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【新型コロナ】知事メッセージ(令和3年度分)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年5月13日更新

新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージを掲載しています。

~Governor's message for the people of Fukushima~(英訳はこちら)

令和2年度の知事メッセージはこちら

令和4年3月30日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ​

 はじめに、一昨年の3月に、県内で初めて、新規陽性者が確認されてから2年余りが経過しました。県民の皆様の命と健康を守るため、長期間にわたり、昼夜を問わず、感染症対策や医療の現場で献身的に御尽力いただいている医療関係者の皆様に、改めて、深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染の再拡大防止に向け、様々な御協力を頂いている、県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国においては、減少傾向が続いていた1日当たりの新規陽性者数は、4万人台で下げ止まりとなっており、増加に転じている地域も数多く見受けられます。
 本県においても、先週前半までは減少傾向にありましたが、23日からは連続して前の週の同じ曜日を上回るなど、感染再拡大の様相を見せ始めています。
 また、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」については、一昨日(28日)まで、概ね安定的に推移していましたが、昨日は、今月13日以来となる、30%台へと上昇しています。
 これから新年度を迎え、人と人との交流がより活発となり、感染再拡大が加速化することが懸念されます。県民の皆様におかれては、リバウンドの波を最小限に抑えるため、気を緩めることなく、慎重な行動をお願いします。

学校等も春休みに入り、人の移動も多くなるこの時期は、特徴的な感染事例の一つとして、帰省や会食に伴う感染が挙げられます。
 例えば、祖父母のお宅などに御家族が帰省された際に感染が拡がってしまうことがあります。家族内感染を防ぎ、特に高齢者の方に感染を拡げないためにも、御家族全員で感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、送別会、歓迎会など会食の機会が増える時期です。会食等をされる際は、感染対策の徹底された飲食店を利用し、体調不良時の参加や、マスクなしの会話などは控えてください。
 さらに、年度の変わり目で仕事も忙しく、無理をして出勤したことにより、感染が職場内で拡がる事例なども見られます。発熱やのどの痛みなど、何らかの症状がある場合や、濃厚接触者となった場合には外出・出勤を控えてください。

 先ほど申し上げたように、県内の感染状況は増加に転じており、再拡大の様相を見せ始めています。このため、入学、進学、就職、異動など、新年度の環境変化がある程度落ち着く来月17日まで、「感染拡大防止重点対策」を延長することといたします。
 第6波の特徴である、子どもへの感染拡大を抑え込み、重症化リスクの高い高齢者に感染を拡げないためにも、子ども、高齢者のいる御家庭を始め、施設管理者等、関係の皆様におかれては改めて感染対策の確認をお願いします。
 また、旅行や帰省等、移動されるときには、御自身の体調管理や移動先における感染情報の把握など、引き続き感染対策を徹底してください。

 次に、「郡山市、会津若松市、二本松市、須賀川市」の皆様にお願いです。この4市については、特に、感染の高止まり、又は、感染拡大の傾向が見られます。濃厚接触者と判明した場合などは、御家庭でも感染対策を徹底し、同居する御家族も数日程度は出勤等を控えるなどの御検討をお願いします。また、学校、幼稚園、保育所などにおいても、引き続き、感染拡大防止に向けた対策の御検討をお願いします。

 全国的な状況から見ても、本県の感染状況は、しばらくの間、高いレベルで推移することが予想されます。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、「感染拡大防止重点対策」に取り組んでいただくとともに、年度始めの各種行事における感染防止対策について、御理解、御協力を頂きながら、確実にリバウンドを食い止めていくことが重要です。
 「依然として予断を許さない状況が続いている」との警戒感を県民の皆様と共有し、慎重な行動を取りながら、全県が一丸となって、第6波の早期収束を実現させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会活動・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き御苦労をお掛けしますが、御理解、御協力をよろしくお願いします。

 結びに、この場をお借りして、3月16日に発生した福島県沖地震についてお話をしたいと思います。
 昨日、市町村からお話を伺う中で、それぞれの住居などを片付ける際、災害ボランティアが不足している現状をお聞きしました。
 感染対策を徹底した上で、ボランティアに参加をしてもいいという方など、多くの皆様に御協力いただきますよう、この場をお借りしてお願い申し上げます。

令和4年3月25日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ​

 全国においては、1日当たりの新規陽性者数が、約2か月ぶりに3万人を下回る日が確認され、21日連続で、前の週の同じ曜日を下回るなど、第6波の出口へ着実に向かいつつあります。
 また、21日には、すべての都道府県において、「まん延防止等重点措置」が解除され、社会・経済活動が徐々に再開し始めたところです。
 本県においては、直近1週間の1日当たりの新規陽性者数の平均が約350人となり、前の週の約96%と、わずかながら減少しましたが、昨日、一昨日は増加に転じています。
 一方、医療提供体制への負荷を示す「病床使用率」は、今週22日には25%を下回り、昨日まで11日連続して20%台を維持するなど、安定しており、「重症者用病床の使用率」も引き続きレベル1の水準にあります。
 改めて、第6波の収束に向けて、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力されてきた医療関係者の皆様に、深く敬意と感謝の意を表します。そして、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力に心から感謝を申し上げます。
 一方で、春休みや年度末、年度始めを迎え、人と人との交流がより活発となり、感染再拡大も懸念されます。県民の皆様におかれましては、これまで、多くの人が集まる機会をきっかけに、感染が拡がってきたという経験を踏まえ、もう一度、慎重に考えてから行動いただくようお願いします。

 3月も下旬となり、学校も春休みに入りました。また、新しい年度に向けて進学、就職、転勤など、それぞれの準備に忙しい時期となります。
 そこで、改めて感染防止対策徹底のお願いです。全国的にまん延防止等重点措置は解除されておりますが、感染状況は日々変動しています。県内、県外に関わらず外出される際には、移動先の感染情報や自治体の情報を確認してから出掛けるようにしてください。
 また、移動中も気を緩めることなく、目的地においても感染リスクの高い行動を控えてください。発熱やのどの痛みなど、症状がある場合や、濃厚接触者となった場合は、外出や出勤等を控えてください。
 暖かい日も多くなり、間もなく桜の開花を迎えるこの季節は、お出掛けや、お花見、会食の機会も増えることと思います。そのような、開放的な気分になる場面だからこそ、改めて感染防止対策の徹底をお願いします。
 春休み中における「子どもの感染防止対策」についても、引き続き留意してください。御家庭においては、毎日の体調チェックや手洗い、部屋の換気などを励行していただき、部活動などでは、当面、感染リスクの高い活動や宿泊を伴う行事等は停止するなど、御配慮をお願いします。
 子どもの居場所に携わる皆様には、引き続き、感染防止対策の徹底に御協力をお願いします。

 福島県全域を対象として、今月末まで「感染拡大防止重点対策」を実施しています。特に、第6波において感染が顕著に増え、依然、感染が継続している若年層、そして、重症化リスクの高い高齢者層を対象として、重点的に感染拡大防止の取組を実施しています。
 子どもたちの感染を食い止め、高齢者の皆様の命を守るため、御家族、関係の皆様が一丸となって、感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
 移動・会食については、感染拡大地域との不要不急の往来は控え、同一グループ、同一テーブルでの会食は、4人以内でお願いします。
 また、いまだに感染が収まらない会津若松市、郡山市にお住まいの皆様におかれましては、特段の感染対策強化をお願いします。濃厚接触者がおられる御家庭においては、家庭内でのマスク着用や部屋を分けるなど、感染対策を徹底していただき、家族全員の体調管理に留意してください。また、同居している御家族が、濃厚接触者と判明した日から数日程度は、御家族の皆様が出勤等を控えるなどの御検討をお願いします。
 県民の皆様の御協力により感染拡大は抑えられてはいるものの、感染収束の勢いは鈍化しており、まだまだ気の抜けない日々が続いております。改めて、県民の皆様の御理解、御協力をお願いいたします。

 本県では、「まん延防止等重点措置」を終了してから3週間近くが経過しましたが、県独自の「感染拡大防止重点対策」や、感染が拡大している地域における追加対策などの効果が徐々に表れ始め、多くの市町村においてリバウンドを抑制することができています。
 一方で、第5波の状況とは異なり、新規陽性者数の減少スピードは緩やかで、しばらくは、高いレベルで推移することが予想されます。
 「依然として予断を許さない状況が続いている」との警戒感を県民の皆様と共有し、全県が一丸となって、第6波の早期収束を実現させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き御苦労をお掛けしますが、御理解と御協力をよろしくお願いします。

令和4年3月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ​

 はじめに、3月16日に発生した地震により、お亡くなりになられた方に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。
 今回の地震により、各市町村に避難所が設置されています。コロナ禍での災害対応となることから、各市町村においては、手指消毒や検温の実施など、感染症対策に十分配慮しながら、避難所を運営していただいております。
 県といたしましては、被災された方々が一日も早く元の生活を取り戻すことができるよう、市町村と連携しながら、被災箇所の復旧と被災者の生活再建に全力で取り組んでまいります。

 全国においては、1日当たりの新規陽性者数が連続して6万人を下回り、都市部でも減少傾向が見られるなど、第6波の猛威は収まりつつあります。
 こうした状況を踏まえ、政府は、昨日(17日)開催された対策本部会議において、現在、東京都を始めとする18都道府県に適用中の「まん延防止等重点措置」を21日で終了することを決定しました。
 およそ2か月半振りに、すべての都道府県において、重点措置が解除されることとなりました。
 本県における直近1週間の新規陽性者数は、先週まで、1日平均、約410人で推移しておりましたが、今週は平均で約370人となり、前の週から約1割減少しています。
 また、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」も、14日には、約2か月ぶりに30%を下回り、概ね安定的に推移しており、「重症者用病床の使用率」も引き続きレベル1の水準にあります。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力に感謝を申し上げますとともに、第6波の収束に向け、医療の現場で懸命に御尽力を頂いている医療関係者の皆様に、深く敬意と感謝の意を表します。
 一方、これから、卒業や入学、就職・転勤などにより移動が活発化する時期を迎え、歓送迎会や県外との往来など、人と人との交流が、より密接になることが予想されます。
 こうした人流の増加は、感染の再拡大につながる可能性があり、再び新規陽性者が増加に転じた場合、医療提供体制への負荷が増えることも懸念され、予断を許さない状況と言えます。

 これから多くの学校が春休みに入ります。集団生活の機会が減り、子どもたちが自宅などで過ごす時間が増えれば、感染の機会も減るかのように思われがちですが、一方で、子どもたちの行動範囲や一緒に過ごす人が変わることになり、それに対応した感染対策が必要となります。
 そこで、春休み中における「子どもの感染防止対策」のお願いです。子どもたちが元気に、笑顔で新学期を迎えられるよう、改めて御協力をお願いします。
 御家庭においては、毎日の体調チェックや手洗い、部屋の換気などを励行してください。また、年度末、年度始めにおける大人数での行事や、保護者参加行事などは、感染防止対策を徹底した上で開催されるようお願いします。
 部活動においては、当面、感染リスクの高い活動や宿泊を伴う行事等は停止し、活動時間や活動場所の分散についても御配慮をお願いします。
 学校が春休み中には、放課後児童クラブや学習塾、スポーツ団体等に通われるお子さんも多いことと思います。これらの管理者の皆様には、引き続き、感染防止対策を徹底していただくとともに、市町村によっては学校施設等を利用できる場合もあるので、そうした施設を活用し、密集を避けるなど、状況に応じた対応を検討してください。
 現在、福島県においては、「感染拡大防止重点対策」を実施しています。繰り返しになりますが、子どもたちを感染から守るためには、保護者の皆様の御協力に加え、学校だけでなく、あらゆる面から子どもたちに関わる人々の御協力が必要です。
 高齢者の皆様におかれましても、御自身、御家族ともに感染対策の徹底をお願いします。また、順番を迎えられた際には、ワクチンの接種をお願いします。
 高齢者施設の管理者の皆様におかれては、施設内での感染を防ぐため、職員の体調管理など、引き続き、感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
 移動・会食については、感染リスクを回避するため、感染拡大地域との不要不急の往来は控え、同一グループ、同一テーブルでの会食は、4人以内でお願いします。
 また、現在、会津若松市、郡山市、白河市、喜多方市、二本松市の皆様については、特段の感染対策強化をお願いしています。濃厚接触者がおられる御家庭においては、家庭内でのマスク着用や部屋を分けるなど、感染対策を徹底し、家族全員の体調管理に御留意願います。また、同居している御家族が、濃厚接触者と判明した日から数日程度は、御家族の皆様が出勤、登校、登園等を控えるなどの御検討をお願いします。
 学校、幼稚園、保育所等においては、状況に応じて、機動的な学級・学年閉鎖を始め、大人数での行事や保護者参加行事における開催方法の工夫、部活動やスポーツ少年団における活動方法や活動時間の見直しなど、更なる御検討をお願いします。

 今が第6波を抑え込めるか、拡大してしまうのかの瀬戸際です。改めて、県民の皆様の御理解、御協力をお願いいたします。
 本県では、「まん延防止等重点措置」を終了してから10日余りが経過し、先週は、子ども関係の施設において継続的な感染拡大や、人の移動・接触等を起因とした感染再拡大の傾向が見られる状況にありました。
 今週は、県独自の「感染拡大防止重点対策」や、感染が拡大している地域における追加対策などの効果が表れ、リバウンド傾向を徐々にではありますが、抑制することができています。
 今後も決して気を緩めることなく、「依然として予断を許さない状況が続いている」との警戒感を共有し、全県一丸となって、第6波の早期収束を実現させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会活動・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には御苦労をお掛けしますが、御理解、御協力をよろしくお願いします。

 

令和4年3月11日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、第6波の収束に向け、引き続き、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力頂いている医療関係の皆様に、改めて、深く敬意と感謝の意を表します。また、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力に重ねて感謝を申し上げます。
 全国においては、1日当たりの新規陽性者数が、都市部を中心に減少傾向にあるものの、地域によっては横ばいや増加が見られるなど、いまだ第6波は継続していると言わざるを得ない状況にあります。
 本県における新規陽性者数は、先週まで300人台で推移しておりましたが、今週に入り500人を超える日が確認されるなど増加傾向にあり、これまで、減少傾向にあった「人口10万人当たりの療養者数」も増加に転じている状況です。
 また、このまま新規陽性者数の増加傾向が続けば、「病床使用率」や「重症者病床の使用率」も悪化し、医療提供体制への負荷が更に増加することが懸念されます。
 本県における「まん延防止等重点措置」は6日をもって終了となりましたが、引き続き予断を許さない状況にあります。

 3月に入ってからも、県内各地の児童施設や学校、そして高齢者施設において、クラスターの発生が確認されています。クラスターは、爆発的な感染拡大につながることから、第6波の早期収束を図るためには、その発生を抑えることが重要です。
 一方で、施設管理者の方々からは「考えられる感染対策はすべて実施している」というお話もいただいています。子ども、高齢者に関係する皆様は、感染対策に神経を尖らせる日々が続いていることと思います。改めて、皆様の御協力に感謝します。
 そうした状況も踏まえ、県民の皆様には、今週7日から実施している「~子どもと高齢者を守る~オールふくしま感染対策総点検キャンペーン」への御協力をお願いします。
 このキャンペーンには2つの重要なポイントがあります。
 一つは、「いつもと違う視点での確認」です。施設管理者の皆様には、普段の目線では気付かないような、マスクを外してしまう瞬間、密になってしまう時間や場所など、「いつもと違う視点」での確認を、改めてお願いします。
 もう一つは、「双方向からの確認」です。学校、施設の方だけでなく、利用する子どもたち、そして保護者、高齢者の皆様も、御自身と御自身の環境を振り返って点検していただくことで、施設を管理する側と利用する側、ハード面とソフト面、双方向で確認することで、二重三重の感染防止対策につながると考えています。
 この2つのポイントを御理解いただき、18日のキャンペーン終了まで、県民皆様の御協力をよろしくお願いします。
 重ねてのお願いになりますが、今月末までの「感染拡大防止重点対策」は、子どもたちを感染から守るため、保護者の御協力に加え、学校だけでなく、幼稚園、保育所、認定こども園、放課後児童クラブ、学習塾、スポーツ団体など、子どもたちに関わるあらゆる施設の御協力が必要です。
 さらに、高齢者に感染を拡げないため、高齢者御自身が感染リスクの高い行動を控えていただくとともに、家族内感染につながらないよう、御家族の感染対策も徹底されるようお願いします。また、高齢者の皆様はもとより、御家族も、接種の順番を迎えられた際には、ワクチン接種をお願いします。
 高齢者施設の管理者におかれては、施設内での感染を防ぐため、職員の体調管理など、引き続き、感染防止対策を徹底していただくようお願いします。
 加えて、移動・会食におけるリスク回避のため、感染拡大地域との不要不急の往来は控え、同一グループ、同一テーブルでの会食は、4人以内でお願いします。

 先ほどありましたように、現在、県内において、新規陽性者数が急激な増加に転じている市町村が見受けられます。ここでは、児童施設や学校での感染、家族内感染などにより、子どもへの感染が、全体の感染者数を引き上げていることが分かっています。
 例えば、御家庭で、濃厚接触者がいるにもかかわらず家の中では対策をしていなかったために、気付いたときには、お子様が通う学校で感染が拡がっていたという事例が確認されています。
 そこで、現在の重点対策に新たな対策を追加いたします。
 感染が拡大している会津若松市、郡山市、白河市、喜多方市、二本松市の皆様へのお願いです。
 濃厚接触者がおられる御家庭においては、家庭内でのマスク着用や部屋を分けるなど、感染対策を徹底し、家族全員の体調管理に御留意願います。また、同居する御家族が、濃厚接触者と判明した日から数日程度は、御家族の皆様が出勤、登校、登園等を控えるなどの御検討をお願いします。
 学校、幼稚園、保育所等においては、状況に応じて、機動的な学級、学年閉鎖を始めとして、大人数での行事や保護者参加行事の開催方法の工夫、部活動やスポーツ少年団における活動方法や時間の見直しなど、御検討をお願いします。
 なお、この対象地域は、当面の間はこの5市としますが、感染状況に応じては、随時、追加する可能性があります。5市以外の県民の皆様においても、一層の感染対策の徹底をお願いします。
 繰り返しになりますが、感染の拡大を抑えるためには、基本的な感染対策を徹底することが重要です。引き続き、県民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

 県内においては、5歳から11歳のお子様を対象とした1回目のワクチン接種が、今月3日をスタートして、準備の整った市町村から開始されております。
 県では、保護者が接種について相談できる窓口を設置しております。こうした窓口の利用も含め、この機会に、お子様のワクチン接種について、御家族で良く話し合っていただきたいと思います。その上で、接種を希望され、順番を迎えた際には接種をお願いします。

 これまでは、県全域における「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」に伴う各種対策により、行動が制限されていたことで、人の移動や接触の機会などが一定程度抑えられていました。
 これらの対策の終了により、今後、会食や人の移動等を起因とした感染の再拡大、リバウンドが懸念されるところであり、現に、その兆候が見られる状況にあります。
 依然として予断を許さない状況が続いているとの強い警戒感を共有し、全県一丸となって、第6波の早期収束を実現させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には御苦労をお掛けしますが、御理解、御協力をよろしくお願いします。

 

令和4年3月4日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、今週、1日当たりの新規陽性者数が、7万人を下回る日も確認されたものの、各地では横ばいの傾向が続いており、増加に転じている地域もあるなど、いまだ第6波は継続していると言わざるを得ない状況にあります。
 福島県においては、1月30日に、県全域において「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」を実施してから、1か月余りが経過しました。
 この間、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力により、直近1週間の新規陽性者数は、200人を下回る日も確認されていますが、1日平均300人程度で推移し、横ばいや微増傾向にあります。また、人口10万人当たりの療養者数も減少が続いていましたが、今週は漸増している状況です。
 一方、直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数を、都道府県別の発生率順で並べた場合、本県は、「低い方から2番目」となっており、全国的に見ても感染が抑えられている状況にあります。
 さらに、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」については、先週まで「レベル3」の基準である50%前後で推移していましたが、今週に入ってからは、40%を切る水準まで低下しており、「重症者用病床の使用率」についても、「レベル2以下」の水準で推移しています。
 こうした状況を総合的に勘案し、本県においては、一定程度、感染拡大が抑えられていると判断できたことから、今週2日、国に対し「まん延防止等重点措置」を延長しない旨をお伝えしたところです。
 そして本日、政府は、先ほど開催された対策本部会議において、現在、「まん延防止等重点措置」を適用している31都道府県のうち、本県を含む13県に対する重点措置を3月6日付けで終了することを決定しました。
 この決定を受け、県全域における「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」は、3月6日までで終了することといたします。

 県民の皆様におかれましては、長期間にわたり、感染拡大防止対策への御理解、御協力を頂き、心から感謝を申し上げます。
 しかし、今回の終了をもって、県内の感染リスクがゼロとなり、従前のような日常生活が送れる状態に戻ったわけではありません。
 特に、児童施設や学校におけるクラスターの発生割合が、第5波と比べても非常に高い傾向が続いていることから、お子さん御自身はもちろんのこと、保護者の皆様、子どもに関わる全ての施設の皆様による感染対策の強化が必要です。
 一方で、高齢の方についても、感染に伴って持病が悪化するなど、重症化リスクが高まることから、高齢者御自身はもとより、御家族、高齢施設の皆様による、感染を広げない取組が大切となります。
 そのため、まん延防止等重点措置終了後の3月7日から3月18日までの間、「オールふくしま感染対策総点検キャンペーン」として、対策の強化に取り組みます。
 一つ目は、子どもや高齢者の施設において、感染対策の一斉点検をお願いするものです。期間中、これまで取り組まれてきた感染対策を、改めて点検していただき、対策の緩みや、新たな気づきがないか、総点検をお願いします。
 二つ目は、お子さんも、毎日の感染対策が習慣となるよう、御家族の皆様で、日頃の感染対策を改めてチェックしていただく取組です。
 また、総点検キャンペーンに併せ、今月末まで「感染拡大防止重点対策」を実施いたします。
 この対策のポイントは、「(1)子どもを感染から守る」、「(2)高齢者に感染を広げない」、そしてこれから、進学・就職などにより、移動や会食の機会が多くなることから、「(3)移動・会食に関するリスク回避」、この3点です。
 まずは、子どもたちを感染から守るため、保護者の皆様による検温を始めとした体調管理をお願いします。そして、各学校など、子どもに関わる全ての施設において、学習活動中だけでなく、登下校、放課後なども含め、基本的な感染防止対策がしっかりとできるよう、御指導、御協力をお願いします。
 次に、高齢者に感染を広げないため、高齢者御自身が感染リスクの高い行動を控えていただくとともに、家族内感染につながらないよう、御家族の皆様で感染対策の取組をお願いします。また、御自身だけでなく、御家族の皆様も、接種の順番を迎えられた際には、ワクチン接種をお願いします。加えて、高齢者施設管理者の方は、施設内での感染を防ぐため、職員の皆様の体調管理など、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いします。
 最後に、移動・会食におけるリスク回避のため、感染拡大地域との不要不急の往来は控えてください。また、同一グループ、同一テーブルでの会食は、4人以内でお願いします。
 これまでお願いしてきた感染拡大防止のための基本対策は、感染力が非常に強いオミクロン株に対しても、非常に有効な取組であることに変わりはありません。お子さんや御高齢の方だけでなく、全ての県民の皆様が、引き続き、感染拡大防止に向けた取組、対策を徹底していただくようお願いします。

 県全域で実施している「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が、3月6日までで終了することになります。
 一時は、全く先の見えない状況にありましたが、ようやく一筋の光が見えてきました。ここまで来ることができましたのも、感染爆発というべき状況の中、感染症対策や医療の現場で懸命に御対応を頂いた医師や看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様の御尽力と、感染拡大の防止に向けて、様々な制約を受け入れていただいた県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力の賜であり、心から感謝を申し上げます。
 これまでは、集中的に各種対策を講じ、行動が制限されていたことで、人の移動、接触等の機会が一定程度抑えられていましたが、今後、行動制限が緩和されることで、再び会食や人の移動等を起因とした感染のリバウンドが懸念されます。
 また、福島県との関わりが強い、首都圏の1都3県や隣接県の一部では、「まん延防止等重点措置」の期間が延長されるなど、福島県を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況にあります。
 感染のリバウンドを防ぐためには、県民の皆様お一人お一人が、「感染拡大防止重点対策」はもとより、正確な情報を得ながら、御自身や大切な人を守るため、慎重に行動することが重要になります。
 「リバウンドを絶対に起こさない」との強い思いを共有し、全県一丸となって、一日でも早く第6波を収束させ、穏やかな日常生活を取り戻し、社会・経済活動の活性化を図っていきたいと考えています。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には御苦労をお掛けしますが、御理解、御協力をよろしくお願いします。

 

令和4年2月25日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、昨年末に県内初のオミクロン株による感染者が確認され、急速に感染が拡大する中にあっても、患者さんと真正面から向き合い、お一人お一人に寄り添った治療に御尽力されている医師の皆様を始め、医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な場面で御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国においては、今週、1日当たりの新規陽性者数が、約1か月ぶりに(1/24以来)6万人を下回る日が確認されたものの、各地で横ばいの傾向が続いており、依然として過去最多の新規陽性者数が確認されている地域もあるなど、第6波収束への兆しが見えない状況にあります。
 本県においては、先週18日、県全域に対する「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の実施を3月6日まで延長しました。
 直近1週間の新規陽性者数は、1日平均で約283人となっており、引き続き高い水準で推移していますが、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力により、徐々にその効果が表れ始め、1週間前(約361人)と比較すると、約0.79倍となっています。
 また、療養者数も、今週23日以降、3千人を下回るなど、県全体としては、減少傾向が続いています。
 一方で、依然として、学校や児童施設、高齢者施設などにおけるクラスターが相次いで発生していること、入院者に占める高齢者の割合が増加していることなどにより、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」は、レベル3の50%前後で推移しています。また、その他の各種指標においても、改善傾向が見られるものの、依然として高い水準で推移しており、決して楽観視できる状況ではありません。
 さらに、既に国において公表されているとおり、オミクロン株の「BA.2」系統が、本県においても確認されています。

 全体として、感染状況は落ち着きつつあるものの、まだ予断を許さない状況にあることを十分に認識し、今後の1週間は、療養者数を減少させ、医療提供が確実に行えるよう、感染者数の少ない状態が安定的に続くことが重要であります。
 引き続き、県民の皆様、事業所の皆様には御負担をお掛けしますが、各種取組に対して、御理解と御協力をお願いします。

 まず、県民の皆様へのお願いです。営業時間の短縮を要請した時間以降における、飲食店等の利用を自粛するようお願いします。
 また、不要不急の都道府県間の移動など、感染リスクの高い行動を控えるとともに、3密の回避、不織布マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、飲食店等の皆様には、営業時間の短縮等に御協力願います。
 また、お店の感染防止対策の再確認と点検を徹底していただくとともに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 なお、営業時間短縮などの要請に御協力を頂いた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に飲食店以外の、多くの方が利用する施設の事業者の皆様には、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様には、イベント等の開催に当たって、業種別ガイドラインを遵守し、人数上限等に従った開催をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様にお願いします。テレワークやオンライン会議の活用などにより、人と人との接触機会を低減するとともに、事業継続計画(BCP)の再確認や策定をお願いします。
 なお、飲食店以外の事業者で、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対しても、一時金を支給します。

 次に、大学や専門学校等の皆様には、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えていただくよう、学生に対する注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様には、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止対策の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様には、感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 重症化のリスクが高い高齢者への感染は、病床使用率や重症者用病床の使用率など、県全体の医療提供体制に大きい負荷がかかるというだけでなく、感染に伴って持病が悪化するなど、長期療養、長期入院につながる恐れがあり、御本人や御家族、高齢者施設の事業者の皆様にとって、非常に気を遣われていることと思います。
 まずは、高齢者御自身が、混雑する場所や感染リスクの高い場所への外出を控えていただくともに、日頃から体調管理に気を付けてくださいますようお願いします。
 また、御家族におかれては、家族内感染を防ぐため、皆様で感染防止対策を徹底していただき、感染リスクの高い行動は控えてください。
 そして、高齢者施設等の事業者の皆様におかれては、施設内感染を防止するため、職員だけでなく、その御家族を含めた体調管理など、施設内へウイルスを持ち込まないよう、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いします。
 高齢の方への感染、そして高齢者施設等におけるクラスター発生防止に向け、御自身、御家族、周囲の方々総ぐるみで、引き続き御協力をお願いします。

 県全域を対象とした「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」を適用してから4週間近くが経過をいたしましたが、これまでの厳しい感染状況にも、少しずつ改善傾向が見られ始めています。
 ここで気を緩めることなく、県民の皆様と危機意識を共有し、全県一丸となって、一日でも早く第6波を収束させ、日常生活を取り戻し、社会・経済活動を再開できるようにしたいと考えています。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には御苦労をお掛けしますが、御理解と御協力をお願いします。

令和4年2月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、今週も、1日当たりの新規陽性者数が9万人を超える日が確認され、各地でも、新規陽性者数の過去最多の更新や高止まりの傾向が続くなど、いまだ第6波の収束の見通しが立たない状況です。
 本県においては、先月30日、県全域に「非常事態宣言」を発出するとともに、「まん延防止等重点措置」の区域を県全域に拡大してから、3週間近く経過しました。県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力により、新規陽性者の数には、減少傾向が見られ始めてきましたが、今週に入ってからも、1日平均で約370人もの新規陽性者がいまだに確認されています。特に、都市部のみならず、これまで感染者が少なかった町や村においても、多くの感染者が確認されるなど、県内全域へ感染が広がっている状況が続いています。
 また、学校や児童施設、さらに、高齢者施設や病院などにおけるクラスターの発生が相次ぎ、今月はわずか半月余りで、過去最多であった先月の1か月間(49件)を超える、66件のクラスターが確認されています。
 これに伴い、中等症や基礎疾患のある方などの入院が増加し、医療提供体制の負荷を示す「病床使用率」が、レベル3に達するなど、感染状況を示す各種指標は、依然として高い水準で推移しており、この状況が継続した場合には、医療提供体制が危機的状況に陥るとともに、社会機能の維持も困難となる恐れがあります。
 加えて、本県との関わりが強い、首都圏や隣接県の一部でも、先週、「まん延防止等重点措置」の期間が延長されるなど、本県を取り巻く環境は、予断を許さない状況が続いています。
 こうした状況を踏まえ、県としては、今週15日、国に対し「まん延防止等重点措置」の期間延長を要請しました。
 そして本日、政府は、先ほど開催された政府対策本部会議において、現在、「まん延防止等重点措置」を適用している36都道府県のうち、本県など17道府県に対する重点措置を3月6日まで延長することを決定しました。
 この決定を受け、現在、発出している「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の県全域での実施を3月6日まで延長することといたします。
 この期間で、新規陽性者の数を抑え、療養者数全体を十分に減少させることが、非常に重要であります。引き続き、御負担をお掛けしますが、改めて「まん延防止等重点措置」の取組に御理解、御協力をお願いします。

 まず、県民の皆様へのお願いです。営業時間の短縮を要請した時間以降における、飲食店等の利用を自粛するようお願いします。
 また、不要不急の都道府県間の移動など、感染リスクの高い行動を控えるとともに、3密の回避、不織布マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、飲食店等の皆様には、営業時間の短縮等に御協力をお願いします。
 また、お店の感染防止対策の再確認と点検を徹底していただくとともに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 なお、営業時間短縮などの要請に御協力を頂いた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に飲食店以外の、多くの方が利用する施設の事業者の皆様には、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様には、イベント等の開催に当たって、業種別ガイドラインを遵守し、人数上限等に従った開催をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様にお願いします。テレワークやオンライン会議の活用などにより、人と人との接触機会を低減するとともに、事業継続計画の再確認や策定をお願いします。
 なお、飲食店以外の事業者で、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対しても、一時金を支給します。

 次に、大学や専門学校等の皆様には、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えていただくよう、学生に対する注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様には、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止対策の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様には、感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 感染力の強いオミクロン株による第6波は、学校や児童施設などにおけるクラスターを始めとした、子どもたちの感染が非常に多く確認されています。
 子どもへの感染が多い理由として、お子さんの年齢や状況によっては、徹底した感染防止対策が困難な場合があること、保育所、幼稚園、学校など、集団で生活していることから、どうしても密になりやすいことなどが考えられます。
 小さなお子さんや、事情があってマスクの着用等が難しいような場合でも、人と人との距離を取り、こまめな換気をするなど、複合的に対策をしていただくようお願いします。併せて、感染リスクの高い学習活動等の延期・中止など、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 子ども関連のクラスターの発生割合が増えておりますが、一方で、職場や会合などによる感染やクラスターの発生は、ある程度抑えられています。これは、大人の皆様が、職場内の感染防止対策を始め、テレワークやローテーション勤務の実践、また、まん延防止等重点措置により会食などの機会を低減していただいていることによる効果と考えられます。
 子どもたちを感染から守るためにも、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底及びまん延防止等重点措置のよく守るをお願いいたします。

 県全域を対象とした「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の期間を延長せざるを得ないという、極めて厳しい状況が続きますが、県民の皆様と危機意識を共有し、全県一丸となって、一日も早く乗り越えていきたいと考えておりますので、引き続き、御理解、御協力をお願いします。

令和4年2月10日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、今週も、1日当たりの新規陽性者数が9万人を超える日が確認され、各地でも、新規陽性者数の過去最多の更新や高止まりの傾向が続くなど、オミクロン株の猛威による感染爆発というべき状況の中、最大限の警戒・対応が必要となっています。
 このため、政府においては、現在「まん延防止等重点措置」を適用している35都道府県のうち、今月13日を期限としていた東京都など13都県に対する、重点措置を3月6日まで延長するとともに、高知県へ追加適用することが、本日、決定される見込みとなっています。
 本県においては、先月30日に、県全域に「非常事態宣言」を発出するとともに、「まん延防止等重点措置」の区域を県全域に拡大しましたが、現在も、新規陽性者数は極めて高い水準で推移しており、昨日までのわずか9日間で、過去最多であった先月の1か月間を超える4,558人確認され、感染拡大に歯止めがかからない状況にあります。
 また、依然として、学校や児童施設におけるクラスターの発生が相次ぎ、家庭内での感染拡大に加え、高齢者への感染も増加傾向にあるなど、予断を許さない状況が続いています
 このままでは、医療提供体制が危機的状況に陥るとともに、社会機能の維持も困難になる恐れがあります。
 これ以上の感染拡大を何としても食い止めるため、県民の皆様、事業者の皆様の御協力を頂きながら、各種対策を重点的・継続的に実施していく必要があります。

 そこで、まず、県民の皆様へのお願いです。
 営業時間の短縮を要請した時間以降における、飲食店等の利用を自粛してください。
 また、不要不急の都道府県間の移動など、感染リスクの高い行動を控えてください。
 密閉、密集、密接の回避、不織布マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 飲食店等の皆様におかれては、営業時間の短縮等に御協力をお願いします。
 また、お店の感染防止対策の再確認と点検を徹底していただくとともに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 なお、営業時間の短縮等の要請に御協力いただいた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に飲食店以外の、多くの方が利用する施設の事業者の皆様へのお願いです。
 施設内の感染防止対策を徹底するとともに、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様へのお願いです。
 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底するとともに、人数上限等に従ったイベント等の開催に御協力ください。

 次に、全ての事業者の皆様へのお願いです。
 テレワークやオンライン会議の活用などにより、人と人との接触機会の低減に御協力をお願いします。
 また、事業継続計画(Bcp)の再確認や策定をお願いします。
 なお、飲食店以外の事業者で、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対しても、一時金を支給します。

 次に、大学や専門学校等の皆様へのお願いです。
 感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えていただくよう、学生に対する注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様へのお願いです。
 感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止対策の徹底をお願いします。
 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様へのお願いです。感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 また、今月4日に開催された政府の感染症対策分科会での議論を受け、政府の基本的対処方針にオミクロン株の特徴を踏まえた感染防止策が盛り込まれる見込みです。
 オミクロン株は、感染力が強く、感染のスピードが速いこと、飛沫による感染や換気の悪い場所における感染が多いこと、子どもへの感染増加により家庭内での感染が拡大していることなどが挙げられています。
 このため、保育所、認定こども園、放課後児童クラブ等の事業者の皆様におかれては、大人数での行事を延期または自粛していただき、保護者の送迎時における感染防止対策、食事の際の手洗い、子どもどうしの距離や向きへの配慮、遊具やおもちゃなどのこまめな消毒など、引き続き、感染対策の徹底をお願いします。
 また、重症化リスクが高いとされる高齢者を感染から守るため、高齢者施設等の従事者の皆様はもとより、その御家族を含めた毎日の健康観察を始め、入所者、利用者のマスク着用や距離の確保、送迎時の車内の換気、面会に来られる方の感染防止対策など、日々の対策のチェックをお願いいたします。

 子どもへの感染が増加していることから、教育に携わる皆様も、日々感染対策に御苦労されていることと思います。オミクロン株に対しても、基本的な感染防止対策を徹底することが重要です。そこで、教育関係者や、子どもたち、保護者の皆様に、感染対策を改めて確認していただけるよう、県では、感染対策を分かりやすく説明する動画を作成しました。
 児童・生徒向け、保護者向けのほか、金光教授から教育関係者向けに対策のポイントをお話しいただく動画など、順次、県HP等に掲載していきますので、是非、様々な機会を捉えて活用していただきたいと思います。

 感染対策と併せて、県民の皆様には、ワクチン3回目接種の発症予防効果や重症化予防効果、交互接種の安全性や有効性を正しく御理解いただき、接種の順番を迎えられた際には、御自身のため、そして、御自身の大切な人を守るため、社会機能を維持するため、できるだけ早く接種していただくようお願いします。

 県内全域を対象として「まん延防止等重点措置」を適用するという、極めて厳しい状況にありますが、県民の皆様と危機意識を共有し、全県一丸となって、一日も早く乗り越えていきたいと考えております。引き続き、御理解、御協力をお願いします。

令和4年2月3日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、昨日、1日当たりの新規陽性者数が初めて9万人を超え、各地でも、連日、過去最多を更新するなど、感染力が強いオミクロン株の猛威による「第6波」が急速な勢いで進んでおり、これまで経験したことがない感染爆発というべき状況が続いています。
 こうした中、本県においては、先月30日から今月20日までの間、県全域に「非常事態宣言」を発出するとともに、「まん延防止等重点措置」の区域を県全域に拡大し、飲食店等の営業時間短縮など、様々な協力をお願いしているところです。
 本県の感染状況は、2月1日に、1日当たりの新規陽性者が初めて600人を超えるなど、都市部のみならず、県内全域において感染拡大に歯止めがかからない状況にあり、感染状況を示す各種指標は、悪化の一途をたどっております。
 また、学校や児童施設ではクラスターの発生が相次ぎ、家庭内での感染も急速に広がっていることなどから、1月は53の市町村で、4,249人の新規陽性者が確認され、クラスターは49件報告されるなど、いずれも過去最多となっています。
 この感染の勢いを止めなければ、医療提供体制が危機的状況に陥ることが心配されます。
 県といたしましては、これ以上の感染拡大を何としても食い止めるため、県民の皆様、事業者の皆様の御協力を頂きながら、各種対策を重点的・継続的に実施していく必要があると考えています。

 そこで、まず、県民の皆様へ改めてお願いします。
 営業時間の短縮を要請した時間以降における、飲食店等の利用を自粛してください。
 また、不要不急の都道府県間の移動など、感染リスクの高い行動を控えてください。
 密閉、密集、密接の回避、不織布マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 飲食店等の皆様におかれては、営業時間の短縮等に御協力をお願いします。
 また、お店の感染防止対策の再確認と点検を徹底していただくとともに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 なお、営業時間の短縮等の要請に御協力いただいた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に飲食店以外の、多くの方が利用する施設の事業者の皆様へのお願いです。
 施設内の感染防止対策を徹底するとともに、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。
 また、換気など施設の感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様へのお願いです。
 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底するとともに、人数上限等に従ったイベント等の開催に御協力ください。

 次に、全ての事業者の皆様へのお願いです。
 テレワークやオンライン会議の活用などにより、人と人との接触機会の低減に御協力をお願いします。
 また、事業継続計画(Bcp)の再確認や策定をお願いします。

 なお、飲食店以外の事業者で、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対しても、一時金を支給します。

 次に、大学や専門学校等の皆様へのお願いです。
 感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えていただくよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様へのお願いです。
 感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様へのお願いです。感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 なお、先ほどの説明にもありましたが、第6波は、第5波と比較して児童施設や学校関係など、子ども関連のクラスターが非常に増えています。学校生活は、集団行動が中心であることから、感染力の強いオミクロン株により、急速な感染拡大につながっているものと思われます。
 子どもの感染リスクの高い活動例としては、運動時などにおける子ども同士の接触機会の増加や、部室などの狭い場所で密が生じたケースなどが見られます。
 そこで、子どもたちを感染から守るためのお願いです。学校等の施設管理者の皆様、地域のスポーツクラブや団体を運営されている皆様におかれては、業種別ガイドラインや衛生管理マニュアル等を参照し、感染防止対策の徹底をお願いします。
 児童、生徒の皆様は、授業だけでなく、部活動など放課後の活動においても、感染防止対策を徹底してください。
 そして、保護者の皆様へのお願いです。お子さんの登園、登校前の体調把握や、手洗い・手指消毒等、感染対策が正しくできているか、御家庭での確認をお願いします。

 最後に、県が県内の社会インフラ関係事業者の皆様に対して行った、聞き取り調査で寄せられた意見も踏まえ、県民の皆様へのお願いです。
 一つ目は、公共交通機関を利用する際、マスクを正しく着用し、会話を控えめにするなど、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 二つ目は、お店で買い物をする際、店舗に入る時の手指の消毒、他のお客様との間隔をとり、混雑時を避けて、最小限の人数とすることを心掛け、密にならないようにするとともに、接触機会を減らすため、可能な限りキャッシュレス決済の利用をお願いします。
 三つ目は、ごみを出す際、ごみが飛び出さないように袋をしっかり縛り、袋が破裂しないよう空気を抜くとともに、新型コロナウイルスに感染している方や、その疑いのある方はごみ袋を二重にするなどの御配慮をお願います。また、ごみを捨てた後は、しっかりと手を洗うようお願いします。
 私たちの生活を支える社会機能を維持するため、県民の皆様お一人お一人の感染防止対策の徹底をお願いします。
 本県は、県内全域を対象として、「まん延防止等重点措置」を行うという、これまで経験したことのない状況にあり、この極めて厳しい状況を全県一丸となって、乗り越えていきたいと考えています。引き続き、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力をお願いします。

令和4年1月28日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、昨日、1日当たりの新規陽性者数が2日連続して7万人を超え、各地でも、連日、過去最多を更新するなど、感染力が強いオミクロン株の猛威による「第6波」が急速な勢いで進んでおり、これまで経験したことがない感染爆発というべき状況が続いています。

 そのような中、政府は25日に、本県を含む18道府県に対し、「まん延防止等重点措置」を追加適用することを決定しました。

 本県では、昨日から来月20日までの間、福島市、会津若松市、郡山市、いわき市及び南相馬市において、様々な制限への御協力をお願いしているところです。

 本県においても、25日には新規陽性者が300人を超え、昨日は400人を超えるなど、3日連続して過去最多を更新し、「まん延防止等重点措置」を実施している5市を始め、県内全域において感染拡大に歯止めがかからない状況にあり、感染状況を示す各種指標は、更に悪化の一途をたどっています。

 県といたしましては、これ以上の感染拡大を何としても食い止め、県民の皆さん、事業者の皆さんと共に、この危機を乗り越えていくため、県全域に「非常事態宣言」を発出します。

 その上で、「まん延防止等重点措置」の区域を県全域に拡大し、対策を実施していくとの決断に至りました。

 県全域に対する「非常事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の実施期間は、今月30日から2月20日までといたします。

 まず、県民の皆さんへのお願いです。

 営業時間の短縮を要請した時間以降における飲食店等の利用や、感染防止対策が徹底されていない飲食店等の利用を自粛してください。

 また、混雑している場所などへの外出や移動を自粛してください。どうしても外出や移動の必要がある場合は、少人数で行動し、混雑している場所を避けるなど、感染リスクの高い行動を控えてください。

 オミクロン株においても、多くの場合がこれまでと同様、飛沫やエアロゾルの吸入等によって感染するとされています。マスクは、不織布マスク等を利用し、いつでも、正しく着用するようお願いします。また、一つの密であっても感染リスクは高まります。密閉、密集、密接は、常に回避するようにお願いします。

 「人と人との距離の確保」、「手指消毒」、「こまめな換気」など、基本的な感染防止対策の徹底を、改めてお願いします。

 次に、飲食店等の皆さんへのお願いです。

 飲食店等の皆さんについては、営業時間の短縮等に御協力ください。

 このうち、ふくしま感染防止対策認定店制度の認定店については、2つの方法から選択していただくことになります。

 一つは、営業時間を午後9時までに短縮し、酒類の提供を午後8時までとしていただくものです。

 もう一つは、営業時間を午後8時までに短縮し、酒類の提供を終日自粛としていただくものです。

 認定店ではない飲食店の皆さんにおかれては、営業時間を午後8時までに短縮するとともに、酒類の提供を終日自粛としていただくようお願いします。

 また、従業員の感染防止対策を徹底していただくほか、利用者に対するマスク着用や感染防止に関する措置の周知、換気の徹底など、店舗の感染防止対策を実施していただくようお願いします。

 さらに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。

 今回の要請は、営業時間と酒類の提供時間に幅を持たせ、皆さんが選択できるものとなっていますが、感染防止対策や感染リスクを下げる取組がしっかりとなされていることが重要であり、そのことを前提とした要請となります。

 飲食店等の皆さんには、これまで以上の感染防止対策をお願いすることになり、大変な御苦労をお掛けしますが、御理解と御協力をいただきますようお願いします。

 なお、営業時間の短縮等の要請に御協力いただいた飲食店等の皆さんに対しては、協力金を支給いたします。

 また、飲食店以外の事業者の皆さんにおいても、飲食店等の時短営業や新型コロナウイルスの拡大・長期化の影響により、売上げが減少した中小法人及び個人事業者等に対し、一時金を支給します。

 次に多くの方が利用する施設の事業者の皆さんへのお願いです。

 施設内の感染防止対策を徹底するとともに、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。

○ また、発熱症状のある方などの利用を控えていただく、利用者のマスク着用や感染防止対策の措置の周知など、利用者の感染を防ぐとともに、換気など 施設の感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆さんへのお願いです。

 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底するとともに、人数上限等に従ったイベント等の開催に御協力ください。

 次に、全ての事業者の皆さんへのお願いです。

 職場内の感染防止対策を徹底してください。

 ローテーション勤務やテレワーク、オンライン会議等の活用、時差出勤などにより、人と人との接触機会を低減するとともに、出張や会議を減らすなど、できる限りの外出機会の低減に御協力をお願いします。

 また、厳しい感染状況においても、社会に必要な機能を維持していくため、事業継続計画(Bcp)の再確認や策定をお願いします。

 次に、大学や専門学校等へのお願いです。

 大学、専門学校等の管理者の皆さんにおかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校へのお願いです。

 小・中・高等学校の管理者の皆さんにおかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆さんへのお願いです。感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 県内における、こうした感染悪化の状況や、主流となったオミクロン株の感染スピード等を踏まえ、本日から保健所における業務を、症状の重い方や重症化リスクが高い方に重点を置き、必要な医療に確実につなげる体制へ切り替えることとします。

 これに伴い、濃厚接触者となられる方への御連絡は、一部を除き陽性となられた方、御本人から連絡していただくこととします。

 これにより、濃厚接触者となられた方は、速やかに自宅待機をしていただきますようお願いします。

 この対応は、感染拡大時の当面のものではありますが、県民の皆さん、事業者の皆さんには、状況を御理解いただき、お一人お一人の適切な対応により、感染拡大の食い止めに御協力をいただきますようお願いします。

 先ほども申し上げましたとおり、本県においては、県内全域で感染が急拡大しており、大変厳しい状況にあります。

 この感染拡大に歯止めをかけるためには、県民の皆さん、事業者の皆さんお一人お一人の感染防止に向けた取組が非常に重要です。

 県といたしましては、全ての県民の皆さんと危機感を共有し、この難局を乗り越えていきたいと考えています。皆さんの御理解、御協力をお願いします。

令和4年1月25日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

​ 全国においては、1日当たりの新規陽性者が6日連続して4万人を超え、各地で、連日、過去最多を更新するなど、感染力が強いオミクロン株の猛威による「第6波」が急速な勢いで進んでおり、これまで経験したことがない感染爆発を警戒すべき状況にあります。
 福島県においても、先週末から連日、学校や事業所などで複数のクラスターが発生していることもあり、昨日は、昨年8月11日以来となる200人を超える感染者が確認されました。都市部を中心として感染拡大に歯止めがかからない状況にあり、感染状況を示す各種指標は、更に悪化の一途をたどっています。
 先週21日の時点で、特に危機的状況にあった南相馬市及びいわき市を対象として、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請しておりましたが、その後、週末にかけて、各種指標が急激に悪化した福島市、郡山市及び会津若松市の各市長からも、昨日、重点措置の適用を国に求めるよう、強い要請がありました。このため、これら3市を含めた5市を重点措置を講ずべき区域として、改めて、国に適用を要請しました。
 そして、本日、政府の基本的対処方針分科会での審議を経て、政府の対策本部会議において、本県を含む18道府県に対し、追加適用することが正式に決定されました。
 これを受け、県では、今月27日から2月20日までの間、南相馬市、いわき市に加え、福島市、会津若松市及び郡山市において、感染の拡大を防止するために必要な措置を実施いたします。

 まず、県民の皆様へのお願いです。
 福島市、会津若松市、郡山市、いわき市、南相馬市の5つの市においては、営業時間の短縮を要請した時間以降における飲食店等の利用や、感染防止対策が徹底されていない飲食店等の利用を自粛してください。
 また、混雑している場所、感染リスクの高い場所への外出や移動を自粛するとともに、外出や移動の必要がある場合でも、少人数で、混雑している場所を避けるなど、感染リスクの高い行動を控えてください。
 「人と人との距離の確保」、「手指消毒」、「こまめな換気」など、基本的な感染防止対策の徹底を、改めてお願いします。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 5つの市における飲食店等の皆様については、営業時間の短縮等に御協力ください。
 このうち、ふくしま感染防止対策認定店制度の認定店については、2つの方 法から選択していただくことになります。
 一つは、営業時間を午後9時までに短縮し、酒類の提供を午後8時までとしていただくものです。
 もう一つは、営業時間を午後8時までに短縮し、酒類の提供を終日自粛としていただくものです。
 認定店ではない飲食店の皆様には、営業時間を午後8時までに短縮するとともに、酒類の提供を終日自粛としていただくようお願いします。
 また、従業員の感染防止対策を徹底していただくほか、利用者に対するマスク着用や感染防止に関する措置の周知、換気の徹底など、店舗の感染防止対策を実施していただくようお願いします。
 さらに、同一グループ、同一テーブルでの会食については、5人以上とならないようお願いします。
 今回の要請は、営業時間と酒類の提供時間に幅を持たせ、皆様が選択できるものとなっていますが、感染防止対策や感染リスクを下げる取組がしっかりとなされていることが重要であり、そのことを前提とした要請となります。
 飲食店等の皆様には、これまで以上の感染防止対策をお願いすることになり、たいへんな御苦労をお掛けしますが、御理解と御協力をいただきますようお願いします。
 なお、営業時間の短縮等の要請に御協力いただいた飲食店等の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 次に多くの方が利用する施設の事業者の皆様へのお願いです。
 施設内の感染防止対策を徹底するとともに、入場者の整理誘導など、密集しないための対策をお願いします。
 また、発熱している方等などの利用を控えていただく、利用者のマスク着用や感染防止対策の措置の周知など、利用者の感染を防ぐとともに、換気など 施設の感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様へのお願いです。
 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底してください。
 また、イベント等の開催に関する制限等については県全域が対象となります。人数上限等に従ったイベント等の開催に御協力ください。

 次に、全ての事業者の皆様へのお願いです。
 職場内の感染防止対策を徹底してください。
 ローテーション勤務やテレワーク、オンライン会議等の活用、時差出勤などにより、人と人との接触機会の低減に御協力ください。
 また、出張や会議を減らすなど、できる限りの外出機会の低減にも御協力をお願いします。

 次に、大学や専門学校等へのお願いです。
 大学、専門学校等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校へのお願いです。
 小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習や練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者・障がい者施設、児童施設の皆様へのお願いです。感染防止対策に見落としがないか、再度、確認をお願いします。

 本県は、都市部を中心に更なる感染拡大が心配されており、大変厳しい状況にあります。県民の皆様、事業者の皆様一人一人の感染防止に向けた取組が非常に重要であり、県としては、皆様とこの危機感を共有し、この難局を乗り越えていきたいと考えています。皆様の御理解、御協力をよろしくお願いします。 

令和4年1月21日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規陽性者が2日連続して4万人を超え、各地域においても、連日、過去最多を更新するなど、いまだかつてないペースで感染が広がっており、日本全国が、正に「第6波」の真っ只中にあります。
 これまでになく感染力が強いオミクロン株が猛威をふるい、感染の急拡大が続いていることから、政府は今週19日、東京都、神奈川県などの1都12県に対し、「まん延防止等重点措置」を追加適用することを決定しました。
 本県においても、本日は、5か月ぶりに、2日連続して100人を超える感染者が確認されるなど、感染状況を示す各種指標は、悪化の一途をたどっています。
 また、本日から集中対策を実施している南相馬市においては、新規陽性者の減少傾向が見られるものの、「病床使用率」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」は、依然として、レベル3の基準に該当しています。
 さらに、いわき市においても、新規感染者が急速に増加しており、今週に入ってからは、「病床使用率」がレベル2、「人口10万人当たりの新規陽性者数」がレベル3の基準に達し、更に上昇を続けているなど、各種指標も急激に悪化し、医療提供体制に大きな負荷がかかる状況となっています。

 また、この両市は、本県より感染者数が多い他県との往来が盛んなこともあり、今、確実に感染拡大を抑え込まないと、一気に県全体の感染拡大につながり、医療体制のひっ迫を招くおそれがあります。
 そのため、今後、更なる感染拡大も心配されることから、南相馬市、いわき市の両市長より、「まん延防止等重点措置」の適用を国に求めるよう、強い要請がありました。
 県としても、この両市長の決断を重く受け止めるとともに、これ以上の感染拡大を何としても抑えていくため、より強い措置を取る必要があると判断し、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請することとします。
 今後、国に対し、速やかに要請するとともに、迅速に重点措置が適用されるよう調整を進めてまいります。

 なお、南相馬市においては、本日から県独自の集中対策期間となりました。まん延防止等重点措置の適用に関わらず、いち早く感染拡大を抑え込むことが必要です。南相馬市民の皆様におかれては、不要不急の外出を自粛していただくようお願いします。
  また、市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店」の事業者の皆様におかれては、2月6日までの間、各日とも午後8時から翌日の午前5時までの時間帯について、営業の自粛をお願いします。
 専門学校の管理者の皆様におかれては、学生への注意喚起の徹底を、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 同様に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いいたします。
 県全域において感染拡大傾向にある中、南相馬市民の皆様におかれては、先行して対策の強化をお願いすることになります。大変な御苦労をお掛けしますが、感染の収束に向けて御協力をお願いいたします。
 次に、全ての県民の皆様へのお願いです。引き続き、基本対策に取り組んでいただき、大人数、長時間の飲食は控えていただくようお願いします。
 また、県をまたぐ不要不急の移動は極力控え、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出は避けてください。
 現在、若い世代の感染が多く確認されています。特に、オミクロン株は症状の軽い方が多く、通学、通勤等で人との接触が多い学生や会社員の方は、無自覚のうちに感染してしまう、感染させてしまう可能性があります。
 そういった方から、高齢者や基礎疾患のある方、また医療従事者の方々にも感染が広がってしまうことにより、病床のひっ迫を始め、救える命が救えないという事態に陥ることがないよう、対策の徹底をお願いします。
 また、小さなお子さんについては、症状が軽いために登園・登校等させてしまうことにより、保育所や幼稚園、学校におけるクラスターにつながってしまうケースが、全国的に起きております。
 御家庭においては、必ず毎日、皆様で体温や症状の有無をチェックし、症状が軽い場合でも、登園や登校をさせずに、医療機関を受診されるようお願いいたします。
 次に、事業者の皆様へのお願いです。引き続き、基本対策の徹底と、ローテーション勤務や時差出勤などの積極的な活用をお願いするとともに、業種別ガイドラインの遵守、事業継続計画、Bcpの再確認や早期策定等の取組をお願いします。
  オミクロン株は極めて感染力が強く、従来よりも短期間で爆発的に感染が広まっており、どこまで感染者が増えるか見通せない状況となっています。
  県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、この第6波を出来る限り低く抑えるためにも、改めて、基本的な感染対策である、マスクの着用、手洗い・手指消毒、3密の回避、換気の徹底などをお願いします。
 また、体調が悪い時には、速やかに医療機関を受診していただき、外出や通勤、通学等も自粛していただくようお願いします。

令和4年1月19日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、昨日(18日)、1日当たりの新規感染者数が初めて3万人を超えました。

 各地域においても、連日、過去最多を更新するなど、いまだかつてないペースで感染が広がっており、日本全国が、正に「第6波」の真っ只中にあります。
 感染力が強いオミクロン株が猛威をふるい、感染の急拡大が続いていることから、政府は本日(19日)、新たに東京都、神奈川県などの1都13県に対し、「まん延防止等重点措置」を追加適用し、期間については、1月21日から2月13日までとなる見込みであります。
 福島県においても、「病床使用率」、「人口10万人当たりの1週間の療養者数」、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」の3つの指標がレベル2の基準に該当するなど、感染状況を示す各種指標は、悪化の一途をたどっています。
 県といたしましては、このような状況やモニタリング指標の推移、さらには、本県への影響が大きい首都圏及び隣県の感染状況等を総合的に検討し、迅速かつ適切に必要な対策を講じてまいります。

 特に、南相馬市においては、今月11日から、連日、新規陽性者が確認されており、市の独自対策として公共施設の休館や利用制限、イベント等の中止・延期等に取り組んでいましたが、1日当たりの新規陽性者が10人を超える日もあるなど、感染が拡大している状況にあります。
 昨日時点で、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が81.35人、また、「相双地区における病床使用率」も約79%となり、レベル3の基準をはるかに上回っているとともに、今月14日までに陽性が判明した方のうち、感染経路不明者が35.2%となるなど、全体の3分の1以上を占めています。
 さらに、東日本大震災の影響で医療資源が限られているという地域事情も重なり、既に病床の広域的な調整が必要となるなど、医療提供体制にも深刻な影響が表れています。
 こうした危機的状況を踏まえ、本日、南相馬市長から、市内における感染拡大を抑えるため、県として、より強い対策を行うよう要請がありました。
 県としても、このまま南相馬市における感染が拡大すれば、県内の広範囲に感染が拡大し、全県的に医療提供体制がひっ迫するような、非常に厳しい状況に陥る可能性があると考えています。

 南相馬市については、昨年の7月初旬にも、第5波に先行して感染が急拡大し、早期に集中対策を実施した経緯がありました。
 ただ、その後すぐに対策の効果が表れ、感染が急速に収束したことから、やはり感染の急拡大を抑制するためには、集中的に感染拡大地域の人流を抑え、人と人との接触機会を削減する強い対策を行う必要があると判断しました。

 そこで、南相馬市の皆さんへのお願いです。市民の皆さんにおかれましては、人の流れを抑えるため、1月21日から2月6日までの間、不要不急の外出を自粛していただくようお願いします。
 対策の期間については、これまでの経験も踏まえつつ、感染状況と対策の効果を見極めるため、2月6日までの2週間強を対策期間といたします。

 また、市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店」の事業者の皆さんにおかれては、1月21日から2月6日までの間、各日とも午後8時から翌日の午前5時までの時間帯について、営業の自粛をお願いします。
 御協力いただいた事業者の皆さんに対しては、お店の売上高等に応じて、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を支給することといたします。なお、本日から21日までに営業を自粛された事業者の皆さんも対象にいたします。

 専門学校の管理者の皆さんにおかれては、学生への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、小・中・高等学校の管理者の皆さんにおかれては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 同様に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆さんにおかれては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いいたします。

 南相馬市民の皆さんにおかれては、日常生活や地域経済の再生に向け、日々懸命に取り組んでいただいている中、再び大変厳しいお願いをさせていただくこととなりますが、ここで何としても感染拡大を抑え込み、医療提供体制のひっ迫という危機的状況を回避しなくてはなりません。
 南相馬市民の皆さんを始め、近隣自治体にお住まいの皆さんにおかれましても、お一人お一人が、この状況を十分に御理解いただき、感染防止対策に徹底して取り組んでいただくようお願いいたします。

 次に、全ての県民の皆さんへのお願いです。これまでも繰り返しお願いしてきた基本対策について、より一層徹底いただくことに加え、感染が収まるまでの間、大人数、長時間の飲食は控えていただくようお願いします。
 また、県をまたぐ不要不急の移動は極力控えてください。たとえ近場であっても、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出は避けてください。
 次に、事業者の皆さんへのお願いです。これまでも、各職場において感染防止対策に取り組んでいただいておりますが、引き続き、基本対策の徹底と、ローテーション勤務や時差出勤、テレワークなどの活用により、通勤や勤務中における、人との接触機会の削減をお願いします。
 また、業種別ガイドラインの遵守に加えて、これ以上の感染拡大により社会インフラ等が機能不全に陥ることのないよう、事業継続計画、Bcpの再確認や早期策定等の取組をお願いします。

 オミクロン株は極めて感染力が強く、従来よりも短期間で爆発的に感染が広まるなど、私たちがこれまで経験したことがない桁外れのスピードで拡大をしています。
 県民の皆さん、事業者の皆さんにおかれましては、この第6波を可能な限り低く抑えるために、改めて、基本的な感染対策であるマスクの着用、手洗い、3密の回避、換気の徹底などをお願いします。
 また、体調が悪い時には、速やかに医療機関を受診していただき、外出や通勤、通学等も自粛していただきますようお願いします。
 各部局においては、オミクロン株のこれまでにない感染力の強さ・脅威を改めて強く認識をし、南相馬市民の皆さん、事業者の皆さんに混乱が生じることがないよう、関係機関と連携して迅速かつ的確に対応を進めるとともに、引き続き、県民の命と健康を守り、県民生活の安全・安心の確保に向け、全庁一丸となって、しっかりと取り組んでください。

令和4年1月14日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、感染力が非常に強いオミクロン株への置き換わりが急速に進み、昨日(13日)の新規陽性者数は、東京都で3千人、大阪府で2千人を超え、全国でも約4か月ぶりに1万8千人を超える感染者が確認されるなど、加速度的に感染が拡大しています。本県においても、今週初めて、オミクロン株による市中感染やクラスターが発生し、昨日(13日)は、昨年の9月1日以来となる60名を超える感染者が確認され、病床使用率も20%台へ上昇するなど、悪化の一途をたどっています。

 こうした県内における感染者の急激な増加から、福島県においても、「第6波」に入ったものと認識をしております。
 県といたしましては、このような状況やモニタリング指標の推移、さらに、本県への影響が大きい首都圏及び隣県の感染状況等を総合的に検討し、福島県の感染レベルを、現在の「レベル1(維持すべきレベル)」から、「レベル2(警戒を強化すべきレベル)」へ引き上げることといたしました。本県の感染レベルを2に引き上げたことに伴い、これまで県民の皆様にお願いしてきた基本対策についても、更なる強化が必要であると考えています。これまでにない感染力で、瞬く間に世界中に広まったオミクロン株に対しても、日常の感染防止対策の徹底に加え、県全体としての人流の抑制、人と人との接触機会の削減が、感染に対する抑止となることに変わりはありません。

 そこで、県民の皆様へのお願いです。これまでも繰り返しお願いしてきた基本対策をより一層徹底いただくことに加え、感染が収まるまでの間、大人数、長時間の飲食は控えていただくようお願いします。また、県をまたぐ不要不急の移動は、極力控えてください。近場であっても、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出は避けてください。

 次に、事業者の皆様へのお願いです。
 事業者の皆様には、日頃から、県民の安全・安心な生活に欠かすことのできない社会基盤の安定のため、経済活動の維持・再生の両立に御尽力いただいており、改めて感謝を申し上げます。
 これまでも、職場における感染防止対策に取り組んでいただいておりますが、引き続き、基本対策の徹底と、ローテーション勤務や時差出勤、テレワークなどの活用により、通勤や勤務中における、人との接触機会の削減をお願いします。
 また、業種別ガイドラインの遵守に加えて、これ以上の感染拡大により社会インフラ等が機能不全に陥ることのないよう、事業継続計画、Bcpの再確認や早期策定等の取組をお願いします。

 今後、感染拡大がますます加速し、県内の医療提供体制がひっ迫するような場合には、本県としても、県独自対策やまん延防止等重点措置の要請など、強い行動制限に移行することを検討しなければなりません。
 この第6波を可能な限り低く抑えるため、県民の皆様、事業者の皆様と一致団結して取り組む必要があります。
 県としても、病床の確保・活用と宿泊療養施設の増、自宅療養体制の充実、検査体制の強化などの医療提供体制の充実・強化や、ワクチン接種の積極的前倒しなどに全力を挙げてまいります。

 皆様には御不便と御苦労をおかけしますが、御理解、御協力をお願いいたします。

 オミクロン株は感染力が非常に強く、従来よりも短期間で爆発的に感染が広まるなど、私たちがこれまで経験してきたことを遥かに超えるものとなっています。
 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、急激な感染拡大を少しでも緩やかなものとするために、改めて、基本的な感染対策の徹底をお願いするとともに、体調の悪いときには、早めに医療機関を受診していただき、外出や通勤、通学等も自粛していただくようお願いします。

令和4年1月11日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、年明け以降、「オミクロン株」による市中感染などにより、新規陽性者が急増し、先週8日には、約4か月ぶりに全国で8千人を超える感染者が確認されるなど、感染拡大のペースに歯止めがかからない状況となっています。
 福島県においても、昨日、オミクロン株に感染された方を起点としたクラスターが、県内で初めて確認されたほか、本日は、本県で初となるオミクロン株による市中感染が判明しました。これにより、現在、県内でオミクロン株に感染したことが確定した方は26名にのぼっています。
 さらに、オミクロン株への感染が疑われる方も含めると、既に県内の感染源のうち82.9%が新たな変異株に置き換わっている状況であることから、今後、最大級の危機感をもって警戒に当たるとともに、しっかりと対策を講じていく必要があります。
 なお、こうした県内におけるオミクロン株の発生状況や、ここ数日の感染者の増加傾向、さらには、本県への影響が大きい首都圏及び隣県の感染状況等から、本県においても「第6波の入口に立った」ものと認識しております。

 先ほど申し上げたように、県内においても、感染力が強いと言われるオミクロン株の市中感染が確認されました。いつでも、どこでも、誰でも感染するリスクが高まっています。国から提供されている、感染動向を把握するための予測ツールによる試算では、今後、病床使用率が急激に増加し、医療提供体制がひっ迫する可能性があることが示されています。
 本県は今、感染を食い止め、第6波をいかに小さく抑えることができるか、あるいはこれまでに経験したことのないような大規模な波に襲われるかの瀬戸際に立たされています。ここで感染の連鎖を食い止め、これ以上拡大させないためにも、県民の皆様に改めてお願いいたします。
 咳、のどの痛み、発熱など、軽い症状であっても、体調の異常を感じたら、登校、出勤など、外出を控え、かかりつけ医や診療検査医療機関に御相談ください。
 症状が無い方でも、大勢が集まるような感染リスクが高い場所に行った、あるいは、久しぶりに会った人と飲食等で一緒に過ごした、旅行や帰省など広域的な移動をしたことなどにより、感染の不安を感じておられる方は、是非、無料検査を受けてください。
 また、まん延防止等重点措置区域など、感染拡大地域への不要不急の移動は控えてください。これらの地域は、日に日に感染者数が増加するおそれがありますので、最新の情報を確認するようお願いします。さらに、県外のみならず、県内においても、混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出は、控えていただくようお願いします。
 感染拡大がますます加速し、県内の医療提供体制がひっ迫するおそれがある場合には、本県としても、強い行動制限を要請する可能性があります。

 県内では、本日が始業式という学校も多いと思います。学校、職場等の集団生活においては、オミクロン株によって感染が急激に拡大する危険性があります。日常生活の中でも決して気を緩めることなく、徹底して感染対策に取り組んでいただきますようお願いします。
 オミクロン株の感染スピードは、想像以上のものとなっています。県民の皆様におかれましては、改めて、マスクの正しい着用、3密を避ける行動など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 加えて、事業者の皆様におかれましては、職場の感染対策の確認とともに、テレワークやオンライン会議の活用など、人との接触機会を可能な限り低減するようお願いします。
 各部局においては、オミクロン株のこれまでにない感染力の強さ・脅威を改めて強く認識し、県民の命と健康を守り、県民生活の安全・安心の確保に向け、全庁一丸となって、しっかりと取り組んでください。

 

令和4年1月7日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国における新規陽性者は、冬休みや年末年始にかけての帰省や旅行などによる人流増加に加え、感染力の強い「オミクロン株」の出現により、年明け以降、日を追うごとに、2倍・3倍・4倍という急激なスピードで拡大しており、昨日は全国で4千人を超えるなど、ここ1週間で約10倍に達しています。

 また、「オミクロン株」については、全国各地で市中感染と見られる事例が確認されており、感染拡大のペースに拍車をかけています。

 感染拡大が特に著しくな沖縄県、山口県、広島県については、年明け以降、急激に感染者が増加していることから、政府に対し、「まん延防止等重点措置」の適用を要請し、先ほど正式に決定されたところであります。

 本県においても、1月1日に本県初となるオミクロン株の感染が確認されたところですが、本日、新たに2名の方がオミクロン株に感染していることが判明しました。

 この方々は、感染経路が特定されているため、県内における市中感染の可能性は低いと判断していますが、オミクロン株は既に県内に入り込んでおり、市中感染が確認されるのは、もはや時間の問題であると考えています。

 今後、県内において感染拡大の傾向が見られる場合には、時機を逸することなく、飲食店への営業時間短縮要請や、イベントの人数制限の強化、外出や移動の制限を行うとともに、感染力の強いオミクロン株による感染急拡大など、県内の医療提供体制がひっ迫するおそれがある場合には、ワクチン・検査パッケージ制度等を適用せずに、強い行動制限を要請する可能性もあります。

 ワクチン・検査パッケージ制度については、ワクチンを接種していても感染リスクが高いとされるオミクロン株の特性を踏まえ、専門的・医学的見地から、取り扱いの見直しが必要であると考えており、全国知事会を通じて国に求めているところです。

 また、オミクロン株だけでなく、デルタ株の感染者もかなりおり、年末年始において、帰省や旅行など、広域的な人流が全国的に見られたことから、再びウイルスが県内各地でも拡がるなど、既に皆様の身近なところまで迫ってきています。

 お一人の感染から、御家族や御友人へと感染し、そこから学校や職場などにおいてクラスターの発生や感染の急拡大を引き起こすといった事例が、これまでもいくつも確認されています。

 日常生活において、身近な方に感染が拡大することがないよう、御自身の体調管理に十分御注意いただき、手指消毒や換気などの対策を確実に実施する、会食の機会では感染リスクに特に注意をしていただくなど、一層の感染対策への御協力をお願いします。

 また、学校や職場、医療機関や施設等の管理者の皆様におかれては、体調管理の確認や、感染対策の徹底など、引き続き御協力をお願いします。

 今週末は3連休という方も多いと思います。成人式への出席や、久しぶりの同級生との再会など、普段会っていない人達が集まり、会食などをされることは、気の緩みにつながり、感染リスクも高まりますので、慎重な行動をお願いいたします。

 マスクを正しく着用する、人との間隔を取る、3密を防ぐなどの基本的な感染対策を徹底していただき、強い行動制限をかけることなく第6波を回避できるよう、皆様の御理解、御協力をお願いします。

 さらに、先ほども説明がありましたように、12月に感染が確認された方のうち、7割以上の方はワクチンを接種していないことがわかっています。未接種の方は、まだ1回目、2回目の接種も可能ですので、積極的なワクチン接種について、御検討いただきますようお願いします。

 昨日開催された全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部の役員会議に出席した神奈川県と広島県の知事から、数日後に、神奈川県で1日当たり1万人、広島県では8千人の新規陽性者が確認されるのではないかとの危機感を持っているとの発言がありました。オミクロン株の感染力を踏まえると、本県においても、同様の事態が十分生じうる状況にあると認識しなければなりません。

 県としては、感染拡大に備えて、病床の即応化の前倒しに加え、宿泊療養施設の確保室数を、昨年11月に策定した計画から更に大幅に上積みし、少なくとも1,000室を超える室数を確保するとともに、自宅療養者の健康観察の強化にも、大至急、取り組んでまいります。

 これらの医療提供・検査体制の充実・強化と、県民の皆様による基本的な感染対策、この両輪を組み合わせることが、急速な感染拡大と医療提供体制のひっ迫を抑え、県民の皆様の命と健康を守ることにつながります。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、オミクロン株の脅威に関して是非、危機感を共有していただき、今後も気を緩めることなく、引き続き、感染対策の徹底に、御理解と御協力をお願いします。

 各部局においては、オミクロン株のこれまでにない感染力の強さ・脅威をしっかりと認識し、県民の命と健康を守り、県民生活の安全・安心の確保に向け、全庁一丸となって、しっかりと取り組んでください。

令和4年1月1日(土曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国における新規陽性者は、12月の中旬まで100人前後で推移をしていましたが、12月下旬以降は明らかに増加に転じており、直近では500人を超える規模で確認されるなど、感染拡大の傾向がより鮮明となっています。

 また、新たな変異株「オミクロン株」については、昨年の11月30日に空港検疫において国内初の感染者が確認されてから約1ヶ月が経過をし、12月31日時点で24都府県での感染が確認されています。

 このうち、感染経路が不明な「市中感染」と見られる事例も12都府県で確認されるなど、オミクロン株の感染は全国で拡大しつつあります。

 福島県においても、12月23日から連続して新規陽性者が確認されています。感染の再拡大が心配される中、12月29日に感染が確認された方が、ゲノム解析の結果、オミクロン株に感染していることが判明いたしました。

 この方は、海外渡航歴があり、オミクロン株に感染した人と同じ飛行機に搭乗していたことから、県内の宿泊療養施設において健康観察を実施しておりました。そのため、市中感染の可能性は低いと判断をしております。

 一方、今般、山形県においてオミクロン株の市中感染が確認をされたことから、本県も隣接県として、「感染不安がある無症状の県民」を対象とした無料検査を1月3日から開始する予定です。無症状であるものの感染の不安を感じておられる方は、検査を受けていただくようお願いいたします。

 厚生労働省のアドバイザリーボードでは、現状について、「オミクロン株の感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況」と分析しています。

 特に帰省や旅行に際しては、その前後を含め、感染リスクの高い行動を控え、できるだけ少人数での行動に抑えること、また、体調が悪い場合は症状が軽くても外出を控え、積極的に医療機関を受診すること、検査を受けることなどが推奨されています。

 次に、福島県では、これまでも県民の皆さんに対し、感染の再拡大、リバウンドを防ぐための基本的な対策の徹底をお願いしてきました。

 引き続き、発熱等、症状がある場合は外出をしない、外出先の感染情報等を確認する、移動中も気を緩めないなど、外出時には十分に注意を払うとともに、こまめに換気を行う、混雑している場所や時間帯は避ける、人と人との距離を取るといった「3密の回避」など、お一人お一人の基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。

 県といたしましても、今後、県内で感染が再拡大した場合に備えて、病床の拡充や、年末年始の医療提供体制の確保、ワクチン接種の体制整備に、引き続き、力を注いでまいります。

 今後の感染拡大に備えた医療提供体制の充実・強化と、県民の皆さんによる基本的な感染防止対策が一枚岩になることによって、次の感染拡大の波を低く抑えることができます。

 これまでも、そしてこれからも、日頃の感染防止対策が重要であることに変わりはありません。県民の皆さんにおいては、今後も気を緩めることなく、一層の対策徹底に、御理解と御協力をお願いいたします。

 

令和3年12月28日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 新型コロナウイルス感染症との戦いに明け暮れた本年も、残すところあとわずかとなりました。

 この一年、県民の皆様、事業者の皆様の感染防止対策への御協力と、医療関係者の皆様の御尽力に、心から感謝を申し上げます。

 また、記者クラブの皆様も、この本部会議、あるいは臨時の会見も含めて、常に対応していただき、県民の皆様に、情報をしっかりと発信していただきました。

 この場をお借りしまして、御礼を申し上げます。

 第5波が収束してから、落ち着いた状況が続いておりましたが、ここにきて、全国においては、直近1週間の1日当たりの新規感染者数が平均で200人を超えるなど、はっきりと増加傾向にあり、今後の感染拡大が心配される状況となっております。

 本県においても、先週から連続して複数の新規感染者が確認される日があるなど、感染の再拡大が心配されています。

 そのような中、県内の学校では冬休みに入るとともに、今日で仕事納めという方や、年末年始も仕事等で忙しく過ごされる方など、皆様それぞれに御予定があり、人の動きが活発になる時期を迎えています。そこで、私から改めてお願いをいたします。

 国内では、感染力が強いとされるオミクロン株の市中感染が各地で確認されており、県内での発生も心配されるところです。しかしながら、オミクロン株に対しても、我々の取るべき対策に変わりはありません。

 基本対策に加え、混雑する場所や感染リスクが高いと想定される場所では、十分に注意をお願いします。帰省や旅行等は、移動先の状況を把握し、慎重に検討の上、移動の際は、感染防止対策を徹底してください。

 また、県内では、昨日から、ワクチン・検査パッケージ活用のための無料検査が開始されております。健康上の理由でワクチン接種を受けられない方で、帰省や旅行を予定されている方は、この無料検査を御活用いただきたいと思います。

 せき、のどの痛み、発熱等の症状がある場合は、外出を控え、早めに受診してください。

 会食の際は感染リスクが高まりますので、特に注意してください。

 これらは、基本的でシンプルな取組ですが、私たちができる最大限の対策でもあります。

 オミクロン株という、新たな脅威が迫る中、皆様一人一人の心がけで、変異株に対しても十分に効果を発揮することを改めて共有したいと思います。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、穏やかな年末年始を過ごしていただくためにも、決して気を緩めることなく、基本的な感染対策を徹底していただきますよう、引き続き、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

 各部局においては、年末年始期間中においても、新型感染症への対応を始め、県民生活の安心・安全の確保にしっかりと取り組んでください。

令和3年12月24日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 始めに、これまでの県民の皆様、事業者の皆様の御協力と、医療関係者の皆様の御尽力に心から感謝をいたします。

 全国では、18日に、およそひと月ぶりに1日の感染者数が200人を超えたほか、東京都においては、連日、1日の新規感染者数が1週間前の同じ曜日より増加するなど、感染の再拡大が心配される状況となっています。

 また、オミクロン株については、既に、国内で200人にのぼる感染者が確認されているほか、大阪府や京都府においては、市中感染が確認され、東京都においても、市中感染が疑われる事例が発生するなど、今後の動向が心配される状況です。

 福島県においても、昨日、約3か月ぶりに2桁の新規感染者が確認されるなど、ここにきて感染の再拡大につながりかねない状況が出てきております。

 本県においては、9月末にまん延防止等重点措置の適用が解除されて以降、県内の人流は増加傾向が続いています。さらに冬休みや年末年始にかけ、広域的な人流が増える上、普段会わない方や、大人数で集まる機会が増えることも、感染のリスクを高めます。

 県民の皆様が安全に年末年始を過ごしていただくため、帰省や旅行等で移動される際は、移動先の感染状況を把握の上、御自身の体調も踏まえて慎重に御検討いただき、マスクの正しい着用や、手洗い、手指消毒などの基本的な感染対策の徹底をお願いします。

 さらに、飲食時は感染のリスクが高まりますので、県内はもちろん県外においても、感染対策の徹底された認証店を利用し、マスク無しでの会話は控える、密閉・密集・密接を避けることなどを徹底していただき、御自宅での会食等の際にもこまめな換気を行うなど、感染対策をしっかり行ってください。

 なお、発熱等の症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、外出を控えていただくようお願いします。

 県といたしましては、県民の皆様の命と健康を守るため、医療提供体制の更なる整備や、ワクチンの接種を推進してまいります。

 ワクチンについては、1・2回目の接種の機会を逃してしまった方や、これまで接種を迷われていた方なども、引き続き、接種が可能となっておりますので、是非、接種をお願いいたします。

 また、今後、まん延防止等重点措置などの行動制限が講じられた場合に備え、ワクチン・検査パッケージを活用するための検査実施場所を、年内に61箇所設置いたします。

 ただ、そうした強い行動制限を発動することなく、感染の再拡大を防ぎ、落ち着いた状態を継続していくことが何よりも重要です。

 ヨーロッパやアメリカにおいては、オミクロン株による感染が急速に拡大しており、多くの国で対策が強化されています。福島県においても、こうした各国の状況を、重く受け止める必要があります。

 変異株に対しても、基本的な感染対策は有効であるとされています。県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、決して気を緩めることなく、お一人お一人の徹底した対策が、感染拡大を防ぐ最大の砦であることを認識していただき、引き続き、御協力をお願いいたします。

 最後に、新型コロナウイルス感染症はもちろんのこと、時節柄、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなど、他の感染症にも注意を払わなければなりません。

 まずは、お一人お一人が、睡眠や栄養を十分に摂り、適度な運動を心がけるなど、日ごろの生活習慣に気を付け、免疫力を高めることも大切です。

 基本的な感染対策と御自身の体調管理を徹底し、健やかに新年を迎えることができるよう、皆様の御協力をお願いいたします。

令和3年12月17日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国の感染状況は、落ち着いた状態が続いているものの、東京都では35日ぶりに新規感染者が30人となるなど、今後の動向を注視していく必要があります。また、感染力の高さが心配されているオミクロン株について、空港検疫では陰性とされた方が14日間の自宅待機中にオミクロン株に感染していることが判明し、さらに、その方の濃厚接触者もオミクロン株に感染している事例が確認されるなど、国内での感染拡大が心配されています。

 一方、本県においては、12月の新規感染者数は、7日に4人が確認されたほかは、ゼロ又は1名となっており、現在のところ、落ち着いた状況が続いています。
 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、あらゆる場面で、感染拡大防止対策にしっかりと取り組んでいただいていることに加え、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で、懸命に御尽力いただいている賜であります。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。
 昨年の今頃は、全国的に感染状況が悪化し、県内でも大規模なクラスターが発生するなど、感染者の急激な増加が見られたため、忘年会や新年会等の会食や、感染拡大地域との往来について、県民の皆様に慎重な行動をお願いしました。しかし、その後も感染状況は更に悪化し、年が明けて1月の半ばには、不要不急の外出自粛、飲食業の皆様には営業時間の短縮をお願いすることになりました。
 
 一方、今年は、現在のところ、感染状況も落ち着いており、冬休みや年末年始に、帰省や旅行を始め、御家族、御親戚等と久しぶりに集まったり、御友人、職場の方と共に会食をする予定などを立てられている方も多いかと思います。
 今後、再び人が集う機会や会食する機会を制限するような状況とならないよう、引き続き、お一人お一人が感染防止対策にしっかり取り組んでいただきますよう、御協力をお願いします。
 特に、帰省や旅行等で移動される際は、移動先の感染情報を把握するとともに、御自身に発熱等の症状がある場合は、外出を控えていただくようお願いします。
 また、飲食時は感染のリスクが高まりますので、外食の際には、感染対策の徹底された認証店を利用していただき、マスク無しでの会話は控える、密閉・密集・密接は避けるなどの徹底をお願いします。
 御自宅等での会食においても、過去にクラスターが発生した事例が複数あることから、三密に注意し、こまめな換気を行うなど感染対策をしっかり行ってください。

 なお、本日17日から26日までの10日間、福島市、会津若松市、郡山市、いわき市における繁華街において、感染防止対策を呼びかける活動を行います。
 年末年始には、人が集まる機会が増えますが、県民の皆様に安全・安心で、心穏やかに過ごしていただくためにも、引き続き、感染防止対策への御理解、御協力をお願いします。

 令和3年12月10日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日の新規感染者数が100人程度で推移しており、落ち着いた状況が続いています。
 本県においては、12月7日に4人の新規感染者が確認され、既に11月の累計新規感染者数を上回ったものの、今のところ散発的な発生にとどまっております。

 改めて、医師や看護師、保健師の皆様をはじめ、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御対応を頂いていることに、深く感謝を申し上げます。
 また、県民の皆様、事業者の皆様には、感染拡大の防止に向け、あらゆる場面で御協力を頂いており、心から御礼を申し上げます。

 「オミクロン株」については、心配すべき変異株として位置付けられ、厳重な警戒態勢がとられています。このオミクロン株は、これまでよりも感染力が高まることや、既存ワクチン効果の低減、再感染のリスクの増加などが心配されており、仮に今後、感染が国内において拡大した場合、第5波を超えるような危機的状況に陥る可能性もあります。
 また、少なくはなりましたが、デルタ株による感染も依然として続いており、他県においては、学校や保育所、工場や医療機関等でクラスターが発生するなど、いまだ予断を許しません。
 さらには、これから冬休みや年末年始にかけて、旅行や帰省など、長距離の移動が増加することや、恒例行事、イベントなどによる人流の増加も予想され、感染のリスクは常に身近に存在しています。引き続き、いつでも、どこでも、だれでも感染の可能性があるということを心に留めて、行動していただくようお願いします。

 デルタ株であっても、新たな変異株であっても、お一人お一人の基本的な感染対策の徹底が重要であることは変わりません。これまでと同様に、マスクの正しい着用や、手指消毒、こまめな換気、人との距離の確保などをお願いします。また、体調不良などの症状がある場合には、登校や出勤を控え、早めに医療機関へ相談、受診をしてください。
 また、これから忘年会やクリスマスなど、会食の機会も増えることと思います。飲食の際は、感染対策の徹底された飲食店を利用するとともに、感染リスクには十分注意してください。

 感染拡大の波は、突然、かつ急激に襲ってきます。感染状況が落ち着いているからといって、決して油断することなく、感染の再拡大、リバウンドをさせないという強い思いを共有し、感染対策への御理解、御協力をお願いします。

 次に、保健・医療提供体制については、急激な感染拡大が生じた第5波の経験を踏まえ、最大1,700人の療養者を想定した体制構築を進めてまいりました。病床については最大799床、宿泊療養施設は1施設増やし、最大603室の体制を構築することができました。
 また、入院待機ステーションについても、県内における2か所目として、郡山市でも設置準備を進めております。
 医療関係者、民間事業者の皆様の御協力を頂き、体制の強化を図ることができました。心より感謝を申し上げます。

 県としては、県民の皆様の命と健康を守るため、保健・医療提供体制をしっかりと強化し、備えてまいります。
 県民の皆様、事業者の皆様におかれましても、決して気を緩めずに、基本的な感染対策の徹底を、引き続き、よろしくお願いいたします。

令和3年12月2日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

  全国においては、この1週間で新規感染者数が100人を切る日が連続で確認されたほか、本県においても、11月の新規感染者数は計4人となるなど、落ち着いた状況が続いています。
 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、あらゆる場面で、感染拡大防止対策にしっかりと取り組んでいただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で、懸命に御尽力いただいている賜であります。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 一方で、諸外国において確認されていた新たな変異株「オミクロン株」の感染者が、2日前に国内で初めて、昨日は2例目が確認されており、今後、状況が一変する可能性があります。
 国立感染症研究所の発表では、オミクロン株は、これまでよりも感染力が高まることや、既存ワクチン効果の低減、再感染のリスクの増加などが心配されています。
 この夏、デルタ株による感染の急拡大に伴い、極めて厳しい状況となりましたが、オミクロン株により、デルタ株を超える事態が起こることも想定されます。

 ただ、新たな変異株であっても、予防策としては、従来と同様に基本的な感染対策の徹底が重要であります。
 こまめに換気をして密閉空間を作らない、混雑を避けて密集しない、人との距離を取って密接しないなど、いわゆる「3密」を避ける行動をお願いします。
 また、外出や会話をする際には、マスクを正しく着用し、こまめな手洗い、手指の消毒の徹底を、引き続き、お願いします。

 師走に入り、これから年末年始にかけて、人が集まる機会も増えることが予想されます。本県におけるこれまでの第3波、第4波、第5波の傾向としては、人流が増加する長期休暇のシーズン後に感染が拡大しており、今回も同様に、年末年始にかけての感染拡大が心配されます。
 帰省や旅行などを予定されている場合や、御家族、御友人などと集まる機会がある場合には、特に基本対策を守っていただき、うつさない、うつらない行動をお願いします。
 ひとたび感染が拡大すれば、再度、強い行動制限をお願いすることになります。

 県としても、国、市町村や関係機関等と連携し、医療提供体制の整備などを進めてまいりますが、大事なことは、県民の皆様お一人お一人が基本対策を徹底していただき、感染の再拡大を防ぐことです。穏やかな冬休みと年末年始を迎えられるよう、皆様の御理解と御協力をお願いします。

 県内におけるワクチン接種については、国が掲げた「11月中に希望する方への2回のワクチン接種を概ね完了する」という目標を概ね達成できたと考えております。
 県内各自治体を始め、医療機関や関係団体の皆様の御理解、御協力に対し、心から感謝を申し上げます。
 また、12月から追加接種が始まりました。御自身の順番を迎えられた際には接種をお願いします。

 感染が落ち着いた状況が続いていることで、「新型コロナウイルス感染症は、収束した」と思っている方もおられるかもしれません。
 しかし、先ほども申し上げましたように、これから、年末年始にかけては人の移動が活発になるほか、オミクロン株による感染拡大も心配されており、本県においても、引き続き、最大限の注意が必要です。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、決して気を緩めずに、基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。

令和3年11月25日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、今週、30を超える府県で新規感染者なしの日が確認されたほか、本県においても、11月に入ってからの新規感染者数が、昨年7月以来の少ないペースとなるなど、落ち着いた状況が続いております。
 これは、ひとえに、県民の皆様、事業者の皆様が、気を緩めることなく、感染拡大防止に御協力いただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で、懸命に御尽力いただいている賜であります。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 感染状況が落ち着く中、政府は、コロナ禍で大きな影響を受けた個人や事業者への支援をはじめとした、これまでで最大規模となる新たな経済対策を行うことを決定しました。
 本県においては、「県民割プラス」や「ふくしま認定店応援事業」などを実施しているところであり、政府による大型経済対策の実施により、今後、更なる地域経済の再生・活性化が進むことが期待されます。
 全国的に感染状況が落ち着いていること、また、国から、再び感染拡大が起こった場合に向けた取組が示されたことを受けて、先週の本部員会議において、県の基本対策を改定いたしました。
 主な変更点は、飲食、移動、イベント等における制限の緩和でありますが、今後、これまで以上に県内の経済社会活動との両立に向けて、感染対策に取り組むことが重要です。

 落ち着いているとはいえ、感染拡大の危険性が無くなったわけではありません。ちょっとした気の緩みが感染の拡大につながり、再度、皆様に強い行動制限をお願いしなければならない可能性もあります。
 県民の皆様におかれましては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 今後は、全国的な行動制限緩和の動きや、県民割プラスのような事業者支援の取組などにより、旅行や会食等による人流の増加が予想されます。
 外出すること自体を控えていただく必要はありませんが、お出掛けされる際には、引き続き、基本対策の取組をお願いします。加えて、発熱等の症状がある場合は外出しない、外出先の感染情報や自治体の情報を確認する、目的地だけでなく移動中も基本対策を怠らないなど、準備や対策をしっかりと行ってください。
 また、感染対策の基本である「3密」についても改めて注意してください。「こまめに換気し、空間を密閉しない」、「混雑している場所や時間は避け、密集しない」、「人との距離を十分確保して、密接しない」など、3つの密に注意して行動していただくようお願いします。

 感染状況も落ち着いており、コロナ前の日常が取り戻されつつあります。
 一方で、全国においては、11月に入っても、様々な場所でクラスターが発生しているほか、ワクチン接種後の感染、いわゆるブレイクスルー感染も報告されております。
 これから年末年始に向けて、帰省や旅行などで人の移動も活発になり、県外からの人流も増加することが予想されます。
 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、改めて、感染拡大防止対策を確認していただくほか、うつさない、うつらない行動を心掛けていただくなど、決して気を緩めずに、感染のリバウンドを防ぐ取組をお願いいたします。

令和3年11月19日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 今週月曜日には、全国の新規感染者数が今年に入って最小となるなど、全国すべての緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除されてから1か月半が経過しましたが、落ち着いた状況が続いております。

 本県においても、11月10日から17日まで8日連続で新規感染者ゼロの日が続くなど、感染の状況は大変落ち着いております。

 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、あらゆる場面において、感染拡大防止のための基本対策に、しっかりと取り組んでいただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場の最前線で、懸命に御尽力いただいている賜であります。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 本日、政府において、飲食、イベント、移動の制限緩和の考え方や、今後の新型コロナウイルス感染症に対する取組の全体像、ワクチン・検査パッケージ制度の内容などが示されました。

 全国的にワクチン接種が進んだことに加え、検査体制の拡充、治療薬の普及などにより、今後、第5波以上の感染拡大が起こったとしても、感染リスクを低減しながら、経済社会活動との両立を可能にするとの内容であります。

 この行動制限緩和の方向性を踏まえ、福島県における、感染拡大防止のための基本対策を、本日、改定することとしました。

 改定内容は、政府の基本的対処方針に合わせた、飲食、イベント、移動等の行動制限の緩和となります。これは、現在、県内の感染状況が落ち着いているからこそできる内容となっています。

 改定後の基本対策については、本日付けで適用し、イベントについては、11月25日(木曜日)以降に開催されるものから適用開始といたします。

 しかしながら、これでコロナ禍以前に戻った訳ではありません。今回の基本対策は、感染がゼロの状態でも取り組んでいただきたい、最低限必要な取組です。

 今だからこそ、本県としては、「感染の再拡大=リバウンドをさせない」という強い決意の下、一丸となって感染対策に臨まなければなりません。

 行動制限の緩和は行いますが、これからますます気温が下がり、感染リスクが高まる、本格的な冬を迎えます。お一人お一人が、常に感染リスクを下げる行動を心がけ、マスクの正しい着用、手指消毒、こまめな換気、人との間隔を取るなど、基本対策の徹底を引き続きお願いします。

 また、飲食については、密閉、密集、密接のいわゆる三密に気を付ける、マスクなしでの会話を控えるなど、感染リスクを高める行動に十分御注意いただき、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用してください。

 さらに、旅行や帰省等で移動するときは、ご自身の体調管理や、移動先の感染情報の把握などを含め、感染防止対策をお願いします。

 イベント等を開催する場合の取り扱いも改定しています。イベント等を主催する皆様は、改定された取り扱いを御確認いただき、引き続き、感染防止対策の取組に御協力をお願いします。

 ワクチン接種も進み、県内の感染状況が落ち着いている中、「県民割プラス」などの実施により、地域経済の再生・活性化が着実に進んでおります。

 諸外国の例を見ると、ワクチン接種が進んだ国においても感染が再拡大し、飲食店などの規制を再び強化する動きも一部で出ており、国内でも同じような状況になる可能性があります。本県においても、決して油断はできません。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染の再拡大を防ぐために、決して気を緩めずに、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。

令和3年11月11日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、新規感染者が確認されない県が多く見られるなど、落ち着いた状況が続いております。

 本県においても、11月に入ってからの新規感染者数は、ゼロか1人の日が続いており、感染の再拡大は抑えられています。

 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、あらゆる場面で、感染拡大防止のための基本対策に、徹底して取り組んでいただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力いただいている賜であります。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。
 今回、本県における第5波の感染状況と感染防止対策について取りまとめました。デルタ株による感染は、全国と同様、本県においても瞬く間に県全域、かつ幅広い世代に広がりました。これにより、一時は病床の広域調整もままならないほど、医療提供体制がひっ迫するなど、正に医療崩壊の危機にあったと言えます。

 そうした中、県では、これまでの経験から「早く・強い」対策を行うこととし、人流を抑えるために外出の自粛や、飲食店の営業時間短縮を要請するなどの対策を講じました。

 さらに、本県では初めて「まん延防止等重点措置」が適用され、県全域に非常事態宣言を発出しました。

 これらの度重なる要請に対して、県民の皆様が真摯に取り組んでいただいたことにより、全国的に見ても、いち早く感染を抑え込むことができました。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様の御理解、御協力に深く感謝を申し上げます。

 しかしながら、感染状況が落ち着いているからといって、新型コロナウイルスが消えてなくなったわけではありません。

 県としては、引き続き、医療提供体制やワクチン接種の進捗等も踏まえて、様々な面から、次の感染拡大の危機に対する備えをしてまいります。

 県民の皆様におかれましては、今後も、第5波を超える感染拡大が生じる可能性があるという危機意識を持って、マスクの正しい着用や、こまめな手洗い、換気、人との間隔を取ることを始め、症状がある場合は登校・出勤を控えて医療機関を受診する、飲食する場合は感染防止対策を徹底し、「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、基本的な対策の徹底に、引き続き御協力をお願いします。

 新型感染症は治療や療養が終わっても、一部の症状が長引く方もいらっしゃいます。ワクチン接種については、既に、対象となる県民の8割を超える方が、2回目の接種を終えておりますが、感染リスクを軽減するためにも、ワクチン接種の順番を迎えられた際には、接種をお薦めします。

 第5波の猛威の中、多くの県民の皆様の大切な日常、そして貴重な機会が奪われてきました。私たちは、これらのことを決して忘れてはいけません。

 現在のところ、感染状況は落ち着いていますが、県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染の再拡大、リバウンドが起きないよう、引き続き、感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いいたします。

令和3年11月5日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 今日は100回目の本部員会議となります。今、手元に第1回の本部員会議の資料がありますが、それは令和2年1月29日のことでありました。昨年の1月29日、この時の本部員会議の議題というのは、中国の武漢における新型感染症の状況、そしてその後、政府として、指定感染症に指定をする、ということが主な議題でありました。その後、昨年の3月には本県でも初めて新規感染者が発生し、3月では4人、そこから徐々に第1波、第2波と感染症との闘いが始まっていきます。

 特に第5波、今年でありますが、8月には2,950名、ひと月間で2,950名もの新規感染者が確認される、という極めて厳しい状況になりました。この1年9カ月余り、100回の本部員会議を行っていく中で、まさに新型感染症との長く厳しい闘いがあったということを改めて、皆様とともに思い起こし、この深刻さというものを、共有したいと思います。

 全国においては、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除から、1か月が経過し、新規感染者が確認されない県が増えるなど、落ち着いた状況が続いております。

 本県においても、10月の新規感染者数は41人と前月から大きく減少し、新規感染者が確認されない日も15日ありました。さらに、11月に入ってからも、新規感染者ゼロが続くなど、感染状況は落ち着いております。

 このような中、経済再生に向けた動きが進んでおります。岸田総理は1日に、生活困窮者や事業者向けの給付金を盛り込んだ大型経済対策を、今月中旬に取りまとめる方針を明らかにしました。

 福島県におきましても、すでに、「県民割プラス」のほか、11月から「ふくしま認定店応援事業」を開始し、地域経済の活性化に取り組んでいるところであります。

 このような経済対策に舵を切れるのも、県民の皆様、事業者の皆様が、気を緩めることなく、あらゆる場面において、感染拡大防止に御協力を頂いていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力いただいている賜であります。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 全国的に感染状況が落ち着いているとはいえ、新型コロナウイルスとの闘いが終わったわけではありません。このような状況だからこそ、「感染の再拡大=リバウンドをさせない」という強い決意の下、県民一丸となって感染対策に臨まなければなりません。

 お一人お一人が、常に感染リスクを下げる行動を心がけることによって、次の感染の波を抑える・遅らせることができるということを共有し、改めて、基本対策の徹底をお願いします。

 外出や会話をする際には必ずマスクを着用し、飲食店を利用される際は、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。また、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いします。

 室内ではこまめな換気を心がけ、発熱の症状があったり、少しでも体調が悪い時は、無理に登校、出勤をしない、旅行や会食、外出などの予定がある場合も中止、あるいは延期していただき、早めに医療機関を受診してください。

 特に、複数の方が同じ場所、同じ時間を共にする職場は、これまでクラスターなども発生しており、人と人との距離の確保、手指消毒、換気、マスクの正しい着用などの基本対策に加え、職場ならではの感染対策を徹底するようお願いします。

 例えば、従業員の皆様の体調を把握できるような環境づくりや、仕事をする場所だけでなく、時折利用するような、休憩室、喫煙所、更衣室などにおいて、マスクを外して会話することがないよう、お互いに注意してください。

 さらには、在宅勤務やテレビ会議等の活用など、新しい働き方のスタイルを取り入れることも有効な感染対策の一つです。ドアノブなど複数の方が触る場所をこまめに消毒することなども有効です。改めて、職場の感染防止対策の見直しをお願いします。

 昨年の新規感染者数を見ますと、11月が113人だったのに対し、12月は455人と4倍以上増加しました。このことからも、今後、第5波を超える感染拡大が生じる可能性が心配されますので、11月の感染者数をできるだけ低く抑えることが重要であると考えております。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、この落ち着いた感染状況が長く続くように、気を緩めることなく、引き続き、感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いいたします。

令和3年10月28日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除から、間もなく1か月が経過しますが、新規感染者数は減少傾向にあり、新規感染者が確認されない県も多く見受けられるなど、落ち着いた状況が続いております。

 本県においても、10月に入ってからの1日当たりの新規感染者数は、1桁台が続いており、新規感染者が確認されない日も散見されています。
 入院者数も、21日以降、1桁台が続き、病床使用率も1%を下回っております。
 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が気を緩めることなく、あらゆる場面において、感染拡大防止に御協力を頂いているおかげであり、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力いただいている賜であります。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 しかし、新型コロナウイルスは消えてなくなったわけではありません。いつでも、どこでも、誰でも感染する可能性があります。引き続き、気を緩めることなく、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
 基本的な感染対策として、こまめな手洗いや手指消毒、換気を徹底するとともに、外出や会話をする際には必ずマスクを着用してください。
 換気の悪い密閉空間は集団感染の一つの要因となりますので、こまめな換気をお願いします。その際、二方向の窓を開けるなどし、空気の流れをつくるとより効果的です。また、マスクは正しく着用し、鼻出しマスク、あごマスクとならないようお願いします。
 毎日の体温や体調について、本人のみならず、御家族もいらっしゃる場合は互いに気にかけ確認するようにしてください。その上で、発熱の症状があったり、少しでも体調が悪い時は、無理に登校、出勤しないでください。旅行や会食、外出などの予定がある場合も中止、あるいは延期していただき、早めに医療機関を受診してください。
 飲食店を利用される際は、感染防止対策を徹底し、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。また、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いします。
 飲食中の感染リスクを低減させるには、お店側の徹底した管理だけでなく、利用される方お一人お一人の感染防止に対する御理解と御協力が重要です。
 利用される皆様におかれましては、飲食時以外は、必ずマスクを着用するなど、感染リスクを抑える行動をお願いします。
 さらに、ワクチン接種の順番を迎えられた際には、接種をお願いします。ワクチン接種後も感染リスクがゼロではないことを念頭に置きながら、基本対策を徹底していただき、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 事業者の皆様におかれましても、感染防止の基本対策とともに、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底をお願いします。併せて、時差出勤やテレワーク、オンライン会議等を活用し、人と人との接触の機会の低減に御協力をお願いします。
 なお、イベント等については、まん延防止等重点措置の解除から1か月が経過した10月31日より制限が緩和されますが、引き続き業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底してください。

 学校関係者の皆様におかれても、引き続き、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。

 全国的に感染状況が落ち着いている中で、経済再生の動きが進んでおります。県内においても「県民割プラス」や「ふくしま認定店応援事業」などを実施し、コロナ禍で大きな影響を受けた地域経済の再生・活性化を図ることとしております。
 一方で、依然として身近にコロナウイルスが存在しているかもしれないこと、そして、感染の再拡大、リバウンドが起きるかもしれないことを忘れてはなりません。

 ワクチン接種が着実に進み、感染状況も落ち着いてはおりますが、県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染の再拡大を防ぐため、あらゆる場面で気を緩めることなく、引き続き、感染防止対策に取り組んでいただくとともに、地域経済の再生・活性化に向けた御理解、御協力をお願いいたします。

令和3年10月21日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、新規感染者数の減少傾向が続き、新規感染者が確認されない県も見受けられるなど、落ち着いた感染状況にあります。

 本県においても、10月に入ってからの1日当たりの新規感染者数は、1桁台が続いており、新規感染者が確認されない日も散見されるようになっています。

 また、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、10月8日以降、1を下回っているほか、入院者数も、20日時点で11人となり、病床使用率は1月7日%となっています。

 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、気を緩めることなく、感染防止対策に御協力を頂いていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療関係者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力いただいている賜であります。

 改めて、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 新型コロナウイルスは、いつでも、どこでも、誰でも感染する可能性があります。

 先日、およそ1か月ぶりにクラスターが確認されました。狭い空間で、換気をせずに2時間以上にわたって、会食をしたことにより発生したものです。

 新型コロナウイルスは消えて無くなったわけではありません。引き続き、気を緩めることなく、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 基本的な感染対策として、こまめな手洗いや手指消毒、換気を徹底するとともに、外出や会話をする際には必ずマスクを着用してください。

 換気の悪い密閉空間は集団感染の一つの要因となりますので、こまめな換気をお願いします。その際、二方向の窓を開けるなどし、空気の流れをつくるとより効果的です。また、マスクは正しく着用し、鼻出しマスク、あごマスクとならないようお願いします。

 朝、起きた際、体温や体調について、本人のみならず、御家族もいらっしゃる場合は互いに気にかけ確認するようにしてください。その上で、発熱の症状があったり、少しでも体調が悪い時は、無理に登校、出勤しないでください。旅行や会食、外出などの予定がある場合も中止、あるいは延期していただき、早めに医療機関を受診してください。

 飲食店を利用される際は、感染防止対策を徹底し、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。また、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いします。

 飲食中は、マスクを外すため感染リスクが高まります。マスクを着けない会食は、感染リスクが約4倍になるというデータもあります。感染リスク軽減のために、会食中に会話する際は、必ずマスクを着用するなど、感染リスクを抑える行動をお願いします。

 また、感染が拡大しているような地域との不要不急の往来は控えてください。各都道府県における外出自粛等の行動制限状況については、福島県のホームページでもお知らせしておりますので、参考にしてください。

 さらに、ワクチン接種の順番を迎えられた際には、接種をお願いします。ワクチン接種後も感染リスクがゼロではないことを念頭に置きながら、基本対策を徹底していただき、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 事業者の皆様におかれましても、感染防止の基本対策とともに、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底をお願いします。併せて、時差出勤やテレワーク、オンライン会議等を活用し、人と人との接触の機会の低減に御協力をお願いします。

 学校関係者の皆様におかれては、引き続き、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。

 県内及び全国の感染状況が落ち着いていることや、ワクチン接種が着実に進んでいることで、感染が収束したと感じている方もおられるかもしれませんが、決して、感染拡大の危険性が無くなったわけではありません。

 諸外国においても、ワクチン接種が進み、新規感染者が一旦減少したため、行動制限を緩和したところ、再び感染が拡大したという事例もありますので、絶対に油断は禁物です。

 この落ち着いた感染状況が長く続くことで、コロナ前の日常生活により近づくとともに、医療関係者の負担軽減とコロナ禍で大きな影響を受けた地域経済の再生につながります。県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、引き続き、感染防止対策の徹底に御理解、御協力をお願いいたします。

 令和3年10月14日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が全面解除され2週間が経過しました。1日当たりの新規感染者数は減少傾向が続いており、各都道府県の感染状況を示す指標も改善傾向にあります。

 本県においても、県独自の集中対策やまん延防止等重点措置の解除から2~3週間余りが経過したところですが、10月に入ってからの1日当たりの新規感染者数は1桁台となっており、先日8日は、(2月20日以来、)230日ぶりに新規感染者が確認されず、翌9日、11日も確認されませんでした。

 また、人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は、1を下回る状況が続いております。

 病床使用率も3%前後で推移しており、ここ数日は、宿泊療養施設入所者及び自宅療養者がいない状態が続いております。

 こうした状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、感染防止のための基本対策に一生懸命取り組んでいただいていること、さらには、医師、看護師、保健師の皆様を始め、医療従事者の皆様が、感染症対策や医療の現場で懸命に御尽力いただいている賜物です。県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

 ただ、現在、感染状況は落ち着いておりますが、県内からコロナウイルスが消えてしまったわけではありません。

 そのため、繰り返しになりますが、県民の皆様におかれましては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、決して気を緩めることなく、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 基本的な感染対策として、こまめな手洗いや手指消毒、換気を徹底するとともに、外出や会話をする際には必ずマスクを着用してください。マスクは正しく着用し、鼻出しマスク、あごマスクとならないようお願いします。

 先日6日に、国立感染症研究所から、新型コロナウイルス感染の社会活動・行動リスクに関する研究の暫定報告がありました。

 これによると、不織布マスクに比べ、布マスク、ガーゼマスクでは、感染リスクが1.45倍、ウレタンマスクは1.66倍とのことです。

 こうした結果からも、感染を防ぐためには、不織布マスクが有効であると考えますので、不織布マスクなど感染防止効果の高いマスクの着用をおすすめします。

 また、少しでも体調が悪い時は、無理に登校、出勤せず、早めに医療機関を受診してください。

 飲食店を利用される際は、感染防止対策を徹底し、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。また、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いいたします。

 先ほどの国立感染症研究所の研究報告では、会食人数及び会食時間における感染リスクも調査しており、人数が5人以上の場合は、感染リスクが2倍以上、会食時間が2時間以上の場合は1月8日倍と、会食しない場合と比べて、リスクが高まるという結果が出ております。飲酒が伴うと、感染リスクは更に高まるとの研究結果も出ておりますので、これらのことを認識した上で、飲食店での飲食の際には、少人数・短時間でお願いします。

 また、感染が拡大しているような地域との不要不急の往来は控えてください。各都道府県における外出自粛等の行動制限状況については、福島県のホームページでもお知らせしておりますので、参考にしてください。

 さらに、ワクチン接種の順番を迎えられた際には、接種をお願いします。ワクチン接種後も感染リスクがゼロではないことを念頭に置きながら、基本対策を徹底していただき、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 事業者の皆様におかれましても、感染防止の基本対策とともに、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底をお願いします。併せて、時差出勤やテレワーク、オンライン会議等を活用し、人と人との接触の機会の低減に御協力をお願いします。

 学校関係者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。

 

 県内における12歳以上の方の2回目のワクチン接種率は7割を超え、着実に進んでおりますが、12歳未満の子どもたちはワクチン接種をしておりませんし、疾患やアレルギーなどの諸事情によりワクチンを接種できない方もおられます。

 県民の皆様におかれましては、あらゆる場面において、ワクチンを接種しておられない方、できない方がいること、また、感染の再拡大を防ぐことで医療の現場に負担をかけないことが御自身と大切な人の命を守ることにつながることを念頭に置いた慎重な行動をお願いします。

 感染状況が落ち着いている今だからこそ、この状況が長く続くよう感染防止対策を徹底していただくとともに、コロナ禍により大きな影響を受けている地域経済の再生に向け、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

令和3年10月7日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、全ての緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除後も、1日当たりの新規感染者数は減少傾向にあり、各都道府県の感染状況を示す指標も改善傾向が続いております。

 本県においても、1日当たりの新規感染者数の減少に伴い、医療提供体制の負荷が低減されたことから、県独自の集中対策やまん延防止等重点措置を解除し、感染拡大防止のための基本対策に移行しております。
 本県の1日当たりの新規感染者数は9月23日以降、10人未満となっております。
 改めて、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力に感謝を申し上げますとともに、これまでにない第5波の感染拡大の中、医療の現場で懸命に御尽力いただいてきた医療従事者の方々に、深く敬意と感謝の意を表します。

 一方で、県独自の集中対策やまん延防止重点措置の解除から、まだ1~2週間余りしか経過していないことに加え、これから秋の観光シーズンを迎え、旅行や会食等による人流の増加も予想されます。
 人流の増加は、感染リスクを高め、感染の再拡大につながる心配があります。

 県民の皆様におかれましては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、決して気を緩めることなく、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
 基本的な感染対策として、こまめな手洗いや手指消毒、換気を徹底するとともに、外出や会話をする際には必ずマスクを着用してください。マスクは正しく着用し、鼻出しマスク、あごマスクとならないようお願いします。また、不織布マスクなど感染防止効果の高いマスクの着用をおすすめします。
 少しでも体調が悪い時は、無理に登校や出勤はせずに、早めに医療機関を受診してください。

 飲食店を利用される際は、感染防止対策を徹底し、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いいたします。

 感染が拡大しているような地域との不要不急の往来は控えてください。なお、各都道府県における外出自粛等の行動制限状況については、福島県のホームページでもお知らせしておりますので、参考にしてください。

 また、接種の順番を迎えられた際には、ワクチンの接種をお願いします。ワクチンを接種した後も感染リスクはゼロではないことを念頭に置いて、基本対策を徹底していただき、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 事業者の皆様におかれましても、感染防止の基本対策とともに、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底をお願いします。併せて、時差出勤やテレワーク、オンライン会議等を活用し、人と人との接触の機会の低減に御協力願います。

 学校関係者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。

 県内における12歳以上の方の2回目のワクチン接種率は、7割近くとなっております。
 こうしたワクチン接種が着実に進んでいることや、県民の皆様の感染防止対策への御理解と御協力により、現在、県内の感染状況は落ち着いております。

 第5波は、デルタ株との闘いでしたが、第6波はまた新たな変異株との闘いかもしれません。
 県においては、国や市町村、医療機関等と連携して、引き続きワクチン接種を進めるとともに、第5波の感染状況や医療提供体制を総括し、第6波に備えた医療提供体制の再構築を進めてまいります。

 今後、感染の再拡大、リバウンドが起きないようにすること、また、次の感染拡大の波が大きくならないようにすることが極めて大切です。
 県民の皆様におかれましても、安全・安心な生活のため、感染が落ち着いている今だからこそ、引き続き基本対策の徹底をお願いいたします。

令和3年9月28日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国的に1日当たりの新規感染者数が減少傾向にあり、各都道府県の感染状況を示す各種指標も改善傾向にあることなどを踏まえ、本日、政府において、19都道府県の緊急事態宣言及び福島県を含む8県のまん延防止等重点措置について、9月30日をもって全て解除することを決定いたしました。

 本県においても、ここ1週間における1日当たりの新規感染者数は連日10人以下となっており、感染状況を示す指標全てでステージ2の状態が続いております。

 また、県内で唯一、まん延防止等重点措置を適用しているいわき市につきましても、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」の減少傾向が続き、27日現在で5.00人と、ステージ2の状態にあります。

 こうしたことから、いわき市における、まん延防止等重点措置の適用期間を9月30日までとし、10月1日からは、他の58市町村と同様に、基本的な感染防止対策の徹底をお願いすることとします。

 いわき市の皆様におかれましては、約2か月の長い期間にわたり、感染拡大防止対策への御理解と御協力を頂き、心から感謝を申し上げます。

 しかし、今回の解除をもって、県内の感染リスクがなくなり、従前のような日常生活が送れる状態になったわけではありません。

 県民の皆様におかれましては、決して気を緩めることなく、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

 そこで、県民の皆様へ、改めてお願いします。

 10月1日から、県全域が基本対策へと移行します。デルタ株の脅威が身近にある中、感染の再拡大、リバウンドを防ぐためにも、引き続き、感染拡大防止のための基本対策の徹底に御協力をお願いします。

 外出や会話をする際には必ずマスクを着用してください。マスクは正しく着用するとともに、不織布マスクなど感染防止に効果の高いマスクの着用を推奨します。

 また、こまめな手洗いや手指消毒、換気を徹底してください。

 少しでも体調が悪い時は、無理に登校や出勤はせずに、早めに医療機関を受診してください。

 飲食店を利用される際は、感染防止対策を徹底し、少人数・短時間で、いつも一緒におられる方とお願いします。感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いいたします。

 また、感染が拡大しているような地域との不要不急の往来は控えていただくとともに、接種の順番を迎えられた際には、ワクチンの接種をお願いします。ワクチンを接種したとしても感染リスクはゼロにはならないことを念頭に、接種後も基本対策を徹底していただき、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 事業者の皆様におかれましても、感染防止の基本対策とともに、業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底をお願いします。併せて、時差出勤やテレワーク、オンライン会議等を活用し、人と人との接触の機会の低減に御協力願います。

 デルタ株は感染力が強く、短期間で感染が広がります。また、年齢に関係なく誰でも感染する可能性があり、重症化することもあります。さらに、事業所や飲食店、児童施設、学校など、どこでクラスターが発生してもおかしくない状況にあります。

 いつでも、どこでも、誰でも感染する可能性があることを強く認識し、あらゆる面で感染対策を徹底していただくようお願いします。

 なお、県民限定の宿泊割引支援制度である「県民割プラス」については、感染防止対策の徹底を図りながら、段階的に実施することといたします。 

 

 本県では、7月下旬以降、これまで経験したことがないスピードで感染が拡大し、8月11日には1日当たりの新規感染者数が過去最多の230人を記録しました。

 その前後にも100名以上の感染者が確認され、第5波は県内の医療提供体制を極めて深刻な状況にまでひっ迫させましたが、県民の皆様、事業者の皆様、医療従事者の皆様など、多くの方々の御理解と御協力により、ここまで改善させることができました。改めて深く感謝を申し上げます。

 しかし、感染力の強いデルタ株は決して油断できず、感染拡大の波は繰り返しやってくると言われています。

 今後、感染の再拡大、リバウンドが起きないようにすること、また、次の感染拡大の波が大きくならないようにすることが極めて大切です。

 今後も気を緩めることなく、お一人お一人が「うつさない」、「うつらない」行動を心がけていただくとともに、御家族やお友だち、職場などで感染防止対策の声かけを行っていただくなど、県民、事業者、行政が一丸となって、感染防止対策に取り組んでいただくようお願いいたします。 

令和3年9月21日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が、2カ月ぶりに2千人台となり、また、各都道府県の感染状況を示す各種指標も改善傾向にあります。

 本県におけるここ2日間の新規感染者数も、一桁台となっており、感染状況を示す指標全てにおいて、ステージ2の水準となりました。

 こうした新規感染者数の減少傾向や医療提供体制への負荷が軽減されてきている状況を踏まえ、先週(17日)開催した本部員会議において、いわき市、郡山市、福島市の3市を除く56市町村に対する「県独自の集中対策」の期間を短縮して、9月20日までとし、本日(21日)から解除することとしたところです。

 現在、まん延防止等重点措置を適用している3市の状況を見ますと、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」において、3市ともに減少傾向が続いており、ステージ2の水準にあります。

 その中でも郡山市、福島市の「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」は5人以下となっております。

 一方、いわき市においては、いまだに10人以上で、郡山市、福島市の2市より高い値となっております。

 こうした状況を踏まえ、郡山市及び福島市においては、感染拡大が抑えられていると判断し、現在、9月30日までとして適用しているまん延防止等重点措置の期間を短縮して、9月23日までとし、24日から解除することとします。

 この間における郡山市、福島市の皆様の御理解と御協力に対し、心から感謝を申し上げます。

 なお、いわき市においては、9月に入ってからも7件のクラスターが発生していることや「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」の指標がステージ2になって間もないことなどから、予定どおり「まん延防止等重点措置」の適用期間を9月30日までといたします。

 いわき市の皆様におかれましては、引き続き、御負担、御苦労をおかけしますが、「まん延防止等重点措置」の取組に御理解と御協力をお願いいたします。

 県民の皆様におかれましては、3市を除く56市町村に対する「県独自の集中対策」が解除されるとともに、郡山市、福島市の「まん延防止等重点措置」も解除されるからといって、決して気を緩めることなく、感染防止のための基本的な感染対策の徹底をお願いします。

 

 それでは、引き続き、「まん延防止等重点措置」が適用されるいわき市の皆様にお願いします。

 まず、市民の皆様にお願いします。

 夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。

 また、不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止または延期してください。

 次に、市内の飲食店等の皆様へのお願いです。

 午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 次に、市内の大規模な集客施設等の事業者の皆様においては、営業時間を午後8時までとし、入場者の整理・誘導や人数制限等の対策をお願いします。

 次に、市内でイベント等を開催する事業者の皆様においては、業種別ガイドラインの遵守をお願いします。

 次に、市内全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底し、また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力をお願いします。

 次に、市内の大学、専門学校の管理者の皆様においては、感染防止対策が徹底できないサークル活動などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、市内の小・中・高等学校の管理者の皆様に対し、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、市内の医療機関、高齢者施設、児童施設等の管理者の皆様においては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 

 続いて、県全域における県民の皆様へ、改めてお願いします。

 特に、郡山市、福島市においては、「まん延防止等重点措置」の適用が9月23日をもって終了しますが、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底が重要です。

 デルタ株の脅威が身近にある中、感染の再拡大、リバウンドを防ぐためにも、改めて、感染拡大防止のための基本対策の徹底に御協力をお願いします。

 マスク着用、こまめな換気などを徹底してください。特に、マスクは、感染防止に効果が高い不織布マスクをおすすめします。

 少しでも体調が悪い時は、無理に出勤・登校せず、早めに受診してください。

 都道府県をまたぐ往来、特に感染拡大地域への不要不急の往来は極力控えてください。

 接種の順番を迎えられた際には、是非ワクチン接種をお願いします。ワクチン接種後も、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 飲食店での感染を防ぐには、お店側の徹底した感染防止対策と併せて、利用する方お一人お一人の感染防止に対する理解が重要です。飲食店を利用される方においては、少人数・短時間で、いつも一緒にいる方とお願いします。

 なお、飲食される場合は、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止に向けた御協力をお願いいたします。

 

 本日から、3市を除く56市町村に対する「県独自の集中対策」が解除されます。

 また、24日から、郡山市、福島市に対する「まん延防止等重点措置」が解除されることになります。

 これまでは、感染拡大防止のための「県独自の集中対策」や「まん延防止等重点措置」により行動が制限されていたことで、人の移動、接触等の機会が抑えられていました。

 しかし、行動制限が緩和されることで、再び会食や人の移動等を起因とした感染の再拡大、リバウンドが心配されます。

 変異株、デルタ株は、感染力が強く、短期間で感染が広まります。

 また、福島県の近県も含め、半分以上の都道府県が緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の地域となっております。

 さらに、若年層の感染が増え、重症化する事例も出ております。

 いつ、どこで、どのようにして感染が再拡大するか分かりません。

 今後は、県民の皆様お一人お一人の感染防止に対する心がけが重要になります。「うつさない」、「うつらない」ことを心がけて行動しなければ、感染の再拡大が起こり、再び、県民の皆様に行動制限をお願いしなければならなくなるかもしれません。

 リバウンドを絶対に起こさないとの意識を共有し、感染拡大防止への御理解と御協力をお願いいたします。

令和3年9月17日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が2万5千人をピークに減少傾向が続いており、先日は5千人を下回る日もありました。

 また、連日2千人を超えて推移していた重症者数も、2千人を下回るようになり、医療提供体制の危機的状態が改善されつつあります。

 本県におけるここ2日間の新規感染者数は10人台となり、感染状況を示す各種指標も改善され、現在は、「病床使用率」の指標がステージ3の水準にあり、それ以外の指標はステージ2の水準となっております。

 まん延防止等重点措置を適用している3市の状況を見ますと、いわき市では、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、減少傾向にあるものの、いまだにステージ3の水準にあり、一方で、郡山市、福島市は、10人を下回るステージ2の水準となりました。

 また、3市を除く56市町村の「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」についても、10人を下回るステージ2の水準にあります。

 こうした指標の推移や新規感染者数の減少傾向等を総合的に検討し、本県全体はステージ2相当と判断しております。このように、医療提供体制への負荷も軽減されてきていることから、現在、9月30日までとして全県に発出している非常事態宣言及び3市を除く56市町村の「県独自の集中対策」について期間を短縮し、9月20日までとし、21日から解除することとします。

 この間における県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力に対し、心から感謝を申し上げます。

 なお、いわき市、郡山市、福島市の3市においては、ここ数日の新規感染者数が数名程度で推移しておりますが、人口が多く、生活圏が広いこの3市は周辺地域への影響が大きいため、このタイミングでまん延防止等重点措置を解除した場合、再び会食や人の移動等を起因とした感染の再拡大が心配されます。

 こうした状況を踏まえ、いわき市、郡山市、福島市の3市については、「まん延防止等重点措置」を継続することといたします。

 いわき市、郡山市、福島市の皆様におかれましては、引き続き、御負担をおかけしますが、「まん延防止等重点措置」の取組に御理解と御協力をお願いいたします。

 なお、今後の感染状況によっては、「まん延防止等重点措置」の期間等を見直すことも検討してまいります。

 次に、引き続き、「まん延防止等重点措置」が適用されるいわき市、郡山市、福島市に対するお願いです。

 まず、市民の皆様にお願いします。

 夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。

 また、不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。

 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 次に、大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設等の管理者の皆様には、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様においては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様に対し、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様に対し、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設、児童施設等の管理者の皆様においては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 

 次に、県全域における県民の皆様へのお願いです。

 外出自粛や飲食店等への営業時間短縮の要請は、いわき市、郡山市、福島市を除き、9月20日をもって終了となりますが、県民の皆様には次の取組を徹底していただくようお願いします。

 感染拡大を抑えるためには、県民の皆様お一人お一人が、基本的な感染対策を徹底することが重要です。

 マスク着用、こまめな手指消毒など、感染防止対策を強く意識して行動してください。マスクは不織布マスクを推奨します。

 症状があるにもかかわらず、コロナではないと思い込んで出勤し、職場内で感染が拡大した事例があります。少しでも体調が悪い場合は、早めに受診してください。

 また、飲食をきっかけに職場や家族に感染が広がった事例が多くみられます。変異株は、感染力が強いため、飲食店での感染を防ぐには、お店側の徹底した感染防止対策と併せて、利用する方お一人お一人の感染防止に対する理解が重要です。

 首都圏や近県では「緊急事態宣言」が継続されております。都道府県をまたぐ不要不急の往来は極力控えてください。

 接種の順番を迎えられた際には、新型コロナワクチンの接種をお願いします。ワクチン接種後も、「うつさない」、「うつらない」行動をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。

 事業所でのクラスターが相次いで発生しています。オンライン会議の活用や、大人数・長時間での会食の自粛など、人と人との接触機会の低減に御協力ください。

 さらに、子どもの感染が増加しています。学校で感染が広がり、子どもから家庭内感染につながったケースもあります。少しでも体調が悪い場合は、登校や登園を控え、早めに医療機関を受診してください。

 

 いわき市、郡山市、福島市を除く56市町村に対する「県独自の集中対策」について、9月20日をもって終了することになりますが、決して、感染リスクがなくなり、従前のような日常生活が送れる状態になったということではありません。

 変異株、デルタ株は、感染力が強く、短期間で感染が広まります。また、福島県の近県も含め、半分以上の都道府県が緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の地域となっております。

 さらに、若年層の感染が増え、重症化する事例も出ております。

 いつ、どこで、どのようにして感染が再拡大するか分かりません。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、今後も気を緩めることなく、あらゆる面で感染防止に努めていただき、感染再拡大、リバウンドを防ぐ取組をお願いいたします。

令和3年9月9日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が、2万5千人をピークに減少傾向にあり、先日1万人を切りましたが、重症者数は2千人台と高い水準となっており、医療提供体制は、依然として危機的な状態が続いております。

 こうした感染状況を踏まえ、本日、政府においては、21都道府県に発出していた緊急事態宣言を宮城県と岡山県を除く19都道府県に、まん延防止等重点措置を福島県を含む8県に適用し、併せて、その期限を9月30日まで延長することを決定いたしました。

 本県においては、8月8日に全県に非常事態宣言を発出し、いわき市、郡山市、福島市には、「まん延防止等重点措置」を適用したほか、3市を除く56市町村には、「県独自の集中対策」を行うとともに、コロナ専用病床や宿泊療養施設の拡充、さらには入院待機ステーションの整備など、本県の医療提供体制を強化してまいりました。

 こうした対策などもあり、本県におけるここ数日の新規感染者数は、40人前後で推移しており、また、感染状況を示す各種指標も改善し、現在は、「病床使用率」、「重症者用の病床使用率」及び「人口10万人当たりの療養者数」の3つの指標がステージ3の水準となっております。

 まん延防止等重点措置を適用している中核市3市の感染状況は、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」において、いわき市、郡山市はステージ3の水準、福島市はステージ2の水準となったものの、いまだにステージ3の基準である15人に近い値で推移しており、日々確認されている感染者数の過半数を、この3市で占めています。

 また、県内でも病床数が多い、県北、県中、いわきの各地区における病床使用率が40%を超えるなど、医療提供体制に大きな負荷がかかっている状況であることから、県といたしましても、いわき市、郡山市、福島市の3市に対する「まん延防止等重点措置」を9月30日まで延長することとします。

 いわき市、郡山市、福島市の皆様におかれましては、引き続き、御負担をおかけしますが、「まん延防止等重点措置」の取組に御理解と御協力をお願いいたします。

 次に、全県においても、感染状況は減少傾向にあるものの、1日当たりの新規感染者数が40人前後と、決して少ない人数ではなく、9月8日時点の「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」を見ると、第4波の非常事態宣言終了時(5月27日)の判断に用いた値よりも約2倍高い値となっております。

 さらに、9月に入ってからもクラスターの発生が続いており、家庭内感染が見受けられるなど、予断を許さない状況にあると考えております。

 こうした状況を踏まえ、福島県非常事態宣言を9月30日まで延長し、3市を除く56市町村に対しても「県独自の集中対策」を継続することとします。

 ただ、今後の感染状況によっては、「県独自の集中対策」の期間等を見直すことも検討してまいります。

 そこで、県民の皆様に引き続きお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。

 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。

 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 いわき市、郡山市、福島市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆さんには、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 なお、今回の延長に伴う、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 また、飲食店以外の事業者の皆様に対する一時金については、外出自粛等の影響が長期に及ぶことから、交付額を増額いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 県民の皆様、事業者の皆様の御協力により、第5波の感染急拡大をここまで抑え込むことができました。これまでの県民の皆様、事業者の皆様の御協力に心から感謝いたします。

 一方で、福島県内の感染状況は、未だ予断を許さない状況にあります。

 県民の皆様におかれましては、改めて日々の感染防止に努めていただき、「まん延防止等重点措置」」及び「県独自対策」にしっかり取り組んでいただきますようお願いします。

 コロナウイルスを完全に無くすことはできませんが、お一人お一人が感染防止対策を行うことで感染を減らしていくことは必ずできます。

 そうした取組が、地域の医療を守り、そして地域経済、社会の維持・再生につながっていきます。引き続き、県民の皆様の御理解と御協力を重ねてお願いいたします。

令和3年9月2日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が、連日2万人前後で推移しており、重症者数も連日最多を更新するなど、医療提供体制は、依然として危機的な状態が続いております。

 政府においては、全国的な感染拡大を抑えるため、21都道府県に緊急 事態宣言を発出し、12県にまん延防止等重点措置を適用しているところですが、明らかな改善の兆しには至っておりません。

 本県においては、8月の新規感染者数が2,951人と、これまで最多であった5月の1,179人の2月5日倍となり、さらに1か月当たりのクラスター数も過去最多の46件となるなど、予断を許さない状況が続いております。

 県では、この間、全県に非常事態宣言を発出し、いわき市、郡山市、福島市には、「まん延防止等重点措置」を適用したほか、3市を除く56市町村には、「県独自の集中対策」を行うとともに、コロナ専用病床や宿泊療養施設の拡充、さらには入院待機ステーションの整備など、本県の医療提供体制を強化してきました。

 こうした対策の効果が、少しずつ現れつつあるものの、感染状況を示す各種指標は、「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」、及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」でステージ4、「入院率」、「重症者用の病床使用率」でステージ3と、全体として、本県はステージ「3」の状況が続いております。

 そこで、県民の皆様に引き続きお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。
 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。
 感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。
 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。
 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 いわき市、郡山市、福島市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 ここ数日の新規感染者数は、1日当たり70人程度と、一時期に比べるとある程度抑制傾向にあると言えますが、デルタ株は油断ができない、感染力が強いウイルスです。
 先ほどもお話しましたが、8月のクラスターは46件で、うち事業所で発生したクラスターは28件にのぼります。
 事業所においてクラスターが発生すると、業務に多大な支障が生じる事態になるほか、従業員の御家族にも大きな影響を及ぼします。
 発生事例をみると、ほんの少しの気の緩みから、皆様の身近なところで起こっていることが分かります。

 事業主の皆様、従業員の皆様におかれては、それぞれ基本的な感染防止対策の徹底や備品の定期消毒のほか、体調に変化が見られた場合は早期受診、オンライン会議の活用や大人数・長時間の会食を自粛するなど、改めて注意すべきポイントを確認していただき、感染を広げない取組をお願いいたします。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、改めて日々の感染防止に努めていただき、感染拡大が収束に向かうように、引き続き、「まん延防止等重点措置」や「県独自対策」に取り組んでいただきますようお願いいたします。

 一人一人の取組が大切な家族や友人を守ることにつながり、ひいては地域医療を守り、経済の再生につながります。県民の皆様の御理解と御協力を重ねてお願いいたします。

令和3年8月27日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が、連日2万人台で推移しており、ほとんどの都道府県で、人口10万人当たりの新規感染者数がステージ4の水準にあるなど、感染状況は悪化の一途をたどっています。

 政府においては、全国的な感染拡大を抑えるため、25日に緊急事態宣言区域に宮城県を始め8道県を新たに追加し、21都道府県に拡大したほか、まん延防止等重点措置区域にも4県を追加し、12県に適用したところです。

 本県においても、連日のように100人前後新規感染者が確認されており、8月の新規感染者数は、既に2,500人に達するなど、感染拡大に歯止めがかからない状況にあります。

 「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」はステージ4。「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準にあるなど、感染状況を示す各種指標に改善の兆しが見られず、医療提供体制は依然として深刻な状況が続いております。

 県では、8月8日から8月31日までの間、全県を対象に「福島県非常事態宣言」を発出し、「不要不急の外出自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を要請するとともに、いわき市、郡山市及び福島市に対して、9月12日までの「まん延防止等重点措置」を実施しているところです。

 この間、「まん延防止等重点措置」を8日から適用したいわき市においては、新規感染者数の減少傾向がみられるものの、郡山市及び福島市においては、まだ適用されて間もないこともあり、新規感染者数は横ばい状態が続いております。

 また、この3市を除く56市町村の感染状況を見ると、10万人当たりの新規陽性者数でステージ3の基準を上回る状況が続いており、特に、3市に隣接する市町村においては、いつ感染の急拡大が起きてもおかしくない状況にあります。

 さらに、隣県の状況を見ると、茨城県、栃木県、群馬県が既に緊急事態宣言区域となっており、今回、更に宮城県が追加されたことで、本県を取り巻く環境は一層、予断を許さない状況となっております。

 そこで、こうした状況を踏まえ、現在、県全域に発出している「福島県非常事態宣言」の期間を9月12日まで延長するとともに、3市を除く56市町村に対する「不要不急の外出自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間の短縮要請」など、県独自の集中対策についても同様に、9月12日まで延長することといたします。

 県民の皆様に改めてお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。

 感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。

 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。

 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 いわき市、郡山市、福島市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 これらの営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対しては、協力金を支給いたします。

 なお、今後、感染状況が落ち着いた際には、感染症対策を適切に実施していること認定する、「ふくしま感染防止対策認定店制度」の普及拡大に加え、感染症の長期化により落ち込んだ飲食需要の喚起を通じて、地域経済の活性化を図るため、「ふくしま飲食店応援事業」を実施いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、改めて職場内の感染防止対策を徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 今回、いわき市、郡山市及び福島市を除く56市町村に対して、「県独自対策」を9月12日までの延長をお願いすることとなります。

 医療従事者や医師会の皆様の献身的な御努力により、コロナ専用病床や宿泊療養施設の拡充、さらには入院待機ステーションの整備など、本県の医療提供体制は、この短期間の間に着実に拡充されています。

 しかし、それでもなお、陽性患者の受入については極めて深刻な状況が続いています。

 47都道府県の中で、21の都道府県に緊急事態宣言が発出されております。

 この緊急事態宣言地域に福島県が入るということは、何としても避けたいと思います。

 そのためにも、現在、まん延防止等重点措置を適用している、いわき市、郡山市、福島市、そして、県独自対策を引き続きお願いする56市町村、全ての県民の皆様、そして事業者の皆様、さらに医療機関などの関係の皆様が力を合わせて、今のこの制約、制限において、何とか感染拡大を抑え込み、緊急事態宣言には至らない、まん延防止等重点措置の解除に向けての道筋をつくる、そういう状況に向けて、共に力を合わせていきたいと思います。

 県民の皆様、事業者の皆様の引き続きの御協力をお願いいたします。

令和3年8月23日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が連日2万人を超えており、また、各都道府県単位で見ても、連日過去最多を更新したとの報告がなされています。

 政府においては、13都府県に緊急事態宣言を拡大し、16道県にまん延防止等重点措置を適用するなどの対策を講じているところでありますが、感染は広がり続けています。

 本県においても、連日のように100人前後の新規感染者が確認されており、8月の新規感染者数は、既に2,200人を超え、累計で8,000人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況にあります。

 これにより、「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」はステージ4、「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準になるなど、感染状況を示す各種指標が依然として悪化しており、医療提供体制は危機的な状況が続いております。

 県では、8月8日から全県を対象に「福島県非常事態宣言」を発出し、「外出の自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を要請するとともに、いわき市と郡山市に対して「まん延防止等重点措置」を実施し、その措置期間を9月12日までとしたところです。

 そして今回、新たに福島市を「まん延防止等重点措置区域」に追加することとしました。

 福島市においては、先週から連日20人前後の新規感染者が確認され、またクラスターも発生するなど、その感染拡大傾向を心配していたところ、本日、福島市長から県に対し、市内の感染拡大を早期に食い止めるため、「まん延防止等重点措置」を適用してほしいとの要請があり、県といたしましても、これ以上の感染拡大を何としても防ぐため、福島市を追加するとの決断に至りました。

 福島市の適用期間は、8月26日から9月12日までといたします。 

 なお、こうした「まん延防止等重点措置」の適用地域を除く、県独自の集中対策の期間及び区域については、今後の感染状況を見極めた上で、次回の本部員会議で正式に決定したいと考えています。

 県民の皆様に改めてお願いします。

 いわき市、郡山市、福島市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。

 さらに、いわき市・郡山市・福島市の皆様に強くお願いします。

 感染拡大を抑えるためには、人の流れを可能な限り抑えて、人と人との接触機会を減らすことが必要です。密集を避け、混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。

 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。

 既に、いわき市・郡山市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いしておりますが、今回、福島市の飲食店等においても、8月26日以降、同様の取組をお願いします。

 また、いわき市・郡山市・福島市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市、福島市における大規模な集客施設など、飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。

 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。

 なお、いわき市、郡山市、福島市における「まん延防止等重点措置」に伴い、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対し、協力金を支給いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様に対し、職場内の感染防止対策を改めて徹底していただくようお願いします。また、人と人との接触機会や、外出機会を減らすとともに、できる限り、出勤者数の7割削減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 今回、いわき市、郡山市に続いて、福島市がまん延防止等重点措置の対象区域として追加することとなります。

 この3つの市の人口を合わせると福島県全体の人口の約半数にかかわる方々が、この強い制限、制約をお願いするという形になります。

 この3市においては、人の流れも多く、生活圏も広いため、他の地域に対する影響も非常に強いという側面を持っております。そういう意味で、この中核市3市においては、まん延防止等重点措置を9月12日までしっかりと実行していく中で、何としても急速な感染拡大を抑え込んでいきたいと考えております。​

 また、併せて、残りの56市町村においても県独自の集中対策をしっかり徹底していただき、県全体として、このデルタ株の猛威の中での急速な感染拡大を鎮静化させていきたいと考えております。

 県民の皆様、事業者の皆様には、様々なお願いをしており、申し訳ありませんが、何とかこの感染拡大を抑え込むために、ぜひ思いを一つに、ともに参加していただいきたいと思います。

 皆様の御理解と御協力を重ねてお願いします。

令和3年8月20日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、昨日、1日当たりの新規感染者数が2万5千人を超え、過去最多を記録したほか、各都道府県単位で見ても、連日過去最多を更新したとの報告がなされるなど、急速なスピードで感染拡大が広がっています。
 政府においては、感染力が強いデルタ株が猛威をふるっていることから、13都府県に対し緊急事態宣言を発出するとともに、16道県にまん延防止等重点措置を適用し、その期限を9月12日までとしたところです。
 本県においても、8月11日に新規感染者数が過去最高となる230人を記録して以降、連日のように100人前後の新規感染者が確認されており、感染拡大に歯止めがかからない状況にあります。
 これにより、「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」はステージ4、「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準になるなど、感染状況を示す各種指標は依然として悪化しており、医療提供体制の危機的な状況が続いております。

 こうした状況を踏まえ、県では、全県を対象に「福島県非常事態宣言」を発出し、「外出自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を要請するととともに、いわき市に対しては、「まん延防止等重点措置」を実施し、その措置期間を今月31日から9月12日まで延長することを決定したところです。

 そして今回、新たに郡山市を「まん延防止等重点措置区域」に追加することとしました。
 郡山市においては、今週になって新規感染者が連日20人を超える日が確認されるなど、大変心配していたところ、本日、郡山市長から県に対し、市内の感染拡大を早期に食い止めるため、「まん延防止等重点措置」を適用してほしいとの要請があり、県といたしましても、これ以上の感染拡大を何としても防ぐため、郡山市を追加するとの決断に至りました。
 郡山市の適用期間は、8月23日から9月12日までといたします。 
 なお、こうした「まん延防止等重点措置」の適用地域を除く、県独自の集中対策の期間及び区域については、今後の感染状況を見極めた上で、来週の本部員会議で正式に決定したいと考えています。

 県民の皆様に改めてお願いします。
 いわき市、郡山市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。
 さらに、いわき市・郡山市の皆様に強くお願いします。混雑している場所への外出は厳に控えてください。 

 また、全ての県民の皆様へのお願いです。
 不要不急の外出は自粛し、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。
 路上や公園での集団飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 いわき市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いします。
 さらに、郡山市の飲食店等においても、8月23日以降、同様の取組をお願いします。
 また、いわき市や郡山市を除く県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、引き続き、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。

 次に、いわき市、郡山市における、大規模な集客施設など飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。
 また、大規模な商業施設や百貨店の地下の食品売り場等における管理者の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導を始め、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。
 なお、いわき市、郡山市における「まん延防止等重点措置」に伴い、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対し、協力金を支給いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様におかれては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、全ての事業者の皆様におかれては、職場内の感染防止対策を改めて徹底するとともに、人と人との接触機会の低減、外出機会の低減に御協力ください。

 次に、大学、専門学校の管理者の皆様におかれては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 今、本県の感染状況は極めて深刻な状況にあります。また、北関東3県には「緊急事態宣言」が発出され、宮城県も「まん延防止等重点措置」の適用を受けるなど、本県を取り巻く環境もより厳しさを増しています。
 今、福島県、そして日本全国が、第5波の真っ只中にあります。第5波というのは、デルタ株の猛威との戦いです。このデルタ株の猛威に打ち勝つために大切なことは、お一人お一人の危機意識、そして感染対策の実行です。

 残念ながら、いわき市に次いで郡山市もまん延等防止重点措置の対象となります。
 福島県において、これ以上対象地域を増やさないためにも、まず、いわき市、郡山市においては、まん延等防止重点措置を徹底し、そして県全域においては、県独自の集中対策を確実に実行して急激な感染拡大を抑止、止めていくことが何よりも重要です。

 県民の皆様と力を合わせて、この難局を何としても乗り切っていきたいと思います。
 皆様の御理解と御協力を重ねてお願いいたします。

令和3年8月18日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、1日当たりの新規感染者数が初めて2万人を超え、各地域においても、連日過去最多を更新するなど、未だかつてないペースで感染拡大が広がっており、日本全国が、正に「第5波」の真っ只中にあります。

 感染力が強いデルタ株が猛威をふるい、感染の急拡大が続いていることから、政府は、昨日(8月17日)、これまでの6都府県の緊急事態宣言地域に、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を追加するとともに、まん延防止等重点措置地域に、新たに10県を追加し、期間については、いずれも8月20日から9月12日までとされました。また、これに合わせて、8月31日までとなっている6都府県の緊急事態宣言と、本県を含む6道県の重点措置の期限も9月12日に延長されたところです。

 本県においては、8月11日に新規感染者数が230人と過去最多を記録し、連日のように100人前後の新規感染者が確認されるなど、8月の累計感染者数は、既に1,700人を超え、月別で最も多かった5月の約2月5日倍のペースで感染が拡大しています。

 これにより、「病床使用率」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」はステージ4、「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準になるなど、感染状況を示す各種指標は悪化の一途をたどっています。

 特に「病床使用率」については、極めて深刻な状況にあることから、即応病床を増床し、入院体制の強化を図ったところです。しかし、未だステージ4の状況が続いており、8月11日以降は「入院率」も40%を切るなど、医療提供体制の危機的な状況が続いています。

 こうした状況を踏まえ、県では、非常事態宣言を発出し、8月8日から8月31日までの間、いわき市における「まん延防止等重点措置」を実施するとともに、全県を対象に「外出自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を要請しているところです。これを昨日の政府本部会議の決定を踏まえ、いわき市に対して講じている「まん延防止等重点措置」の内容を改定し、8月20日から適用するとともに、期間は9月12日までといたします。

 なお、いわき市を除く「まん延防止等重点措置」及び県独自の集中対策の期間及び区域については、今後の感染状況を見極めた上で、来週の本部員会議で正式に決定したいと考えています。

 そこで、県民の皆様への改めてのお願いです。
 まず、いわき市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。
 さらに、今回、いわき市における重点措置に新たに追加する内容として、いわき市の皆様に強くお願いします。混雑している場所等への外出を厳に控えてください。 
 また、県内全域において、不要不急の外出は自粛していただくとともに、旅行・帰省等、特に県境を越えるものについては、原則中止してください。
 路上や公園といった屋外における集団での飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えてください。
 「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手指消毒」など基本的な感染対策を、改めて徹底するようお願いします。 

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 いわき市の飲食店等については、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いいたします。
 また、いわき市以外の県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。
 次に、いわき市における、大規模な集客施設など飲食店以外の事業者の皆様には、営業時間を午後8時までとするようお願いします。
 また、店舗や施設における感染防止対策の徹底をお願いします。
 さらに、今回、いわき市における重点措置に新たに追加する内容です。
 大規模な商業施設の管理者等の皆様には、入場者が密集しないよう、入場者の整理・誘導、また、入場者の人数管理や人数制限等の対策を実施するようお願いします。
 なお、今回のいわき市における「まん延防止等重点措置」の延長に伴い、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対し、協力金を支給いたします。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様へのお願いです。
 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、広域の移動を伴うイベント等を開催する場合は、事前に県に相談してください。

 次に、全ての事業者の皆様へのお願いです。
 職場内の感染防止対策を改めて徹底してください。
 また、テレワーク、オンライン会議などによる人と人との接触機会の低減、出張や会議等を減らすなど外出機会の低減に御協力ください。

 次に、大学や学校等へのお願いです。
 大学、専門学校の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様へのお願いです。
 小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止、他校との合同練習や練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 今、本県の感染状況は極めて深刻な状況にあります。

 新規感染者数や病床数の逼迫率など、さまざまな数値がありますが、その背景には、一人一人の患者さんがおられる、それに懸命に対応されている医療従事者の方がおられる、さらに濃厚接触となった御家族や職場の方がおられる。こういった点について、県民の皆様一人一人が思いを一つにしていただきたいと思います。

 また、我々を取り囲む環境が、より厳しい状況になっています。それが近県の状況です。

 つい先日まで緊急事態宣言は首都圏でした。その首都圏の影響を本県も受け続けてきましたが、いよいよ北関東の3県が緊急事態宣言に追加され、さらに宮城県もまん延防止等重点措置の適用県になりました。まさに福島県を取り巻く地域が同じように厳しい状況であり、本県においては、地理的にみてもこれからも影響を受けることになります。

 こういう状況にあって、県民の皆様、事業者の皆様、お願いしたいことは、いわき市においては、まん延防止等重点措置を、全県的には、県独自の集中対策を徹底して守っていただきたい。このことによって、感染の急拡大は、必ず抑えることができます。

 本来であれば、まん延防止等重点措置も県の集中対策も今月いっぱいが期限でありましたが、いわき市においては既に来月12日までお願いをせざる得ない状況にあります。

 何とか、他の地域については、今月いっぱいで終えることができるようにするためにも、まん延防止等重点措置、県の集中対策にぜひ理解をしたうえで、積極的に取り組んでいただき、そのことが福島県にとって極めて重要であることを改めて県民の皆様へお伝えしたいと思います。

令和3年8月12日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 昨日、全国では、新規感染者数が1万5800人を超え、過去最多を記録し、また、大阪府や京都府など複数の府県でも過去最多を更新するなど、爆発的に感染が拡大しており、日本全体が「第5波」の中にあります。

 全国的な感染拡大に歯止めがかからない中、今月8日から、まん延防止等重点措置の適用地域に本県を含む8県が追加され、13の道府県に拡大されました。

 本県では、8日から31日までの間、県内全域に「非常事態宣言」を発出し、いわき市については、「まん延防止等重点措置」を実施するとともに、いわき市を除く全県を対象に、不要不急の外出自粛、飲食店等の営業時間短縮をお願いしているところです。

 本県の感染状況を示す各種指標は、「直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「病床使用率」がステージ4、「入院率」、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準で推移をしており、地域の医療提供体制は極めて深刻な状況にあります。

 こうした状況を踏まえ、医療機関の皆様に最大限の御協力を頂き、入院が必要な方が確実に入院できるよう調整を進め、昨日、これまでの病床数496床から101床増となる597床を確保し、その全てを即応病床とするなど入院体制の強化を図りました。

 しかし、本県の感染状況は、デルタ株への置き換わりや、相次ぐクラスターの発生などによって、昨日の新規感染者数が230人となるなど、過去最多を大きく更新し、感染拡大が止まらない状況となっており、医療提供体制を強化しても、感染拡大のペースに追いつかない状況にある、それが現状であります。

 本県は、救命救急活動にも支障が出るほどの危機的な状況にあります。

 御自身、家族、友人に、仮に入院が必要あっても、ベッドが空いていないという医療崩壊が目前に迫っています。このことを十分に御理解いただき、県民お一人お一人が感染防止対策の徹底と慎重な行動をお願いします。

 また、県内では感染力の強い変異株への置き換わりが進み、飲食店のみならず、児童施設や医療機関等、様々な場所、場面においてクラスターが発生しています。

 クラスターは、ほんの少しの気の緩み等から、皆様の身近なところで起こっています。場面や場所の切り替わり時には特に注意をしてください。

 次に、改めて、この最大の危機を乗り越えるためのお願いです

 夏休みやお盆の時期ではありますが、何としても人流を抑制しなければなりません。

 そのため、旅行、帰省等は原則、中止、延期してください。

 会話をする時は、マスクを着用の上、十分な距離の確保をお願いします。

 また、飲食は、家族など、いつも一緒にいる人とお願いします。

 県内における高齢者へのワクチン接種については、7月末時点で、1回目の接種率が9割弱、2回目が8割弱となっており、政府が掲げた「希望する高齢者の7月末までの接種完了」については、概ね達成したものと考えております。

 福島県全体では、8月10日時点で、1回目の接種率が5割、2回目が4割を超えております。

 しかしながら、ワクチン接種を済ませた方でも、感染し発症の可能性はあります。「うつさない」、「うつらない」ためにも、マスクの着用など、感染対策の徹底をお願いします。

 

 改めて、再度2つお願いいたします。

 1つは、旅行、帰省等は原則、中止、延期のお願いです。今は、夏休み、お盆の時期です。当然、旅行したい、帰省したい、そのお気持ちは十分にわかります。

  ただ、今なぜ、こういったお願いをしなければならないのか、それは、日本国内に47都道府県がありますが、人口10万人あたりの新規陽性者数では、ステージ4になっている都道府県が30、ステージ3の状態の県が10あります。つまり、47都道府県のうちの40、人口でいうと95%の地域がステージ3以上の状況である。これが日本国内の第5波の猛威そのものであります。

そして福島県自身も、まん延防止等重点措置の適用県になっています。すなわち福島県自身が感染拡大地域でもあります。したがって県境を越える移動を行うということそのものが、自分自身にとっても、また相手の方にとっても、よりリスクになる、という状況があります。したがって、旅行、帰省等、特に県境を越えるものについては、中止、延期をお願いしたいというのが、我々の思いであります。

 2点目ですが、飲食は家族等いつも一緒にいる人とお願いします。

 特にお盆などで帰省し、ご家族ではあってもいつも一緒にいない方と食事をする、すなわち、マスクを外す機会というのは、感染のリスクが高まります。

 この感染のリスクは、2か月ほど前と今とではまったく違います。

 1カ月ほど前まで福島県ではL452Rは確認されておりませんでした。しかし、今は置き換わりが進んで8割、いわきでは100%というデータが出ております。L452Rは、感染力が高い、入院リスクが高い、そしてワクチンの効果を弱めるという効果を持っており、私たちにとって非常にリスクの高いウイルスであります。

 したがって、L452Rがまん延している中で、マスクを外して普段一緒にいない方と食事をするということは、非常にリスクを高めるということをぜひ皆様の頭の中に置いていただきたいと思います。L452Rの影響というものが、本日公表している1日230件の陽性者数に繋がっていると思います。過去のワーストは114名、その倍以上の数字が1日で出ました。1日230人の感染者数が続けば、昨日、病床を101床増やし、ホテルの部屋も60室増やしましたが、それが一瞬で計算上消えてしまうということになりかねません。

 今、この夏が本当に我々にとって、感染対策を徹底的に行わなければならない、極めて重要な時期です。こういった点を、県民の皆様と共有させていただき、非常事態宣言にある福島だからこそ、一人一人が基本的な感染対策を徹底する、特に、県境を越える移動をしない、いつも一緒にいない方とマスクを外して食事をしない、こうした点を徹底していくことで、この感染の急拡大をなんとしても抑えていきたいと考えおります。

 皆様の引き続きの御協力をよろしくお願いいたします。

令和3年8月5日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 本日、全国の新規感染者数が1万5千人を超えて過去最高を記録し、東京都においても、新規感染者数が過去最高の5042人を数えたほか、全国各地においても過去最多を更新するなど、これまでにないペースで感染が広がっています。

 本県においても、8月2日の感染者数が114名と初めて3桁となり、昨日も106名が確認されました。「直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「病床使用率」はステージ4、「重症者の病床使用率」及び「Pcr陽性率」がステージ3の水準になるなど、感染状況を示す各種指標は悪化の一途をたどっております。特に「病床使用率」については8割に近づき、受入余地もほとんど無くなるなど、医療提供体制は極めて深刻な状況にあります。
 こうした危機的な状況を踏まえ、急激な感染拡大に歯止めをかけ医療提供体制の崩壊を防ぐため、「福島県(新型コロナウイルス感染症)非常事態宣言」を発令いたします。
 中でも、いわき市については、国に対し、「まん延防止等重点措置」の適用を要請しておりましたが、本日、政府の基本的対処方針分科会で審議され、先程開催された政府の対策本部員会議において、正式に決定されました。
 これを受け、県では、8月8日から8月31日までの間、いわき市における「まん延防止等重点措置」を実施するとともに、現在、福島・郡山・いわきの3市を対象として要請している、「外出自粛」及び「酒類を提供する飲食店等の営業時間短縮」を、全県に拡大します。

 そこで、県民の皆様へのお願いです。
 まず、いわき市においては、夜8時以降の飲食店等の利用は控えてください。
 また、県内全域において、不要不急の外出は自粛していただくとともに、都道府県をまたぐ旅行・帰省等は原則中止してください。
 路上や公園といった屋外における集団での飲食・飲酒など、感染リスクの高い行動は控えるようお願いします。
 「人と人との距離の確保」「手指消毒」など基本的な感染対策を、改めて徹底するようお願いします。

 次に、飲食店等の皆様へのお願いです。
 いわき市の飲食店等については、8月8日から8月31日までの間、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛とともに、酒類の提供を終日自粛していただくようお願いいたします。
 また、いわき市以外の県全域において、酒類の提供や接待を伴う飲食店等の皆様に対し、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いいたします。
 次に、いわき市における飲食店以外の事業者の皆様に対しては、営業時間を午後8時までとするようお願いします。
 また、店舗や施設における感染防止対策の徹底をお願いします。
 なお、営業時間の短縮要請に御協力いただいた対象施設の事業者の皆様に対し、協力金を支給いたします。
 また、飲食店以外の事業者の皆様においても、「飲食店等への時短要請」と「県民の不要不急の外出自粛」の影響が想定されるため、前年度または前々年度に比べ30パーセント以上売上げが減少した中小法人や個人事業者等に対し、一時金を支給します。

 次に、イベント等を開催する事業者の皆様へのお願いです。
 イベント等の開催に当たっては、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策を徹底してください。
 また、広域の移動を伴うイベント等を開催する場合は、事前に県に相談してください。

 次に、全ての事業者の皆様へのお願いです。
 職場内の感染防止対策を改めて徹底してください。
 また、テレワーク、オンライン会議などによる人と人との接触機会の低減、出張や会議等を減らすなど外出機会の低減に御協力ください。

 次に、大学や学校等へのお願いです。
 大学、専門学校の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。

 次に、小・中・高等学校の皆様へのお願いです。
 小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の中止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 次に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いいたします。

 今、本県の感染状況は大変危機的な状況にあります。この危機感を、県民の皆様、事業者の皆様と共有し、共に乗り越えていきたいと思います。皆様の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

令和3年8月2日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、新規感染者数が1万人を超える日が連続し、全国各地でも感染者が過去最多を記録するなど、感染拡大に歯止めがかからない状況となっています。また、緊急事態宣言が発令されている東京都においては、前回の宣言時と比べて人流の減少は見られず、新規感染者数が初の4千人を超えるなど、感染拡大のスピードが更に上がっています。
 こうした、これまでにない急激なスピードでの感染拡大と、感染力の強いデルタ株への置き換わりも急速に進んでいる状況から、政府は、7月30日に、東京都、沖縄県に加え、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府を対象地域とした6都府県に緊急事態宣言を、北海道、石川県、兵庫県、京都府、福岡県の5道府県にまん延防止等重点措置を適用することを決定しました。

 本県においても、既に集中対策を実施している福島市、郡山市、いわき市を中心に新規感染者数が大幅に増加しており、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」、「人口10万人当たりの療養者数」及び「病床使用率」はステージ4の水準となり、また「重傷者の病床使用率」もステージ3の基準を超えるなど、感染状況を示す各種指標が急激に悪化しており、深刻な状況となっています。
 福島市、郡山市、いわき市の3市は、人の流れが多いことに加え、生活圏や経済圏が広く、この3市で確実に感染拡大を抑え込まないと、一気に県全体の感染拡大につながり、医療体制の崩壊を招くことになります。
 特に7月に入り、クラスターの発生が続くとともに、感染力が高いデルタ株への置き換わりが進んでおり、爆発的な感染拡大に陥りかねない、深刻な状況にあります。
 県としては、先月24日に郡山市、28日には福島市及びいわき市に対して、県独自の集中対策の実施を決定したところであり、まずは、これら3市への集中対策をしっかり実施することが重要であると考えております。

 しかしながら、特にいわき市において、昨日は27名の新規陽性者が確認されており、昨日時点の10万人当たりの新規陽性者数も55.55人と大きく悪化するなど、これまでにない危機的な状況にあります。
 今後、更なる感染拡大も心配されることから、本日、いわき市長から「まん延防止等重点措置」の適用について県に要請がありました。
 県といたしましても、これ以上の感染拡大を何としても防ぐために、より強い措置を取る必要があることから、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請することとします。

 今後、国に対し、速やかに要請するとともに、迅速に重点措置が適用されるよう調整を進めてまいります。

令和3年7月28日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、新規感染者数の増加が続き、この1週間では5千人を超える日も複数回確認され、昨日は7千人を超えるなど、感染の急拡大が続いております。特に、東京都では、緊急事態宣言以降も、過去の宣言時に比べて人流が減少しておらず、本日は、一日の新規感染者数が3千人を超え、過去最高となっています。  

 本県においても、昨日、新規陽性者数が過去2番目となる80人を数え、明らかな増加傾向が見られます。

 特に、既に集中対策を実施している郡山市に加え、この数日は、福島市、いわき市において急速に感染が拡大しており、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」は、ステージ3の基準を超えております。また、県北、いわき両管内の病床使用率がステージ4の基準を超えるなど、各種指標も急激に悪化しており、医療提供体制に大きな負荷がかかる深刻な状況となっています。

 こうした状況を踏まえ、南相馬市、郡山市に引き続き、新たに福島市、いわき市においても、「集中対策」を実施することとしました。

 今回、「早く、強く」対策を打つことで、県全体への感染拡大や医療提供体制への影響を、可能な限り小さくしたいと考えております。

 このことについては、福島市、いわき市の両市長とも共有しており、本日午後、それぞれの市長から電話があり、市内の感染拡大を早期に食い止めるため、より強い対策を行うよう要請があったところです。

 まず、福島市、いわき市の皆様へのお願いです。市民の皆様におかれましては、人の流れを抑えることが重要ですので、7月31日から8月22日までの間、不要不急の外出を自粛するようお願いいたします。

 また、両市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店」の事業者の皆様におかれては、7月31日から8月22日までの間、午後8時から翌日午前5時までの営業自粛をお願いします。御協力いただいた事業者の皆様に対しては、お店の売上高等に応じて、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を支給することといたします。なお、本日から30日までに営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。

 大学や専門学校の管理者の皆様におかれては、学生への注意喚起の徹底を、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 同様に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。

 現在、本県は、県内の中核市すべてに自粛をお願いする非常に厳しい状況にあります。それぞれの市民の皆様、また各市と生活圏を同じくする近隣自治体にお住まいの皆様におかれましても、お一人お一人が、この状況を十分に御理解いただき、感染対策に徹底して取り組んでいただくようお願いします。

 一方、今月9日から、南相馬市において実施していた集中対策については、市長から「新規陽性者数が減少し、比較的安定した状態を保っていることから、集中対策は予定通り終了することとしたい」とのお話がありました。県としても、医療圏内の病床のひっ迫状況が改善されている状況などを総合的に検討し、南相馬市の集中対策について、今月末をもって終了することといたします。

 次に、県民・事業者の皆様へのお願いです。今月15日に県内で初めてデルタ株の主要変異である「L452R」が確認されて以降、県内各地で次々と「L452R」の報告がされています。デルタ株は、感染力が高いことを始め、入院リスクが高い可能性、ワクチンの効果を弱める可能性などが指摘されています。

 また、現在、県内においてクラスターが相次いで発生しており、今月だけで20件確認されています。月単位では、過去最も多い件数であり、20件のうち16件が飲食店由来によるものです。再三申し上げていますが、飲食の機会は、感染のリスクが高まります。県では、マスクの着用やこまめな手指消毒、換気など、「基本的な感染対策」の徹底をお願いしておりますが、ほんの少しの気の緩みなどから、クラスターにつながる事例が散見されます。

 クラスターの発生は、急激な感染拡大、医療提供体制のひっ迫を引き起こし、救える命が救えない状況にもなりかねないことを十分に認識し、行動するようお願いします。

 また、この4連休中には、首都圏などの感染拡大地域から帰省された方や、首都圏などに帰省されていた方が県内に戻って感染が判明したり、友人や同僚との大人数での会合・会食によって感染した事例などが確認されております。

 特に、飲食の機会においては、大人数や長時間の会食を避け、適度な酒量を心掛けるほか、会話時はマスクを着用し、大声での会話は控えましょう。また、感染対策の徹底された飲食店の利用をお願いします。

 この夏は、感染拡大地域との不要不急の往来は原則、中止・延期をお願いします。県境を超える旅行や帰省等についても極力控えていただくようお願いします。

 今後の感染状況や病床のひっ迫度合によっては、集中対策を解除する南相馬市を含め、県全体に強い対策を講じなければならない可能性もありますので、繰り返しお伝えしていますように、お一人お一人が日頃の感染対策を振り返り、改めて取組の徹底をお願いいたします。

 

令和3年7月24日(土曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 郡山市では、6月に入ってから新規感染者数が一桁台で推移していましたが、この数日は10人を超える日が連続しており、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」がステージ3の水準を超え、著しくな増加傾向が見られます。
 1週間における新規陽性者数の推移を見ても、7月18日以降、上昇に転じており、県内で最も高い数値となっています。
 郡山市では、7月に入ってから、飲食店及び事業所でのクラスターが4件確認されており、デルタ株の主要変異である「L452R」も確認されていることから、更なる感染の拡大が心配されます。
 また、県中管内においては、既に病床の広域的な調整も相当数行われており、医療提供体制に大きな負荷が掛かる深刻な状況となっています。
 今後、感染拡大地域との往来や大人数での飲食、会食等により新たなクラスター等が発生した場合、爆発的な感染拡大につながり、医療提供体制が危機的な状況に陥るおそれがあります。
 こうした中、本日、郡山市長から、市内における感染拡大を抑えるため、県として、より強い対策を行うよう要請がありました。

 そのため、県といたしましても、必要な措置を早急に講ずる必要があると判断し、郡山市全域を対象として、郡山市民の皆様や事業者の皆様などに対し、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく要請など、次の3点をお願いいたします。
 1点目は、「郡山市民の皆様へのお願い」です。7月26日から8月15日までの間、不要不急の外出を自粛するようお願いいたします。
 2点目は、郡山市内の接待を伴う飲食店及びお酒を提供する飲食店に対して、7月26日から8月15日までの間、午後8時から午前5時までの営業自粛を要請することとし、御協力いただいた事業者の皆様に対しては、お店の売上高等に応じて、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を支給することといたします。なお、本日から25日までに営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。
 3点目は、大学や学校等へのお願いです。
 7月26日から8月15日までの間、大学、専門学校の管理者の皆さんにおかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。
 同様に、7月26日から8月15日までの間、小・中・高等学校の管理者の皆さんにおかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 また、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆さんにおかれましては、感染防止対策に見落としがないか、再度、御確認をお願いします。

 次に、改めて、県民・事業者の皆さんへのお願いです。既に多くの学校で夏休み期間に入っており、今後、お盆のシーズンを迎えることから、お出かけの機会や、人との飲食の機会が増えることが想定されます。
 そのため、緊急事態宣言地域や、まん延防止等重点措置地域を始めとした感染拡大地域との不要不急の往来は、原則、中止あるいは延期をお願いします。
 また、デルタ株が全国的に拡大していることから、旅行や帰省などを含め、県境を越えるような移動をお考えの際にも、御家族や御友人等と相談し、極力控えてくださるようお願いいたします。
 加えて、飲食の際は、大人数や長時間の会食を避け、適度な酒量を心掛けるほか、会話時はマスクを着用し、大声での会話は控えましょう。また、感染対策の徹底された飲食店の利用をお願いします。
 繰り返しになりますが、感染拡大防止のためには、基本的な感染対策の徹底が重要です。このことを十分に御認識いただき、お一人お一人が日頃の感染対策を振り返り、改めて取組の徹底をお願いいたします。
 一方で、大変暑い日が続いております。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛ける、エアコンの利用中もこまめな換気を行うなど、熱中症予防と感染防止対策の両立をお願いします。

 郡山市民の皆さんにおかれましては、今、正に市内の感染拡大を食い止める上で重要な局面にあり、感染状況や医療提供体制が極めて厳しい状況にあることを強く認識され、慎重に行動していただく必要があります。
 また、現在、今月末までを期間とした「集中対策」に取り組んでいただいている南相馬市民の皆さんにおかれましては、引き続き、取組を継続していただくようお願いします。
 御不便・御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、御協力を頂きますようお願いいたします。
 県民の皆さん、事業者の皆さんには、引き続き、強い危機意識を持って、決して気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

令和3年7月21日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、先日、市内の中学生が、自分たちで作成した「シトラスリボン」を県庁まで届けてくれました。
 シトラスリボン・プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症に関わる差別や偏見をなくそうと、愛媛県で始まった運動で、シトラスカラーのリボンで「地域」「家庭」そして「学校・職場」を表す3つの輪を作り、それぞれの場所が、「安心できる居場所となるように」との願いが込められています。
 この中学生たちは、授業で、医療従事者などに対する差別や偏見について知り、「自分たちに何かできることはないか」と考え、この取組を始めたとのことです。
 シトラスリボンに込められた思いをしっかりと受け止め、医療従事者の皆様や感染された方、またその御家族などが、差別や偏見で傷つくことの無いよう、一人一人が相手を思いやる気持ちを持って、感染症対策にしっかりと取り組んでいくという思いを強くしました。
 改めて医療従事者の皆様を始めとした、感染症対策に当たっておられる全ての方々に対し、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、7月14日以降、新規感染者が三千人を超える日が散見されるなど、感染拡大の兆候が著しくになっております。特に東京都においては、緊急事態宣言が発出された後も、連日、千人を超える感染者が確認されており、明らかな増加が見られます。
 また、感染力が強いとされる「デルタ株」についても、全国的に感染が広がっており、今後、急速に置き変わりが進むと見られております。
 一方、本県においては、現在、「集中対策」に取り組んでいただいている南相馬市を始め、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、ステージ3の水準を下回ったものの、いまだ高い値にある会津若松市、そして昨日、一日の新規感染者数が14人と、約2か月ぶりに2桁を記録した郡山市など、引き続き、各地域の感染状況を注視していく必要があります。
 また、県内においても、デルタ株の主要変異である「L452R」が、今月15日に初めて確認され、その後も県内各地で確認されていることから、予断を許さない状況となっております。
 感染状況を判断する5つの指標、7つの区分を見ますと、県全体としては、ステージ2相当となっておりますが、「病床使用率」については、ステージ3の水準が継続しており、ひとたび感染が拡大すれば、全県的に医療提供体制がひっ迫するような、非常に厳しい状況に陥る可能性があります。
 県民の皆様におかれましては、このような状況に御理解を頂き、今後も気を緩めることなく、お一人お一人が、徹底した感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いします。

 次に、改めて南相馬市の皆様へのお願いです。南相馬市においては、今月末までを期間とした「集中対策」に取り組んでいただいております。
 市民の皆様におかれましては、引き続き、不要不急の外出自粛をお願いします。
 また、南相馬市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店等」の事業者の皆様におかれましては、午後8時から午前5時までの営業自粛をお願いします。
 専門学校の管理者の皆様におかれましては、学生への注意喚起の徹底を、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 同様に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 感染力の強いデルタ株も含め、ここで感染の連鎖を断ち切り、確実に感染拡大を食い止めることが肝心です。
 御不便、御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、徹底して対策に取り組んでいただくようお願いいたします。

 次に、本日、福島あづま球場において、東京オリンピックのスタートとなるソフトボール競技が開催されております。また、多くの学校で夏休みが始まり、明日からの連休や、お盆のシーズンを迎えるなど、お出かけの機会や、人との飲食の機会が増えることが想定されます。
 そこで、県民・事業者の皆様へのお願いです。緊急事態宣言地域や、まん延防止等重点措置地域を始めとした感染拡大地域との不要不急の往来は、原則、中止あるいは延期をお願いします。
 また、デルタ株が全国的に拡大していることから、旅行や帰省などを含め、県境を越えるような移動をお考えの際にも、御家族や御友人等と相談し、極力控えてくださるようお願いいたします。
 加えて、飲食の際は、親戚との会食や挨拶回り等で感染し、その後、家族や知人、職場の同僚へと感染が拡大した事例なども確認されていますので、大人数や長時間の会食を避け、適度な酒量を心掛けるほか、会話時はマスクを着用し、大声での会話は控えましょう。また、感染対策の徹底された飲食店の利用をお願いします。
 繰り返しになりますが、感染拡大防止のためには、基本的な感染対策の徹底が重要です。このことを十分に認識していただき、お一人お一人が日頃の感染対策を振り返り、改めて取組の徹底をお願いいたします。
 一方で、大変暑い日が続いております。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛ける、エアコンの利用中もこまめな換気を行うなど、熱中症予防と感染防止対策の両立をお願いします。

 県内における高齢者へのワクチン接種については、7月19日時点で、1回目の接種率が82.4%、2回目が60.4%と、7月末の接種完了に向け、順調に進んでいます。
 県民全体では、1回目が40.9%、2回目が28.3%となっております。
 ワクチンの配分については、先週、都道府県の裁量で分配できる「調整枠」を含め、8月15日までの2週間分が改めて国から示されましたが、それでもなお、希望量の半分にも達していません。
 県も、ワクチンバンクや調整枠の活用により、配分調整に努めていますが、供給の絶対量が不足していることから、一部の自治体では接種計画の見直しなど、苦渋の対応を強いられています。
 これらを踏まえ、本日、河野大臣に対し、直接、今後のワクチン供給に関する要望を行いました。
 引き続き、各市町村の進捗状況や要望を伺いながら、円滑にワクチン接種が進むよう、市町村の支援に全力で取り組んでまいります。
 県内の医療提供体制や感染状況は、予断を許さない状況にあり、また、全国的なデルタ株への置き変わりも心配されるなど、引き続き感染拡大防止に向けて、しっかりと取り組んでいく必要があります。
 これからも気を緩めることなく、一人一人の心がけで感染の再拡大、リバウンドを防止してまいりましょう。

令和3年7月15日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、先日、県内各地に配布された「医療従事者への応援メッセージ」がちりばめられたポスターのメッセージを紹介します。小学生の男の子から寄せられたメッセージです。そこには、「今、大変な状況の中でも、ぼくたちのためにいつもがんばってくださりありがとうございます。ぼくもやれることを見つけてやっていきたいと思います。」と綴られていました。
 医療の現場で懸命に尽力されている医療従事者の方々の献身的な姿が、この少年を始め、たくさんの県民の皆様の「頑張ろう」という気持ちを引き出し、感染拡大を防止する行動に結びついています。
 改めて医療従事者の皆様を始めとした、感染症対策に当たっておられる全ての方々に対し、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、一時期減少傾向にあった新規感染者数が、再び増加傾向に転じており、東京都では、7月14日に、5月13日以来となる1100人を超える感染者が確認されるなど、明らかな増加が見られております。
 また、「デルタ株」については、宮城県や岩手県など近県においても確認されており、全国的に感染が広がっています。
 本県においても、本日、デルタ株の主要変異である「L452R」が、福島市、郡山市などで4件確認されたところであり、まさに予断を許さない状況となっております。
 そのような中、政府は、8日、「緊急事態宣言」が発令されている沖縄県及び「まん延防止等重点措置」が適用されている神奈川県や大阪府など  4府県について、8月22日まで期間を延長するとともに、東京都については、「まん延防止等重点措置」から「緊急事態宣言」への切り替えを決定しました。
 一方、本県では、南相馬市において、6月下旬から連日にわたり複数名の感染者が確認され、クラスターも3件発生するなど、感染が急拡大していることから、今月末まで、不要不急の外出自粛と飲食店の営業時間の短縮要請を柱とする「集中対策」に取り組んでいただいているところです。
 ここ数日は、感染状況も、ある程度落ち着いていますが、病床の広域調整が必要となるなど、医療提供体制は、依然として深刻な状況が続いています。
 また、会津若松市においては、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、7月9日以降、ステージ3を上回る水準で推移するなど、予断を許さない状況にあり、クラスターの発生状況も含め、注視していく必要があります。
 感染状況を判断する五つの指標、七つの区分を見ますと、県全体としては、ステージ2相当となっておりますが、「病床使用率」については、ステージ3の水準が継続しており、ひとたび感染が拡大すれば、全県的に医療提供体制がひっ迫する、非常に厳しい状況に陥る可能性があります。
 県民の皆様におかれましては、このような状況に御理解を頂き、今後も気を緩めることなく、お一人お一人が、徹底した感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いします。

 次に、南相馬市の皆様へのお願いです。南相馬市においては、今月末までを期間とした「集中対策」に取り組んでいただいております。
 市民の皆様におかれましては、引き続き、不要不急の外出自粛をお願いします。
 また、南相馬市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店等」の事業者の皆様におかれましては、午後8時から午前5時までの営業自粛をお願いします。
 専門学校の管理者の皆様におかれましては、学生への注意喚起の徹底を、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 同様に、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 市内の感染拡大を食い止めることが、南相馬市のみならず、県全域の安定した医療提供体制を守ることにつながります。
 御不便、御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、徹底して対策に取り組んでいただくようお願いをいたします。

 次に、県民・事業者の皆様へのお願いです。現在、県内においてクラスターが相次いで発生しています。今月に入り、11件のクラスターが確認されており、うち9件が飲食店由来によるものです。県では、マスクの着用やこまめな手指消毒、換気など、「基本的な感染対策」の徹底をお願いしており、多くの皆様に懸命に取り組んでいただいているところですが、こうした感染リスクが高い飲食時において気の緩みなどから、感染が拡大している事例が散見されます。
 来週には東京オリンピックが始まり、大会開催に合わせた連休を迎えます。また、多くの学校で夏休みが始まり、お盆のシーズンを迎えるなど、お出かけの機会や、人との飲食の機会が増えることが想定されます。
 そこで、繰り返しになりますが、感染拡大防止のためには、基本的な感染対策の徹底が重要です。このことを十分に認識していただき、お一人お一人が日ごろの感染対策を振り返り、改めて取組の徹底をお願いいたします。
 特に、緊急事態宣言地域や、まん延防止等重点措置地域を始めとした感染拡大地域との不要不急の往来は、原則、中止あるいは延期をお願いします。
 また、デルタ株が全国的に拡大していることから、旅行や帰省などを含め、県境を越えるような移動をお考えの際にも、御家族や御友人等と相談し、極力控えてくださるようお願いいたします。
 加えて、飲食の機会においては、大人数や長時間の会食を避け、適度な酒量を心掛けるほか、会話時はマスクを着用し、大声での会話は控えましょう。また、感染対策の徹底された飲食店の利用をお願いします。

 県内における高齢者へのワクチン接種率については、7月13日時点で、1回目が78.6%、2回目が52.4%と、7月末の接種完了に向け、順調に進んでいます。
 高齢者を含む一般の方への接種率については、1回目が38.0%と、全体の4割近くとなっております。
 ただ、ワクチンの供給不足については、一部の自治体で予約を停止するなど、接種スピードを遅らせる措置が既に生じており、私からも全国知事会を通じ、国に対して、早期の改善を強く求めているところです。
 今後、ワクチンバンクの取組や、都道府県の裁量で市町村に分配する調整枠などを活用し、各市町村の進捗状況や要望を伺いながら、円滑にワクチン接種が進むよう、市町村の支援に全力で取り組んでまいります。
 県内の医療提供体制や感染状況は、まだまだ予断を許さない状況にあり、また、本県も含めた全国的なデルタ株への置き変わりも心配されるなど、引き続き感染拡大防止に向けて、しっかりと取り組んでいく必要があります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大、リバウンドを防止してまいりましょう。

 

令和3年7月7日(水曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 南相馬市では、先月は新規陽性者ゼロの日が続いておりましたが、直近の状況を見ますと9日連続で新たな感染が確認されており、接待を伴う飲食店や、酒類を提供する飲食店を中心として、急激に感染が拡大しています。
 また、飲食店におけるクラスターも2件発生しており、クラスターに伴う陽性者数は21人、市の1週間の新規陽性者数は36人に上っています。病床についても、すでに広域的な調整が必要となるなど、医療提供体制にも深刻な影響を及ぼしております。
 こうした危機的状況を踏まえ、本日、南相馬市長から、市内における感染拡大を抑えるため、県として、より強い対策を行うよう要請がありました。
 私は、県内で新たな感染の再拡大が起こった場合には、「早く、強く」対策をうち、感染拡大を最小限で封じ込めると、お話してまいりました。
 今般、南相馬市の現状を鑑み、このまま感染が拡大すれば、県内の広範囲に感染が拡大し、全県的に医療提供体制がひっ迫するような、非常に厳しい状況に陥る可能性があると判断いたしました。
 そのため、南相馬市に対し、「集中対策」を早急に実施することといたします。南相馬市全域を対象として、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、市民の皆様や事業者の皆様などに対し、3つの要請を行うこととします。

 1点目は、南相馬市民の皆様へのお願いです。7月9日から今月末までの間、不要不急の外出自粛をお願いします。

 2点目は、南相馬市内の「接待を伴う飲食店」及び「お酒を提供する飲食店等」に対して、7月9日の午後8時から8月1日の午前5時までの営業自粛を要請することとし、御協力いただいた事業者の皆様に対しては、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を、お店の売上高等に応じて支給することといたします。なお、本日から8日までに営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。

 3点目は、学校等へのお願いです。
 7月9日から7月末までの間、専門学校等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。
 同様に、小・中・高等学校の管理者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 また、医療機関、高齢者施設等の管理者の皆様におかれましては、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。

 南相馬市民の皆様におかれては、今、正に、市内の感染拡大を食い止める上で重要な局面にあり、感染状況や医療提供体制が極めて厳しい状況にあることを強く認識され、行動していただく必要があります。
 御不便、御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、御協力くださいますようお願いをいたします。

 続いて、6月末まで県内全域で御協力をお願いしておりました「重点対策」については、7月以降も引き続き「基本的な感染対策」として、徹底した取組をお願いしているところですが、先程、保健福祉部長から説明があったように、今月に入って、県内で7件のクラスターが発生しています。
 これは、既に6月の1か月間における発生件数(5件)を超えています。
 7件中6件が飲食店に由来するものであり、陽性者数で見ますとクラスターに係る新規陽性者55人のうち、飲食店を起因とする陽性者が50人となっていることから、改めて感染リスクが高いとされる飲食時の感染対策の徹底をお願いします。
 具体的なクラスターの事例としては、接待を伴う飲食店において、利用客から従業員、従業員から従業員、さらにその家族に感染が拡大したことが確認されています。飲食店の皆様におかれては、客席数の削減など十分な距離の確保や、店内のこまめな換気、消毒の徹底、従業員の体調管理などを実施していただき、利用される方も、マスクを着用しての会話、短時間、少人数の飲食を徹底してください。
 また、知人同士の会食に参加する場合においても、お出かけの前に、体温測定などの健康チェックを行い、異変がある場合には参加を見合わせるなどの対応をお願いします。
 飲食の機会は感染のリスクが高いということを改めて認識していただき、特に注意をお願いするとともに、飲食店を利用する際は、感染対策の徹底された「ふくしま感染防止対策認定店」を利用するなど、一層の感染拡大防止の御協力をお願いいたします。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には、強い危機意識を持って、決して気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくようお願いをいたします。

 県内における医療従事者へのワクチン接種については、7月1日時点で、当初想定していた約7万人への接種がおおむね終了しました。
 高齢者への接種率については、7月5日時点で、1回目が約7割弱、2回目が4割弱となっており、順調に進んでいるものと考えております。
 今後も、高齢者の7月末接種完了に向け、それぞれの自治体の進捗状況や要望を伺いながら、円滑にワクチン接種が進むよう、市町村の支援に全力で取り組んでまいります。
 県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、一時期は改善傾向にありましたが、その後、下げ止まりから悪化に転じており、再拡大の兆しが見られます。少しの気の緩みが一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、感染防止対策の徹底をよろしくお願いいたします。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大、リバウンドを防止してまいりましょう。

令和3年6月28日(月曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、県内においてもワクチン接種が進む中、ある高齢者の方が接種会場を訪れた際、会場内の案内や椅子の配置などが、高齢者の方にも分かりやすく配慮されていたり、会場スタッフの皆様も丁寧に対応してくださったことで、「接種に対する不安が吹き飛んだ」との話を伺いました。
 ワクチン接種においては、医師や看護師はもちろんのこと、会場運営に携わる市町村職員の皆様が一体となって、新型コロナウイルスに必ず打ち克つという強い使命感の下、懸命に御尽力いただいております。
 改めて医療従事者の皆様を始めとした感染症対策に当たっておられる全ての方々に対し、深く敬意と感謝の意を表するとともに、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、全体として新規感染者数の減少が続いておりましたが、緊急事態宣言解除後の人出の増加や、感染力の強い変異株の広がりに伴い、感染者数の減少速度が鈍っている地域もあり、特に東京都や千葉県などでは、下げ止まりから増加に転じる動きが見られております。
 一方、県内においては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、県民の皆様、事業者の皆様に「重点対策」への取組をお願いしているところであり、感染状況を判断する五つの指標(、7つの区分)は、病床使用率を除き、ステージ2以下の状況にあります。
 しかし、日々の感染者数や直近1週間の感染者数が、前週の同じ曜日を上回る日が散見されるなど、感染状況の下げ止まりの兆候が見られるほか、変異株の割合も増えてきており、注意が必要です。
 特に、最近の郡山市においては、下げ止まりから増加に転じる傾向が見られ、20代・30代の感染割合が高くなっています。また、飲食店に由来する感染も増えているほか、感染経路不明割合も高い状況にあります。
 このような状況の中、ひとたびクラスターが発生すると、急速な感染拡大につながる恐れがあることから、今後も油断することなく、お一人お一人が気を引き締め、徹底した感染防止対策に取り組んでいくことが重要です。
 来月には、夏休みなどで、イベントや行事に参加する機会も増え、県内外で人流が増加することが予想されます。感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、この夏に向けて、県民の皆様に特にお願いしたいことがございます。
 まず、屋内外に関わらず、常に人との間隔を十分に確保するよう心掛けてください。また、お出かけされる場合には、事前に移動先の感染状況等を十分に確認し、感染が流行している地域への移動は控えてくださるようお願いします。出かける際には、移動中の車内など、場面や居場所が変わる際に気が緩みがちとなり、感染のリスクが高まりますので、注意をお願いします。
 また、先程申し上げたとおり、郡山市においては、感染者数が増加に転じる傾向が見られることから、今後の動向によっては、強い対策を講じなければならない可能性もあります。郡山市民の皆様を始め、通勤・通学等により郡山市との往来がある方については、自らの行動に対する感染リスクの有無を考え、より慎重な行動をお願いします。
 次に、6月末まで取組をお願いしている「重点対策」についてでありますが、既にこの対策内容は、県民の皆様に広く定着し、「日常的な取組」として御協力いただいているものと思います。
 このことから、これまで「重点対策」としてお願いしてきた主な取組内容について、今後は「感染拡大防止のための基本対策」として、引き続き取り組んでいただきますようお願いします。
 まず、熱中症に注意しながらのマスクの着用を始め、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 体調に異変がある場合は、早めに医療機関や「受診・相談センター」へ相談してください。
 飲食については、感染のリスクが高まることに注意していただき、「ふくしま感染防止対策認定店」など、感染防止対策が徹底されたお店を利用してください。
 また、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
 次に、事業者の皆様へのお願いです。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 学校関係者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 医療機関、施設管理者の皆様におかれましても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。

 県内における医療従事者へのワクチン接種については、24日時点で、2回目の接種率が94.1パーセントに達し、6月末には完了の見込みとなっております。
 高齢者への接種については、24日時点で、1回目が5割を超えており、高齢者の半数以上が、少なくとも1回の接種を終えたこととなり、順調に進んでいるものと考えております
 こうした中、先週(23日)、河野大臣が自治体の大規模接種や、企業などの職域接種の申請受付を一時休止すると表明し、ワクチン全体の供給に全国で心配が生じたところであります。そのため、25日、全国知事会として、必要なワクチンの適時適切な供給について、国に緊急申し入れを行ったところであります。
 今後も、高齢者の7月末接種完了に向け、それぞれの自治体の進捗状況や要望を伺いながら、円滑にワクチン接種が進むよう、市町村の支援に全力で取り組んでまいります。
 県民の皆様の御理解、御協力により、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、全体として改善傾向にはありますが、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、感染防止対策への御協力をよろしくお願いいたします。
 感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大、リバウンドを防止してまいりましょう。

令和3年6月18日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、県内各地でワクチンの接種が本格化し、多くの人手が必要となる中、県内のある地域では、地元の看護専門学校の生徒たちから、集団接種会場での血圧測定作業等を手伝いたいとの申し出があったそうです。
 こうした生徒たちの自発的な行動を促したのは、最前線で奮闘されている看護師さんたちの姿でした。常に感染の危険と隣り合わせの状態にありながらも、患者を助けたいという一心で献身的に活動される姿、その姿を見て「自分にも何かできることはないか」との思いが沸いてきたのだそうです。
 医療現場という感染症対策の最前線で、日々、強い使命感を抱きながら、懸命に御尽力いただいている医療従事者の皆様、皆様の姿に多くの県民が勇気を頂いております。改めて、こうした医療従事者の皆様を始め、感染症対策に携わる全ての方々に深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、新規感染者数が減少傾向にある一方、感染力の強い変異株の急速な広がりや、人流の増加も見られます。
 そのような中、昨日、10都道府県に発令されている「緊急事態宣言」について、沖縄県を除く9都道府県で予定どおり解除し、このうち東京都、大阪府など7都道府県については、「まん延防止等重点措置」に移行することが決定されました。
 また、現在、5県に適用されている「まん延防止等重点措置」については、埼玉県、千葉県、神奈川県の3県で期間を延長し、岐阜県と三重県は解除されることとなりました。
 一方、県内においては、感染の再拡大、リバウンドを防ぐため、県民の皆様、事業者の皆様に、引き続き「重点対策」に取り組んでいただいているところです。
 おかげさまで、今月14日に、感染状況を判断する全指標がステージ3の水準を下回り、昨日までその状態が継続しております。
 しかし、「1週間当たりの感染経路不明割合」が依然として高い水準で推移していることに加え、変異株による感染も確認されており、ひとたびクラスターが発生すると、急速な感染拡大につながるおそれもあることから、今後も気を引き締めて感染対策に努めていかなければなりません。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、油断することなく、引き続き、福島県内全域を対象とした「重点対策」への御協力をお願いいたします。
 まず、マスクの着用や、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 ただし、これからの季節は、気温が上昇し、蒸し暑くなります。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛けるなど、熱中症には十分注意してください。
 次に、感染リスクの高い行動は、控えていただくようお願いします。移動先の感染状況等、様々な情報に注意していただくとともに、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
 飲食については、感染防止対策が徹底されたお店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。
 喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。こうしたことが、御自身のため、そして御家族など大切な方を守ることにつながります。
 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底や、テレワーク・ウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。
 現在、県では適切に感染対策が取られている飲食店に対して認定ステッカーを交付する「ふくしま感染防止対策認定店」制度を推進しております。事業者の皆様には、是非、この制度に御参加くださいますようお願いいたします。
 学校関係者の皆様におかれましては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 医療機関、施設管理者の皆様におかれましても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。

 県内における医療従事者へのワクチン接種については、現時点で、2回目の接種率が9割を超えており、6月末には完了の見込みとなっております。
 また、高齢者へのワクチン接種については、1回目の接種率が4割、2回目の接種率が1割を超えたところであり、これは全国でも上位となっております。
 今後も、7月末までに高齢者の接種が完了するよう、それぞれの自治体の進捗状況や要望を伺いながら、円滑なワクチン接種に向けて、市町村の取組を全力で支援してまいります。
 県民の皆様の御理解、御協力により、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、全体として改善傾向にあります。
 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、対策への御協力をよろしくお願いいたします。
 感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止してまいりましょう。

 

令和3年6月11日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、先日、福島県立医科大学に、新型コロナで入院され、その後、無事退院された方からお手紙が届きました。
 そのお手紙には、入院中、看護師さんが、いつも優しく笑顔で接してくれ、採血時も「不安だよね」と手を握ってくれるなど、安心して治療を受けることができたという、感謝の気持ちが綴られていたそうです。
 このように、看護師の皆様においては、昼夜を問わず、患者さんお一人お一人に寄り添い、患者さんのみならず御家族も含めた心理的なケアに御尽力いただいています。改めて、こうした看護師を始めとする医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、全体として新規感染者数が減少傾向にある中、昨日、群馬県など3県に発出されている「まん延防止等重点措置」について、予定どおり13日までを期限として解除されることが決定されました。
 一方、感染力の強い変異株の急速な広がりや、人流の増加が見られるほか、「緊急事態宣言」が発出されている10都道府県においては、「病床使用率」や「療養者数」などが高い水準にあるなど、依然として厳しい状況が続いています。

 福島県内においては、「感染の再拡大、リバウンドを防ぐ」ため、今月1日から、県民の皆様、事業者の皆様に、「重点対策」に取り組んでいただいているところです。
 おかげさまで、ステージを判断する指標は、全体としては改善の傾向が見られますが、ここ数日間を見ますと、「1週間当たりの感染経路不明割合」が高い水準で推移していることから、今後の動きを慎重に見守る必要があります。
 また、N501Y型変異株での感染も確認されているところであり、ほんの少しの気の緩みが、感染拡大につながる可能性もあります。

 県民の皆様、事業者の皆様においては、引き続き、福島県内全域を対象とした「重点対策」への御協力をお願いいたします。
 まず、職場においては、マスクの着用や、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 御家庭においては、外出する際や、親しい間柄で会話をする場合であっても、必要に応じてマスクを着用いただくとともに、こまめな換気や手洗い、手指消毒など、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 ただし、これからの季節は、気温が上昇し、蒸し暑くなります。屋外において、人との十分な距離が確保できる場合はマスクを外す、こまめな水分補給を心掛けるなど、熱中症には十分注意してください。
 次に、感染リスクの高い行動は、控えていただくようお願いします。緊急事態宣言の対象区域やまん延防止等重点措置区域など、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
  飲食については、感染防止対策が徹底されたお店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。
  県としましても、適切な感染防止対策が取られている店舗に対して、認定ステッカーを交付する、「ふくしま感染防止対策認定店」制度を、引き続き、強く推し進めてまいります。
 喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。こうしたことが、御自身のため、そして御家族など大切な方を守ることにつながります。
 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、テレワークやウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。
 学校関係者の皆様においては、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。
 医療機関、施設管理者の皆様においても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。

 県内においては、高齢者へのワクチン接種が進み、現時点で35%を超える方が1回目の接種を終えており、さらに、昨日(10日)、県内全市町村において、7月末までに高齢者の接種が完了する見通しが立ちました。今後も各市町村におけるワクチン接種の支援に全力で取り組んでまいります。
 また、新たに職域接種の取組も始まっており、県内でも複数の事業所や大学が申請または検討中であります。
 県民の皆様の御理解、御協力のおかげで、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、全体として改善傾向にあります。
 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、対策への御協力をよろしくお願いします。
 感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。
 これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止していきましょう。

令和3年6月4日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、全体として新規感染者数に減少傾向が見られるものの、一部の地域においては下げ止まり、もしくは増加傾向にあります。
 また、感染力の強い変異株が急速な広がりを見せており、重症者数、死者数も高止まりの状態が続くなど、依然として厳しい状況が続いています。
 県内においては、県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力により、先月31日に予定どおり非常事態宣言を解除し、今月1日からは「感染の再拡大、リバウンドを防ぐ」ため、「重点対策」に取り組んでいただいております。
 その成果として、ステージを判断する5つの指標、7つの区分のうち、昨日時点での「病床使用率」は32.1%となっており、「重症者用病床の使用率」も20.4%と、いずれもステージ3の状態にありますが、低下傾向にあり、それ以外の区分についても、ステージ2の状態を維持しております。
 一方、新規陽性者数が下げ止まりの傾向を見せていた会津若松市においては、今月1日から、不要不急の外出自粛と営業時間の短縮を柱とする「集中対策」に取り組んでいただいております。
 会津若松市民の皆様の御理解と御協力により、直近1週間における「10万人当たりの1週間の新規陽性者数」と、会津・南会津医療圏における「病床使用率」は、共にステージ3の水準に入り、更なる改善の傾向が見られます。

 本日、会津若松市長からは、「いまだ予断を許さない状況にあるものの、飲食店由来の感染者が減少していることに加え、市としても独自の感染対策を講じていく考えであることから、集中対策の継続は要請しないこととしたい」とのお話がありました。
 これを受け、県としても、会津若松市の指標が少しずつ改善していることや、県全体の病床のひっ迫具合を示す指標が改善傾向にあり、病床の広域調整も十分に可能であることなどを総合的に検討し、会津若松市において実施している「集中対策」については、6月7日をもって終了することといたします。
 会津若松市民の皆様には、1か月以上に及ぶ長い期間、大変な御不便、御苦労をお掛けしました。この間における、お一人お一人の御理解と御協力に心から感謝を申し上げます。
 また、患者さんの受入れや病床の確保に御協力を頂いている多くの医療機関の皆様に、改めて厚く御礼を申し上げます。

 8日からは、会津若松市を含めた全県の皆様に対し、改めて「重点対策」への取組をお願いいたします。
 重点対策においては、感染を着実に抑え込み、感染の再拡大(リバウンド)を防止するため、基本的な感染対策の徹底に改めて御協力をお願いします。
 職場においては、必ずマスクを着用し、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒の徹底をお願いします。
 御家庭においても、これらの対策に加え、外出する際や、親しい間柄であっても会話をする際は、必要に応じてマスクを着用してください。
 お一人お一人がこれまでの感染対策の基本を再度確認していただき、取組を徹底していただくようお願いします。
 また、感染リスクの高い行動についても、控えていただくようお願いします。緊急事態宣言の対象区域やまん延防止等重点措置区域など、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。
 飲食については、感染防止対策が徹底されたお店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。
 県といたしましても、適切な感染防止対策が取られている店舗に対して、認定ステッカーを交付する、「ふくしま感染防止対策認定店」制度を強く推し進めてまいります。
 喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。このことが、御自身のため、そして御家族など大切な方のためにもなります。
 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、テレワークやウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。
 学校関係者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 医療機関、施設管理者の皆様におかれましても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。
 会津若松市民を始め、県民の皆様には、長期間にわたって御不便と御負担をお掛けし、大変な我慢と御苦労を重ねられながらも、対策への御理解、御協力を頂いているところです。
 そうした皆様の懸命な御努力により、県内の医療提供体制や感染状況を示す指標は、最も危機的な状況から抜け出したと考えております。
 しかしながら、繰り返しお伝えしてきましたように、依然として厳しい指標もあり、決して平時に戻ったわけではありません。
 県内でも、変異株による感染が拡大傾向にあり、気を緩めれば瞬く間に感染の再拡大(リバウンド)につながるおそれがあります。

 そんな中、昨日、県内の新聞社が企画した「医療従事者への感謝と応援メッセージ」が新聞紙面に掲載されておりました。その中の一つに、こんなメッセージがありました。
 「あなた方の頑張りに感謝しかありません。あなた方に会わないようにするのが、私の目標です」
 このメッセージのように、自分自身や大切な人の命と健康、そして、医療を守るため、引き続き、皆様と心を一つにして、「絶対に感染の再拡大(リバウンド)は起こさない」という強い決意の下、「重点対策」に取り組んでまいりましょう。

 県内では、病床使用率がいまだステージ3の状態であり、変異株や感染経路不明者も数多く確認されています。
 そのような中、県内の新型コロナワクチンの接種については、医療従事者向けの接種が順調に進んでおり、6月末には完了する見込みとなっております。また、高齢者向けの接種は、現時点で2割強の方が1回目の接種を終えており、県としては7月末までの接種完了に向け、医療従事者の確保を最優先に進めているところであり、引き続き、全力で取り組んでまいります。
 本県の感染状況は、県民の皆様、事業者の皆様が、重点対策等に取り組んでいただいていることにより、改善傾向にあります。
 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、十分に御認識いただき、引き続き、対策への御協力をよろしくお願いいたします。
 今後、感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなりますので、これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止していきましょう。

令和3年5月28日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、全体として新規感染者数に減少傾向が見られる一方で、一部の地域においては下げ止まり、あるいは増加傾向も見られ、独自の緊急事態宣言を発令する自治体も現れております。

 また、今月31日に9都道府県において期限を迎える緊急事態宣言については、本日中にも延長が決定される見込みでありますが、感染力の強い変異株が急速な広がりを見せており、重症者数も過去最多を更新するなど、依然として厳しい状況が続いております。

 県内においては、今月に入ってから、変異株の影響などもあり、新規感染者がこれまでにない速さで増加し、特に感染拡大が著しくであった会津若松市といわき市においては、それぞれ3日と13日から「集中対策」を実施いたしました。

 さらに、感染拡大が全県に広がるのを抑え込むため、8日から「緊急特別対策」を実施しましたが、これらの対策を講じても、感染拡大に歯止めが掛からず、新たに感染された方が確認されても、その方を入院させる病院が見つからないほどに病床がひっ迫するなど、本県はかつてない深刻な状況に陥りました。

 そのため、14日には福島県内全域に「非常事態宣言」を発出をし、新たな「緊急特別対策」を行うことになりました。

 この間における県民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力により、ステージを判断する指標のうち、「病床使用率」については、非常事態宣言発出時点で90.6%だったものが、昨日時点で49.2%と、ステージ3の状態となりました。また、一時、ステージ4の水準を超えていた「重症者用病床の使用率」も、現在はステージ3の水準となっているほか、「10万人当たりの療養者数」、「10万人当たりの1週間の新規陽性者数」は、ステージ2の水準にまで回復しています。

 こうした指標の推移や新規感染者数の減少傾向等を総合的に検討すると、本県はステージ2相当にまで改善したものと判断をします。医療提供体制への負荷も軽減されてきていることから、非常事態宣言の期間を予定どおり5月31日で解除することといたします。

 県民の皆様には、大変な御不便、御苦労をお掛けしましたが、この間における、お一人お一人の御理解と御協力に心から感謝を申し上げます。

 また、患者さんの受入れや病床の確保に御協力を頂いている多くの医療機関の皆様に、改めて厚く御礼を申し上げます。

 

【今後の重点対策】

 感染状況を判断する指標は改善されつつありますが、一方で変異株への置き換わりが進んでおり、早いスピードで再び感染が拡大することも心配されることから、引き続き、感染の再拡大を防ぎ、現在の水準をより低減させていくことが重要です。

 そこで、感染を着実に抑え込み、感染の再拡大(リバウンド)を防止するため、6月1日から30日までの1か月間、緊急特別対策期間終了後の重点対策を実施いたします。

 まず、県民の皆様へのお願いです。改めて基本的な感染対策の徹底に御協力をお願いします。

 感染防止対策として、職場においては、必ずマスクを着用し、こまめな換気、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いや手指消毒の徹底をお願いします。御家庭においても、これらの対策に加え、外出する際や、親しい間柄であっても会話をする際は、必要に応じてマスクを着用してください。お一人お一人がこれまでの感染対策の基本を再度確認をしていただき、取組を徹底していただくようお願いします。

 また、感染リスクの高い行動についても、控えていただくようお願いします。緊急事態宣言の対象区域やまん延防止等重点措置区域など、感染拡大地域との不要不急の往来は控えていただくようお願いします。飲食については、直近においても、大人数での感染事例が報告されています。改めて、感染防止対策が徹底された飲食店で、少人数、短時間、いつも一緒にいる方とお願いします。

 加えて、喉の痛みや咳など、体調に異変がある場合は、早めの医療機関の受診をお願いします。症状があるのに無理をして出勤したことにより、同僚の方が感染してしまったり、軽い症状だからと言って油断をし、多くの方に感染が拡がってしまったりする事例が見られます。症状がある場合には、早めに診断を受けることが、御自身のため、そして御家族など、大切な方のためとなります。

 次に、事業者の皆様にお願いいたします。改めて、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。

 また、テレワークやウェブ会議などを活用した外出機会の縮減をお願いいたします。

 学校関係者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いいたします。

 医療機関、施設管理者の皆様におかれましても、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。

 

【会津若松市における新型コロナウイルス感染症集中対策】

 また、4月後半から急激に感染が拡大した会津若松市においては、5月3日から集中対策を実施したことにより、感染のピークは越えたものの、いまだ「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、ステージ4の水準を上回る30人台で推移しており、さらに、病床の広域調整も度々必要となるなど、依然として、市内の病床がひっ迫した状況にあります。

 加えて、ここ数日は、新規陽性者数が下げ止まりの傾向を見せており、このタイミングで、外出自粛や時短営業の要請を解除した場合、再び会食等を起因とした感染の再拡大(リバウンド)も心配されます。 

 これらの状況を踏まえ、今般、会津若松市長から要請があり、市全域を対象として、「集中対策」を実施することとしました。

 まず、会津若松市民の皆様へのお願いです。6月1日から6月7日までの1週間、不要不急の外出の自粛をお願いいたします。

 特に、飲食を伴う懇親会や会合は、感染リスクが高まります。営業時間短縮の要請に応じていない飲食店や、感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は控えていただくようお願いします。

 次に、事業者の皆様へのお願いです。市内全域の接待を伴う飲食店及び酒類を提供する飲食店の皆様におかれましては、6月1日の午後8時から6月8日の午前5時までの時間帯において、営業の自粛をお願いいたします。

 アルコールを伴う飲食や会合、懇親会等については、感染のリスクが高まりますので、酒類の提供は午後7時までとし、併せて、業種別ガイドライン等に沿った感染防止対策を再度徹底してください。

 これらに御協力を頂いた飲食店に対しては、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を、お店の売上高等に応じて支給いたします。

 事業者の皆様には、御苦労をお掛けいたしますが、御理解と御協力をお願いいたします。

 学校関係者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等を停止するようお願いいたします。

 これまで皆様に取り組んでいただいた努力の成果を、より確かなものとし、命と健康、そして、医療を守るため、皆様お一人お一人の御理解と御協力を重ねてお願いいたします。

 なお、福島県内においても変異株の感染が拡大しています。今後、感染の再拡大が見られた場合は、いち早く徹底的に感染を抑え込むため、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなります。今後も気を緩めることなく、お一人お一人の心がけで感染の再拡大を防止しましょう。

 

 県内では、一時、ステージ4の水準を超えていた「病床使用率」が大幅に低下したものの、依然として高い状態で推移しており、変異株や感染経路不明者も数多く確認されています。

 そのような中、本県の新型コロナワクチンの接種については、医療従事者向けの1回目の接種が9割近くと順調に進んでおり、2回目の接種についても6月には終了する見込みとなっております。

 高齢者向けの接種については、現在、ほとんどの市町村で接種が開始されておりますが、接種計画を前倒しするに当たり、医療従事者の確保等が課題となっていることから、市町村における接種が円滑に進むよう、県立医大、医師会、薬剤師会、看護協会等、関係する機関の皆様の御協力を得ながら、医療従事者の確保に向けて調整を進めるなど、全力で取り組んでまいります。

 本県の感染状況は、県民の皆様、事業者の皆様が「緊急特別対策」等に取り組んでいただいたことにより、大きく改善いたしました。

 しかしながら、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招いてしまうことを、今一度、十分に御認識いただき、引き続き、31日までは「緊急特別対策」にしっかり取り組んで頂き、来月1日からは「重点対策」、会津若松市の皆様におかれましては、これに加えて「集中対策」への御協力をよろしくお願いいたします。

 繰り返しになりますが、今後、感染の再拡大が見られた場合は、これまで以上に強い措置を取らざるを得なくなりますので、これからも気を緩めず、一人一人の心がけで感染の再拡大を防止していきましょう。

令和3年5月20日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、感染力の強い変異株が急速な広がりを見せており、岐阜県、沖縄県が、政府に対し緊急事態宣言の対象地域に加えるよう要請したほか、茨城県も、まん延防止等重点措置の適用を要請しました。
 また、重症者数も過去最多を更新し続けており、依然として厳しい状況が続いています。

 福島県内の5月の新規感染者数は、変異株の影響などもあり、昨日までに33市町村で950人を超え、月別で888人と過去最多を記録した4月を大幅に上回るペースで推移しております。
 ステージを判断する5つの指標では、7つの区分のうち、昨日時点で病床使用率が76.1%とステージ4の水準を大幅に上回っており、重症者用病床使用率、10万人当たり療養者数もステージ3の水準を超えているなど、本県の感染状況は依然として厳しい状況が続いています。
 このため、先週14日に、福島県内全域を対象とした「非常事態宣言」を発出し、「緊急特別対策」として、県民の皆様に「不要不急の外出自粛」、事業者の皆様に「時短営業」をお願いしたところです。それから一週間が経過いたしました。
 県民の皆様の大変な御苦労、御協力により、県内全域で積極的に感染拡大防止の取組が行われていると、各地域からの報告を受けております。
 実施からまだ1週間ということもあり、大幅な改善が見られると判断できるまでの状況にはないものの、5月3日から先行して営業時間短縮の要請を行っていた会津若松市においては、時短開始日である3日時点での直近1週間の感染者数は平均17人でしたが、昨日時点では平均8人となり、減少傾向が認められます。
 県民の皆様には、引き続き、今月末までを期限とした「緊急特別対策」として不要不急の外出を控えていただくとともに、営業時間短縮の要請に応じていない飲食店や、感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は控えていただくようお願いします。
 また、接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店の皆様には、引き続き午後8時から午前5時までの時間帯における営業の自粛をお願いするとともに、酒類の提供は午後7時までとしていただくようお願いします。
 併せて、全ての事業者の皆様におかれましては、業種別ガイドラインの遵守や、テレワーク、ウェブ会議などを活用した外出機会の縮減などの取組をお願いします。
 学校関係者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等の停止をお願いします。
 医療機関、施設管理者の皆様には、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。

 県内は依然として「非常事態」であるという強い危機意識を持ち、自分自身と大切な方の命を守るため、感染防止対策の徹底について、皆様の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

 県内では、病床使用率が高い状態で推移しており、変異株や感染経路不明者も数多く確認されています。
 また、最近の具体的な感染事例として、飲食店を起因に感染が拡大した事例や、バーベキューやゴルフなど屋外でのレジャーによって感染が拡大した事例なども見受けられます。
 県民の皆様には、是非こうした感染事例を参考にしていただき、お一人お一人の行動を今一度振り返って頂くようお願いいたします。

 次に、本県の新型コロナワクチン接種の状況です。医療従事者向けの接種については、順調に進み、現時点で1回目の接種が約8割となっており、今月中には終了し、2回目も6月には終了する見込みとなっております。
 高齢者向けの接種については、現在、9割強の市町村で接種が開始されておりますが、接種計画を前倒しするに当たり、医療従事者の確保等が課題となっています。このため、市町村における接種が円滑に進むよう、県立医大、県医師会及び郡市医師会などの協力を得ながら、県として全力で取り組んでまいります。

 県民の皆様、事業者の皆様におかれましては、今月末までを期限とした「緊急特別対策」に取り組んで頂いている中、ほんの少しの気の緩みが、一気に感染を拡大させ、医療提供体制の崩壊を招くことにつながりかねません。
 県内の医療提供体制は依然として厳しい状況にあることを、改めて強く認識いただき、感染の拡大を確実に食い止めるため、「緊急特別対策」への御協力を、強くお願いいたします。

令和3年5月14日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 全国においては、感染力の強い変異株が急速な広がりを見せており、12日には1日当たりの新規感染者が約4か月ぶりに7千人を超えました。
 緊急事態宣言の対象となっている区域はもとより、対象となっていない区域においても過去最多を更新するなど、全国各地で「第4波」が猛威を振るっており、重症者数も過去最多を更新しております。
 このような状況を受け、政府は、本日、北海道、岡山県、広島県にも緊急事態宣言を発令し、まん延防止等重点措置の適用対象に群馬県、石川県、熊本県を追加する方針を決定しました。

 県内においては、「集中対策」期間中の会津若松市及びいわき市における感染拡大に歯止めがかからず、会津若松市周辺の地域においても感染が確認されているほか、都市部を中心に他の地域においても感染者が増加しており、今月は、昨日までに30市町村で感染が確認されております。
 新規感染者数は、変異株の影響もあり、この13日間で740人を超え、11日には過去最多となる95人の感染が確認されたほか、飲食店の利用や地域コミュニティでの飲食を起点とした家庭や職場での2次感染や3次感染、さらには、感染経路不明者も依然として多く確認されております。
 本県の即応病床数は、県内の医療関係者の並々ならぬ御尽力により、現在は456床に達し、更なる上積みも進めていますが、予定していた手術や入院の延期など、通常の医療に影響が生じる厳しい状況となっています。
 さらに、ここ最近はそれをも上回る勢いで感染が拡大し、昨日時点の病床使用率は86.8%となり、新たに感染が確認されたとしても、その方を入院させる病院が見つからないほどに病床はひっ迫しており、通常の医療をも圧迫させ、救える命も救えないほどに深刻な状況となっております。
 県民の皆様には、この危機的状況を強く認識いただいた上で、県内全域を対象として、人の流れを減少させるとともに、飲食時を含めた様々な機会において感染リスクを抑えるため、これまで以上に強い対策に取り組んでいただかなければならない状況にあります。

 そこで、感染の急激な拡大に歯止めをかけ、医療提供体制の崩壊を防ぐため、「福島県新型コロナウイルス感染症非常事態宣言」を発令いたします。
 これに伴い、県内の全域を対象として実施している「緊急特別対策」を明日15日から31日まで、拡大、強化いたします。

 まず、県民の皆様にお願いです。不要不急の外出の自粛をお願いいたします。 
 特に、飲食を伴う懇親会や会合は、感染リスクが高まります。営業時間短縮の要請に応じていない飲食店や、感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は控えてください

 次に事業者の皆様にお願いです。県内全域の接待を伴う飲食店及び酒類を提供する飲食店の皆様におかれましては、5月15日の午後8時から6月1日の午前5時までの時間帯の営業自粛をお願いいたします。
 アルコールを伴う飲食や会合、懇親会等については、感染のリスクが高まりますので、酒類の提供は午後7時までとし、併せて、業種別ガイドライン等に沿った感染防止対策を再度徹底してください。
 これらに御協力を頂いた飲食店に対しては、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を、お店の売上高等に応じて支給いたします。なお、本日から営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。
 その他の事業者の皆様にも、「飲食店への時短要請」と「県民の不要不急の外出自粛」による影響が想定されます。そのため、売上げが減少した中小法人の皆様に対し、一時金を支給いたします。事業者の皆様には、御苦労をお掛けいたしますが、御理解と御協力をお願いいたします。

 学校関係者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事等を停止するようお願いいたします。
 医療機関、施設管理者の皆様には、改めて感染防止対策の再確認と徹底をお願いいたします。

 今が正に、自分自身と大切な方の命を守る正念場です。改めて、「人の流れを抑える」「飲食時の感染リスクを抑える」、この2つを皆様に徹底いただき、この危機的状況を共に乗り切りましょう。皆様の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

令和3年5月11日(火曜日)県民の皆様への知事メッセージ

【いわき市における感染拡大防止に向けた協力要請】

 いわき市では、4月に入り、大学や児童施設において大きな2つのクラスターが発生したことにより、感染状況を判断する指標の一つ、「人口10万人当たりの1週間の新規陽性者数」が、一時、ステージ4の基準を超え、その後も、今日に至るまで1か月以上にわたりステージ3を超える状態が続いています。
 また、直近1週間における新規陽性者66人のうち、症状が出て、初めて検査を受け、陽性と確認された方が26人と約4割に及んでおり、市中感染が高い割合で生じている可能性も考えられます。
 さらに、詳細は確認中ですが、本日午前中の段階で21件の新規陽者が確認されております。
 こうした中、いわき市長から、市内における感染拡大を抑えるため、県として、より強い対策を行うよう要請がありました。

 そのため、県としても、必要な措置を早急に実施する必要があると判断し、いわき市全域を対象として、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、市民の皆様や事業者の皆様などに対し、3つの要請を行うこととします。

 1点目は、いわき市民の皆様へのお願いです。
 5月13日から5月31日までの間、不要不急の外出を自粛するようお願いします。

 2点目は、いわき市内の接待を伴う飲食店及びお酒を提供する飲食店等へのお願いです。
 5月13日の午後8時から6月1日の午前5時までの間、営業の自粛を要請いたします。
 御協力いただいた事業者の皆様に対しては、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を、お店の売上高等に応じて支給いたします。
 なお、本日から13日までに営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。

 3点目は、大学や学校等へのお願いです。
 大学、専門学校の管理者の皆様には、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。
 同様に、小・中・高等学校の管理者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。

 いわき市民の皆様におかれては、今、正に、市内の感染拡大を食い止める上で重要な局面にあり、感染状況や医療提供体制が極めて厳しい状況にあることを強く認識され、行動していただく必要があります。
 御不便・御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、御協力をいただきますようお願いをいたします。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には、強い危機意識を持って、決して気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

【緊急特別対策期間における知事緊急メッセージ】

 福島県においては、今月に入り10日間で500人を超える感染者が確認されており、月別で過去最多であった先月を大幅に上回るスピードで感染が拡大しています。
 これに伴い、病床のひっ迫は県全体におよび、昨日時点での病床使用率は82.9%になるなど、入院のみならず宿泊療養も含めた対応が限界に達し、危機的な状況にあります。
 現在、急激に感染が拡大している会津若松市において、県独自の集中対策を実施しておりますが、本日、感染者数が高止まりしているいわき市についても、新たに対象として追加をいたしました。
 これ以上の感染拡大を何としても防ぐため、県民の皆様に改めてお願いをいたします。

 県境をまたぐ不要不急の往来を控えてください。
 県内の感染拡大地域への不要不急の往来は控えてください。
 飲食は、感染防止対策を徹底し、少人数、短時間、いつも一緒にいる人とお願いします。

 お一人お一人の行動が、今後の感染状況を大きく左右します。自分自身と大切な方の命を守るため、皆様の御協力をよろしくお願いします。

令和3年5月7日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、医師の皆様におかれては、感染拡大を防止するため、大切な御家族との接触機会も極力減らすよう努められるなど、日々、様々な葛藤や緊張感と対峙しながら、懸命に診療に当たっていただいております。改めて、こうした医師を始めとする医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に深く敬意と感謝の意を表します。
 また、県内の医療機関におかれましては、患者数の増加に伴い、地域の中核的な病院のみならず、身近な医療機関も含めて、即応病床の確保に御協力を頂いており、深く感謝を申し上げます。
 さらには、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 全国においては、今月に入ってもなお、1日当たりの新規感染者数が 5千人前後で推移しています。このため、5月11日を期限として、東京都や大阪府などに発令されている緊急事態宣言や、首都圏の3県などを対象としたまん延防止等重点措置が延長されるほか、愛知県と福岡県などについても、緊急事態宣言が発令される見込みであるなど、状況は刻一刻と厳しさを増しています。
 そのような中、県内においては、先月の新規感染者数が887人で、月別では過去最多となり、昨日は日別で過去最多となる71人となりました。この6日間で既に300人を超える感染者が確認されており、4月をはるかに上回るスピードで感染が拡大しています。
 また、飲食店の利用や地域コミュニティでの飲食を起点として、家庭や職場での2次感染や3次感染が見受けられるとともに、感染経路不明者も依然として多く確認されているほか、若年層の方でも重症化しやすく、感染速度が速いと言われている変異株も確認されています。
 病床のひっ迫は県全体に及んでおり、昨日時点での病床使用率は72.7%と7割を超える水準です。特に感染者が急増している会津若松市においては、入院のみならず宿泊療養も含めた対応が限界に達しており、広域的な対応を講じています。
 現在、病床使用率と重症者用病床の使用率、さらに10万人当たりの療養者数、Pcr陽性率、直近1週間における10万人当たりの新規陽性者数の5つの区分においてステージ3の水準を超えています。県内の感染状況は、これまでにない「未知の領域」に踏み込み、ステージ3に入ったものと判断しております。

 この状態が続けば、通常医療を圧迫し、救える命が救えない状況にも陥りかねません。これ以上の感染拡大を抑え込むためにも、会津地方はもとより、県内全域において人の流れを減少させる必要があり、これまでよりも一段階強い対策を講じなければなりません。

 こうした状況を踏まえ、会津若松市については、先の本部員会議において「新型コロナウイルス感染症集中対策」を決定し、今月3日から16日までの間、不要不急の外出自粛、接待を伴う飲食店及びお酒を提供する飲食店等の時間短縮営業などを要請しました。
 しかしながら、依然として感染拡大が継続していることから、昨日、会津若松市を対象に新型コロナウイルス対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用に向けた、国との協議を開始したところです。

 また、会津若松市を含め県全域について、「自分自身と大切な人の命を守るための5月」をスローガンとして掲げ、明日8日から今月末まで、感染拡大防止のための「緊急特別対策」を実施することとしました。

 県民の皆様へのお願いです。感染拡大を防ぐためには、人の流れを減少させることが必要です。感染拡大地域はもちろんのこと、県境をまたぐ不要不急の往来を控えていただくようお願いします。
 また、県内における感染拡大地域への不要不急の往来も控えていただくよう、重ねてお願いします。
 さらに、飲食時の感染リスクを抑えるため、飲食は、感染防止対策を徹底した上で、少人数、短時間、いつも一緒にいる方とお願いします。

 続いて、施設管理者、事業者の皆様へのお願いです。医療機関、高齢者施設・障がい者施設においては、チェックリスト等に基づく自主点検など、感染防止対策に見落としがないか改めて確認をお願いします。
 また、感染拡大が見られる地域に所在する施設の職員等に対し、Pcr検査を実施しますので御活用をお願いします。

 大学・専門学校においては、感染防止対策が徹底できないサークル活動など感染リスクの高い活動を控えるよう、学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、小学校・中学校・高等学校においては、感染リスクの高い学習活動や宿泊を伴う学校行事を控えるなど、感染防止対策の徹底をお願いします。

 飲食店等におかれましては、業種別のガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。
 さらに、各企業におかれましては、テレワークや、ウェブ会議の活用など、外出機会を極力減らしていただくようお願いします。

 最後に、16日まで特別措置法に基づく要請を行っている会津地方の皆様におかれましては、引き続き、不要不急の外出を控えていただくようお願いします。
 また、会津若松市における接待を伴う飲食店、酒類の提供を行う飲食店においては、午後8時から午前5時までの時間帯の営業自粛をお願いします。

 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、御不便、御苦労をお掛けしますが、これ以上の感染拡大を防ぐため、緊急特別対策への御協力をお願いします。

 

令和3年5月1日(土曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 会津若松市では、飲食店の利用や地域コミュニティでの飲食を起点とした陽性者が相次ぐなど、5日連続で10人以上、昨日(30日)までの1週間では、82人の新規感染者が確認されています。
 また、このところの急激な感染拡大により、病床についても広域的な調整が必要になるなど、医療提供体制に大きな負荷が掛かる深刻な状況となっています。
 こうした中、会津若松市長から、市内における感染拡大を抑えるため、福島県として、より強い対策を行うよう要請がありました。会津地区だけでなく、全県的に病床がひっ迫している中、感染拡大地域との往来や大人数での飲食、会食等により新たなクラスター等が発生した場合、爆発的な感染拡大につながり、医療提供体制が危機的な状況に陥るおそれがあります。

 そのため、県としても、必要な措置を早急に実施する必要があると判断し、会津若松市全域を対象として、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、市民の皆様や事業者の皆様などに対し、3つの要請を行うこととします。
 1点目は、「会津若松市民の皆様へのお願い」です。5月3日から5月16日までの間、不要不急の外出を自粛するとともに、「緊急事態宣言」が発令された地域や「まん延防止等重点措置」が適用された地域など、感染拡大地域への旅行や帰省等、不要不急の往来の自粛をお願いします。なお、この点につきましては、感染拡大の防止と医療提供体制の負担軽減のため、会津若松市の皆様のみならず、会津地方全域の皆様にも御協力をお願いします。 2点目は、会津若松市内の接待を伴う飲食店及びお酒を提供する飲食店等に対して、5月3日から5月16日までの間、午後8時から午前5時までの営業自粛を要請することとし、御協力いただいた事業者の皆様に対しては、「新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を、お店の売上高等に応じて支給することといたします。なお、本日から2日までに営業を自粛された事業者の皆様も対象にいたします。
 3点目は、大学や学校等へのお願いです。5月3日から5月16日までの間、大学、専門学校の管理者の皆様は、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会などを控えるよう、学生への注意喚起の徹底をお願いします。同様に、5月3日から5月16日までの間、小・中・高等学校の管理者の皆様には、感染リスクの高い学習活動や他校との合同練習、練習試合の停止など、感染拡大防止の徹底をお願いします。
 会津若松市民の皆様におかれては、今正に、市内の感染拡大を食い止める上で、重要な局面にあり、感染状況や医療提供体制が極めて厳しい状況にあることを強く認識され、行動していただく必要があります。

 御不便・御苦労をお掛けしますが、趣旨を御理解いただき、御協力をいただきますようお願いをいたします。
 引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には、強い危機意識を持って、決して気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

令和3年4月30日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、昨年3月に県内で初の感染者が確認されて以降、一日数千件に及ぶ検体処理やPcr検査を行うとともに、正確な検査結果を得るため、検査機器のメンテナンスや精度管理にも細心の注意を払うなど、県民の皆様に安全・安心を提供するため日夜御尽力いただいている臨床検査技師の皆様を始め、医師の皆様、看護師の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国においては、4月中旬以降、1日当たり5,000人を超える新規感染者が複数日にわたり確認されるとともに、25日からは東京都、京都府、大阪府、兵庫県において3度目の緊急事態宣言が発令されたほか、宮城県などに適用されていたまん延防止等重点措置が5月11日まで延長となるなど、依然として予断を許さない厳しい状況が続いています。
 県内においては、4月の新規感染者が昨日(4月29日)までに県内30市町村において852人確認されています。これは1月を超えるペースで増加しています。また、昨日の感染者は49人であり、40人を超える感染者が初めて3日間連続して確認される事態となっております。さらには、高齢者施設や大学、学校、事業所などで、1か月当たり過去最多となる17件のクラスターが発生しています。特に、ここ数日は、飲食店の利用や地域コミュニティーでの飲食を起点に、家庭や職場での2次感染、3次感染など、感染が更に拡大する事例が見受けられるとともに、感染経路不明者も依然として多く確認されています。
 県内の病床使用率は、昨日時点で58.6%となっており、感染の急拡大により病床のひっ迫は全県に及んでいます。特に会津若松市おいては、一部の飲食店等を起点とする、ここ数日の感染者の増加により、広域的な調整が必要になるなど、本県の医療提供体制は大きな負荷が掛かり、更に深刻な状況となっています。
 県としては、今後早急に会津若松市と協議を行い、感染拡大防止に向け具体的な対策を実施することとします。

 こうした中で、明日から、本格的にゴールデンウィークを迎えることとなりますが、県民の皆様、事業者の皆様には、強い危機意識を持って、決して気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

 現在の県内の感染状況を踏まえ、県民の皆様、事業者の皆様へ3点お願いします。
 1点目は、県民の皆様におかれては、感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分に意識した慎重な行動をお願いします。特に、ここ数日感染者が急増している会津若松市民の皆様、事業者の皆様においては、これ以上感染を拡大させないため、強い危機意識を持って慎重に行動されるようお願いします。また、「病床ひっ迫宣言」を出されたいわき市においても、現在取り組まれている外出の自粛を始め「感染拡大防止一斉行動」の徹底をお願いします。
 2点目は学校関係の皆様へのお願いです。新年度に入り、児童、生徒、学生など若い方への感染が広がっています。
 大学・専門学校においては、対面授業やサークル活動が本格化していますが、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会など、感染リスクの高い活動を控えるよう、改めて学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、小中学校や高等学校においても、学校活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。
 3点目は、ウイルスの変異株に関してのお願いです。変異株については、従来株より感染しやすい可能性があることが国の分析でも示されており、関西・関東などで増加傾向にあります。県内でも感染が確認されております。基本的な感染対策は、これまでと変わらないものの、マスク着用や手指消毒など、日頃の感染防止対策のより一層の徹底をお願いします。

 ゴールデンウィーク中は、人の移動が活発になることで、感染拡大のリスクが高まることが心配されます。感染拡大地域との往来や大人数での飲食、会食等により新たなクラスター等が発生した場合、爆発的な感染拡大につながり、医療提供体制が危機的な状況に陥るおそれがあります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、御不便・御苦労をお掛けしますが、県内の感染状況の深刻さを御理解いただき、感染拡大地域との不要不急の往来を自粛するよう御協力をお願いします。

令和3年4月22日(木曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、昨年3月に県内で初の感染者が確認されて以降、日々全力で検査に臨まれ医療機関との入院調整や、自宅療養されている方のフォローに当たられるなど、患者さんお一人お一人に寄り添って対応いただいている保健師の皆様を始め、医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国においては、昨日(4月21日)、1月23日以来となる5,000人を超える新規感染者が確認さました。東京都、大阪府、京都府、兵庫県においては急速に感染が拡大していることから、これら4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令される見込みであるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。
 県内においては、4月に入り、高齢者施設や大学、学校、事業所などで13件のクラスターが発生しており、県外への往来や飲食店の利用、クラブ・サークル活動などが原因と考えられる感染者や感染経路不明者が依然として多く確認されています。また、新規感染者数も、8日に過去最多となる53名を記録し、昨日までに県内26市町村の幅広い地域で感染が確認されています。
 福島県内の病床使用率は、昨日時点で47.5%となっておりますが、いわき市長から病床ひっ迫宣言が出されるなど、本県の医療提供体制は、大きな負荷が掛かる深刻な状況が続いています。
 こうした中、間もなく、ゴールデンウィークを迎えることとなりますが、感染拡大地域との往来や大人数での飲食、会食等により新たなクラスター等が発生した場合、爆発的な感染拡大につながり、医療提供体制が危機的な状況に陥るおそれがあります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、強い危機意識を持って、今後も気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

 現在の県内の感染状況を踏まえ、県民の皆様、事業者の皆様へ3点お願いをいたします。
 1点目は、県民の皆様におかれては、感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分に意識した慎重な行動をお願いします。特に、「病床ひっぱく宣言」を出されたいわき市など感染者数の増加が続く都市部の皆様におかれては、これ以上の感染拡大を防ぐためにも、強い危機意識を持って行動されるようお願いします。
 2点目は学校関係の皆様へのお願いです。新年度に入り、児童、生徒、学生など若い方への感染が広がっています。
 大学・専門学校においては、対面授業やサークル活動が本格化しますが、感染防止対策が徹底できないサークル活動や大人数での懇親会など、感染リスクの高い活動を控えるよう、改めて学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、小中学校や高等学校においても、学校活動や部活動などでの感染防止対策の徹底をお願いします。
 3点目は、ウイルスの変異株についてのお願いです。県内でも変異株による感染が確認されておりますが、基本的な感染対策は、これまでと変わらないことから、日頃の感染防止対策の徹底をお願いします。

 次に、ゴールデンウィークが近づき、人の移動が活発になることで、感染拡大のリスクが高まることが心配されることから、ゴールデンウィークに向け、大きく2点お願いします。
 まず、帰省や旅行についてのお願いです。全国的な感染拡大が見られる中、他地域への移動による感染拡大防止を徹底するため、緊急事態宣言の発令が見込まれる地域や、宮城県など、まん延防止等重点措置が適用された地域、独自の緊急事態宣言が出された山形県など、感染拡大地域との不要不急の往来は自粛するようお願いします。
 また、その他の地域についても、帰省や旅行、大人数が集まる場所等へのお出かけは慎重に検討するようお願いします。特に発熱等の症状がある方などは厳に控えてください。
 帰省する場合にも、帰省までの間、感染リスクが高い場所に近づいたり、大人数で会食することを控え、手指消毒やマスク着用等の基本的な感染防止対策を徹底するなど、高齢者への感染につながらないよう注意をお願いします。
 会食する場合には、感染防止対策が徹底されていない、接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店等の利用、大人数での飲食は控え、家族や少人数で「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」の徹底をお願いします。

 次に、観光施設、集客施設等についてのお願いです。事業者や施設管理者の皆様におかれては、利用者、参加者の手指消毒やマスク着用の徹底を図るほか、密集を回避するため、必要に応じて参加人数を制限するなど感染防止対策の徹底をお願いします。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、御不便・御苦労をお掛けしますが、県内の感染状況の深刻さを御理解いただき、御協力をお願いします。

 令和3年4月16日(金曜日)県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、昨年3月、県内で初の感染者が確認されて以降、医療機関や宿泊療養施設で療養されている患者様お一人お一人に寄り添い、24時間体制で看護に当たられ、患者様のみならず御家族も含めた心理的なケアにも御尽力を頂いている看護師の皆様を始め、医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 4月に入り、全国では、緊急事態宣言の解除後、最多となる4,500人を超える新規感染者が確認されたほか、「まん延防止等重点措置」が適用された大阪府や兵庫県においては、連日、新規感染者数が過去最多を更新し、「まん延防止等重点措置」も6都府県から10都府県へ拡大される見通しとなるなど、特定の地域における感染拡大が続いており、依然として予断を許さない状況が続いています。
 県内においては、4月に入り、高齢者施設や大学、学校、事業所などで既に10件のクラスターが発生しており、これまでのひと月当たりの発生件数を上回るペースとなっています。また、新規感染者数も、8日に過去最多となる53名を記録するとともに、昨日も47名が確認され、昨日までに21市町村において感染者が確認されるなど、県内の幅広い地域で感染が確認されております。
 また、県外への往来や飲食店の利用、クラブ・サークル活動などが原因と考えられる感染者や感染経路不明者が依然として多く確認されています。
 県内の病床利用率は、昨日時点で44.8%となっておりますが、本県の医療提供体制は、依然として大きな負荷が掛かる状況が続いております。
 こうした中で、大人数での飲食や会食等により、新たなクラスターが発生した場合、年末年始の時を超えるような爆発的な感染拡大につながるおそれがあります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、今後も気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

 まず、県民の皆様には、感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分に意識した慎重な行動をお願いします。特に、いわき市など感染者数の増加が見られる都市部の皆様においては、これ以上の感染拡大を防ぐためにも、強い危機感を持って行動されるようお願いします。
 また、感染対策が徹底されていない接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店等の利用、大人数での飲食を伴う懇親会や会合は控えていただくようお願いします。
 さらに、まん延防止等重点措置が適用された地域や、独自の緊急事態宣言が出された山形県などの感染拡大地域との不要不急の往来は、控えていただくようお願いします。
 特に、ゴールデンウィークが近づいています。連休を活用して旅行や帰省をする方もおられると思いますが、これらの感染拡大地域との往来は控えていただくよう重ねてお願いします。
 続いて、施設管理者、事業者の皆様へのお願いです。ひとたびクラスターが発生すると大規模になる傾向のある医療機関、高齢者施設等においては、チェックリスト等に基づく自主点検など、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 大学・専門学校においては、新年度に入り、対面授業が本格化したり、サークル活動が活発化するほか、ゼミや学生同士による歓迎会や懇親会が予想されます。改めて、感染防止対策が徹底できないサークル活動や感染拡大地域への旅行、大人数の懇親会など、感染リスクの高い活動を控えるよう、学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、高等学校等においては、年度が替わって新たな体制となりましたので、改めて学校活動や部活動などでの感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。
 県民の皆様、事業者の皆様には、医療機関への早期相談や受診、体調不良時の外出や通勤、通学等の自粛、会合等における感染対策など基本的な対策が感染防止につながることを再認識いただきたいと思います。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、御不便・御苦労をお掛けしますが、県内の感染状況の深刻さを御理解いただき、御協力をお願いします。

令和3年4月8日(木曜日) 県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、昨年3月に県内で初の感染者が確認されて以降、通常の診療にも様々な制約が及ぶ中、日々、患者様と真正面から向き合い、お一人お一人に寄り添った治療に御尽力を頂いている医師の皆様を始め、医療従事者の皆様、感染症対策に携わる皆様に、改めて深く敬意と感謝の意を表します。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力をいただいている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。

 全国では、昨日(4月7日)、1月30日以来となる3,000人を超える新規感染者が確認をされ、大阪府、兵庫県、宮城県においては、「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、全国的に感染再拡大の兆しが鮮明になっています。
 県内においても、4月に入り、高齢者施設や大学、学校、事業所などで既に7件のクラスターが発生をしており、一昨日(4月6日)の新規感染者数は、過去最高値である46名に次ぐ45名となるなど、増加傾向にあります。
 また、最近の傾向として、県外への往来や飲食店の利用、クラブ・サークル活動などが原因と考えられる感染者、感染経路不明者が増加しています。
 これにより、県内の病床利用率は、昨日時点で54.2%となっており、今月1日から継続的に50%を超える水準で推移するなど、本県は、依然として医療提供体制に大きな負荷が掛かる、深刻な状況になっています。
 こうした中で、大人数での飲食や会食等により、新たなクラスターが発生をした場合、年末年始の時を超えるような爆発的な感染拡大につながるおそれがあります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、今後も気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。

 まず、県民の皆様には、感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分意識して慎重な行動をお願いします。特に、郡山市を始め、福島市、いわき市など感染者数の増加が際立つ都市部の皆様には、これ以上の感染拡大を防ぐためにも、強い危機感を持って行動するようお願いします。
 また、感染対策が徹底されていない接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店等の利用、大人数での飲食を伴う歓迎会やお花見は控えていただくようお願いします。
 さらに、緊急事態措置が解除された1都3県や、まん延防止等重点措置が適用された宮城県、大阪府、兵庫県、さらに独自の緊急事態宣言が出された山形県などの感染拡大地域との不要不急の往来は、控えていただくようお願いします。
 続いて、施設管理者、事業者の皆様へのお願いです。ひとたびクラスターが発生すると大規模化のおそれがある医療機関、高齢者施設等においては、チェックリスト等に基づく自主点検など、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 大学・専門学校においては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や、感染拡大地域への旅行、帰省など、感染リスクの高い活動を控えるよう、学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、高等学校等においては、新年度に入り、新たな体制となったことから、改めて学校活動や部活動などにおける感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。
 県民の皆様、事業者の皆様には、御不便・御苦労をお掛けしますが、県内の感染状況の深刻さを御理解の上、引き続き、御協力をお願いします。

令和3年4月1日(木曜日) 県民の皆様への知事メッセージ

 はじめに、医師や看護師、病院スタッフの皆様、そして、感染症対策に携わる保健所や臨床検査技師の方々など、県民の命と健康を守るために、昼夜を問わず最前線で懸命に御対応いただいている関係の皆様に重ねて御礼申し上げます。
 また、感染拡大の防止に向けて、様々な御協力を頂いている県民の皆様、事業者の皆様に心から感謝を申し上げます。
 全国的に感染の再拡大、いわゆるリバウンドが非常に心配される状況となっています。首都圏や関西圏では新規感染者の増加傾向が見られるとともに、隣接県である宮城県や山形県では感染拡大が続くなど、全国の新規感染者数が再び2,000人を超える日が出ています。
 県内の感染状況については、3月の新規感染者数が559人となり、2月の累計感染者数の2倍を超えています。
 本県においては、クラスターがピークを越えたことから、病床利用率は昨日時点で46.9%となり、今週に入ってステージ4の目安である50%を切りました。一方、3月に感染が確認された市町村数は、2月の28市町村を上回る32市町村となり、県内全域に感染が広がっており、感染経路不明者の割合も増加傾向にあるなど、依然として、医療提供体制に大きな負荷が掛かる深刻な状況にあります。
 こうした中、飲食や会食等により、新たなクラスターが発生した場合、年末年始の時を超えるような爆発的な感染拡大につながるおそれがあります。
 これから、昨年の第一波のピークが訪れた時期に入ります。県民の皆様には、今後も気を緩めることなく、自分自身と大切な方のため、そして、県内の医療提供体制を守るため、お一人お一人が感染防止対策に取り組んでいただくよう、改めてお願いをいたします。
 こうした県内の感染状況を踏まえ、先週の本部員会議において、大型連休が終了する5月9日(日曜日)までの間、クラスターの未然防止にポイントを絞った重点的な対策を継続することといたしました。県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、御不便・御苦労をお掛けしますが、御協力をお願いします。
 県民の皆様には、地域の感染状況や感染リスクが高まる「5つの場面」を十分意識して、慎重な行動をお願いします。
 また、緊急事態措置が解除された1都3県や、今後、まん延防止等重点措置の適用が見込まれる宮城県、大阪府、兵庫県、さらに感染者が多数確認されている山形県などの感染拡大地域との不要不急の往来は、控えていただくようお願いします。
 さらに、感染対策が徹底されていない接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店等の利用、大人数での飲食を伴う歓迎会やお花見は控えていただくようお願いします。
 続いて、施設管理者、事業者の皆様へのお願いです。医療機関、高齢者施設・障がい者施設においては、チェックリスト等に基づく自主点検など、感染防止対策に見落としがないか、改めて確認をお願いします。
 大学・専門学校においては、感染防止対策が徹底できないサークル活動や、感染拡大地域への旅行、帰省など、感染リスクの高い活動を控えるよう、学生の皆様への注意喚起の徹底をお願いします。
 また、小学校・中学校・高等学校等においては、春休み期間中ではありますが、部活動などでの感染防止対策の再確認と徹底をお願いします。
 飲食店等におかれては、業種別のガイドライン等に基づく感染防止対策の徹底をお願いします。
 年度初めから大型連休にかけて、人の往来が多くなります。県民の皆様、事業者の皆様には、気を緩めることなく、引き続き、感染防止対策を徹底していただくよう、強くお願いをいたします。
 一方で、「ウィズコロナ」の状況が続く中、誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があり、県民の皆様には、医療従事者や感染症対策に携わる方々、感染された方やその御家族等に対する差別、誹謗中傷を絶対なさらないよう改めてお願いをいたします。

 皆様には、引き続き、御理解と御協力をお願いします。