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令和2年度 県民提案・回答 危機管理に関すること

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月4日更新

令和2年度 県民提案・回答 危機管理に関すること  

令和2年11月7日 福島第一原子力発電所にある通称「処理水」私は「処理不十分水」という件 New!
令和2年11月7日 廃炉後の福島第一原子力発電所の件 New!
令和2年8月7日 台風19号等に関する災害対応検証委員会の報告にかかるご提案 
令和2年4月1日 動物愛護センターに放射線モニタリングポスト設置への提案

 

福島第一原子力発電所にある通称「処理水」私は「処理不十分水」という件
廃炉後の福島第一原子力発電所の件

(提案)

  内堀知事は「*処理不十分水」の処理は「政府が当事者として国民の理解を得る努力を重ねることが重要」と強調しているのは、政府が福島第一原子力発電所から放水と決まれば従うと言っているのと同じことである。福島県知事としての姿勢を強く示すべきと考えます。

 現在、防波堤を積み上げが計画されていますが借金だらけの企業が何十億ものお金を掛けて防潮堤を作るには裏があると考えます。仮置き場としている現状を目くらませに最終処分場として活用する投資としか見えません。県は監視する仕組みを作り阻止してください。


               (令和2年11月7日 相双方部)

(回答)

 このたびは、福島第一原子力発電所における廃炉・汚染水対策に関する御意見をいただきありがとうございます。
 本県では、トリチウムを含む処理水の取扱いについて、県民や国民の理解が深まるよう、トリチウムや処理水に関する正確な情報発信や、具体的な風評対策を示すことを国に対して求めてまいりました。加えて、県内外において風評を懸念する意見が多く示されていることから、処理水の取扱いによって本県の農林水産業や観光業に影響を与えることがないよう、様々な意見を踏まえ慎重に対応方針を検討するよう国に求めています。
 また、本県は福島第一原子力発電所の使用済燃料及び放射性廃棄物について県外への全量搬出を求めているとともに、敷地内での一時的な保管状況については、専門家等による廃炉安全監視協議会や、現地駐在職員により、監視を行っております。
 引き続き、福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた取組が安全かつ着実に進むよう、厳しく監視を行ってまいります。

(令和2年12月2日 危機管理部 原子力安全対策課 電話番号 024-521-8054) 

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台風19号等に関する災害対応検証委員会の報告にかかるご提案

(提案)

 台風19号等に関する災害対応検証委員会の報告等を拝見させていただき、また自身の災害救護活動を行ってきた中で感じた点についてご提案させて下さい。
 1点目は、避難所の情報収集について(いますぐできる)
 2点目は、統合GISを活用した避難行動要援護者の避難行動支援
 3点目は、マイナンバーカードを使った避難所受け入れ(将来的)

 1点目ですが、検証委員会の中で避難所の情報収集についてアナログでの収集やそれを共有するためのIT環境について課題となっておりました。こちらは、検討会でもお話の出ているEMIS(広域災害救急医療情報システム)を使うことで、医療機関の情報収集・共有だけでなく、避難所の情報も共有できる仕組みとなっております。 他県では、市町村が避難所開設時に、県と連携する防災情報システムと併せて、EMISに避難所情報を入力することで情報共有をスムーズにかつデジタルで行うことができます。
 また、DMATは入力することができるように研修を受けていますので、避難所アセスメントを行って代行入力や更新をすることもできます。当然、EMISなので特別な回旋や端末ではなくても使用することができます。

 2点目は、市町村では住民基本台帳をもとにした住民の位置情報や地図情報などをGISで管理されている所があるかと思います。本人の同意が難しいという問題はありますが、そこに高齢者のみ世帯などの災害弱者の情報を組み込むことで、災害時に迅速に情報をプロットすることができると思います。さらにはハザードマップをレイヤーで重ねることができれば、平時から民生委員などに避難行動について考えてもらいやすくなるかと思います。

 3点目は、マイナンバーカードを使った避難所の入退室管理について。避難所受け入れの際の受付の際の効率化や不明瞭な手書き名簿のデジタル化には膨大な作業がかかることに対して、マイナンバーカードの拡張利用領域を使って、住民基本台帳等と突合できるJPKIを読み取れるようにすることで、避難者台帳の作成や入退室管理が容易になると思います。また、マイナンバーを使わないことでパスワードが不要となり、条例で定めることで運用が可能です。
 将来的には、2021年から被保険者番号が個人単位化され、マイナンバーカードが健康保険証として利用ができるようになり、オンライン資格確認確認が順次開始されます。そして、本人の同意にもよりますが、医療情報の共有により治療歴や処方歴などが他の医療機関で閲覧できるようになります。
 これを災害時に、医療調整本部で俯瞰できるようになれば、高リスクの避難者の把握や処方歴の把握等がスムーズになるのではないかと考えています。
 それも、福島県はキビタン健康ネットがあるので、うまく使えれば今からでも活用できるのではないかと考えます。


               (令和2年8月7日 30代 県北方部)

(回答)

 災害対応に係る情報収集等について、ご提案をいただきありがとうございます。

 御承知のとおり、有識者を交えた台風第19号等に関する災害対応検証委員会において、住民避難行動や県の災害対応について御意見をいただいており、県の情報収集の効率化や避難行動要支援者への支援強化などについて議論されております。

 さて、ご提案いただいた「避難所の情報収集」についてですが、御指摘のとおり、災害時に現地へ派遣されたDMAT隊員が情報収集した状況をEMISに入力し活用することで課題の解決につなげることができます。しかし、現状では災害時にEMISを活用するための仕組みについて、周知徹底がなされていないために、EMISを活用し切れていない状況にあります。今後とも、関係機関への周知徹底を行い、災害時の情報収集、情報共有にEMISを最大限活用できるように努めてまいります。

 次に、御提案いただいた「総合GISを活用した避難行動要支援者の避難行動支援」については、市町村においては災害対策基本法に基づき、本人の同意なく避難行動要支援者の名簿を作成し、役場内で共有することができることとなっておりますが、課題は当該情報の外部との共有は本人の同意が必要であること、またGISの活用には財政面や業務量から市町村の温度差があることと考えております。引き続き市町村と意見交換を重ねながら、名簿の有効活用について取り組んでまいります。

 最後に、御提案いただいた「マイナンバーカードを使った避難所受け入れ」についですが、現時点でマイナンバーカードが十分に普及しているとは言えず、具体的な検討を行うことが難しいため、御意見として承りたいと存じます。

 今後とも、検証委員会の検証結果等を踏まえ、県の災害対応を強化してまいります。

 

令和2年8月28日

(保健福祉部 地域医療課   電話番号 024-521-7915)

「避難所の情報収集」に関すること

 

(危機管理部 災害対策課    電話番号 024-521-7194)             

「総合GISを活用した避難行動要支援者の避難行動支援」

「マイナンバーカードを使った避難所受け入れ」に関すること

                                     

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動物愛護センターに放射線モニタリングポスト設置への提案

(提案)

 令和2年4月1日より福島県では福島第一原発付近3カ所に設置された中性子線測定機器が稼働する。燃料デブリ取り出しにおける不測の事態に備える為だ。そこで、保健福祉部健康衛生総室食品生活衛生課が所管する三春町にある動物愛護センターにも放射線モニタリングポストを設置してはどうか?
 実は、福島県には撤去し保管している放射線モニタリングポストがある。それの再利用である。コストは1基につきおよそ35万円だ。
 動物愛護センターには県内外から多くの来所者がある。家族連れも多い。そのような方々や現地スタッフの不測事態対処の一助になると思う。
 前向きにご検討ください。


               (令和2年4月1日 50代 県北方部)

(回答)

 動物愛護センターへの放射線モニタリングポスト設置について、ご提案ありがとうございます。
 ご提案いただいた福島県内に保管されている放射線モニタリングポストは、国が一時的に福島県の敷地に保管している「リアルタイム線量測定システム」の機器です。
 「リアルタイム線量測定システム」は、主に子どもが活動する施設の線量把握を目的として、国が設置・運用しているものでありますが、地域における放射線量の状況を伝える情報の一つとなっています。ご提案いただいた放射線モニタリングポストの再利用につきましては、今後、国において避難指示が解除される地域に優先的に設置するとお聞きしております。
 また、福島県においても国と同様の「リアルタイム線量測定システム」を東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い避難された住民の早期帰還の促進及び地域の再生を加速化させることを目的として、避難指示等が解除された地域に設置しており、これらの測定結果については、国の測定データも含め「福島県放射能測定マップ(URL: http://fukushima-radioactivity.jp/pc/)」に掲載しております。
 なお、動物愛護センターの周辺の地域にも複数の「リアルタイム線量測定システム」が設置されており、その測定値は「福島県放射能測定マップ」で確認することができます。
 引き続き、適切なモニタリングを実施するとともに、県内外へ分かりやすい情報の提供に努めてまいります。

(令和2年4月14日 危機管理部 放射線監視室 電話番号 024-521-8498 )

 

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