これは主として音声で閲覧する方のために作成しました。
そのため、使用文字の一部が変更されていますので、ご了承ください。

表紙
ふくしま公共施設とうユニバーサルデザイン指針
思いやりをかたちに
福島県
平成17年3月28日(平成19年4月1日改訂)

巻頭言
 思いやりをかたちに
 しょうし高齢化や国際化が急速に進み、社会経済が成熟の時代に向かいつつある今、いのちそのものを起点とし、誰もが本当の意味で尊重され、人と自然とが共生できる環境づくりが、様々な分野で求められています。
 このような中、本県では、いのち、人権、人格の尊重を県づくりの基本理念に掲げ、思いやりを具現化していくため、年齢や性別、身体的能力、言語等の違いを超え、すべての人を視野に入れたユニバーサルデザインを、ハード、ソフトの両面から、各種施策において計画的、体系的に展開しています。
 本指針は、ふくしまユニバーサルデザイン推進指針に基づき、公共施設等のユニバーサルデザインを進めるため、施設の利用者や設置者、設計、施工者の方々が、ユニバーサルデザインをともに考え、ともに実践するための手引きとして策定しました。
 本指針では、ともにつくる、ともに生きる、こころふれあう、さりげない、そして追い続けるデザインの5つのデザインを基本理念として掲げ、施設づくりの基本方針やプロセス、利用者参加と施設評価の仕組みを提案しています。
 特に、施設のユニバーサルデザインの達成度を高めるためには、施設をつくる人、利用する人、管理する人のこころすなわち、助け合い、気配り、マナーなど、一人ひとりの理解と相互協力が不可欠となります。
 県といたしましては、本指針を活用していく中で、利用者の方々の積極的な参画と評価、提案をいただき、合意形成を図りながら、多くの実践や情報を共有し蓄積するとともに、時代のニーズを的確に捉えながらデザインのあり方を見直すなど、思いやりをかたちに変えていく、ユニバーサルデザインへの終わりなき取組みを続けていきたいと考えています。
 また、本指針が公共施設等をデザインする際の基本事項の確認や発想を喚起させる糸口となり、さらには、民間施設等のデザインにも活用されることを期待しています。
 最後に、本指針の策定に当たり、長きにわたり検討いただきましたうつくしま公共施設ユニバーサルデザイン会議の委員の皆様をはじめ、貴重な御意見をお寄せいただきました多くの方々に、心より感謝申し上げます。
 平成17年3月28日
福島県知事 佐藤えい佐久 

目次1ページ
はじめに 1ページ
 1  指針策定の趣旨  1ページ
 2  指針の特徴等  1ページ
  その1 基本的性格
  その2 特徴
  その3 指針の利用方法
 3  指針の構成・内容  3ページ
 4  県の取組み  4ページ
 5  これからの都市・まちづくり  4ページ
 6  ふくしま型ユニバーサルデザインとは  5ページ
  その1 ユニバーサルデザイン推進の視点
  その2 キーワードと5つの実現手法
  その3 ユニバーサルデザインの特徴

目次2ページ
第1章  公共施設等のユニバーサルデザイン  10ページ
 1  基本理念  11ページ
  その1 ともにつくるデザイン
  その2 ともに生きるデザイン
  その3 こころふれあうデザイン
  その4 さりげないデザイン
  その5 追い続けるデザイン
 2  基本方針  13ページ
       基本方針1   すべての人が快適に利用できる施設
       基本方針2   すべての人が簡単に利用できる施設
       基本方針3   すべての人が安全に利用できる施設
       基本方針4   さりげなく美しい施設
       基本方針5   どのような状況にも柔軟に対応できる施設
 3  施設づくりのプロセス  15ページ
   ステップ1   基本構想(計画)
   ステップ2   設計者の選定(コンペ プロポーザル)
   ステップ3   設計
   ステップ4   施工
   ステップ5   施設の評価
   ステップ6   管理・改修
   ステップ7   データの蓄積
 4  利用者の参加と施設の評価  19ページ
  その1 利用者の参加の考え方
  その2 参加の手法
  その3 参加手法の検討
  その4 施設の評価

目次3ページ
第2章 ユニバーサルデザインによる施設計画  22ページ
  1  移動空間  24ページ
  共通事項  25ページ 
  テーマ1 道路  28ページ  テーマ2 排水施設  32ページ  
  テーマ3 植樹たい  33ページ  テーマ4 防護柵  34ページ
  テーマ5 屋外照明  35ページ  テーマ6 駐車場・駐輪場  36ページ
  テーマ7 アプローチ・敷地内(公園内)通路  39ページ
  テーマ8 玄関・出入口  41ページ  テーマ9 廊下  43ページ
  テーマ10 階段  45ページ  
  テーマ11 エレベーター エスカレーター  47ページ
  テーマ12 スロープ  51ページ  テーマ13 手すり  53ページ
  2  利用空間  55ページ
  共通事項  56ページ 
  テーマ1 トイレ・洗面所  57ページ
  テーマ2 みんなのトイレ  59ページ 
  テーマ3 更衣室・シャワー室  61ページ
  テーマ4 浴室  62ページ  テーマ5 宿泊施設の客室等  63ページ
  テーマ6 観覧席・客席  65ページ
  テーマ7 受付カウンター・水飲み場・公衆電話  66ページ
  テーマ8 授乳室等  68ページ 
  テーマ9 券売機・自動販売機・家具  69ページ
  テーマ10 操作ボタン スイッチ等  71ページ
  テーマ11 プール  72ページ
  テーマ12 公園  73ページ
  テーマ13 屋外休憩施設  75ページ
  テーマ14 バス停留所  76ページ
  3  案内  誘導  77ページ
  共通事項  78ページ
  テーマ1 視覚情報サイン  80ページ
  テーマ2 触覚情報サイン  83ページ
  テーマ3 聴覚・嗅覚情報サイン  86ページ
  テーマ4 非常時の情報設備  88ページ
付 指針策定の経緯  90ページ
  うつくしま公共施設ユニバーサルデザイン会議委員名簿  91ページ

目次4ページ
資料編  92ページ

第1章 UDデータ  94ページ
  1  移動空間
  テーマ1 道路  95ページ  テーマ2 排水施設  96ページ  
  テーマ3 植樹たい  97ページ  テーマ4 防護柵  98ページ
  テーマ5 屋外照明  98ページ  テーマ6 駐車場・駐輪場  99ページ
  テーマ7 アプローチ・敷地内(公園内)通路  100ページ
  テーマ8 玄関・出入口  101ページ  テーマ9 廊下  102ページ
  テーマ10 階段  103ページ  
  テーマ11 エレベーター エスカレーター  104ページ
  テーマ12 スロープ  106ページ  テーマ13 手すり  107ページ
  2  利用空間
  テーマ1 トイレ・洗面所  108ページ  
  テーマ2 みんなのトイレ  109ページ
  テーマ3 更衣室・シャワー室  110ページ  テーマ4 浴室  111ページ
  テーマ5 宿泊施設の客室等  112ページ
  テーマ6 観覧席・客席  113ページ
  テーマ7 受付カウンター・水飲み場・公衆電話  114ページ
  テーマ8 授乳室等はデータを掲載していません。
  テーマ9 券売機・自動販売機・家具  115ページ
  テーマ10 操作ボタン スイッチ等  116ページ
  テーマ11 プールはデータを掲載していません。
  テーマ12 公園  117ページ  
  テーマ13 屋外休憩施設  119ページ
  テーマ14 バス停留所  120ページ
  3  案内  誘導
  テーマ1 視覚情報サイン  121ページ  
  テーマ2 触覚情報サイン  123ページ
  テーマ3 聴覚・嗅覚情報サインはデータを掲載していません。
  テーマ4 非常時の情報設備  126ページ
  
  なお、データを掲載していないテーマについては、今後データを収集し、掲載、充実していきます。

目次5ページ
第2章 ユニバーサルデザイン事例集  127ページ
 1  移動空間  128ページ
 2  利用空間  141ページ
 3  案内  誘導  154ページ
第3章 参考資料  160ページ
 1  利用者の特徴と計画上の検討事項  161ページ
 2  意見把握の手法  163ページ
 3  ユニバーサルデザインチェックリスト  166ページ
第4章 用語解説  221ページ
参考・引用文献一覧  228ページ