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ソウル通信 第1号

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年9月30日更新

ソウル着任のご挨拶&日韓交流おまつり出展のご報告

アンニョンハセヨ!皆さん、初めまして。

2014年4月より、福島県から一般財団法人自治体国際化協会(通称:クレア)ソウル事務所に派遣されている菊田渚と申します。

 クレアは地域の国際化を推進することを目的として地方公共団体が共同で設立した組織です。本部は東京にありますが、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、北京、シドニー、そしてソウルに海外事務所を置いており、私と同じように日本各地の地方自治体から多くの職員が派遣されています。 CLAIRソウル事務所入口。右端の地球を模したマークがCLAIRのロゴマークです。

 ここソウル事務所では、日韓地方自治体に関する情報の収集・提供、日韓地方自治体の交流推進に関する事業などを実施しています。また、日本の自治体が韓国で行うさまざまな活動の支援も行っています。

事務所入り口 (CLAIRソウル事務所入口。右端の地球を模したマークがCLAIRのロゴマークです。)

さて、記念すべきソウル通信第1号では、去る9月14日にソウルで開催された「日韓交流おまつり2014 in Seoul」の様子をご紹介したいと思います。このイベントは、「日韓友情年」という2005年の日韓国交正常化40周年を記念して日本と韓国で毎年開かれている日韓の草の根交流の代表的なイベントで、約5万人が来場しました。

2011年の東日本大震災以前には、多くの韓国人観光客が福島県を訪れていました。しかし、震災以降、福島-ソウル間の定期直行便は運休し、また、放射能への不安などから福島県を訪れる韓国人観光客は大きく減ってしまっています。一人でも多くの韓国の方に、以前のように福島県を訪れてほしいとの想いから、福島県は韓国でのPRにも力を入れており、このイベントにも福島県ブースを出展しました。
福島県ブース(福島県ブース。左半分でイベント、右半分でパンフレットの配布や民芸品の展示などを行いました。)
福島県ブースでは、観光パンフレットの配布はもちろん、赤べこなどの民芸品の展示、福島県への応援メッセージを飾ったメッセージツリーの設置、県産日本酒等の試飲、喜多方ラーメンなどの特産品が当たるゲーム大会、起き上がり小坊師の絵付け体験、いわき市に留学している韓国人学生からの震災体験談など、さまざまなイベントを用意して福島県の魅力をPRし、ブースを訪れる人が途絶えることはありませんでした。

日本語が堪能な来場者も多く、「福島では何がおいしいですか?」、「山登りはできますか?」(韓国では最近健康ブームで、登山も大変注目されています。)と、日本語で質問をしてくる方もおり、こちらの説明にも熱心に耳を傾けてくださいました。観光客が減っているといっても、このように興味を持ってくださっている方を目の当たりにするととても励みになります。これをきっかけにして、福島県を訪れる韓国人観光客が一人でも増えることを期待します。

メッセージツリー(手前がメッセージツリー。カードを飾る場所がなくなるくらい、たくさんの応援メッセージをいただきました。)

日本と韓国は、2015年、国交正常化50周年の記念の年を迎えます。来年に向けて、福島県と韓国の交流がさらに盛り上がるように活動していきたいと思います。