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01:ナタリー・ドノフュー さん(イギリス)

 私はJETメンバーの一員として、10月19日と20日に「JETスタディツアー」に参加し、会津若松市と喜多方市を訪れました。今回のツアーは県内有数の観光地を巡っていくと共に、福島県の県民が東日本大震災から立ち直った姿や行き先の復興ぶりを見学するが目的である。我々は会津地区の伝統工芸品「起き上がり小法師」の絵付けを体験したり、鶴ヶ城を実際に登って見学したり、蔵の町――喜多方市を散策したりするほか、現地の農家民宿で一晩泊まって、農作業の手伝いにもチャレンジしていた。さらに、我々は福島県農業総合センターと米の全量全袋放射線物質検査を行われるJAに見学し、県産農作物の安全への取り組みについて説明を受けた。

 私にとって、今回のスタディツアーで最も勉強になったのは、福島県農業総合センターへの訪問だった。当日、参加者全員が福島市や郡山市から合流して間もなく、農業総合センターに訪れた。ここでは、県内産の野菜や肉、乳製品などに対して放射線物質のモニタリング検査を行っている。我々は、会議室で放射能測定についての説明を聞いたあと、実際に操業の様子が伺える検査室をも見学することができた。さらに、我々は農業総合センターで野菜盛りだくさんの焼き肉弁当を頂いた。私は農業総合センターの見学に通じて、福島県の農作物はすべて出荷する前に厳密な検査を受け、消費者を放射線物質から守ってくれることがわかるようになった。従って、ここでの見学は今回のスタディツアーの中では一番有意義で印象に残っている。

 また、今回のスタディツアーでは初体験となる「農家民宿」もなかなか忘れられない思い出である。ツアー参加者全員はあらかじめ3~4つのグループに分け、各グループはそれぞれ滞在先となる民宿で一泊を体験することに。土曜日の夜は、我々は宿主のご夫婦と一緒に夕食を食べたり、翌日の朝は農作業を手伝った。あいにく大雨だったため、田んぼでの農作業体験は急遽室内に移り、綿の種取りに変わったが、それでもみんなが楽しんで作業を体験しながら、宿主ご夫婦とコミュニケーションを交わしていた。

 振り返ってみると、今回のスタディツアーは日数こそ短かったが、実に素晴らしい体験だった!東日本大震災を乗り越えた県民が復興への道のりを歩む姿を見て、私は彼らの「決して諦めない精神力と忍耐力に心を打たれずにはいられなかった。福島県はきっと強くなれる!私は自信をもってこのツアーを県内のJETメンバーにオススメします!11月のいわきスタディツアーを楽しみにしています!
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