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「凍土遮水壁における冷媒(ブライン)漏えい」に対する申し入れ

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年9月13日更新

 福島第一原子力発電所において、千島海溝津波襲来時の凍土遮水壁の冷媒(ブライン)漏えいリスク低減を目的として、緊急時に遠隔で操作ができるよう、陸側遮水壁に電動弁を追設し、2月15日、電動弁の動作試験のためブライン供給を停止したところ、配管の別の箇所においてブライン漏えいが発生しました。

 凍土遮水壁では、1月16日にも凍結管継手からの漏えいが確認され、県では1月20日に、同様の事象が発生しないよう、他の連結管の点検強化など水平展開を求めていた ところですが、再び類似の事象が発生しており、対策が急がれます。

 また、陸側遮水壁は原子炉建屋等への地下水流入抑制のための重要な設備であり、ALPS処理水に関する政府の基本方針においても、汚染水発生量を可能な限り減少させる取組の重要性が示されているところです。

 ブライン漏えいトラブルが連続していることを踏まえ、トラブルの未然防止の観点にたって、より一層の安全管理の徹底を図るよう、下記のとおり東京電力に対し申し入れを行いました。

 申し入れ

概要

  • 日時 令和4年2月16日(水曜日)13時30分
  • 場所 県庁北庁舎 2階 小会議室
  • 申入者 
    • 危機管理部原子力安全対策課長 伊藤  繁
    • 危機管理部原子力安全対策課主幹 水口 昌郁
  • 相手方 
    • 東京電力ホールディングス株式会社福島第一廃炉推進カンパニー バイスプレジデント 田南 達也
    • 東京電力ホールディングス株式会社福島復興本社 福島広報部長 松井 健一郎

東京電力からの報告内容

申し入れ内容

  • ブライン漏えいの原因を究明し、再発防止対策を検討すること。
  • 陸側遮水壁の凍結ラインについては、運転開始から約6年が経過し、凍結状態の変化や設備の経年劣化と思われるトラブルが続いていることから、適切な点検や維持管理のあり方を検討すること。

申し入れに対する回答

  国等への中間報告を経て令和5年9月13日に東京電力より上記の申し入れに対する回答がありました。

東京電力からの回答内容

【これまでの経緯】

令和4年6月15日 第24回汚染水処理対策委員会にて漏えい原因及び今後の対応について報告
令和4年10月19日 令和4年度第3回廃炉安全監視協議会にて陸側遮水壁の維持管理等について報告
令和4年11月24 第108回廃炉・汚染水・処理水対策チーム会合事務局会議にて漏えい対策の検討状況等について報告
令和5年6月29日 第115回廃炉・汚染水・処理水対策チーム会合事務局会議にて冷媒(ブライン)供給配管の予防保全について報告
令和5年9月13日 陸側遮水壁における冷媒(ブライン)漏えいに対する申し入れの回答について報告

今後の対応

 陸側遮水壁の維持・管理について、楢葉町駐在職員による現地確認を継続してまいります。

 【参考】

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