新型コロナウイルス感染症について(Q&A)
新型コロナウイルス感染症について(Q&A)
令和4年5月19日現在の内容です。
1 新型コロナウイルスについて
- 1-1 新型コロナウイルスはどのように感染しますか。
- 1-2 近所で感染者が出たという噂を聞きました。自分も感染するのではないかと不安です。どうしたら良いですか。
- 1-3 新型コロナウイルス感染症の予防方法を教えてください。
- 1-4 換気はどのように行えばよいですか。
- 1-5 身の回りのものの消毒はどのように行えばいいですか。
- 1-6 どのような人が重症化しやすいのですか。
- 1-7 1月末に濃厚接触者などの取り扱いが変わったと聞きましたが、どんな内容ですか。
2 陽性者について
- 2-1 医療機関での検査の結果、陽性となりました。他人へ感染させたか不安です。どうすればよいですか。
- 2-2 コロナ陽性と診断されました。学校や職場への連絡は保健所で行ってくれますか。
- 2-3 発症日とはいつを指しますか。
- 2-4 入院するかどうかはどのように決まりますか。
- 2-5 療養先は自分で選択できますか。
- 2-6 入院したいのですが、どのようにしたらよいですか。
- 2-7 陽性が判明しても自宅で過ごしたいです。
- 2-8 陽性者となり療養中です。職場・学校等にはいつ復帰してよいですか。
3 自宅療養者について
- 3-1 自宅療養中は、どのような症状の変化に気を付ければよいですか。
- 3-2 自宅療養中に行う健康状態の確認は、どのように報告したらよいですか。
- 3-3 自宅療養の期間はいつからいつまでですか。
- 3-4 薬を処方してもらったり、病院を受診した場合、医療費はどうなりますか。
- 3-5 咳止めや解熱剤がなくなってしまいましたが、どうしたらよいですか。
- 3-6 新型コロナウイルス感染症の治療薬(抗ウイルス薬)を処方してもらえますか。
- 3-7 歯科の通院や医療機関の定期受診はできますか。
4 食事等支援について
5 療養終了について
- 5-1 療養終了後、いつから職場や学校に復帰できますか。
- 5-2 療養期間が終了するときに、再度検査をしてもらえますか。
- 5-3 療養終了後に再び症状が出た場合、どうしたらいいですか。
- 5-4 療養が解除になり、職場や学校、保険会社等に提出するための療養証明書を送ってもらえますか。
- 5-5 家族全員が陽性となり、自宅療養をしています。療養期間が人によって異なる場合、療養が終了した人から外出してもいいですか。
- 5-6 自分の療養期間は終了しましたが、同居家族は濃厚接触者で自宅待機が続いています。一緒に生活してもいいですか。
- 5-7 濃厚接触者になった同居家族も陽性になりました。先に陽性になった私の療養期間は変わりますか。
- 5-8 療養解除後に新型コロナワクチンの接種をしてもいいですか。
6 濃厚接触者について
- 6-1 濃厚接触者は感染者ですか。
- 6-2 どのような場合に濃厚接触者に該当しますか。
- 6-3 濃厚接触の条件を全て満たす場合に該当となるのですか。
- 6-4 正しいマスクの着用とはどのようなものですか。
- 6-5 濃厚接触者に該当すると連絡がきました。どうしたらいいですか。
- 6-6 濃厚接触者になったかもしれません。どうしたらいいですか 。
- 6-7 濃厚接触者は、いつまで自宅待機が必要ですか。
- 6-8 私の同居家族が濃厚接触者になりました。私はどういった対応をすればよいですか。
- 6-9 私の同居家族が新型コロナウイルス感染症の陽性者となりました。どのような対応をしたらよいですか。
- 6-10 自宅待機終了の際に、勤務再開のための検査証明(陰性証明)がほしいのですが、どうすればよいですか。
- 6-11 自宅待機中、具合が悪くなったら、どうすればよいですか。
- 6-12 濃厚接触者となった同居家族が、自宅待機期間中に持病の薬がなくなりそうな時は、どうすればいいですか。
- 6-13 濃厚接触者と同じ家にいても大丈夫ですか。
- 6-14 濃厚接触者の家族は仕事・学校に行ってもよいですか。
- 6-15 濃厚接触者と同居の高齢者や子どもがいて心配です。
- 6-16 濃厚接触者である私は、家族とご飯を一緒に食べても大丈夫ですか。
- 6-17 濃厚接触者である私の洗濯物と家族の洗濯物を一緒に洗濯してもよいですか。
- 6-18 濃厚接触者である私の家族もマスクが必要ですか。
- 6-19 (生活必需品の買い物のため)外出できますか。
7 事業所(職場・学校等)関連について
- 7-1 濃厚接触者の確認はどのように行えばよいですか。
- 7-2 職場・学校等の消毒をしたいのですがどのようにすればよいですか。
- 7-3 職場・学校等で濃厚接触者の判断をした場合、保健所に報告は必要ですか。
- 7-4 自宅待機期間短縮の要件・実施方法について教えてください。
- 7-5 自宅待機期間の短縮の対象となる事業はありますか?
- 7-6 待機期間を短縮するために使用する検査キットは、どのように入手しますか。
- 7-7 検査キットによる検査手順を教えてください。
- 7-8 PCR検査等もしくは抗原定量検査キットを用いた検査では、自宅待機期間短縮できませんか。
- 7-9 事業者が検査し、その結果陽性が確認された場合、どうしたらよいですか。
- 7-10 濃厚接触者となった従業員等が職場復帰する際に、検査証明(陰性証明)を提出させる必要はありますか。
- 7-11 医療施設の感染対策については、どこで情報を得られますか。
- 7-12 保育所等の対策については、どこで情報を得られますか。
- 7-13 社会福祉施設等の対策については、どこで情報を得られますか。
- 7-14 職場における感染対策について、ガイドラインはありますか。
8 その他
- 8-1 症状(発熱や咳)があり、コロナウイルスに感染していないか不安です。どうやって診断してもらえますか。
- 8-2 高齢で基礎疾患があり、熱もあるため検査をしてほしい。
- 8-3 かぜと診断されましたが心配です。どうしたらよいですか。
- 8-4 そのほかに、相談したい場合はどうしたらいいですか。
- 8-5 検査をせずに患者と診断されることがあると聞きました。どのような場合ですか。
1 新型コロナウイルスについて
1-1 新型コロナウイルスはどのように感染しますか。
現時点では、主に飛沫感染と接触感染であると考えられています。
飛沫感染とは、感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込むことで感染します。
換気の悪い環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染すると考えられています。
また、ウイルスを含む飛沫などによって汚染された環境表面からの接触感染もあると考えられています。ウイルスに汚染された物を触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
1-2 近所で感染者が出たという噂を聞きました。自分も感染するのではないかと不安です。どうしたら良いですか。
まずは、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
- 3つの密を徹底的に避けてください。
- 「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗いやアルコール消毒等による手指消毒」、「こまめな換気」などの基本的な感染対策を徹底をお願いします。
1-3 新型コロナウイルス感染症の予防方法を教えてください。
厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症対策について」中の「手洗い、咳エチケット、マスク」をご参照ください。
1-4 換気はどのように行えばよいですか。
厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症対策について」中の「3つの密を避けるための手引き」をご参照ください。
1-5 身の回りのものの消毒はどのように行えばいいですか。
食器・箸などは、80 ℃の熱水に10分間さらすと消毒ができます。火傷に注意をしてください。テーブルやドアノブなどは、市販の塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。0.05% になるように薄めて拭き、金属腐食性があるので、その後水拭きをします。そのほか、一部の界面活性剤(洗剤)、次亜塩素酸水、アルコール、亜塩素酸水なども有効です。
具体的な製品や濃度の薄め方などについては、厚生労働省等の特設ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」に記載がありますのでそちらをご覧ください。
1-6 どのような人が重症化しやすいのですか。
重症化のリスク因子として次のものがあげられています。
- 65歳以上の高齢者
- 悪性腫瘍
- 慢性閉塞性肺疾患 (COPD)
- 慢性腎臓病
- 2型糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
- 肥満 (BMI30以上 )
- 喫煙
- 固形臓器移植後の免疫不全
- 妊娠後期
詳しくは、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き」をご参照ください。
1-7 1月末に濃厚接触者などの取り扱いが変わったと聞きましたが、どんな内容ですか。
現在、感染スピードが非常に速いオミクロン株の感染が急増しております。
オミクロン株の特性(感染スピード、軽症者割合)を踏まえ、保健所では、症状の重い方や重症化リスクが高い方等に重点を置き、適切な医療に確実につなげる体制としますので、県民の皆様のご協力をお願いいたします。
濃厚接触者の対応(詳細は、以下のURLを参照ください。また、本Q&Aにも関連事項が掲載されておりますので、ご参照ください)
- (1) 濃厚接触者の重点化
→ 保健所は、感染している可能性が高い同居家族や、医療機関・高齢者施設等の重症化リスクのある集団に 重点的に対応いたします。 - (2) 上記(1)以外(知人、勤務先、学校など)
→ 陽性者からの連絡等を受けた個人や職場の管理者が、濃厚接触者に該当するかどうかを確認し、速やかな自宅待機(10日間)に移行をお願いします。 自宅待機期間中に症状が現れた場合は、速やかに医療機関の受診をお願いします。
※必ず受診の可否について電話で確認をしてから、医療機関を受診してください。
【期間】 令和4年1月28日(金)から当面の間
【地域】 県内全域
■ 福島県新型コロナウイルス感染症関連情報ポータルサイト
「新型コロナウイルスに感染した時の対応について(感染急増時)」
2 陽性者について
2-1 医療機関での検査の結果、陽性となりました。他人へ感染させたか不安です。どうすればよいですか。
ご自身の療養等については、医療機関や保健所の指示に従ってください。
他の方への感染の可能性については、感染の可能性がある期間(陽性者の症状が出始めた日、無症状の場合は検体を採取した日の2日前)において、同居したり、手が触れる距離(1メートル以内)で、マスクなしなど必要な感染予防なしで、計15分以上の接触(※)があった方は濃厚接触者となります。該当する方がいる場合は、その方へご連絡していただき、学校や職場など所属先へもご連絡していただくようお願いいたします。
※福島県ホームページ「陽性となられた方へ」参照
2-2 コロナ陽性と診断されました。学校や職場への連絡は保健所で行ってくれますか。
本人(もしくは家族)から学校や職場へご連絡お願いします。
2-3 発症日とはいつを指しますか。
発症日とは、一般的には、発熱、咳、咽頭痛、鼻水などの症状が出始めた日となります。
2-4 入院するかどうかはどのように決まりますか。
陽性者の年齢、症状、重症化リスク等に基づき、医療機関の医師や保健所が入院の可否を判断します。入院が決定した場合、本人宛に保健所から入院施設名、移動方法等の連絡を行います。
2-5 療養先は自分で選択できますか。
症状や持病、家庭の状況などを保健所が総合的に判断して療養先(病院、県で指定している宿泊療養施設、自宅)を決めることになります。
2-6 入院したいのですが、どのようにしたらよいですか。
症状や持病、家庭の状況などを保健所が総合的に判断して療養先(病院、県で指定している宿泊療養施設、自宅)を決めることになります。
2-7 陽性が判明しても自宅で過ごしたいです。
症状や持病、家庭の状況などを保健所が総合的に判断して療養先(病院、県で指定している宿泊療養施設、自宅)を決めることになります。
2-8 陽性者となり療養中です。職場・学校等にはいつ復帰してよいですか。
医療機関や保健所から退院基準(療養解除の基準)を満たしたと判断され、退院もしくは療養期間を終えられたのであれば、職場・学校等への復帰は可能です。
※退院基準については以下をご参照ください。
厚生労働省「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)令和3年2月25日」
3 自宅療養者について
3-1 自宅療養中は、どのような症状の変化に気を付ければよいですか。
自宅療養者には、毎日ご自身で健康状態の確認を行い、保健所に報告していただきます。
また、療養を開始する時に、ご自宅等にパルスオキシメーター及び自宅療養者向けのパンフレットを送付します。
※パルスオキシメーターは、脈拍と血液中に酸素がどれだけ含まれているかを意味する血中酸素飽和度(SpO2)を測定するものです。
療養期間中は、以下の点に注意してください。
- 体温の上昇
- 血中酸素飽和度(SpO2)が95%以下
- 顔色が明らかに悪い、唇が紫色
- 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)、急に息苦しくなった、胸の痛みがある、横になれない
- ぼんやりしている(反応が弱い)、脈のリズムが乱れる感じがする
- せきやたんが、ひどくなっている
- 起きているのがつらい
- 下痢が続いている(1日3回以上の下痢)
3-2 自宅療養中に行う健康状態の確認は、どのように報告したらよいですか。
ご自身の健康状態は、毎日、ご自身からの報告または保健所等による聞き取りで確認します。
<ご自身からの報告(2種類)>
- スマートフォンやパソコンを使い、アプリで報告する「My HER-SYS(マイ ハーシス)」
- 毎日決まった時間に携帯または固定電話にかかってくる電話(音声ガイダンス)に報告する「自動架電(じどうかでん)」
※詳しくは「健康状態の報告方法について」をご覧ください。
<保健所等による聞き取り>
保健所または保健所が委託した医療機関や訪問看護ステーションからの電話で聞き取りするもの。
3-3 自宅療養の期間はいつからいつまでですか。
1 新型コロナウイルス感染症と診断された場合の療養期間(保健所の指示に従ってください)
- 療養期間は、発症日(無症状の場合はPCR検査等の検体採取日)から10日間が経過し、かつ、症状軽快(解熱剤を使用せずに解熱し、呼吸器症状が改善傾向)後72時間経過した日まで。
- 症状とは、のどの痛み、頭痛、せき、鼻水、発熱など
- 発症日とは、体調に変化が出現した日(発熱の有無は問いません)
2 濃厚接触者になった場合
- 同居家族は、陽性者の発症日(無症状の場合はPCR検査等の検体採取日)以後に、家庭内で感染対策を始めた日から7日間。
感染対策とは、日常生活を送る上で可能な範囲でのマスク着用、手洗い、物資の共用を避ける、消毒等の実施。 - 同居家族の中で、別の家族が新たに陽性となった場合の待機期間は、その家族の発症日(無症状の場合はPCR検査等の検体採取日)を0日目として7日間。
- その他の方は、陽性者の発症日(無症状の場合はPCR検査等の検体採取日)の2日前までの間の陽性者との最終接触日から7日間。
- 10日間が経過するまでは、検温などご自身による健康状態の確認を行う。
- 発熱やのどの痛みなど症状が少しでも出た場合は、最寄りの保健所にご相談ください。
無症状であり、4日目及び5日目に薬事承認された抗原定性検査キットを用いた検査(自費検査)で陰性を確認した場合は、5日目に解除。7日間が経過するまでは、感染リスクが高い場所の利用を避け、検温などご自身による健康状態の確認を行う。詳しくは「濃厚接触者の自宅待機期間の短縮について」をご覧ください。
3-4 薬を処方してもらったり、病院を受診した場合、医療費はどうなりますか。
療養期間中における新型コロナウイルス感染症の治療に関する医療費の自己負担分については、公費が適用されますので自己負担はありません。
3-5 咳止めや解熱剤がなくなってしまいましたが、どうしたらよいですか。
健康観察を実施している保健所(または医療機関や訪問看護ステーション)にご相談ください。医療機関や薬局の休業日には対応できませんので、手持ちの薬が無くなってしまう前に、ご相談ください。
3-6 新型コロナウイルス感染症の治療薬(抗ウイルス薬)を処方してもらえますか。
抗ウイルス薬は、基礎疾患があるなど重症化リスクが高く、診療・検査医療機関等の医師が必要性を認めた場合に処方されます。
<重症化リスクが高いとされる方>
1 65歳以上の方
2 40歳以上65歳未満の方のうち、重症化リスクの因子を複数お持ちの方
- ワクチン未接種(ワクチン接種が1回のみの者も含む)
- 慢性閉塞性肺疾患
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 悪性腫瘍
- 肥満(BMI30以上)
- 喫煙
- 固形臓器移植後の免疫不全
3 妊娠している方
3-7 歯科の通院や医療機関の定期受診はできますか。
自宅療養中は他の人に感染させる可能性があるため、原則として療養解除後に受診をお願いします。
ただし、延期できない治療の予定がある場合や、定期内服薬が不足する等の場合は、かかりつけ医に電話で相談のうえ、主治医の指示に従ってください。
4 食事等支援について
4-1 自宅療養中の食料に不安があります。どうしたらよいですか。
自宅療養者のうち支援が必要な方には、県から食料品等をお送りしていますので、保健所にお問い合わせください。
4-2 食物アレルギーには対応していますか。
アレルギーをお持ちの方向けの特別な対応はしておりません。食品表示等をご確認の上、ご利用ください。
4-3 小児や乳幼児の食事には対応していますか。
お子様向けの特別な対応はしておりません。
お子様が利用される場合には、保護者の方のご判断のもと、調理を加えるなどの対応をお願いします。
5 療養終了について
5-1 療養終了後、いつから職場や学校に復帰できますか。
療養期間は、療養を開始する時に保健所からお知らせしております。保健所から、療養期間の延長の連絡がない場合は、療養終了の見込み日で終了となります。
療養期間の翌日以降、職場や学校に復帰して構いません。
一方、同居家族などの濃厚接触者が発症し、医師の判断により検査を実施せずに臨床症状のみで診断された方(疑似症患者の方)には就業制限はかかりませんが、自宅待機をお願いしています。
いずれの場合も、職場や学校への復帰の時期については、ご自身の体調に合わせて職場や学校とご相談のうえ、決定してください。
なお、勤務等を開始するに当たり、職場等に陰性証明を提出する必要はないと厚生労働省通知にも明示されているため、保健所では陰性証明の発行は行っておりません。
5-2 療養期間が終了するときに、再度検査をしてもらえますか。
療養の終了は、国が定めた基準を満たした場合に保健所が決定します。
定められた療養期間を終了した場合は、他者に感染させる心配はないため、療養の終了に当たり改めて検査をすることはありません。
検査をした場合、残存するウイルス遺伝子に反応して陽性となる場合があるため、検査をすることの意義は薄く、お勧めしません。
なお、勤務等を再開するに当たり、職場等に陰性証明を提出する必要はないと厚生労働省通知にも明示されているため、保健所では陰性証明の発行は行っておりません。
5-3 療養終了後に再び症状が出た場合、どうしたらいいですか。
せきや味覚・しゅう覚の異常や倦怠感(体のだるさや重さ)は、療養終了後もしばらく続く場合があります。
ただし、再び発熱した、せきが悪化して息苦しい等の症状がある場合は、かかりつけ医または前回陽性と診断された医療機関に相談のうえ、受診してください。
なお、療養期間終了後の医療機関の受診については、医療費の自己負担が発生します。
5-4 療養が解除になり、職場や学校、保険会社等に提出するための療養証明書を送ってもらえますか。
保健所では、宿泊療養や自宅療養終了後に「宿泊・自宅療養証明書」等の証明書類を、入院の方には入院勧告書等をお送りしています。
保険会社等に提出する療養期間を証明する書類としてもご利用いただけます。原則、1回、1通のみの送付になります。原本はご自身で大切に保管し、提出先が複数ある場合は、写しをご活用ください。
また、陽性者は、保健所による健康状態の確認を経て、入院・宿泊療養・自宅療養を終えます。療養終了後に勤務や登校を再開する時には、所属先に療養解除の証明書又は陰性証明書を提出する必要はありません。濃厚接触者も、職場等に証明書を提出する必要はありません。
PCR検査等を実施した医療機関等において、各種証明が発行されるかどうかは、医療機関等によって取扱いが異なりますが、国内での感染者数が多い中で、医療機関等への各種証明の請求についてはお控えいただくよう、お願いします。
5-5 家族全員が陽性となり、自宅療養をしています。療養期間が人によって異なる場合、療養が終了した人から外出してもいいですか。
新型コロナウイルスに感染した方が、一緒に自宅療養していた陽性の同居者から再感染する可能性は低いため、人によって発症日が異なる場合、療養期間が終了した人から外出して差し支えありません。
療養終了日が分からない場合は、保健所にお問合せください。
5-6 自分の療養期間は終了しましたが、同居家族は濃厚接触者で自宅待機が続いています。一緒に生活してもいいですか。
新型コロナウイルスに感染した方が、一緒に自宅療養していた陽性の同居者から再感染する可能性は低いため、一緒に生活しても構いません。
5-7 濃厚接触者になった同居家族も陽性になりました。先に陽性になった私の療養期間は変わりますか。
新型コロナウイルスに感染した方が、一緒に自宅療養していた陽性の同居者から再感染する可能性は低いため、同居者の感染が判明した場合でもご自身の療養期間に変更はありません。
療養終了日が分からない場合は、保健所にお問合せください。
5-8 療養解除後に新型コロナワクチンの接種をしてもいいですか。
既に新型コロナウイルスに感染した方でも、ワクチン接種及び追加接種対象者であれば接種することができます。
新型コロナウイルスに感染後、接種まで一定の期間をおく必要がある場合もあります。いつから接種できるかなど不明な場合は、かかりつけ医などの医療機関にご確認ください。
6 濃厚接触者について
6-1 濃厚接触者は感染者ですか。
濃厚接触者は、感染者ではありませんが、感染の疑いがある方となります。
6-2 どのような場合に濃厚接触者に該当しますか。
感染の可能性がある期間(陽性者の症状が出始めた日、無症状の場合は検体を採取した日の2日前)において、陽性者と同居したり、手が触れる距離(1メートル以内)で、マスクなしなど必要な感染予防なしで、患者と計15分以上の接触(※)があった方は濃厚接触者となります。
※接触の事例:会話、歯磨き時の会話、喫煙時の会話、カラオケ等(飛沫が飛散し、曝露していると考えられる場合)
接触に当たらない事例:徹底した黙食等(飛沫が飛散し、曝露しているとは考えられない場合)
なお、この条件に当てはまらない場合でも、感染しているリスクはゼロではないことから、引き続き基本的な感染対策の徹底をお願いします。
■福島県ホームページ「濃厚接触者の方へ」
6-3 濃厚接触の条件を全て満たす場合に該当となるのですか。
「1m以内」「マスクなし」「計15分以上」「接触」の条件に全て該当する場合、濃厚接触者となります。
なお、この条件に当てはまらない場合でも、感染のリスクはゼロではないことから、引き続き基本的な感染対策の徹底をお願いします。
6-4 正しいマスクの着用とはどのようなものですか。
不織布マスク(または同程度以上の効果があるもの)を正しく着用している場合を指します。鼻出しマスクや、顎マスクは不適切な状態となります。
6-5 濃厚接触者に該当すると連絡がきました。どうしたら いいですか。
自宅待機をお願いいたします。濃厚接触者は、感染者と最後に会った日の次の日を1日目とし、7日間は自宅待機となります。(症状がなければ、解除は8日目になります)
6-6 濃厚接触者になったかもしれません。どうしたらいいですか 。
感染の可能性がある期間(陽性者の症状が出始めた日、無症状の場合は検体を採取した日の2日前)に、陽性者と同居したり、手が触れる距離(1メートル以内)で、マスクなしなど必要な感染予防なしで、患者と計15分以上の接触があった方は濃厚接触者となります。
福島県ホームページ「濃厚接触者の方へ」をご参照ください。
6-7 濃厚接触者は、いつまで自宅待機が必要ですか。
症状がなければ、感染者と接触があった日の次の日を1日目とし、7日間は自宅待機をお願いします。解除は8日目になり、職場・学校等への復帰が可能となります。
6-8 私の同居家族が濃厚接触者になりました。私はどういった対応をすればよいですか。
自宅待機等の制限はありません。
ただし、濃厚接触者となった同居家族が発症する可能性がありますので、日常生活を送る上で可能な範囲での、マスク着用、手洗い・手指消毒の実施、物資等の共用を避ける、頻繁に触れるもの(ドアノブ、スイッチなど)の消毒等を行うようにしてください。
6-9 私の同居家族が新型コロナウイルス感染症の陽性者となりました。どのような対応をしたらよいですか。
陽性者の同居人家族は、原則、濃厚接触者にあたりますので、外出や人との接触を避け、保健所の指示に従ってください。
陽性者が自宅療養を継続する場合、待機期間については、陽性者の発症日又は住居内で感染症対策(※)を講じた日のいずれかの遅い日を0日目とし、7日間(8日目解除)とします。
同居家族の中で別の方が発症した場合、待機期間は、改めてその発症日(無症状の場合は検体採取日)を0日目とし、7日間(8日目解除)とします。
詳しくは、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の感染急拡大が確認された場合の対応について 令和4年2月2日一部改正」をご参照ください。
※感染症対策とは、日常生活を送る上で可能な範囲での、マスク着用、手洗い・手指消毒の実施、物資等の共用を避ける、消毒等の実施などの対策のことです。また、10日間が経過するまでは、検温などご自身で健康状態の確認やリスクの高い場所の利用、会食等を避けてください。
6-10 自宅待機終了の際に、勤務再開のための検査証明(陰性証明)がほしいのですが、どうすればよいですか。
感染している場合であれば、概ね発症する期間とされている7日間の自宅待機をしていただくものです。無症状のまま経過した場合は、感染リスクは低いと考えられますので、症状のある方等への検査機会を確保するためにも、勤務再開等のための陰性証明を目的とした検査を行うことはお控えくださるようお願いします(厚生労働省からも職場等への陰性証明の提出は不要との通知がなされています。
6-11 自宅待機中、具合が悪くなったら、どうすればよいですか。
発熱等の症状が認められた場合、かかりつけ医または診療検査医療機関を受診してください。
※必ず受診の可否について電話で確認をしてから、医療機関を受診してください。
かかりつけ医が無い場合や相談先が分からない場合は、受診・相談センター(0120-567-747)までご相談ください。
6-12 濃厚接触者となった同居家族が、自宅待機期間中に持病の薬がなくなりそうな時は、どうすればいいですか。
かかりつけ医に電話でご相談ください。
6-13 濃厚接触者と同じ家にいても大丈夫ですか。
同じ家で過ごしていても構いませんが、他の家族の皆さんは同じ部屋で過ごす時間をできる限り短くしてください。同じ部屋にいる場合には、できるだけ離れて過ごし、可能な限りマスクをするなど基本的な感染対策をお願いいたします。
6-14 濃厚接触者の家族は仕事・学校に行ってもよいですか。
ご家族や同居の方は、仕事や学校など、外出に特に制限はありませんが、外出時には必ずマスクの着用をお願いいたします。また、熱を測るなどの健康観察をしてください。
6-15 濃厚接触者と同居の高齢者や子どもがいて心配です。
高齢者や持病のある方、妊婦や子どもも、6-13と同じ感染対策をお願いします。
6-16 濃厚接触者である私は、家族とご飯を一緒に食べても大丈夫ですか。
家族と食事は一緒にせず、別室もしくは時間をずらして食べてください。大皿での食器の共用も避けましょう。
6-17 濃厚接触者である私の洗濯物と家族の洗濯物を一緒に洗濯してもよいですか。
洗濯物は家族分まとめて、洗濯用洗剤で洗って構いません。ただし、下痢や嘔吐の症状があり、衣類やシーツなどが汚染された場合には別に洗って完全に乾燥させてください。
6-18 濃厚接触者である私の家族もマスクが必要ですか。
マスクの着用は感染予防に有効であることから、ご家族や同居されている方も可能な限りマスクを着用してください。
6-19 (生活必需品の買い物のため)外出できますか。
濃厚接触者は、感染者と最後に会った次の日を1日目とし、7日間は不要不急の外出を避け、自宅待機をしてください。
食料品や日用品を買うための外出は不要不急には当たりませんが、外出の際は、マスク着用の上、人出の多い時間帯を避け、短時間で済ませるようにしてください。
7 事業所(職場・学校等)関連について
7-1 濃厚接触者の確認はどのように行えばよいですか。
社会経済活動の維持に配慮しつつ、職場内の感染拡大防止に向け、以下の対応をお願いいたします。
感染の可能性がある期間(陽性者の症状が出始めた日、無症状の場合は検体を採取した日の2日前)において、陽性者と同居したり、手が触れる距離(1メートル以内)で、マスクなしなど必要な感染予防なしで、患者と計15分以上の接触(※)があった方は濃厚接触者となります。
※接触の事例:会話、歯磨き時の会話、喫煙時の会話、カラオケ等(飛沫が飛散し、曝露していると考えられる場合)
接触に当たらない事例:徹底した黙食等(飛沫が飛散し、曝露しているとは考えられない場合)
なお、この条件に当てはまらない場合でも、感染しているリスクはゼロではないことから、引き続き基本的な感染対策の徹底をお願いします。
■福島県ホームページ「濃厚接触者の方へ」
7-2 職場・学校等の消毒をしたいのですがどのようにすればよいですか。
厚生労働省等の特設ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」に記載がありますのでそちらをご覧ください。
7-3 職場・学校等で濃厚接触者の判断をした場合、保健所に報告は必要ですか。
報告は不要です。
7-4 自宅待機期間短縮の要件・実施方法について教えてください。
以下に該当する必要があります。
1 濃厚接触者が無症状であり、検査により陰性が確認されていること。
2 検査は自費により、抗原定性検査キットを用いた検査を4日目と5日目に行うこと。
3 待機解除後、7日間が経過するまでは、以下に注意して過ごすこと
- 検温など自身による健康状態の確認
- 重症化リスクの高い方(高齢者や基礎疾患を有する者)との接触を避ける
- ハイリスク者が多く入所・入院する高齢者・障害児施設や医療機関への不要不急の訪問
- 感染リスクの高い場所の利用や会食等を避ける等感染対策の徹底
- マスク着用など基本的な感染対策徹底
詳しくは、福島県ホームページ「濃厚接触者の自宅待機期間の短縮について」をご覧ください。
7-5 自宅待機期間の短縮の対象となる事業はありますか?
従来は、社会機能を維持するために必要な事業をしているところに限定されてきましたが、R4.3.16国通知により事業を限定することはなくなりました。
7-6 待機期間を短縮するために使用する検査キットは、どのように入手しますか。
厚労省のホームページに掲載されている「医薬品卸売業者」で購入することができますので、事業者が電話等で確認してください。
詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。
■厚生労働省「一般事業者からの問合せに対応できる医薬品卸売業者等について」
7-7 検査キットによる検査手順を教えてください。
検査は「検査実施体制に関する確認書」に記載のある研修を受講し、適切な方法で行ってください。
検査手順については、下記の厚生労働省ホームページ(PDFファイルの16ページ以降)をご参照ください。
7-8 PCR検査等もしくは抗原定量検査キットを用いた検査では、自宅待機期間短縮できませんか。
外部の民間検査機関等に委託せず、事業所内で自前のPCR検査や抗原定量検査を実施している場合に限り、4、5日目の抗原キットを用いた検査に代えて、5日目にPCR検査または抗原定量検査を実施し、陰性を確認してもかまいません。
7-9 事業者が検査し、その結果陽性が確認された場合、どうしたらよいですか。
事業者において、陽性が確認された方に対して、医療機関を受診するように促してください。
※必ず受診の可否について電話で確認をしてから、医療機関を受診してください。
7-10 濃厚接触者となった従業員等が職場復帰する際に、検査証明(陰性証明)を提出させる必要はありますか。
症状のある方等への検査機会を確保するためにも、従業員等に対し、勤務再開等のための陰性証明を目的とした検査を行わせることはお控えくださるようお願いします(厚生労働省からも職場等への陰性証明の提出は不要との通知がなされています。なお、社会機能維持者が待機期間を短縮して勤務を継続する場合の検査を除きます。)
7-11 医療施設の感染対策については、どこで情報を得られますか。
- 国立感染症研究所 国立国際医療センター国際感染症センター「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」
- 厚生労働省「自治体・医療機関向けの情報一覧(新型コロナウイルス感染症)」
- 一般社団法人 日本環境感染学会
- 一般社団法人 日本感染症学会
7-12 保育所等の対策については、どこで情報を得られますか。
『保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)』
また、保育所等における新型コロナウイルス対応関連情報は以下のサイトで得られます。最新の情報については、こちらをご確認ください。
■厚生労働省「保育所等における新型コロナウイルス対応関連情報」
7-13 社会福祉施設等の対策については、どこで情報を得られますか。
- 厚生労働省「介護事業所等における新型コロナウイルス感染症への対応等について」
- 厚生労働省「介護現場における感染対策の手引き」
- 厚生労働省「障害福祉サービス施設・事業所職員のための感染対策マニュアルについて」
7-14 職場における感染対策について、ガイドラインはありますか。
職場における感染対策については、以下のホームページにガイドラインやリーフレットなどがまとまっています。また、業種ごとに特有の感染対策のポイントもありますので、業種別ガイドラインもご確認ください。
- 厚生労働省「職場における新型コロナウイルス感染症への感染予防及び健康管理に関する参考資料一覧」
- 内閣府「業種別ガイドライン一覧」
8 その他
8-1 症状(発熱や咳)があり、コロナウイルスに感染していないか不安です。どうやって診断してもらえますか。
発熱等の症状が認められた場合、かかりつけ医または診療検査医療機関を受診してください。
※必ず受診の可否について電話で確認をしてから、医療機関を受診してください。
かかりつけ医が無い場合や相談先が分からない場合は、受診・相談センター(0120-567-747)までご相談ください。
8-2 高齢で基礎疾患があり、熱もあるため検査をしてほしい。
発熱等の症状が認められた場合、かかりつけ医または診療検査医療機関を受診してください。
※必ず受診の可否について電話で確認をしてから、医療機関を受診してください。
かかりつけ医が無い場合や相談先が分からない場合は、受診・相談センター(0120-567-747)までご相談ください。
8-3 かぜと診断されましたが心配です。どうしたらよいですか。
かぜ症状がある場合は、仕事や学校を休んでいただき、外出やイベントへの参加は控えてください。休んでいただくことはご本人のためにもなりますし、感染拡大防止にもつながる大切な行動です。
症状が続く場合は、再度かかりつけ医等にご相談ください。
8-4 そのほかに、相談したい場合はどうしたらいいですか。
- 一般相談センター(0120-567-177)にご相談ください。
- 福島県 新型コロナウイルス感染症 関連情報ポータルサイト 相談窓口
8-5 検査をせずに患者と診断されることがあると聞きました。どのような場合ですか。
本県においては、保健所が把握している同居家族及び同居者の濃厚接触者に症状が出た場合には、年齢・症状や状況に応じて保健所の医師の判断により検査を行わなくとも、保健所の医師が症状で患者と診断する取扱としております。
この場合でも、重症化リスクのある方(入院の必要のある方、経口治療薬の必要がある方などを含む)は、検査による診断を実施します。
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