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【2012年5月23日(水曜日)】 Vol.96

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年3月26日更新

目次

  • 日々の思い
    県教育庁教育次長 久保田 範夫(くぼた のりお)
  • リレーエッセイ
    県教育委員会委員 小野 栄重(おの えいじゅう)
  • お薦めの一冊コーナー
  • 学校自慢コーナー
    • 南会津町立荒海小学校
    • 小野町立浮金中学校
    • 福島県立喜多方桐桜高等学校
    • 福島県立いわき養護学校
  • お知らせ
  • 編集後記

日々の思い

「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」

県教育庁教育次長 久保田 範夫(くぼた のりお)

 今回の文章は、年度が変わって1か月半が過ぎてやや時期遅れの感は否めないこと、 また、4月に県立学校の校長先生方に話した内容と重なることもあり、別の題材にとも 思ったのですが、私たちの今年度への思いを伝えたいと考え記したものです。
 本県は被災した他県と違って、原子力事故が未だ収束せず、臨時休業中の 小・中学校が12校、サテライト校での授業を継続している高校が8校、聾学校平分校 敷地内の仮設校舎で学ぶ富岡養護学校があるなど、基本的に緊急・非常時の状況が 続いていますが、多くの学校と県民は少しずつ平常時へ戻りつつある中、新年度に なった4月初旬、高浜虚子(たかはまきょし)(注)の「去年今年~」という句を私は 思い浮かべました。
 去年から今年にかけて、何か棒のようなものが一本貫いているという、実に簡潔かつ 映像を喚起する力を持つ句であり、元々「去年今年」は新年の季語で、新たな年を 迎える句です。この「棒」は「個人の生活信条や信念」或いは「一貫性のある時の 流れ」と解釈されており、「まっすぐで変わらない確固たるもの」という印象を与える 言葉です。
 毎年、大小様々な事件や出来事が起きても、平成23(2011)年以前であれば、 この「棒の如きもの」が大きく歪んだりすることは通常無かっただろうと考えられますが、 3月11日の大震災前後では、この棒の質そのものが変わってしまったとも言えるのでは ないでしょうか。
 私は、昨年10月末の県教委メールマガジンに次のような趣旨の文章を書きました。
 「『日本は、そして世界はこのままでよいのか、どう在るべきか』という非常に大きな 難問に立ち向かっていく出発地点に立った私たちは、この本質的な難問にこの先 ずっと、正面から向き合っていく必要があるのではないか。」
 大震災後の我が国では、国のエネルギー政策の見直しという大きな問題から、 私たちの防災・省エネ意識に基づく生活スタイルの変化等、大小様々な変化が 見られます。私たちの生活レベルの変化は、何年か経つと元に戻ってしまうかも 知れません。いや、事故から1年2か月の現時点においても、地域によっては、 事故など無かったかのような暮らしも垣間見えるのが現実です。
 教育に関してはどうでしょうか。確かに、防災・減災教育や放射線教育等、 変わらざるを得ない部分もあるでしょう。しかし、「福島県の子どもたちのために、 知・徳・体をバランスよく育む」という点は、震災前後に関係なく変わらないはずです。 私たちは、福島の未来を担う子どもたちのために教育環境を整えて、困難な状況に 立ち向かい、乗り越えていくために必要な「生き抜く力」を身に付けさせるに足る 充実した教育内容を用意しなければなりません。特に、「復興元年」と言われる 今年は、大震災後の混乱により学力や体力等の低下を懸念する声も多く聞かれる ことから、道徳教育の充実、体力の維持・向上はもとより、理数教育の充実を含め 確かな学力を育む取組を着実に進めていく必要があります。この「棒の如きもの」は、 さらに太くなることはあっても、決して曲げたり細くしたりしてはいけないし、より質の 高いものにしていく必要があると私は考えます。教育委員会と教育事務所、そして 学校、地域、家庭が力を合わせて取り組んでいきたいと考えますので、よろしく お願いいたします。
 ところで、歌人西行の詠んだ歌に次のようなものがあります。

○ よられつる野(の)も狭(せ)の草のかげろひて涼しく曇る夕立の空(新古今集所収)

 (照りつける強い日射しのために)よじれて(細くなって)いる野原一面の草が急に 陰って、涼しく曇り、夕立がやって来そうな空模様だ、という歌意ですが、夕立の来る 直前の涼しげな感じを生き生きと表現した「生動感溢れる叙景歌」(久保田淳氏)です。
 例年であれば、好ましい情景と受け止められるのでしょうが、今年5月6日、 関東地方を襲った巨大竜巻の映像を私たちは目にしています。巨大地震と大津波、 季節を選ばなくなった豪雨、そして巨大竜巻・・・・・自然のリズムが大きく崩れて いるのでは、と思わせる現象が続きますが、一方で今年は、自然の大スペクタクルを 楽しむこともできます。5月5日から6日にかけて、月が地球から最も遠い時より大きさが 14%、明るさは30%増すスーパームーン現象(因みに、昨年は震災直後の 3月20日)、5月21日の金環日食は、中通りでは残念ながら雲に覆われていましたが、 全国各地で観測されるのは平安時代(1080年)以来という、すばらしい天体ショーが 展開されましたし、6月6日には、金星が太陽面を通過する「日面通過」現象も観察 できそうです。神秘的な自然現象から力をもらいながら、一方で、厳しい自然と 故郷福島県を取り巻く厳しい環境に向き合っていかなければ、との思いを 強くしています。

(注) 高浜虚子(1874-1959)
 正岡子規に終生兄事した俳人・小説家。季題・定型の尊重と客観写生・視覚 描写を主張し、昭和初期の「花鳥諷詠論」により、ホトトギス派の伝統俳句を 支えました。
<教科書に採られている主な句を紹介します>
○ 白牡丹(はくぼたん)といふといへども紅(こう)ほのか
○ 流れ行く大根の葉の早さかな  ○ 遠山に日の当りたる枯野かな
○ 桐一葉日当りながら落ちにけり ○ 彼一語我一語秋深みかも

リレーエッセイ

「有事の際の教育理念とは」 

県教育委員会委員 小野 栄重(おの えいじゅう)

 ふくしまに生まれてよかった。ふくしまで頑張って勉強すれば必ず夢が叶う。 震災・原発事故に負けずにふるさとふくしまを復興させたい。そんな気持ちに 子どもたちを育てることが、ふくしまの教育従事者の教育理念であるべきと私は 強く信じます。
 大震災と原発事故という前代未聞の複合災害から早一年二ヶ月、ふくしま県民は 多くの命・財産そして信用までも失いました。しかし、ふるさとふくしまを元に 戻したいという気持ちまでは失いませんでした。この気持ちが続く限り、私は ふくしまの復興は必ず実現すると確信しております。
 その復興に向けて一番大切なことは、「ひとづくり」すなわち「教育」であります。 そしてその根本に流れる理念は、子どもたちに今のふくしまの状態をハンデとして 背負わせるのではなく、「この危機はふくしまだから必ず乗り越えられる」という プライドと自信を植えつけることにあると思います。教師が子どもたちと接するとき、 この理念があらゆる指導の上にあるべきであり、これこそが子どもたちが将来に 向かって夢と生きる力を育む原動力になると信じます。
 今、ふくしまはいかにこの難局を乗り切るのか世界から注目されており、また様々な 御支援もいただいておりますが、私の地元いわきでも、大変有難いことに、震災以降 平時では考えられない様な貴重な応援をたくさんいただいております。つい先日も、 将棋界の最高峰の戦いであります森内名人と羽生二冠の名人戦が地元のホテルで あり、特に将棋ファンの子どもたちは大喜びで観戦したり、お二人と写真撮影をしたりと、 大変有意義な交流をすることができました。そのときの子どもたちの目はきらきらと 輝き、ふくしまでこれからも頑張って夢を叶えるんだという姿勢がありありと読み取れ、 見ていた私たちも目頭が熱くなりました。
 第6次福島県総合教育計画の中の基本理念は「“ふくしまの和”で奏でる、こころ 豊かなたくましい人づくり」というものであります。私たち教育関係者はこれに基づき、 未来を担う子どもたちが将来への希望や生きる喜びを実感できるよう、ふくしまの 再生にむけたふくしまならではの教育を推進しなければなりません。それには、 有事の際の教育理念として冒頭に述べさせていただきましたハンデからプライドへ 変わる魂の教育が必要であり、学校・地域そして家庭がこの大きなコンセプトの 中で温かく子どもたちと接していくことがきわめて重要なことであります。今私たち 大人が命をかけて復興という夢に向かってたちあがらなければ一生後悔します。
 そして子どもたちに夢を託す前にまず私たち大人が夢を持たなければ――――。

お薦めの一冊コーナー

 このコーナーでは、福島県立図書館司書のお薦めの一冊を御紹介します。

おすすめの一冊 『ピエタ』 大島真寿美/著 出版社名 ポプラ社

 ヴェネツィアの作曲家・ヴィヴァルディを題材にとった小説です。
 ピエタ慈善院で働くエミーリアは、恩師・ヴィヴァルディの突然の訃報の後、 後援者からの依頼で消えた一つの楽譜を探すことになりますが、そのことにより 普段見えない町の裏側と恩師の秘密を知ることとなります。
2012年本屋大賞ノミネート作品です。(県立図書館司書 K.T)

県立図書館024-535-3218
http://www.library.fks.ed.jp/

学校自慢コーナー

 このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を 県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。   

『もっといい自分になろう~道徳教育を通して~』

南会津町立荒海小学校

 本校では、平成21年度より3年間、"もっといい自分になろう "を合い言葉に 道徳の時間を要として、学校教育全体と関連づけたり、地域・家庭と連携したり< して、道徳教育の充実に取り組んできました。

南会津町立荒海小学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
南会津町立荒海小学校のホームページへ

『みんなでつくる魅力あふれる学校』

小野町立浮金中学校

 本校は,高柴山,黒石山,日影山,一盃山の4つの山々に囲まれた, 自然豊かな地にあります。地域の方々の多くの協力を得ながら,21名の 生徒が伸び伸びと学習や諸活動に取り組んでいます。

小野町立浮金中学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
小野町立浮金中学校のホームページへ

『EUがあなたの学校にやってくる』

福島県立喜多方桐桜高等学校

 在日欧州連合(EU)加盟国大使館と駐日EU代表部は毎年5月に、大使や 外交官が日本全国の学校を訪問してEU および各出身国について説明する 「EUがあなたの学校にやってくる」という出張授業を行っています。その授業を 行う高校の一つに、全国の中から喜多方桐桜高等学校が選ばれました。

福島県立喜多方桐桜高等学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
福島県立喜多方桐桜高等学校のホームページへ

『世界中のみんなが笑顔になるために!』

福島県立いわき養護学校

 高等部のボランティア委員会では、「ふくしまエコキャップ運動」に参加し、 発展途上国の子どもたちに病気予防・治療のワクチンを届ける活動に 取り組んでいます。また、近隣の高等学校と協力して、貧困に苦しむ アフリカのマリ共和国へ収集した運動靴やジャージなどをきれいに洗浄して 送る活動にも取り組んでいます。

福島県立いわき養護学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
福島県立いわき養護学校のホームページへ

お知らせ

 緑がまぶしい季節、今年は2年ぶりに運動会が実施された学校も多かった ようです。元気に駆ける子どもの姿に見ている大人も元気づけられます。 
ここからは5月のお知らせコーナーです。 

理数教育充実事業を実施します

 福島県教育委員会では、今年度、知識基盤社会において重要な科学技術に 対する関心を高め、基礎的素養を身に付けるための土台となる理数教育を 充実させる事業を展開していますが、義務教育課では下記の4つの事業を 実施します。

  1. 小学生算数、理科講座事業
    (大学の先生や算数、理科専門の先生による授業)
  2. ふくしまの未来を拓く理科力アップ事業
    (福島県独自の理科指導プラン等の作成)
  3. 福島県算数・数学ジュニアオリンピック事業
    (浜通り、中通り、会津の3会場で開催)
  4. 算数・数学、理科パワーアップ事業
    (学習サポートティーチャーによる個に応じた指導)
 これらの事業等により、「ふくしまの未来を担う子どもたちが育つこと」を目指します。
 詳しくは、後日、義務教育課のホームページ等でお知らせします。

義務教育課 024-521-7776
http://www.gimu.fks.ed.jp/

企画展の観覧料が高校生以下無料になります(県立美術館からのお知らせ)

 まもなく開催の企画展「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト」展、及び 次回開催の「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」展の観覧料が 高校生以下無料となりました。この機会に、古今の世界の美術をお気軽に お楽しみ下さい。

企画展「ベン・シャーンクロスメディア・アーティスト」展

 ベン・シャーン(1898年から1969年)は、20世紀という激しく揺れ動いた 時代をアメリカという場所から見つめ続けた画家でした。本展は、日本で 約20年ぶりの回顧展となります。
シャーンが描き続けたのは、科学技術が躍進する一方で二つの大きな 世界大戦を経験し、人間の尊厳が危機に瀕した社会でした。しかしそれは 過ぎ去った過去ではありません。社会に翻弄されながらも尊厳を持って 生きる人々の姿は、今、日本にいる私たちの心にも静かに響く何かを< 秘めています。
 シャーンは絵画だけでなく、版画や写真、ポスターやイラストレーション、 書籍などさまざまなものを手掛けました。特に本展では、ハーバード大学 附属フォッグ美術館の御協力により約300点の写真画像を日本で初めて 御紹介します。
 それらの写真の中には、絵画のイメージ・ソースになり、やがて版画や ポスターなどのグラフィック・アートへと変容していくものがありました。 様々なメディアを縦横無尽に行き交いながら、イメージはどのように熟し、 深化していったのでしょうか。
 約480点の作品や資料から、創造の神秘、シャーンの芸術の豊かさを 御堪能下さい。

会期:2012年6月3日(日曜日)から7月16日(月曜日・祝日)まで

「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」展

 7月28日(土曜日)から9月17日(月曜日・祝日) 乞う御期待!

県立美術館 024-531-5511
http://www.art-museum.fks.ed.jp/

 

企画展「ベン・シャーンクロスメディア・アーティスト」展

 ベン・シャーン(1898年から1969年)は、20世紀という激しく揺れ動いた 時代をアメリカという場所から見つめ続けた画家でした。本展は、日本で 約20年ぶりの回顧展となります。
 シャーンが描き続けたのは、科学技術が躍進する一方で二つの大きな 世界大戦を経験し、人間の尊厳が危機に瀕した社会でした。しかしそれは 過ぎ去った過去ではありません。社会に翻弄されながらも尊厳を持って 生きる人々の姿は、今、日本にいる私たちの心にも静かに響く何かを 秘めています。
 シャーンは絵画だけでなく、版画や写真、ポスターやイラストレーション、 書籍などさまざまなものを手掛けました。特に本展では、ハーバード大学 附属フォッグ美術館の御協力により約300点の写真画像を日本で初めて 御紹介します。
 それらの写真の中には、絵画のイメージ・ソースになり、やがて版画や ポスターなどのグラフィック・アートへと変容していくものがありました。 様々なメディアを縦横無尽に行き交いながら、イメージはどのように熟し、 深化していったのでしょうか。
約480点の作品や資料から、創造の神秘、シャーンの芸術の豊かさを 御堪能下さい。

会期:2012年6月3日(日曜日)から7月16日(月曜日・祝日)まで

「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」展

 7月28日(土曜日)から9月17日(月曜日・祝日) 乞う御期待!

県立美術館 024-531-5511
http://www.art-museum.fks.ed.jp/

県立博物館からのお知らせ 

朝日稲荷神社の絵馬 ~救出された須賀川の文化財~

  昨年3月の東北地方太平洋沖地震では、多くの文化財が被害を受けました。 博物館・資料館をはじめ、寺社や各家に残された歴史的な資料が損壊・散逸 しています。その被害を最小限に食い止めて将来へ残していくために、 県立博物館では多方面の協力を得ながら文化財のレスキュー活動を 進めています。
 今回の展覧会ではそれらの資料のうち、須賀川市にある朝日稲荷神社の 奉納絵馬を御紹介します。倒壊寸前の社殿から救出された絵馬からは、 江戸時代から平成まで時代を越えて神社が信仰を集めてきた様子がうかがえ、 またそれらは地域の歴史や文化を物語る貴重な資料であることが分かって きました。地元ゆかりの絵師による作品や豊作祈願の絵馬のほか、類例の 少ない奉納農具、銘酒を生んだ蔵元による奉納額、あるいは村芝居公演記念の 絵馬など、絵馬から広がる地域の豊かな歴史を御覧ください。

期間 平成24年5月24日(木曜日)から6月17日(日曜日)
会場 福島県立博物館 収蔵資料展示室
観覧料 常設展料金で御覧になれます。

県立博物館 0242-28-6000
http://www.general-museum.fks.ed.jp/

福島県文化財センター白河館「まほろん」からのお知らせ

収蔵資料展「新編陸奥国風土記巻之十 標葉郡」

 まほろんに収蔵されている考古資料を地域ごとに紹介するシリーズの最終回。
 楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町を対象に、旧石器時代から江戸時代 まで各時代の代表的な遺跡の調査成果を紹介します。
 ぜひ、御観覧ください。
  会期:平成24年6月23日(土曜日)から8月26日(日曜日)
  会期中の休館日:6月25日(月曜日)、7月2日(月曜日)・9日(月曜日)・17日(火曜日)
  入館・観覧料:無料

まほろんビデオ上映会「被災地の民俗文化」

日時:5月26日(土曜日) 13時30分から15時30分
場所:福島県男女共生センター4F 第2研修室
(二本松市郭内1丁目196-1)
参加費:無料

文化財講演会「自然災害と縄文人」

日時:6月17日(日曜日) 13時30分から15時30分
場所:まほろん講堂
講師:安斉正人氏(東北芸術工科大学教授)
聴講料:無料

まほろん 0248-21-0700
http://www.mahoron.fks.ed.jp/

編集後記

 今号では、「お知らせ」のコーナーで、「理数教育の充実」について御紹介させて いただきました。
 昨年策定した福島県復興計画では、ふくしまならではの教育の推進により、 未来を担う子どもを育成していくことを復興に向けた柱の一つとしていますが、 東日本大震災を経験した本県においては、近い将来、再生可能エネルギー産業や 医療を担う人材が求められるはずです。それらのニーズに応える人材をはぐくむ 基礎として、理数教育の充実は特に重視すべきものと考えています。
 教育は百年の計ですから、すぐに効果が出るものではありません。十年先、 百年先の福島を担う子どもたちの育成を目指し、根気強く取り組んでいきたいと 思います。

教育総務課長 森下 平(もりした たいら)

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