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理容・美容器具の消毒方法

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

更新日:平成25年7月4日

理容師法・美容師法施行規則で規定する消毒法一覧

カミソリと、カミソリ以外の器具で血液が付着しているものまたはその疑いのあるもの

消毒の種類使用方法取扱い上の注意
煮沸消毒

煮沸消毒

沸騰後2分間以上煮沸する。

熱に弱い器具には適さない。

エタノール消毒

エタノール消毒

76.9%~81.4%エタノール液中に10分間以上浸す。

7日以内に取り替える。

次亜塩素酸ナトリウム消毒

次亜塩素酸ナトリウム消毒

0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間以上浸す。

毎日取り替える。金属を錆びさせる。

血液が付着している疑いがないもの(上表の消毒法を含む。)

消毒の種類使用方法取扱い上の注意
紫外線消毒

紫外線消毒

85μw/c平方メートル以上の紫外線を連続して、20分間以上照射する。

紫外線が当たらないところには効果がない。

蒸気消毒

蒸気消毒

80℃をこえる蒸気に10分間以上触れさせる。

熱に弱い器具には適さない。

エタノール消毒

エタノール消毒

76.9%~81.4%エタノール液(消毒用エタノール)を含ませた綿もしくはガーゼで器具表面をふく。

7日以内に取り替える。

次亜塩素酸ナトリウム消毒

次亜塩素酸ナトリウム消毒

0.01%~0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間以上浸す。

毎日取り替える。金属を錆びさせる。

逆性石けん液消毒

逆性石けん液消毒

0.1%~0.2%逆性石けん液中に10分間以上浸す。。

毎日取り替える。石けん、洗剤を十分水洗いしてから消毒する。

グルコン酸クロルヘキシジン消毒

グルコン酸クロルヘキシジン消毒

0.05%グルコン酸クロルヘキシジン液中に10分間以上浸します。

毎日取り替える。

両性界面活性剤消毒

両性界面活性剤消毒

0.1%~0.2%両面活性剤液(塩酸アルキルポリアミノエチルヅリシンまたは塩酸アルキルジアミノエチルグリシン)中に10分間以上浸します。

毎日取り替える。

問1 希釈した消毒液は、どのくらいもちますか。

消毒液

(回答) 消毒用エタノールは希釈しないので、蒸発、汚れの度合いにもよりますが、7日以内に取り替えます。その他の希釈した消毒液は、毎日取り替えます。 また次亜塩素酸ナトリウム液の製品は、保管中に塩素濃度が薄くなることがあるので、有効塩素濃度を試験紙を用いて確認するようにします。

問2 消毒薬の希釈の方法はどうしたらいいですか。

消毒液

(回答) 消毒薬は1種類の濃度の製剤ではなく、数種類の濃度が市販されています。元の濃度が何%であるか確認しておく必要があります。《例》 10%塩化ベンザルコニウム液より、0.2%2リットルを作るとき、使用する原液の必要量(10)は、   (10/100)×10/2000×100=0.2                 10=0.2×2000÷10=40 したがって、10%塩化ベンザルコニウム液40mlに水1960mlを加えて作ります。

問3 替刃式カミソリは、刃のみ交換すればいいですか。

(回答) 替え刃式でも、刃をはさむホルダー部分が汚れ、一客ごとに刃を交換するだけでは衛生上不適切です。よって、一客ごとにホルダーの消毒をする必要があります。 消毒する前に十分洗浄して汚れを除去し、適切な方法で消毒しましょう。 (洗浄とは、水洗い、紙や皮でのふき取り等により汚れを除去することです。)

カミソリ