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男性更年期障害(LOH症候群)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年11月12日更新

男性更年期障害(LOH症候群)について

男性の更年期障害とは?

「更年期障害」と聞くと女性特有のイメージがありますが、実は男性にも起こります。

男性更年期障害は、医学的にはLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれます。 加齢に伴い、男性ホルモンである「テストステロン」が減少することで引き起こされます。

・いつ起こる?

 40代後半から多く見られますが、女性の閉経のような明確な時期がなく、徐々に進行するため気づきにくいのが特徴です。

・なぜ起こる?

 加齢による男性ホルモンの自然な減少に加え、過度なストレス、環境の変化、運動不足などが急激なホルモン低下を招く要因となります。

男性

主な症状は?

男性ホルモンの減少により、大きく「身体」「心」「性機能」に症状が現れます。

なお、男性の更年期症状・障害については、病態が複雑でまだ十分に解明されていないため、症状は参考としてご確認ください。

(1) 身体の症状:ひどい疲労感、倦怠感、ほてり、のぼせ、発汗(ホットフラッシュ)、筋力の低下、筋肉痛、関節痛、頻尿、残尿感等

(2) 心の症状(精神症状):イライラする、不安感、集中力や記憶力の低下、うつ症状(やる気が出ない、興味が湧かない)、不眠、寝付きが悪い等

(3) 性機能の症状:性欲の減退、勃起障害(ED)、朝立ちの消失等

疲労不眠

症状が悪化する前に受診しましょう!

 更年期と思われる症状が出たら我慢や無理をせず、身体症状がつらい時は泌尿器科、精神症状がつらい時は心療内科など、症状に合わせて相談しましょう。

 男性更年期障害は、不眠、疲労感、気分の落ち込みといった、うつ病等の他疾患と共通する症状が多いため、見極めが難しい場合があります。つらい気持ちを抱えている場合は、まずは医療機関(泌尿器科、心療内科など)に相談することが大切です。

予防・日常生活での対策

セルフケアについて

 生活習慣を見直すことで、更年期の症状を緩和することができます。

(1)バランスのよい食事:タンパク質やビタミン等を含む、バランスの良い食事を意識しましょう。また食べ過ぎには注意が必要です。

(2)質のよい睡眠:更年期は気分の落ち込み等の症状が出やすいため、十分な睡眠や休息が大切です。

(3)筋トレを中心とした運動:テストステロンは筋肉への刺激によって分泌が促されます。有酸素運動だけでなく、筋力トレーニングを取り入れましょう。

  • スクワットなどの下半身運動: 大きな筋肉を動かすことが効率的です。
  • 競い合うスポーツ: ゴルフやテニスなど、勝敗や達成感のあるスポーツもホルモン分泌に良いとされています

(4)メタボリックシンドロームや肥満の予防:メタボリックシンドロームや肥満は男性更年期の原因及び悪化因子の1つと言われています。バランスのよい食事や運動を実践し、メタボリックシンドロームや肥満を予防しましょう。

食事睡眠筋トレ

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