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09:メラニー・スミス(アメリカ)

 ツアーで最初に向かったのは猪苗代にあるJA会津の米の全量全袋検査所でした。ここはツアーの訪問先の中で私が楽しみにしていた場所の一つでした。震災から3年がたっても来る前に福島に関するたくさんの怖い話や記事に遭遇しました。それで食べ物の安全の基準や検査の流れがとても気になっていました。実際に検査を見て、基準が分かってから私の不安は消えました。食べ物やお水における放射性物質にはもう心配しないで、この安心感をアメリカや日本にいる友達や家族に伝えます。

 お昼に美味しいそばを食べてから西山地熱発電所を訪れました。私は地熱発電はあまり分からなかったですが、その仕組みを知り、環境にほとんど影響がないことが分かってよかったです。

 次は圓蔵寺に行き、福島で有名なあかべこの由来について学びました。円蔵寺は七日堂裸まいりの舞台であることを知り驚きました。裸まいりは下帯一つの男たちが冬の寒さに耐えて走り回る(幸運と健康を願うために)祭りです。とても見てみたいものです。
Melanie Smith

 ツアーの一日目が終わり、3人か4人のグループに分かれ、地元の農家でホームステイをしました。山菜、馬刺し、汁物やご飯などとても美味しい夕食を満喫しました。農家の方と現在の日常生活について話すことができて嬉しかったです。
农家的晚餐

 朝起きたら、乾かした草木を棒で叩き、種を落とす農作業の手伝いをしました。一時間がんばって、とてもやり甲斐のある作業でした。種が乾いたら南相馬に送り、油の原料として使います。

 バスで移動し、被災した方が会津木綿で物作りができるようにしている会社IIEについて、スタッフの方による説明を受けました。作ったものはお店やインターネットで販売しています。作りの丁寧なストール、蝶ネクタイ、タオルなどが並べてあり、買うことができました。

  最後は鶴ヶ城を訪問し、お城の外と中を見学し、震災による観光客への影響についての説明を受けました。観光客の数が徐々に増えてきているのはいいことですが、それでも福島の場所や食べ物(会津地方のものでも)に関する風評が未だに残っているのはとても悲しいことだと思います。

 これから福島は安全で本当に素晴らしい場所であるということを発信していきたいです。 

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