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福島県内で自然共生サイトが初認定となりました

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年4月24日更新

 

福島県内で自然共生サイトが初認定となりました

国際公約である30by30目標の達成に向けて、環境省が募集している「自然共生サイト」について、県内の2カ所(民間所有地)が本県内では初めて認定されましたのでお知らせします。

1 今回認定されたサイト

(1)​サイト名:鹿島建設日影山山林・ボナリ山林(猪苗代町)

<申請者:鹿島建設株式会社>

林内の様子

 面積約112haの山林であり、大半が県指定沼尻鳥獣保護区、一部が磐梯朝日国立公園に含まれます。ツキノワグマやカモシカ等の大型哺乳類やラン科等の植物の生息・生育地となっています。

○事業者による保全活動
 水源及び生物多様性の保全と両立した施業・管理が行われており、温室効果ガスの吸収源(J-VER認証※1を取得)としても重要な森林です。また、山林の状況をドローンを用いて空撮し、GIS※2(地理情報システム)で小班ごとにデータ化し管理しています。
  ※1 J-VER認証:国内排出削減・吸収プロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をオフセット・クレジット(J‐VER)として認証する制度 
  ※2  GIS(地理情報システム): 位置に関する様々な情報を持ったデータを加工/管理し、地図の作成や高度な分析などを行うシステム技術の総称

(2)サイト名:レンゴー株式会社 福島矢吹工場ビオトープ(矢吹町)

<申請者:レンゴー株式会社>    

イベントの様子

レンゴー福島矢吹工場の敷地内に造成したビオトープ。周辺は農地や雑木林に囲まれ、これまでに動植物が約345種確認されています(2011~2023年調査)。

○事業者による保全活動
​ 造成当初より10年以上にわたり生態モニタリング調査を実施し、動植物の種数等の推移を調査しています。また、里山環境の象徴であり、自然環境のバロメーターといわれるホタルの定着を目指し、飛翔数の確認や定着の手助けを行っています。ほかにもビオトープでの環境イベントの開催を行い、環境意識の醸成にも取り組んでいます。

2 30by30目標について

30by30とは、COP15(カナダモントリオール)において、世界目標として正式採択されたもので、2030年までに世界の陸域・水域のそれぞれ30%以上を生態系や生物多様性の保全・保護地域とする目標です。

※対象となる保全・保護地域は、国立公園など、法律等により生物多様性が保全されている地域と、それ以外であっても企業の保有林など、民間の取組により生物多様性保全に資する地域(OECM)が認められます。

3 自然共生サイトについて

環境省が日本版OECMとして、国内で生物多様性に貢献する場所を「自然共生サイト」として認定する仕組みを創設しました。自然共生サイトは令和5年4月より環境省が募集し、前期は122ヶ所、後期は62ヶ所が認定されています。

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