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ボツリヌス菌

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
Clostridium botulinum  ボツリヌス菌の絵

 

菌の特徴

 ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している嫌気性菌で、熱に強い芽胞を形成します。びん詰、缶詰、真空包装食品など、酸素が含まれていない食品中で増殖し、強い毒素をつくります。芽胞は特種な構造をしているため、長時間煮沸しても死なず、致死率の高い恐ろしい細菌として知られています。
 福島県内では、昭和52年以降5件(平成25年12月末現在)発生しており、死亡者(1名)もでています。

原因食品

 酸素のない状態になっている食品で、缶詰、びん詰、自家製のいずしなどが原因食品となりやすい。海外では、キャビア、野菜などの自家製びん詰や缶詰、ハム・ソーセージ類による食中毒が数多く報告されています。
 本県におけるボツリヌスによる食中毒は、いずれも自家製のいずしが原因食品となっています。

症状

 潜伏時間(発症までの時間)は、8時間から36時間。 吐き気、おう吐や視力障害、言語障害、えん下困難(物が飲み込みづらくなる)などの神経症状が現れるのが特徴で、重症例では呼吸まひにより死亡します。

予防のポイント

  1. 真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭(バター臭)があるときは食べないこと。
  2. できる限り十分な加熱をすること。
  3. 新鮮な材料を使用し、十分な洗浄を行うこと。
  4. いずしは、作らない、食べない、人にあげないの3ない運動を徹底すること。

参考

 福島県におけるボツリヌス菌による食中毒事件(昭和52年以降)

No.発生年月日発生場所摂食者数患者 数死者 数原因施設原因食品型別
1昭和52年1月1日南会津町(旧南郷村)121 

家庭

あゆいずしE型
2昭和52年1月31日只見町321

家庭

あゆいずしE型
3昭和56年3月7日南会津町(旧南郷村)32 

家庭

あゆいずしE型
4

平成9年1月1日

南会津町(旧舘岩村)53 家庭はやいずしE型
5

平成9年3月7日

南会津町(旧舘岩村)11 

家庭

いわないずしE型
2491   

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