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プール水の残留塩素濃度

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

Q7:プール水の残留塩素濃度を0.4mg/Lに保たなければならないのはなぜでしょうか。

 塩素消毒の目的は感染症の予防など、プールの衛生管理にあります。
 そのため、循環によって滅菌器を通過する瞬間の水を消毒することだけが目的ではなく、入泳者によって持ち込まれる細菌や病原菌の増殖を抑制する意味もあって、0.4mg/Lという数値が定められています。

 では0.4という数字には根拠があるのでしょうか。
 プールにおける消毒効果は瞬時に行われることが理想的です。
 なぜなら入泳者の持ち込む病原菌が他の入泳者に感染しないうちに殺菌することが望ましいからです。
 いろいろな病原菌を15〜30秒(ウィルスは60秒)で死滅させる塩素濃度を表に示します。
 また、実際のプール水を用いて遊離残留塩素によるアデノウィルスの不活化について試験したデータを次ページに示しました。
 この結果からも遊離残留塩素が0.4mg/Lを越える場合はウィルスが速やかに不活化しますが、0.2mg/Lでは残存率がほとんど変らないことがわかります。

菌種

遊離残留塩素[mg/l]

チフス菌、パラチフスA,B菌、赤痢菌、腸球菌、ウェルシー菌、白色ブドウ球菌、肺炎球菌、ジフテリア菌、緑膿菌、ショウ紅熱菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌

0.1

大腸菌

0.15〜0.25

アデノウイルス(プール水でのデータ)

0.4

図;アデノウイルスの不活化