カラーユニバーサルデザインガイド CUDの具体例(折れ線グラフ)です
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
カラーユニバーサルデザイン(CUD)ガイド
CUDの具体例
色弱者が見分けにくいと感じている事例について、カラーユニバーサルデザインの手法を用いて解決する具体例を見ていきましょう。
折れ線グラフ
凡例を上部にまとめて、彩度の高い色を使い各国の違いを表現した一般的な折れ線グラフです。
「日本」と「イギリス」、「アメリカ」と「ドイツ」の色が似ているため、区別がつきにくくなっています。例えば98年のドイツがこの中で何位なのか即答できません。
- 色弱者も判別しやすい色を使う
- 線を太くして色の面積を増やす
- 凡例をやめ、折れ線の近くに文字を表記
- 色以外の情報を追加・線の太さを変えたり点線を使用・線種で不十分な違いを点の形(■や●)で明確に
色弱者も各国の区別がつきやすくなりました。一般色覚者にとっても、白黒コピーで資料を配付した場合などでも判別可能なので、用途が広がります。
[目次]
CUDの具体例
※このガイドで紹介している画像は、印刷物を前提に制作しているため、モニターでは正確な色を再現できません。正しくカラー調整を行った出力機でPDFデータをプリントすることをおすすめします。
このガイドは、色覚の個人差を問わず、できるだけ多くの人に見やすい「カラーユニバーサルデザイン」の習得を目的に作られています。