令和元年度東日本台風(台風第19号)災害の復旧
681haへ農業用水を供給する揚水機場の災害復旧(本宮市白沢地域)
令和元年10月の令和元年東日本台風(台風19号)による阿武隈川の増水により、ポンプ設備(電動機含む)が浸水被害を受け、機能を停止していた白沢揚水機場(本宮市)の仮復旧が終了し、農業用水の供給が始まりました。
白沢揚水機場は、阿武隈川よりポンプで水をくみ上げ、本宮市白沢地区及び二本松市の一部地域の681ヘクタールの水田にパイプラインで農業用水を供給する農業用施設です。白沢地域では、県営かんがい事業により、昭和49年から平成13年にかけて揚水機場やパイプラインを整備し、平成25年からは県営ストックマネジメント事業により、老朽化した揚水機設備の更新を実施しました。
台風19号の被害は甚大であり、11月には、内堀知事が被害の視察に訪れました。
迅速な復旧対応の後、3基ある揚水ポンプ(口径350mm)のうち1基を仮復旧することで、この春からの作付けに間に合わせることができました。
地域の農家の皆さんが安心して農業用水を使えるよう、令和2年度中に3基すべての復旧を進めているところです。
・ 事 業 名 : 施設災害復旧(元年災)
・ 地 区 名 : 白沢地区
・ 事業内容 : 揚水機復旧工 N=3基
・ 事 業 費 : 0101工事 178,200千円
0201工事 500,000千円(概算)
阿武隈川の増水により水没した揚水機場 知事の被害状況視察(令和元年11月)
被害直後の揚水機場内の様子 復旧完了(一番手前のポンプ)