カンピロバクター食中毒にご注意
重要なお知らせ
カンピロバクターによる食中毒は、現在、国内で一番多く発生している細菌性食中毒です。
生・半生・加熱不足の鶏肉料理が原因食品となる事例が多発しています!
「新鮮だから安全」ではありません。
飲食店で食事するときは、よく加熱した鶏肉料理を選び、カンピロバクター食中毒を防ぎましょう。
飲食店営業者向けリーフレット:カンピロバクターによる食中毒を予防しましょう [PDFファイル/873KB]
消費者向けリーフレット:外食時にも要注意 [PDFファイル/203KB]
菌の特徴
Campylobacter jejuni/coli
カンピロバクターは、家畜、家禽、ペット、野生動物、野鳥等あらゆる動物に分布し、食品や飲料水を介して感染します。少量の菌量で感染し、学校給食や飲食店などで集団感染がよく見られます。
- 空気にさらされると死滅する。
- 酸素が全くないところでは、菌は発育しない。
原因食品
食肉(特に鶏肉)、ペットなどから汚染された食品、飲料水など。
症状
潜伏時間(発症までの時間)は、1~7日で、潜伏時間が長いのが特徴です。
主症状は、腹痛、下痢、発熱です。まず、発熱、けん怠感、頭痛、筋肉痛がおこり、次に吐き気や腹痛におそわれます。その後、数時間から2日後に下痢がおこり、水のような便がでます。下痢は1日10回以上におよび1~3日続きます。
予防のポイント
- 食肉と他の食品は、別々に保存すること。
- 食肉などは十分に加熱し、生食はさけること。
- 食肉類の調理器具は専用とし、生肉を取り扱った後は、手指を十分に洗浄すること。
- 調理器具は、使用後によく洗浄し、熱湯や漂白剤で殺菌すること。
その他
カンピロバクターに関する正しい情報の提供を目的として、厚生労働省ホームページにQ&Aが掲載されていますので御覧ください。 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html