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水田メガファーム実証ほ現地検討会を開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年10月19日更新

 当普及所では、水稲の大規模経営体(水田メガファーム)の育成に向けて、「高密度播種育苗移植栽培(密播)」導入による播種・育苗管理の省力・低コスト化や水田センサーを活用した水管理の省力化、ICTにより農業機械を連携し、収穫・乾燥作業の進捗の見える化及び効率化について現地実証を行っています。
 10月9日、喜多方市塩川町の「密播」実証ほおよび乾燥調製施設において現地検討会を開催しました。
 検討会では、現地実証を行っている水田において、当普及所の担当者より今年度の「密播」実証経過や水田センサーを活用した省力化等について説明を行いました。
 その後、グレンタンク内のセンサーにより収量や水分、タンパク含有率が測定できるKSAS対応コンバインの刈取実演やこれらの情報と連携し効率的な乾燥が可能なKSAS対応乾燥機の活用状況等について説明を行いました。

 これまでの実証をとおして、「密播」については、(1)慣行区と比較し、生育差は見られず、慣行区と同等の収量が期待されること、(2)面積当たりの苗箱数を減らすことができ、播種作業の省力化や育苗スペース・ハウスの節約、苗継回数の削減による労力負担の軽減が可能であることなどから、水稲栽培の面積拡大に有効であることが示唆されました。実証ほを担当した農業法人の代表者は、「慣行苗に比較して老化が早いため、播種作業から移植作業まで計画的に行うことが必要である。」といった報告がなされました。
 また、水田センサーについては、喜多方市内の5地区に設置した結果から、当該水田の水位や水温、気温等を遠隔で把握でき、遠隔地でも生育ステージに応じた水管理が可能あったことから、遠隔地や新しい地区で作付けする場合に、効率的な水管理をするのに有効であることが示唆されました。さらに、KSASシステムの導入は、KSAS対応のコンバイン、乾燥機の連携により作業の効率化が期待され、コンバインが取得したデータを解析し、次年度の肥培管理への活用が期待されることなどの説明がなされました。
 なお、本実証結果については、今後、調査データの解析を行うとともに、昨年度の調査結果と合わせて総合的な分析を行い、来年2月に実績検討会を開催し関係機関、団体等から意見をいただき、最終的な取りまとめを行うこととしておりますので、まとまり次第ホームページ等を通じてお知らせします。

実証経過についての説明コンバインによる刈取の実演乾燥機の活用状況についての説明法人代表者からの説明

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