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点字広報ふくしま第294号

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年9月28日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

<県政の窓> ~おいしくて健康~ ふくしまの発酵食品

 福島県には、全国新酒鑑評会金賞受賞数7年連続日本一のふくしまの酒をはじめ、国内の品評会で何度も最高賞に輝く「味噌・醤油」など、品質の高い発酵食品が数多くあります。今回は、発酵食品の造り手の皆さんに、その特長や魅力などを教えてもらいました。

1 インタビュー (味噌について)

 会津天宝醸造株式会社(会津若松市) 代表取締役社長 満田 盛護(みつた せいご)さん

■ 具だくさんの味噌汁で健康づくり

◎ 地域ブランド「会津みそ」
 会津産の原料にこだわった「会津みそ」や味噌漬けの油揚げなどを製造・販売しています。味噌の色や味は、造られる地域の気候風土に影響され異なります。「会津みそ」は、夏暑く冬寒い会津盆地の気候で造られ、熟成が進んだ赤味がかった色と風味豊かな味わいが特長です。
 地元の味噌蔵では会津味噌協同組合を結成。平成20年に特許庁の地域団体商標に「会津みそ」を登録し、地域を代表するブランドとして販売することで、地域振興を図っています。

◎ 栄養いっぱいの味噌のおいしい食べ方
 味噌には、必須アミノ酸、ビタミン類、炭水化物などさまざまな栄養成分が含まれています。味噌と健康に関する研究も多く、たくさんの成果が発表されています。
 味噌のおすすめの食べ方は、具だくさんの味噌汁です。野菜やきのこなどの具材からだしが出ておいしく、食物繊維をたっぷり摂ることで腸内環境も整えてくれます。朝に飲むと塩分やミネラルを補給できるので、熱中症対策にも効果的です。健康のために、ぜひ具だくさんの味噌汁を毎日食べてみてください。

2 インタビュー (醤油について)

 合資会社山形屋商店(相馬市) 代表社員 渡辺 和夫(わたなべ かずお)さん

■ 高品質な醤油で風評払拭を

◎ 醤油は料理のおいしさを引き出す
 
醤油は地域の食文化に合ったものが造られています。例えば、浜通りでは魚食文化があり、漬けや刺身など食材の良さやおいしさを引き出すのにぴったりの醤油となっています。
 また醤油は、飽きが来ない、心地の良い香りがします。「料理は醤油の香りで食べる」ともいわれ、香りの良い醤油を使うと、素材の味わいが増して料理がとてもおいしくなります。これが醤油の魅力であり、当社の醤油も芳醇で食欲をそそる香りを特長としています。

◎ チーム福島で「 日本一」を目指す
 東日本大震災当時、当社は風評被害でどん底でした。そんな中、県醤油醸造協同組合が始めた勉強会に参加しました。同じ境遇の参加者が、互いに励まし合い、技術交流や情報交換を通して一層の品質向上を目指しました。その結果、昨年度の全国醤油品評会では、当社も含めた県産醤油6点が入賞。都道府県別入賞数で福島県が日本一となり、令和初代の栄冠を手にしました。今後もチーム福島の一員として研さんを重ね、「醸造王国ふくしま」の品質の高さを全国に証明し、風評払拭へとつなげていきたいです。

3 インタビュー (冷やしあま酒について)

 株式会社宝来屋本店(郡山市) 代表取締役 柳沼 広呂人(やぎぬま ひろひと)さん

■ あま酒は体に優しい健康ドリンク
 技術的に難しいとされた「冷やしあま酒」を全国で初めて商品化しました。原料に砂糖は使わず、米糀(こめこうじ)から出る自然の甘み(ブトウ糖)だけで甘くなります。必須アミノ酸やビタミンなどが含まれ健康や美容に良く、脳の疲労回復にも優れ、「飲む点滴」とまでいわれています。また、私たちの体にとても優しく、真夏に食欲が無いときや、胃腸が少し疲れているときにおすすめです。すぐにエネルギーになってくれて、腹持ちもいいのでぜひお試しください。

4 インタビュー (ヨーグルトについて)

 金子牧場(下郷町) 代表 金子 政彦(かねこ まさひこ)さん

■ 道の駅オープンを転機に始めたヨーグルトづくり
 長らく酪農を営んできましたが、平成21年の「道の駅しもごう」のオープンを転機に加工と販売にも取り組み、ジャージー牛を新たに飼育しプレーンヨーグルトの製造を始めました。商品の特長は、酸味が少なく、砂糖を入れなくても食べやすく濃厚で固めの仕上がりです。ヨーグルトづくりの命である乳酸菌は腸内環境を良くしてくれます。ぜひ毎日の習慣として食べてみてください。好きな果物を混ぜてもおいしいですよ。

5 福島県観光物産館

~ふくしまの発酵食品を豊富に取り扱っています~

 福島県観光物産館では、今回ご紹介した造り手の商品はもちろん、県内各地の発酵食品を幅広く取り扱っています。
 種類が豊富なので、ぜひいろいろ買ってみて、それぞれの地域ごとの味や香りの違いなどを比べてみてはいかがでしょうか。

◆問い合わせ先
 福島県観光物産館  電話番号 024(525)4031

 福島市三河南町1-20 コラッセふくしま1階

 年中無休  営業時間 午前9時30分~午後7時

<わかる県政> あなたがとるべき避難行動を考えよう

 台風が多い時期には、大雨や暴風による災害のリスクが高まります。自らの命、大切な人の命を守るために、避難に関する理解を深め、いつ起こるか分からない災害に備えましょう。


■ 「マイ避難」のススメ:自分で決めたタイミングで早めの避難
 
日頃から、避難する場所やタイミングを考えましょう。早め早めの避難が重要です!
 ○各市町村が作成しているハザードマップで自宅周辺の災害の危険性をあらかじめ確認しておく
 ○大雨時には、気象庁や市町村が発表する警戒レベルに注意する。

警戒レベル

住民がとるべき行動

避難情報等

命を守る最善の行動

災害発生情報

危険な場所から全員避難

避難勧告

(避難指示[緊急])

危険な場所から高齢者等は避難

避難準備・高齢者等避難開始

ハザードマップ等で避難方法を確認

大雨注意報

洪水注意報

最新情報に注意

早期注意情報

 避難に時間のかかる高齢者等の方は警戒レベル3で、その他の方は警戒レベル4「避難勧告」で避難してください。警戒レベル5はすでに災害が発生している状況です。自宅の少しでも安全な部屋へ移動するなど命を守る最善の行動を取りましょう。

 (※令和3年7月27日追記 避難情報の名称等が令和3年5月から変更されています。変更後の名称等については、令和3年7月発行の点字広報ふくしま第299号をご覧ください。)


■ 親戚・知人宅への避難
 安全な場所に親戚・知人宅がある場合は、緊急時の避難先として考えてみましょう。避難所が密集状態になることを避ける「分散避難」は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策にもなります。避難を受け入れてもらうことについて、日頃から話し合っておくことも大切です。

 ◆ 問い合わせ先 県庁災害対策課 電話番号 024(521)7194

 

<わかる県政> 知っていますか?「福島エコ道」

 大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの増加により進行する地球温暖化。一人一人の努力で地球温暖化をくい止めましょう。

■ 温暖化が進むと福島県はどうなるの?
 南極などの氷が溶けることで海面が上昇し、小さい島が沈んでしまったり、集中豪雨や干ばつといった異常気象が増加したりするおそれがあります。温暖化をくい止める努力をしなかった場合、2090年頃には福島県の平均気温は5.3℃上昇し、次のような影響があると予測されています。
 ○ 降水量増加による洪水・土砂災害の増加
 ○ リンゴを栽培できる地域の減少
 ○ 熱中症の被害増加  など


■ CO2の削減に取り組んでみよう!
 温室効果ガス総排出量の約2割は「家庭」が占めています。家庭でできる「福島エコ道」にチャレンジして、CO2の削減に取り組んでみましょう!

 <福島エコ道の実践例>
 
○ 早寝・早起き・家族団らん(同じ部屋で照明を共有)を心掛け、使わない部屋の照明はこまめに消す。
 ○ テレビを見ないときは主電源を切る。
 ○ 冷蔵庫を開けている時間を短くし、物を詰め込み過ぎない。
 ○ 水道やシャワーはこまめに止める。
 ○ 室温は、夏は28℃、冬は20℃を目安にし、冷暖房は必要な時だけつける。 

 ◆ 問い合わせ先 県庁環境共生課 電話番号 024(521)7813

 

情報ボックス

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止について

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐためには、今後も長い期間の対策が必要です。私たち一人一人がこれまでの日常生活の行動を変え、「新しい生活様式」を実践しましょう。
 ○ 人との距離を取る(飛沫感染を防止するため、出来るだけ2メートル(最低1メートル)の距離を取る)
 ○ 外出時や会話をするときは、熱中症に注意しながら症状がなくてもマスクを着用する
 ○ 手洗いを徹底する
 ○ こまめに部屋の換気をする
 ○ 体温測定と健康チェックをする。発熱または風邪の症状がある場合は無理せずに自宅で療養する

 ◆一般相談(コールセンター) 電話番号 0120(567)177
 
 県の対策や予防法などは一般相談(コールセンター)にご相談ください。
  月曜日~金曜日 午前8時30分~午後9時
  土日祝日  午前8時30分~午後5時15分

 ■感染したかも?と思ったら
 
次の症状がある場合は、帰国者・接触者相談センターへご相談ください。ご相談の結果、感染疑いがある場合には専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介します。
 1 息苦しさや強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかがある。
 2 風邪症状が続いている(4日以上続く場合は必ず相談)。
 3 高齢者や基礎疾患等がある方、妊娠中の方で発熱やせきなど比較的軽い風邪症状がある。

 ◆帰国者・接触者相談センター 電話番号 0120(567)747
  
受付時間 24時間(毎日)

三世代同居・近居住宅を取得する方へ

 子育て支援策の一環として、県内に18歳未満の方を含む三世代以上の方が同居または近居する住宅を令和7年3月31日までに取得した場合、その住宅に係る不動産取得税を2分の1に軽減します(軽減額上限30万円)。
 軽減に必要な申請手続きや要件など、詳しくは下記までお問い合わせください。

 ◆問い合わせ先 最寄りの県地方振興局県税部または県庁税務課 電話番号 024(521)7068

「おうち時間」で健康づくり~高齢者の皆さまへ~

 外出を控える生活が続き、動かないでいることで体力や気力が低下し、健康への影響が心配されます。元気で過ごすために、次のことに取り組みましょう。ご家族や身近なご高齢の方へもお勧めください。

 ○ 今できる運動を続ける
  ・人混みを避けて散歩、体操、家事や庭仕事などをする

 ○ 食事と口腔ケア
  ・三食欠かさず食べ、肉や魚などタンパク質を毎食とる
  ・食後と寝る前は歯磨きをする

 ○ 人との交流をもつ
  ・電話などを活用して、家族や友人と話す

 ◆問い合わせ先 県庁健康づくり推進課 電話番号 024(521)7165

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点字図書館だより

1  触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ

 ■日時 11月3日(火曜日・祝日) (1)午前10時30分~正午 (2)午後2時~3時30分

 ■会場 喜多方市美術館 展示室 (喜多方市字押切二丁目2番地)

 ■講師 県立美術館学芸員

 ■参加費 無料

 ■対象 中学生以上の視覚障がい者 各回5人程度

 ■内容 ロダンやヘンリー・ムーアなど、海外の著名な作家の彫刻作品を、見えない人、見える人一緒に触ったり、話したりしながら鑑賞をします。作品の魅力を楽しみましょう。

 (午前、午後とも同じ内容です。どちらかの時間帯でご来場ください。)

 ■申込方法 電話で当館にお申し込みください

 ■申込期限 10月20日(火曜日)

2 「iPhone基本操作体験会」を開催します

 携帯電話向けのインターネットサービス「iモード」および「FOMA」が2026年3月31日をもって終了することから、「iPhone基本操作体験会」を2会場で開催します。
 「情報取得」に有効なツールであるスマートフォン(iPhone)の基本的な操作方法を体験しませんか。機器はNTTドコモが準備したもので行います。

 ■日時と会場

 11月7日(土曜日)午後1時~3時30分 福島県点字図書館 閲覧室(福島市森合町6-7)

 11月8日(日曜日)午前10時~午後0時30分 郡山市障害者福祉センター 訓練室(郡山市香久池一丁目15-15)

 ■講師  NTTドコモ ドコモ・ハーティ講座事務局

 ■内容
  (1)スマートフォンの特徴
  (2)音声読み上げ機能を使った実機体験(基本操作、通話、文字入力など)
  (3)スマートフォンの安全な使い方 質疑応答

 ■参加費 無料

 ■定員  福島市会場 10名  郡山市会場 14名

 ■申込方法 電話で当館にお申し込みください(先着順)

 ■申込期限 10月23日(金曜日)

3 「みんなの広場」に原稿をお寄せください

 点字広報ふくしまのコーナー「みんなの広場」では、皆さんからのご寄稿をお待ちしています。氏名を明記の上、手紙・メールなどで当館までお寄せください。
 作品は未発表のものに限ります。原稿はお返しできませんのでご了承ください。応募多数の場合は選考となる場合があります。

 ○内容  体験記、自作の詩・短歌、エッセイ、本の感想など

 ○字数  1ページ分 墨字600字(縦20×横30)程度、点字用紙1枚半(片面)程度

 ○題名がある場合は記載してください。

 

 ◆県点字図書館 電話番号 024(531)4950

 

 みんなの広場

いわきに感謝して

利用者 新藤千鶴子(しんどう ちづこ)

 私は和歌山市で生まれました。京都の大学に進学し、そして、いわき市出身の視覚障がい者大学院生、新藤政隆と出会い結婚しました。彼の両親の勧めで、実家近くのいわき市錦町に治療院を開業しました。以後46年間私たちは大勢の患者さんを治療し、彼らから教えられ、そして助けられました。私は二人の男児の子育てに必死でした。金婚式まであと2年、2018年の大晦日、夫は肺ガンで旅立ちました。

 さて、今の私の楽しみは読書と卓球です。アナログ人間の私は、メディアの情報を点字でメモします。読みたい本を見つけると、福島県点字図書館の貸し出し担当の方に電話します。すると、彼女はサピエで検索して、それが福島になくても、他館から取り寄せてくださいます。点字・デイジー録音どちらでも、私のリクエスト通りに届けてくださるのです。嬉しいです!とてもとても感謝しています。

 去年の5月、私はスルーネットピンポンのクラブに入会しました。毎週木曜日の午後1時から2時間、湯本町の「いわきサンアビリティーズ」で練習します。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で3ヵ月中断しましたが、部員一同、楽しく体力維持のために頑張っています。もちろん感染予防のルールはしっかりと守っています。

 

協力会だより

日常生活用品(用具)の相談・あっせん

 本会では、視覚障がい者の日常生活自立支援のため、日常生活用品(用具)の入手などについての相談、あっせんを行っています。必用な用品(用具)がありましたら、事務局までご相談ください。前回に引き続き防災グッズを紹介します。

【防災グッズの商品紹介】

 〇 非常用トイレケアバッグ 価格3,300円 
  洋式便器用の吸水パッド入りビニ-ル袋20枚入り。
  ・大きさ 箱:幅200×奥行110×高さ115mm
  ・ケアバッグ1枚:縦650×横400×厚さ0.0mm
  ・重さ:795g ・取扱説明書:音声

 〇 SOSキ-ホルダ-命の笛 価格 900円
  ホイッスルと反射板付きのキ-ホルダ-。反射板は従来の約3倍の超高輝度で、視認距離は57m。
  ・大きさ:幅36×厚さ6×高さ61mm ・重さ:15g

 〇 缶詰・レトルト食品加熱パック ホットイ-ト1(ワン) 価格 510円
  缶詰やレトルト食品と一緒に発熱剤と水を入れて20分待つだけで、蒸気の力で2食分の食事を一度に温められる。
  ・専用加熱袋 大きさ:縦290×横290mm ・重さ:40g
  ・取扱説明書:音声、点字、拡大文字(27ポイント)

 〇 別売り:ホットイ-ト1(ワン)用発熱剤3個入 価格 820円
  ・発熱剤   大きさ:約(縦)70×(横)170mm 
  ・重さ:65g

 〇 視覚障がい者用防災メッシュベスト 薄手・厚手 価格 1,680円
  避難時および避難所で着用すれば、周りの人からサポ-トを 得られやすくなる。
  ・大きさ:肩幅400×着丈670×身巾650mm

 〇 手回し/ソーラー蓄電ラジオChardio(チャ-ジオ) 価格 6,020円
  防災グッズとして最適なLEDライト付き小型ラジオ。
  ・手回し、ソーラー、USB充電ができ、乾電池でも使用できる。また、携帯電話やスマ-トフォンへの手回し充電も可能。

 ◆県視覚障がい者協力会 電話番号 024(533)4085(Fax兼用)

生活支援センターだより

1 「在宅生活訓練」のご案内

 福島県障がい者総合福祉センターでは、見えない、見えにくいことで日常生活に不便を感じている視覚障がい者を対象に在宅生活訓練のために歩行訓練士(視覚障害者生活訓練等指導員)を派遣しています。担当職員がご自宅を訪問して行う個別指導で、ご希望の生活訓練が受けられます。ご家族と一緒の受講も可能です。講師派遣費は無料ですが、歩行訓練での運賃や調理指導の材料費は自己負担となります。
 また、自宅以外の場所での訓練も可能です。例えば福島駅周辺、バス乗り場の確認など担当職員とご相談ください。

 ■訓練メニュー
  ・歩行訓練 ・点字 ・音声パソコン
  ・日常生活動作(調理・掃除・洗濯など)

 ■実施時間
  1回:90分(応募者の数、障がいの状況により考慮されます)

 ■講師:県障がい者総合福祉センター職員
  「歩行訓練士(視覚障害者生活訓練等指導員)」

 ◆問い合わせ・申込先:お住まいの市町村 障がい福祉担当窓口

2 生け花教室のご案内

 当センターでは、10月29日(木曜日)午後1時から生け花教室を開催します。今年度は4名程度の少人数での開催を予定しています。
 参加希望の方は、支援センターまでお申し込みください。

 ◆県視覚障がい者生活支援センター 電話番号 024(535)5275

福祉協会だより

  以前にもお知らせしましたが、視覚障がい者である本福祉協会会員をはじめ、全国の視覚障がい者が生活の糧としている「あん摩マッサージ指圧」の職域を巡って、現在、東京・大阪・仙台で裁判が行われています。東京地裁と大阪地裁では、被告側の主張が認められる判決が出ましたが、原告側は判決を不服として、それぞれの高等裁判所へ控訴を行いました。

 仙台地裁でも4月27日に判決が言い渡される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、6月8日に判決日が延期となりました。更なる延期が心配されましたが、傍聴者の人数を大幅に制限して、6月8日に裁判が開かれ判決が言い渡されました。判決の内容は「原告の訴えを全て棄却する」とのことでした。東京・大阪に続き、仙台地裁でも被告側の主張が認められましたが、原告側は、東京、大阪と同様に判決を不服として、仙台高等裁判所へ控訴を行いました。

 原告側が控訴したことにより、「あん摩マッサージ指圧」の職域を巡る裁判は、再び司法の場にその判断を委ねることになりました。

 私達は「あん摩マッサージ指圧」の職域が過剰な晴眼者の進出により、全国の視覚障がい者の生活の糧が奪われないようにするために、広く皆さまのご理解とご支持をいただき、全国の視覚障がい者関係団体だけでなく、さまざまな団体との連携の下に被告側が勝訴するために全力を尽くしていきたいと考えています。


 ◆県視覚障がい者福祉協会 電話番号 024(535)5275

 

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