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(令和元年度)フェロモントラップデータ

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月8日更新

フェロモントラップとは?

  • 多くの昆虫は「フェロモン」と呼ばれる化学物質を使って仲間(同種)とのコミュニケーションを行っています。
  • 使用しているフェロモンは、主に性誘引フェロモンと呼ばれるもので、雌が遠距離から雄を呼び集めるために放出する匂い物質を、化学的に合成したものです。
  • フェロモンに誘引された害虫の雄を粘着板で捕らえ、その数を一定期間ごとに計数すると、発生の時期を知ることができ、防除適期を判断する目安にすることができます。
  • 当所では数種の害虫のフェロモントラップを設置して、発生予察(現在の発生状況を把握して、今後の発生を予測する)に利用しています。

データの利用方法に関する注意

  • フェロモントラップによる捕獲数は気象条件の影響を強く受けます。移動力の弱い昆虫ではほ場間差が大きくなりますので、大まかな目安と考えて利用して下さい。
  • また、何事によらず敵を知ることは重要ですので、対象害虫の発生時期や回数、越冬場所や越冬形態、移動性、主な天敵などの生態的な情報を把握するようにして下さい。

今年度のデータ

果樹のチョウ目(シンクイムシ類、ハマキムシ類、キンモンホソガ、コスカシバ)

果樹のカメムシ類   

水稲(カメムシ類、ニカメイガ、イチモンジセセリ)

大豆(ホソヘリカメムシ)

  • 発表されていません

 対象害虫の生態的特徴

ハスモンヨトウ

  • 1960年代以降施設栽培の普及とともに発生が多くなっている害虫です。
  • 南方系の害虫で、休眠しないので、露地では越冬できません。本県ではイチゴ施設で越冬していることが確認されていますが、多くは毎年南方から飛来してきていると思われます。
  • 卵塊で産卵、若齢幼虫は集団で葉裏から表皮を残すように食害します。加害する植物種は広範で多くの野菜・花き類で発生しますが、本県の場合8月下旬以降に加害が多くなるので、イチゴやトルコギキョウなどの施設で問題となっています。
  • 休眠しないので、加温施設では冬期間も発生が見られます。
  • 誘殺数が西日本よりだいぶ少ないので、他県の要防除水準は使用できません。概ね誘殺数が100頭/5日間を超えて急増しているときに情報を提供しています。
    ハスモンヨトウの幼虫 [画像ファイル/121KB] 

オオタバコガ

  • 南北(なんぼく)アメリカを除いた世界中に広く分布しています。94年、95年に西日本で大発生し、それ以降、トマト、キクなどで全国的に問題となっている害虫です。
  • 蛹で越冬し、5月下旬頃から第1回成虫が発生します。本県では年3~4回発生すると思われます。雌成虫は一カ所にまとめて産卵せず、作物の頂芽(ちょうが)付近に1卵(らん)ずつ産卵するので、成虫の密度が低くても被害が大きくなる傾向があります。
  • また、各種薬剤に抵抗性が発達していることに加え、果実や花蕾(からい)などに食入(しょくにゅう)するため、防除が難しい害虫です。
  • 本県でのフェロモントラップへの誘殺数は西日本と比べかなり少ないため、誘殺ピークを把握することが困難で防除適期の判断に使うには難があります。
  • トマト、キクなどで発生状況(幼虫の寄生状況)を調査していますので、防除の際はそちらを参考にして下さい
    オオタバコガの成虫 [画像ファイル/99KB] オオタバコガの幼虫 [画像ファイル/91KB]

アメリカシロヒトリ

  • 北アメリカ原産で、サクラやプラタナスをはじめ、多くの広葉樹を食害します。
  • 樹皮の間などで蛹越冬し、5月頃に羽化(第1回成虫)し、交尾した後、卵塊(らんかい)(300~800個)で産卵します。ふ化した幼虫は若齢の内は集団で巣網を作って生活しますが、齢が進むと分散して葉を暴食します。
  • 成虫は年(ねん)2回、5月下旬~6月上旬頃と7月下旬~8月上旬頃(年によっては3回)発生します。
  • 有機リン系剤(スミチオンなど)による防除効果の低下事例が報告されており、特に老齢幼虫に対しては効果が低い場合がありますので、薬剤選択には注意して下さい。
  • アメリカシロヒトリの卵(らん)期間は10日程度(気温に依存する)なので、一般的に誘殺数のピークから温度が高い時期で2週間、低い時期で3週間後が防除適期となります。
    アメリカシロヒトリの成虫 [画像ファイル/140KB] アメリカシロヒトリの食害 [画像ファイル/146KB] 

果樹の害虫(チョウ目及びカメムシ類)について

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