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洪水調節について

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月27日更新

ダムの効果

洪水調節とは

高柴ダム・四時ダムでは、70年に1度程度の出水になると、放流量を流入量より少なくしてダムに水をため込みます。これを「洪水調節」といいます。
ダムには、洪水調節容量として、高柴ダム5,400,000m3、四時ダム6,400,000m3の空き容量を確保しており、特定多目的ダム法に基づく操作規則に従って、高柴ダムでは、流入量が1,100m3/sを超えた時、また、四時ダムでは、流入量250m3/sを超えた時から洪水調節を開始します。

洪水調節の実績は令和元年2月現在で過去5回ありました。いずれも台風によるものであり、昭和61年8月の台風10号、平成元年8月の台風13号、平成2年11月の台風28号、平成24年6月の台風4号と令和元年10月の台風19号です。

なお、令和2年6月より、台風等により大雨が予想される場合、事前放流を実施してダムの貯水位を低下させ、洪水調節のための容量を増量し、下流河川の氾濫や浸水被害の軽減を図ります(事前放流について、詳しくはこちら)。

異常洪水時防災操作とは

洪水調節によって流水の一部を貯留し下流を洪水から守りますが、ダムの容量も有限ですので残念ながら「いつまででも洪水調節ができる」という訳ではありません。このため、ダムがいっぱいになると今度は、ダムが決壊し大災害を引き起こすような事態を防ぐため、ダムからの放流量を「流入量=放流量」に戻します。
この操作を異常洪水時防災操作と言い、高柴ダムでは貯水位が標高61.10メートルになり、さらにサーチャージ水位(標高63.00メートル)を超えることが予想されるときに、土木部長の承認を得て行われます。

四時ダムでは、貯水位が標高119.50メートルを超えると、主ゲート脇の自由越流堤から水が流れる構造になっており、これによってダムの決壊を防ぎます。

異常洪水時防災操作に移行(高柴)、もしくは自由越流堤からの越流(四時)になると下流には、ダムがなかった場合と同じだけ水が流れますので河川の水位が急激に上昇し、大変に危険です。
異常洪水時防災操作への移行(もしくは自由越流堤からの越流開始)が予想される場合には、サイレンや、関係機関を通じてお知らせしますので、避難をするなどの命を守る行動をとってください。

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