乳幼児突然死症候群(SIDS)を減らすための取組を行っています
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月22日更新
乳幼児突然死発症群(SIDS)について
SIDS(Sudden Infant Death Syndrome)とは
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは、それまで元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。 原因はまだよくわかっていませんが、育児環境のなかにSIDSの発生率を高める因子のあることが明らかになってきました。それらについてのキャンペーンを行った欧米諸国ではSIDSの発生が減っています。 日本でもキャンペーンが行われ、年々減少傾向にありますが、平成14年において、年間285人の赤ちゃんが、この病気で亡くなっています。
SIDSをなくすために
Checkしてみましょう。
1 あおむけ寝で育てよう
うつぶせに寝かせた時の方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。
2 タバコをやめよう
タバコはSIDS発生の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙は赤ちゃんに良くない影響を及ぼします。妊娠中はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
3 できるだけ母乳で育てよう
母乳が赤ちゃんにとってよいことはよく知られています。母乳の出方には個人差がありますが、母乳が出る場合には、できるだけ母乳で育てるようにしましょう。
これらのことはいずれもSIDSの直接的な原因ではありませんので、子育てに関し必要以上に不安を抱くことは避けましょう。これらの3つのことを参考にして、日頃の子育てを再確認していただき、おおらかな気持ちで子育てをしましょう。