アタマジラミの駆除方法
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
きちんと対処して、短期間で駆除しましょう
できるだけ毎日洗髪する
アタマジラミの成虫や幼虫を洗い流します。
小さいお子さんの場合は、自分で洗うと洗い方が不十分なので、大人が洗髪してあげてください。
また、アタマジラミは熱に弱いので、ドライヤーで髪を乾かすことも有効です。
目の細かいクシで髪をすく
洗髪後の髪が濡れている状態で、根本から目の細かいクシ(梳き櫛)を通し、卵を取り除きます。
髪が長かったり、量が多い場合は、クリップ等で髪を分けてクシを通しましょう。
衣類や寝具を熱湯処理する
衣類や寝具についたアタマジラミや、抜け毛に付いている卵を駆除します。
55℃以上の温水に5分程浸けると効果的です。
駆除剤を使用する
人体に使用できる薬剤はフェノトリンを主成分としたパウダー剤及び液剤です。
最寄りの薬局で手に入ります。
パウダー剤の使い方
- 自分で散布するとムラになりやすいので、ふりかけてもらいましょう。
- 頭髪全体に散布して、1時間待ち、洗い流しましょう。
- 1日1回2日おきに3~4回程続けましょう。
- 薬は成虫や幼虫には効果がありますが、卵には効きません。
液剤の使い方
- あらかじめ髪を湿らせておき、シャンプーする要領で塗布して5分間待ち、洗い流します。
- 液体なので卵まで浸透し、殺卵効果があります。
- 1日1回2日おきに3~4回程続けましょう。
駆除剤の効かないときは
アタマジラミの中には、駆除剤に抵抗性を持っているものがいます。
駆除剤を使用しても効果がない場合は、梳き櫛の使用など、駆除剤を使わない方法で対処しましょう。
寄生されたら、髪を短くしなければいけないの?
適切な処置をすれば、髪を切らなくても駆除することは可能です。
アタマジラミは頭髪にしがみついて生息しているので、髪を短くすることは生息場所を少なくする上で効果的です。
また、髪が短い方が薬剤の散布等の処置が容易になります。