ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 国際課 > 地球探検 フィジー共和国 後藤祥与隊員 2

地球探検 フィジー共和国 後藤祥与隊員 2

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年3月3日更新

地球探検

フィジー便り

フィジーの祝日と文化~10月~

10月10日はフィジーデー

  1970年10月10日に、フィジーはイギリスから独立しました。毎年この日は独立記念日(祝日)として、国内各地でイベントが行われています。

 任地のシンガトカでも毎年恒例のビリンビリ(BiliBili※1)レースという、伝統的な竹製のいかだを使った競技や、カヌーレースがシンガトカ川で行われています。

 普段は人の多くない任地も、国内各地から人々が大勢集まり賑わっていました。その余韻は帰路のバスの中でも残っていて、BGMに合わせて多くのフィジアンが歌いだし、最後まで賑やかな1日でした。                                                    

※1 フィジー語はB・D・G・Qの前に「ン」の見えない発音が入り、このような読み方をします。
BiliBiliは、“push push”という意味で、内陸の村に人や農産物を運ぶために使われ、帰路は乗り捨てて歩いて帰ってきていた歴史があるそうです。                                                

BiliBiliレース
BiliBiliレース

レースを待ちわびる地元の人々
レースを待ちわびる地元の人々

インド人の新年祝い、ディワリ

 ディワリデーはヒンドゥー教の新年のお祝いで、インド人が半数近く占めるフィジーでも祝日です。別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、10月末から11月初め、インド暦の第7番目の月初めの日、に行われています。2014年は10月23日でした。                                 

 ヒンドゥー教の家庭では、ディワリ前後になると花火を打ち上げたり、爆竹を響かせたり、家を電飾したりと賑やかになります。また、この時期に買い物をすると縁起が良いとされ、多くの店でセールが行われます。            

 当日は、伝統衣装を着て、たくさんの伝統料理やお菓子を作り、近所や知人に振舞います。私は同僚の家に遊びに行きました。楽しく過ごす様子は、日本の正月やクリスマスのようだし、お菓子を求めて近所の子供たちが家々を訪ね歩く様子は、ハローウィーンのようです。                                

 一方で、12月~1月初めは、民族や宗教に関係なくクリスマス、ニューイヤーモード一色となっていました。

同僚の家にて
同僚の家にて
甘くてカラフルな、インドの伝統的なお菓子
フィジー人の家にホームステイした時の写真

後藤 祥与 平成26年度1次隊 栄養士 シンガトカ病院