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地球探検 インドネシア共和国 年野朋美隊員 5

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年6月24日更新

地球探検 

マンドレベッパ! ~ブギスだより~

たくましきお子たち

 大ーきな、貧富の差。

それが、私がインドネシアに来て最初に抱いた印象です。目を疑うくらい裕福な人々と、明日の食事もままらなない人々が隣合わせで生きています。

インドネシアは義務教育制ですが、貧困層のこどもの中には学校に通えず読み書きが満足に出来なかったり、物乞いをしたりゴミを漁って生活をしている子もいます。しかし、そんな境遇にも関わらずたくましく生き、学ぶことに一生懸命な子どもたちの姿も沢山見ています。

今回は、活動の合間に出会ったそんなたくましいお子たちのベストショットをご紹介。

(1)はストリートチルドレンを支援する同期隊員の活動に参加した時の写真です。
地元大学生が無料で開催する青空塾で熱心に勉強する子どもたちの表情、いつものお兄さん、お姉さん、そして友人にあうことで輝くその目。形容するのが惜しいくらい美しいそれを目の当たりにすると、未来への希望を願わずにはいられませんでした。

(2)は原付バイクを乗り回す小学生の写真です。
もちろん、インドネシアでも原付バイクや車乗車の年齢制限、交通ルールはあります。ありますが!呼吸をするのと同じように、普通に、自然と、小さい子どもたちが平気で3人乗りをしていたり、大人含め家族で5人乗りをしている人がいます。(※余談ですが、インドネシアで大多数のシェアを誇るのが日本のバイクメーカーです。)

(3)は裸足でサッカーをする子どもたちの写真です。
基本的に、インドネシアは日中日差しが強いため、昼間に外出するのは辛いものがあります。そのため、夕方に外出するという方が多いです。子どもたちも、涼しくなってくると外に出て遊びだします。。。裸足で。
子どもに限らず、大人の中でも(特に靴を購入できない経済状況の人でなくとも)裸足でランニングしたり移動する人がいます。そんな彼らの足の皮は、やっぱり、厚いのでした。

 ラスト(4)は、親の仕事を手伝って鶏を運ぶこどもの写真です。
とにかく、、、たくましい。撮影前に、この最新の鶏バッグを自慢されました。私も1つ欲しくなったのは内緒です。
ちなみにインドネシアでは、私たちが鶏と言ったら想像する白い羽毛に赤いトサカの鶏と(4)の写真のような鶏の二種類が主流です。写真の鶏の方が高級品で、現地の方によれば、筋肉量が多く美味しいのだそうですが、私にはよくわかりません。(笑)

以上、たくましく生きている子どもたち、でしたが、私自身、彼らの姿に日々励ましを受け活動のエネルギーをもらっています。
子どもたちの前に立つときは、少しでも素敵な大人にうつるといいなと思いながら。。。

※注:今回記載した内容はインドネシア全土の子どもに共通することではありません。私の任地付近でよく見かける子どもたちです。

①地元大学生が開催する無料の青空塾
(1)地元大学生が開催する無料の青空塾 
④今年流行の鶏バッグ
(4)今年流行の鶏バッグ
③スパイクいらず、裸足がいちばん!
(3)スパイクいらず、裸足がいちばん!
②小学生だって原付ブイブイいわせてます
(2)小学生だって原付ブイブイいわせてます

インドネシア共和国 年野朋美 平成26年度1次隊 職種:保健師