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令和元年度第5回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月6日更新

開催結果

令和元年度第5回廃炉安全確保県民会議

  令和元年11月26日(火)、令和元年度第5回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

   第5回県民会議 第5回県民会議

概要

 東京電力から廃炉に向けた取組の進捗状況等について説明を受け、質疑を行いました。主な発言等は以下のとおりです。

(使用済燃料プールからの燃料取り出し作業)
 東京電力から各号機の取組の進捗状況について説明がありました。
 構成員からは1号機使用済燃料プールの水の管理はどのようにして行っているのかという質問があり、東京電力からは常に満水を維持しながら、循環注水による冷却を行っているとの説明がありました。

(燃料デブリの取り出しに向けた作業)
 東京電力から1号機及び2号機の格納容器の内部調査の進捗状況について説明がありました。

(汚染水対策)
 多核種除去設備等処理水の保管についての今後の見通しなどについて説明がありました。
 構成員からは汚染水発生量について目標である150m3/日を達成とあるがこれ以上減らすことはできないのかという質問があり、東京電力からは、建屋屋根の雨水流入対策や原子炉建屋周辺のフェーシングなどを進め、引き続き汚染水の発生量を低減する取組を行っていくという説明がありました。

(その他の取組)
 その他の取組として、1/2号機排気筒の解体や1号機燃料デブリ冷却状況の確認結果、台風対策などについて説明がありました。

(労働環境の改善)
 労働基準監督署からの指導や放射線管理に関わる不適合事例などの説明がありました。

(多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱に関する検討状況について)
 資源エネルギー庁から、報告事項として多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱いに関する小委員会におけるこれまでの検討状況について説明がありました。
 構成員からは、トリチウムを取り除けるような技術はないのかという質問があり、資源エネルギー庁から福島第一原発のALPS処理水は濃度が薄いため、すぐに実用可能な分離技術がないのが現状であるという説明がありました。

(技術戦略プラン2019について)
 原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)から、報告事項として今年9月に発表された技術戦略プラン2019について説明がありました。
 構成員からは、技術戦略プラン2019の要点は何かという質問があり、NDFからは燃料デブリ取り出しを最初に行うのは2号機とすべきとしたこと、「廃炉と福島の復興は車の両輪」という考え方を明示したことの2点であるという説明がありました。

 議長まとめ

  • 動画を用いた分かりやすい説明を引き続きお願いしたい。
  • 労働安全に関して、安全管理・プロジェクト管理の体制について整理されたら報告をして欲しい。
  • 多核種除去設備等処理水の取扱いについては、風評被害の観点からの説明が非常に大事であることから、科学的な知見含めて、議論、広報をして欲しい。
  • 「復興と廃炉は車の両輪」というものが具体化するよう知恵を絞って欲しい。

動画

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