ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

06:パベル・クラエフ さん(カナダ)

 2週間前に福島県のいわきJETスタディツアーに参加する機会がありました。海岸地域での地震や津波による被害を直に見る機会で、頑張って復興に向けて働き続けている日本人との交流ができ、とても有意義な経験でした。ツアーの最初の日に福島県農業総合センターで県の緊急時環境放射線モニタリング体制について徹底した説明を受けました。モニタリング検査に使われている分析室も見学する機会がありました。センターで美味しい弁当を食べた後、いわきにおける農業を見るべく、トマトランドいわきに向かいました。

 美味しいトマトを直接つるから摘み取り、その後バスの中で最高のおやつとなりました。トマト狩りの後は津波で大きな被害を受けた久之浜を訪れました。津波で流された住宅の基礎など、震災の被害の跡を見て、とても強烈な体験でした。しかし、久之浜の住民は諦めずに、もともとあった商店街の復興が完成するまでに、仮設の商店街を設置したことに感動しました。

 ここまで書いたのはツアーの1日目だけで、2日目には、かまぼこ工場、コットン畑、そして800年もの歴史を持つきれいなお寺などを訪れました。残念ながら、ここでツアーでの全体の経験を説明する余裕はないのですが、一番印象に残ったのは3月11日の震災により直接被害を受けた方のお話を聞き、自分の目で確かめることができました。ありがとうございました。
01
概要のページへ戻る