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地球探検 フィジー共和国 後藤祥与隊員 1

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月6日更新

地球探検

フィジー便り

 フィジーに来てから、早くも3か月が経過しました。実際生活して、初めて肌身で感じる事があり、なかなか細かく伝わらないかもしれません。
 今回は活動内容や任地、印象的な事について簡単に紹介したいと思います。 

活動内容、任地紹介

*任地:シンガトカ病院

*主な活動
 病院を拠点に生活習慣病の患者や、妊婦や母親の栄養指導、病院給食の管理、村や小学校への出張講座・健診などのサポートをしています。
 近年フィジーや周辺国では、砂糖、塩、油の使用量が多い食習慣や運動不足から生活習慣病が問題となっていて、国を挙げて改善に取り組んでいます。地元の新鮮食材を活かし伝統料理を尊重しながら、健康的な生活をサポートしていきたいです。

*任地について
 シンガトカは、フィジーの首都があるビチレブ島の南西部に位置しています。大きな川や砂丘、リゾートが点在するコーラルコースト(サンゴ礁の海岸)などの観光地があり、自然豊かな町です。野菜の生産量が国内一のため、サラダボウルと呼ばれています。名の通り、市場に行くと新鮮で安い野菜や果物が色とりどり並べられていて、見ていて楽しくなります。日本と同じ野菜もたくさんあるし、日本にない野菜もあります。売っているおばちゃんにフィジー語でこんにちは(ブラBULA)や、ありがとう(ビナカVINAKA)と話しかけると、素敵な笑顔が返ってきます。

シンガトカ川(海の河口に近いため、晴れると綺麗な青色に)
シンガトカ川(海の河口に近いため、晴れると綺麗な青色に)

マーケットの様子
マーケットの様子

フィジーの人々と文化

 フィジーの人々は、基本的にのんびりとしていますが、とても陽気で、親切です。フィジー人6割とインド人が4割弱が同じ国で生活しているので、日本と違って、言葉も文化も宗教も複数。

 共通言語は英語の他に、フィジー語とフィジーヒンディー語があります。こちらに来て8日ずつ現地語を勉強し、それぞれ2泊3日ホームステイへ行ってきました。フィジー人とインド人が話す時は英語、フィジー人同士、インド人同士が話す時は、それぞれの言葉を使い分けて器用に会話しています。その光景を見ては、自分の語学力を反省します。

 宗教はキリスト教が大半の他、ヒンズー教、イスラム教などがあり、互いの宗教を尊重しているようです。日本にいる時より、宗教が生活や文化に深く関わっている事を実感します。

 食文化は主に、フィジー、インド、中華料理があります。宗教上の禁忌を除いて、最近は伝統文化に関わらず、何でも取り入れる家庭が増えています。

 この国が、絶妙なバランスで成り立っている事を日々感じています。

インド人の家にホームステイした時の写真
インド人の家にホームステイした時の写真
フィジー人の家にホームステイした時の写真
フィジー人の家にホームステイした時の写真

後藤 祥与 平成26年度1次隊 栄養士 シンガトカ病院