平成22年度活動(第5回~第8回)
平成22年度田んぼの学校(第5回~第8回)
第5回 草取り(平成22年6月22日)
第6回 生きもの調査(平成22年7月1日)
第7回 分けつ調査、追肥、草取り、かかし立て(平成22年7月8日)
第8回 稲刈り、かかし解体(平成22年9月21日)
草取り
田んぼの学校の学習田は完全無農薬で稲を育てているので、雑草は手で取り除かなければなりません。また、昔使われていた「田車(たぐるま)」(先端に取り付けられた鋤(すき)状の歯を転がすことによって、雑草を土の中に押し込むとともに、土の中に酸素を送り込み、稲の発根を促すことのできる農具)による除草も体験しました。雑草が大きく生長してしまい、稲との区別が難しくなっていたため、選別には苦労しましたが、取り除くことができました。
生きもの調査
田んぼの表層にあり、「トロトロ層」と呼ばれる土の中にいるイトミミズの数を調べる「田んぼのトロトロ層調査」を行いました。取ってきたトロトロ層の大部分を、洗濯ネットを使って水でこし出し、ネットの中に残ったイトミミズをトレーにあけてその数を調べます。調査後は、顕微鏡を使ってイトミミズの観察をしました。児童らは、田んぼを外から見ているだけでは分からなかった、イトミミズやそのほかの小さな生きものの存在に興味を示し、田んぼには、目には見えなくとも多くの生きものが棲んでいるということを学んだようです。
分けつ調査、追肥、草取り、かかし立て
稲の生長具合から、収穫したときにどれだけの米がとれるのかを調べる「稲の分けつ調査」を行いました。より正確な調査結果を得るためということで、あぜ際ではなく、少し中に入ったところの稲株の分けつ数を調査しました。
6月22日に作り、約2週間寝かせて発酵させた「ぼかし肥」を追肥した後、草取りをしました。前回の草取りが不十分だったのか、雑草はかなりの量が生えていました。
稲刈り、かかし解体
稲刈りは田植えと同じく、夏井小学校の学校行事として、全校児童で行われます。例年に比べ、特に中心部に稗が多いことから、児童らは一列になってではなく、田の外側から中心に向かって変則的に刈っていきました。前日の雨の影響もあって、泥で足を取られやすく、思ったよりも時間がかかりました。