有のものを見たり、福島県でしかできないあらゆることを体験しました。例えば須賀川の松明あかしや白河、会津の城めぐり、冬の磐梯町の雪道そぞろ歩き、いわきの高山に咲き誇る壮大な山桜を見ること、郡山市や福島市のエネルギッシュな夜の街、神々しい神社やかつての国境でもあった白河の関所、新地町の温泉から覗く山々の景色、会津へと通じる道で見られる黄金や赤褐色に色づく紅葉、そしてこれが最も報われたことですが、南相馬市で放射性物質の影響により、立ち入り禁止になっていた地域での復興に向けてのボランティア活動に何度も足を運んだことなどです。このスタディツアーはたった数週間前に実施されましたが、この美しい福島県で、何か新しくも素晴らしい体験ができるのなら、参加の機会をまたいただけたら嬉しく思います。

  冬の福島は雪の場所ですが、会津は福島に横たわる冬の心の場所のようです。徳川家に忠誠を誓った白虎隊たちがかつては歩き回ったという古い神社や歴史的な史跡を歩くことができて、また、雪が舞い落ちるのを目にしながら会津の伝統的な食事をとることができて、とても元気づけられるような爽快な体験ができました。美味しいあわ饅頭の手作り体験をし、福島の過去と現在に触れたこと(環境創造センターで現在おかれている第一原発の状況について学んだりしたこと)は、福島のど真ん中でスキーやボードを楽しんだ2日目の始まる前に、福島に関して関連のあるいい準備ができたような気がします。猪苗代湖のスキー山の頂上から見下ろしてはるばると広がる雪景色を見ると、こんな誇り高くも美しい福島県に住むことができて、なんて自分は幸運なのだろうと言う気持ちになりました。これが、私のすぐには忘れられない福島での素晴らしい経験の一つです。
福島の冬 

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