新たな乳児院に係る基本構想の策定について
新たな乳児院に係る基本構想の策定について
策定の経緯について
県立若松乳児院は、本県唯一の乳児院として乳幼児の代替養育や一時保護といった役割を果たしてきましたが、新しい社会的養育の考え方を踏まえ、平成30年2月に策定した同乳児院のあり方見直し工程表に基づいて、ケアニーズが非常に高い子どもの受け皿となる医療機関との連携を優先した新たな乳児院のあり方について、平成30年8月に福島県社会福祉審議会児童福祉専門分科会に諮問し、平成31年1月に同分科会から答申を受けました。
同答申を踏まえ、県は平成31年3月に子育て支援推進本部会議を開催し、新たな乳児院は、医療機関と密接に連携しながら、広域的かつ高度・専門的なサービスの提供やセーフティネットなどの役割を果たしつつ、本県の社会的養育環境の充実に向けて、新たな役割を担っていく方針を決定しました。
加えて、現在の建物は築49年が経過し老朽化が進んでおり、家庭的な養育環境に近づけるための小規模グループケアを行うことが困難であることから、乳児院の施設を移転改築するとともに、民間の専門性や経営実践力を取り入れるため、新たな乳児院に指定管理者制度を導入することをその内容に盛り込んだところです。
これらの対応方針を具現化し、基本的な事項を整理するため、「新たな乳児院に係る基本構想」を策定しました。
基本構想の内容について
基本構想に定める主な内容は、以下のとおりです。
・ 建替えに当たり、整備計画の策定段階から民間事業者の視点を取り入れることとしました。
・ 指定管理者制度を導入し、指定管理者による新たな乳児院の運営開始後、10年を目途に民間移譲を目指します。
・ 医療機関と連携した多機能化を実現するため、代替養育機能や一時保護機能に加え、乳児院の専門性を活かした地域支援や産前産後支援を行うなど、機能の拡充を図ります。
詳細は、「新たな乳児院に係る基本構想 [PDFファイル/293KB]」からご覧ください。
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