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「水の郷学習会in中朝日」を開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月18日更新

「水の郷学習会in中朝日」を開催しました!

 10月11日、12日に只見町中朝日地区において、只見町土地改良区主催のイベント「水の郷学習会in中朝日」を開催しました。このイベントは、ほ場整備事業で環境に配慮して整備されたビオトープ(※1)において生きもの調査を実施し、身近な環境に生息する生きものについて学習し、農業農村の持つ多面的機能ついて理解を深めることを目的としています。

※1 ビオトープとは、生命:バイオ(bio)と場所(topos)の合成語で、その地域に住む様々な生きものが地域固有の自然生態系を構築している空間のこと。

ビオトープ
植物が生い茂ったビオトープ

 このイベントは只見町立朝日小学校を対象としており、このビオトープが持つ環境保全的役割と農業的役割について説明後、アクアマリンふくしま講師による指導の下、生きもの調査を行いました。

このビオトープは単に生きものが住みやすい場所ではありません。近隣の農業用水は沢水に頼っており、渇水の時には水不足に陥ります。このビオトープはため池の機能をもっており、いざという時は周辺の田んぼに水を供給します。

生きもの採取アクアマリン講師による説明採取した生きもの
生きもの採取アクアマリンふくしまの講師による説明採取した生きものの一部

1日目は、1~4年生が網を手にビオトープへ入っていきました。寒い時期になってきたにもかかわらず、沢山の生きもの(※2)が採取できました。見て、触れて、聞いて、生きものとその環境に関して理解が深まりました。

※2 カエル(トノサマ、タゴ、ツチ)、オタマジャクシ(ツチ)、ドジョウ、マルタニシ、ヌカエビ、ゲンゴロウ(ヒメ、クロ、ハイイロ、コシマ)、ガムシ(コ、ヒメ)、マツモムシ、ヤゴ(ギンヤンマ、アカトンボ)、ミズカマキリなど

ビオトープの説明興味津々な児童大きさを測る児童
土地改良区によるビオトープの説明興味深く観察する様子生きものの大きさを測る児童

 2日目は5~6年生がビオトープに入り、生きもの調査をする予定でしたが、あいにくの雨となり、屋内でのイベントとなりました。自分たちで生きものを採取することは叶いませんでしたが、1日目に採取した生きものをじっくり観察する時間がたっぷりとれました。様々な生きものに児童は興味津々です。匂いを嗅いだり、直に触れたり、大きさを測ったり、アクアマリンふくしまの講師に積極的に質問したりと意欲的にイベントに参加していました。

 今回の生きもの調査では、国外由来の外来生物(ブラックバス、アメリカザリガニなど)が見受けられませんでした。このビオトープは外来生物からの影響が比較的少ない空間でした。

集合写真

集合写真

全校生54名が参加したこのイベントは、只見町をより深く知るで良い機会になりました。

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