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04:ジリアン・オルサフスキー(アメリカ)

 秋のスタディツアーは、会津地方と2011年の災害が福島の観光と経済にどのような影響を与えたのか探究するものでした。スタディツアーで災害の影響と福島の人々がその回復力でどのように困難を乗り越えたのか知ることが出来ました。ツアーのおかげで、福島について前よりもよく知ることが出来、農家のお宅に泊まることもできました。

 ツアーは、猪苗代から始まり、そこで米の安全検査方法を見ました。日本の外にいる沢山の友人達や家族から、食品の安全について尋ねられることがありますが、ここでの経験から、福島が農産物の安全の確保に真摯に対応していると自信を持って言うことが出来ます。倉庫の米袋があまりにも多いので驚きましたが、システムの効率の良さが分かりました。それから、美味しい蕎麦の昼食をとりました。磐梯山を背景にしていました。午後には、地熱発電所に行き、円蔵寺に行きました。円蔵寺は、その日のツアーで気に入った場所でした。ちょうど、日没の時間に着きました。ガイドの方が、このお寺が空まで届くような幸せをもたらすと説明しました。但し、単に幸せを望むだけではなく、幸せになるために努力をしなければならないということです。
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 その後、農業体験をさせてくれる家族に会いました。その夜は、今まで、日本滞在の中で最も楽しいものでした。他の福島県のJETにも会うことが出来ましたし、ホストファミリーと夕食、お茶、会話を楽しむことが出来ました。翌朝、豆の皮をむいておにぎりの握り方を学びました。

 二日目は、会津木綿を生産している会社を訪れました。そこのビジネスベンチャーが気に入りました。会津木綿を使ってスカーフ、タオル、コースターを作っています。従業員は、災害のために避難をしている地域住民です。この仕事から新しい目的が見つかりました。以前、会津木綿について何も知りませんでしたが、品物を買ってアメリカに送ったことがあります。これが、福島県外そして日本中に広まれば良いと思います。福島の人々がどれだけ回復力があるのか困難を乗り越えるためにどれだけ協力しているのかを示す素晴らしい例だと思います。

 会津若松の鶴ヶ城は、最終地で、人気がある観光地に災害がどれだけ大きな影響を与えたのか知りました。会津へのスタディツアーから、福島と県民の方達が評判を回復する決意がどれだけ強いか知ることが出来ました。この情報をアメリカの友人だけではなく、日本で会った人たちにも必ず伝えようと思います。
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