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山火事防止に努めましょう

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年2月9日更新

~ 忘れない 山の恵みと 火の始末 ~

山火事防止強化月間  春季:2月10日~5月30日  秋季:10月20日~12月20日

○山火事が多発する季節
 空気が乾燥して、山火事の起きやすい季節になりました。
 例年、冬から春にかけてのこの時期は、山火事の発生が多くなります。これは「燃えやすいもの」が林内や林縁部に蓄積されていることと、農作業が始まり屋外で火を使い機会が多くなることが要因と考えられます。
 特にこの時期は、出火すると短時間に燃え広がりやすいことから、初期の対応が遅れると貴重な森林資源を大量に焼失するばかりでなく、家屋等に被害が及ぶことや市町村境、都道府県境を越えて拡大する恐れがあります。
 昨年、令和5年3月8日に、郡山市中田町と白河市小田川で大規模な山火事が発生しました。地上からの消火活動に加え、ヘリコプターによる空からの消火も行われましたが、鎮火するまでに数日かかったことは記憶に新しいところです。

○山火事の発生原因
 全国で令和4年に発生した山火事(林野火災)は1,239件であり、その原因で最も多いのは「たき火」452件、次に「火入れ」241件、「放火の疑い」75件などとなっております。※1
 県内では、令和4年に26件の山火事が発生し、そのうちの20件が1月から5月の期間に発生しており、そのほとんどがたき火などからの飛び火が原因となっています。※2
 山火事の発生原因の多くは人為的要因によるものが圧倒的に多く、また、林野火災の消火には多くの困難を伴うことから、一人ひとりが出火防止の一層の徹底を図ることが重要です。

○山火事を発見したら
 山火事の消火活動は、市街地の火災に比べ、道路、水利、地形などの条件から非常に困難であり、自力での消火は大変危険です。令和4年の全国の林野火災による死傷者は104人となっています。※1
山火事が発生したとき、山火事を見つけた場合は、直ちに消防署へ通報するようお願いします。

〇山火事を発生させないために
 山火事を発生させないためにも、私たち一人ひとりが次のことに注意をして、山火事予防に取り組みましょう。
 1) 燃えやすいものがある場所では、火気の使用を控えること。
 2) 強風及び乾燥時には、たき火、火入れをしないこと。
 3) やむを得ず火を使用する場合は、火気のそばを離れず、使用後は完全に消火すること。
 4) 火入れを行う際は、市町村長の許可を必ず受けるとともに、十分な実施体制をとること。
 5) たばこは指定された場所で喫煙し、吸い殻は必ず消すとともに投げ捨てないこと。
 6) 火遊びはしない、させないこと。

〇おわりに
 森林は、私たちの暮らしに欠かせない水源かん養や県土の保全など、大切な役割を担っています。小さな火でもひとたび燃え広がれば、たくさんの森林を失ってしまうことになり、もとの姿に回復するまでには、何十年もの月日と多大な費用を要します。
 ふくしまの豊かな森林から山火事を起こさず、次の世代へ着実に引き継ぐため、県民の皆さん一人ひとりの御協力をお願いします。
※1 総務省消防庁公表資料(令和5年11月29日付け)より
※2 農林水産部 森林保全課集計
山火事予防ポスター

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