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2015年06月留学生スタディツアー参加者レポート01

大学名: 福島大学名前: 張 天一 (チョウ テンイチ)

 今回のスタディ・ツアーに参加したことは、自分にとって福島のことをもっとよく知りたいと思ったからです。また、福島県は東日本大震災と原子力災害を克服し、復興への道が進んでいました。しかしながら、風評被害は国内外で根強く残っていることを痛感している。そのために、福島県に暮らしている私はこのスタディ・ツアーを通して、福島県の魅力をたくさん感じ取り、自らのネットワークを活かし、海外への正しい情報を発信したいと思います。

 一日目は福島県農業総合センター、蔵屋敷あづまさ、小田付蔵通り、大和川酒造と会津電力株式会社の取り組みなどを見学しました。ほんとに様々な知識や文化などを勉強しました。特に興味深いのは、会津電力株式会社の取り組み説明会に参加したことです。会津電力株式会社は原子力に依存しない安全で持続可能な社会作りと会津地域のエネルギー自立を目指しています。折笠さんのお話の中では、「次世代に負担をかけないようにするために、福島県内の電力エネルギー需要を再生可能エネルギーのみでまかなうことを可能にする体制を作り上げることを理念とする」という言葉が強く記憶に残っています。当日の最後に、民宿先に泊まって、地元の農家と一緒にこの季節の旬なものを活かした料理を作りました。夜に一人ひとり、全員が福島に対して一言、感想を述べていました。

 二日目は農業体験、赤べこ絵付け体験、鶴ケ城、IIEを見学しました。震災で福島県の農家がどのような歩みをしているのか、実際に福島県の農業現場を訪ねていなければ、実感できないと思います。今回の農業体験を通して、農家と交流しながら、福島県の農業現場を学習しました。続きまして、会津を代表する民芸品である赤べこの絵付けが体験できまして、とても楽しかったと思います。そして、会津木綿を中心に会津の伝統素材を使って商品を制作・販売しているIIEの本社に行きました。自分はこの会社がとても大好きです。会社の規模はそんなに大きくないけど、「次世代につなぐ」ものづくりというものです。先人が築いた伝統文化と現代的なセンスを合わせて、そして仮設暮らしの女性の避難生活という背景で作りあげる商品です。とてもかっこいいし、新しい価値を生むものだと思います。

 最後、企画メンバーとスタッフの方々の心遣いに感謝いたします。とても素晴らしいスタディ・ツアーでした。

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