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02:パベル・クラエフ さん(カナダ)

 10月19日と20日、私は福島県内のALTたち一緒に会津地方へのスタディツアーに参加しました。私はこのスタディツアーに申し込んだ理由は主に2つのポイントがありました:一つめは、我々は福島県内の農家民宿で一泊し、地元住民の日常生活を体験することができます。二つめは、我々が福島県内の関連施設を訪問し、県産食品の安全性についての取り組を身近に見学できることです。他にもいくつかの理由もあったが、この2つは主な要因でした。しかし、ツアー中体験したプログラムはどれも想像以上に魅力的でエクサイティングでした。おかげさまで、素晴らしい時間を過ごせていただきました。

 私は初日自転車に乗って福島駅に着くと、参加者メンバーはすでに続々と集まっていました。これまで他のイベントに通じて、ほとんどの参加者たちと面識があります。全員が集まると、我々はツアーバスに乗り込み、福島市を後にしました。定員50人の大型バスだったが、9人しかいないのもどこか不思議な光景でした。やがてバスは本宮IC経由で郡山市に入り、そこで他のALTをピックアップし、間もなく市内にある福島県農業総合センターに到着しました。

 福島県農業総合センターは、県内農産物の品質を向上させるために設けられ、東日本大震災以降は主に県産農作物に含まれる放射能物質のモニタリング検査を行われってきました。農業総合センターの建物は自然豊かなところに建てられ、環境に配慮した木造建築です。センターに入ってみると、やはり内部構造も優れており、大学のキャンパスを彷彿させてくれます。ここで、我々は県が食品安全を確保する取り組みについていろいろ説明を受け、いい勉強になりました。説明によると、被検体に含まれる放射線物質が基準値を上回った場合は、その区域産の農産物すべてが出荷禁止となるそうです。また、我々は実際にモニタリングが行われる検査室を見学しました。そこで最先端の検査機械がズラリと並べられ、私は科学研究室で過ごした大学時代の日々を思い出しました。

 農業総合センターで美味しい弁当を頂いたあと、我々は再びバスに乗り込み、会津に向かって出発しました。西へゆく途中、初冠雪を記録した飯豊山の山頂を一瞥することもできました。喜多方市に到着すると、我々はJA飯豊で見学することになりました。ここで、私は初めて福島県産の米は全量全袋放射線物質検査を受けることを知り、とても驚きました。実際に目の前で検査が行われ、我々も機械を使って米袋をベルトコンベアに持ち上げ、検査に手伝うことに挑戦した。なお、米が天井いっぱいの高さに積み上げる米の倉庫はとても印象的でした。

 午後、我々は蔵の町喜多方市の町中で散策しました。ここは古来、日本酒やみそなどの商品を貯蔵する「蔵」が集積する地です。英国建築を彷彿させてくれるレンガ造りの蔵も散在しており、とても印象に残っています。

 蔵見学のあと、我々は農家民宿で一泊することになりました。農家のご主人はとても優しい方で、我々はそこで素晴らしき時間を過ごしました。大所帯だったため、敷地内はご主人夫婦の部屋や我々が寝泊まるゲストルームが入っている一軒家の隣に、子供たちが住んでいます。ご主人夫婦は我々ために美味しい郷土料理を作って頂きました。私も、知っている限りの日本語を使ってコミュニケーションを取り合い、夜遅くまで続きました。また、ご主人にお孫さんを紹介してくれました。この夜、我々はふかふかの布団でぐっすり眠ることができました。

 翌日起きると雨が降り始めていたが、それでも我々はおいしい喜多方ラーメンを堪能し、鶴ヶ城や会津酒造歴史館など魅力溢れる観光スポットに見学することができました。今回の旅に通じて、私は福島県の独特な文化や前向きで元気いっぱい県民に触れることができて、本当によかったと思います。次回のスタディツアーまでもう待ち切れません!

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