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平成28年度 県民提案・回答 農林水産に関すること

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月9日更新

平成28年度 県民提案・回答 農林水産に関すること  

平成28年8月28日 木質バイオマスの利用について

木質バイオマスの利用について

(提案)

 8月23日付の福島民報のニュースで「新営農モデル構築 県、農家と企業の連携支援」の記事を見ました。そこでは木質バイオボイラーにより冬場での温室栽培施設の暖房に利用する、との内容があり、大変喜ばしく思いました。バイオマスの利用については電気に変えるよりも、熱利用に直接使う方が効率的であるということは知っていましたが、県内ではこれまであまり有効に利用されていないように感じていました。記事では主に栽培施設に利用すると書かれていましたが、農業以外にも活用できないものかと思います。
 特に冬場の公共施設(「あいづドーム」などのスポーツ施設)の暖房や、また温水などを作って融雪等にも利用できると思います。また木質バイオマスを利用した暖房機器の開発などもしてほしいです。
 素人の思いつきですが、例えばオイルヒーターは空気を汚さない暖房機器ですが、温めるのにかなり電力を使います。しかし木質バイオマスを使うことができれば、かなり低コストな熱源となるのではないでしょうか。
 バイオマスの熱利用は電気や石油燃料の大きな節約となるだけではありません。これこそ自然の中で暮らす地方社会のあり方だと思います。そこには周囲の自然の中にある身近な資源を利用し、持続可能な生き方をする良い意味での田舎らしい暮らしが見えます。都会では見られないそのスタイルは、地方の魅力としてアピールできるものになるのではないでしょうか。
 ぜひ今後とも木質バイオマスの熱利用をもっと活用していただきたいです。
                                                 (平成28年8月28日 40代 男性)

(回答)

 木質バイオマスの利用について、ご提案いただきありがとうございます。
 県産材の需要拡大を図るための方策として木質バイオマスの利用拡大に取り組んでおり、公共施設や民間施設の給湯、暖房、お風呂など、様々な設備の熱源に、木材チップや木質ペレットを燃料とするボイラーの導入等に取り組んでおります。
 また、一般家庭への木質ペレットや薪を燃料とするストーブの購入支援のほか、公共施設へのペレットストーブ導入などに取り組み、県民の方々が木質バイオマスを利用した暖房機器に触れる機会を積極的につくり、身近な資源を活用した再生可能エネルギーをPRしております。
 このような取組を通じ、今後とも木質バイオマスの普及拡大に努め、森林資源の活用による持続可能な社会づくりを目指してまいりますので、ご支援賜りますようお願いいたします。
                      (平成28年9月9日 農林水産部 林業振興課 電話番号024-521-7432)

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